※エイプリール投稿です。だけど・・・
フリーランスの働き方は、誰がサポートするのか?
会社の経営者や人事部は、社員の働き方を良くしていくために日々頭を使っている。
政府も”働き方改革”という名のもと、会社員の働き方を良くしていくための議論を重ねている。
では、個人の時代と言われて久しい今、フリーランスは、どこで自分に必要な情報を集め、どこで仲間を見つけ、どうやって働き方を改善していくのか……それとも、独立したら全て自己責任で一人でやれ、なのか。
そんな疑問から、個の働き方を良くしていくための情報を発信する目的で立ち上げたのが、このメディア「SoloPro」だ。
現在、運営開始から1年半ほどが経ち、記事制作に携わったフリーランスのライターは約20名ほど。
その過程で、ふと気づいたことがある……
まずは運営サイドのフリーライターの働き方を良くしていかないと、フリーランスの働き方改革は進まないのではないか、と。
灯台下暗しになる前に、このメディアを個人で働く人の実験の場として、4月1日より運営スタッフ及びフリーライター向けに新たな制度を3つ導入した。
Contents
1. AIライター
職業、ライター。
と、一言で言っても記事を書くだけが仕事ではない。
例えば、Webで1つ記事を制作するとして……
営業、企画、取材、撮影、文字起こし、ライティング、編集、CMS設定(Web管理画面にて記事を掲載)、SNSなどによる情報拡散など、多岐にわたる業務がある。
「SoloPro」では、この一連の流れを全部担えるライターさんを多く抱えているが、それでも得意分野や苦手分野があり、一気通貫で一人がやるよりチームで各業務フェーズを担った方が効率も品質も良い。
しかしその反面、メンバーが増えるほどコミュニケーションエラーや報酬の不平等など課題は出てくるのも事実。
そこでAIだ。
「人工知能に仕事が奪われる〜」と叫ばれている今、ライターという職種も他人事ではない。
しかし、AIを敵にするのではなく、人間がしなくてもいい業務は全て「AIライター」に任せれば、ライターは自分が一番価値を提供できるフェーズに注力できる。
「AIライター」の特徴は、依頼した作業を自動でミスなく高いクオリティで担ってくれることだ。
例えば……
- 数万を超える人気記事(バズった記事)を分析し、クライアントにあった当たる企画を瞬時に抽出
- 取材対象者の過去の記事やSNSを自動で読み込み最適な質問を作成し、音声読み上げで相手にヒアリング
- 定型から個性あるフォーマットまで、自動で文章構成を考え、テキストに反映
- 誤字脱字や誤植、虚偽表現などは一切ない文章を作成
- 愚痴をこぼさず24時間無報酬で対応
1つの記事にどれだけ熱量(書き手の想い)を注げるか課題は残るが、それを解決できるのも時間の問題だろう。
これにより少数精鋭チームができあがると同時に、各ライターはアウトプットの量は変わらず(むしろ増える)、自分らしい(人間だからできる)活動に当てる時間を増やすことが可能となる。
2. ブロックチェーンによる信用数値化システム
「AIライター」が稼働するとはいえ、全ての業務を担えるわけではない。
メディア運営は、ライターとの信用関係により成り立っていると言っても過言ではないのだ。
そこで、ライターの信用度を数値として確認できるシステムを開発。
締め切りを守らない、間違った情報を記事に載せるといった信用を下げる行為は減点。
記事がたくさん読まれる、エンゲージメント(記事を読んで応募や購入など)率が高かったなどの数値や、クライアントや読者からのプラスの評価は加点。
それが全部、信用数値化システムにより可視化できるようになり、プロジェクトのアサインや報酬金額なども、この数値をもとに自動で決めることが可能になった。
(もちろん運営サイドも無茶ぶりは減点、ライターもモチベーションをあげる取り組みは加点など評価されることになる)
また、この仕組みは一人の管理者が運営するような中央集権的な仕組みではなく、ブロックチェーンによって運用される。
評価基準をオープンにし、管理者一人の感情バイアスがかかった判断にならないよう透明性を保つ信用数値化システムを実現した。
3. 仮想通貨報酬制度
メディア運営は記事をWeb上にアップして終わりではない。
その後、ライターに報酬を支払うことまでが一連のサイクルである。
しかし、いまだにこのフェーズは旧態依然の習慣が残っている。
納品後、月末締め翌月末払いで請求書を送り、銀行振込をする工程や、経費の建て替えや確定申告など、報酬を産まないお金の管理が工数の多い作業(仕事)として何の疑いもなく行われ、フリーランスを苦しめているのだ。
そこで、ブロックチェーンによる信用数値化システムと連動し、納品後すぐに報酬が仮想通貨で送金されるシステムを構築。
今までは、そのフローは銀行などの中央機関に依存していたが、ブロックチェーンの技術を活用することで、低手数料で、時間や場所(国内はもちろん海外も)の制限もなく支払人と受取人をつなぎ、より便利な送金フローが可能になる。また、仮想通貨はビットコイン、イーサリアムなど、その種類は問わない。
もちろん、報酬の支払い漏れがあった場合は運営サイドの信用も落ちるため、支払いチェックも2重で行われる(基本は全自動支払い、その後人力チェック)。
そのため、ライターは報酬が支払われないリスクを回避すると同時に、お金の管理に工数を使うことなく、安心して自分の仕事やプライベートの取り組みに注力できる。
まとめ
今回の取り組みにより、紙や紙幣を使うことはなくなり、全ての業務がIT化される。
また、組織文化も、今話題のティールを採用。
社長や管理職からの指示命令系統はなく、組織の進化する目的を実現するために、メンバー全員が信頼に基づき、独自のルールや仕組みを工夫しながら、目的実現のために、組織運営を行うというスタイル
仕事をする場所や時間も問わないため、行動範囲も広がり、よりレベルの高いアウトプットも可能になる。
このようなメディア運営を行うことにより、SoloProに関わるフリーランスの働き方はアップデートされ、より自分らしい生き方を実現できるはず……だ。
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