The post 事業を創り継続していくのに必要なのは、想いと仕組みと仲間、そして”人間っぽさ”【オンライン×事業企画力:渡邉知さん】 #はたサバ first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
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記事のポイント 場に雑談や余白を生み出してくれるオンラインファシリテーターは、重宝される! ポートフォリオを構築しながら、次の世代にバトンをつなぐ使命を全うする 自分のビジョン・ミッション・バリューを考える働き方戦略を! |
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン上での仕事が増える中、自分のスキルとIT・テクノロジーを掛け合わせてどんなことができるのか ──。これからの働き方について想いを巡らす方もいるのではないでしょうか?
そこで働き方メディア「SoloPro」では、毎週月曜日21時〜「オンライン×働き方・スキル」をキーワードに、いろいろな業界の第一人者やチャレンジャーに、公開インタビューを実施。
「With/Afterコロナ時代の働き方サバイバル戦略」略して、#はたサバ
8月31日(月)のゲストは、ファイアープレイス 代表取締役社長、渡邉知(わたなべさとる)さんです。
電通グループ→リクルートを経て独立。良質の問いと言語化を通じて、まちとひととコミュニティに火を灯す人で在りたいという想いから、イグナイター(点火する人)という肩書きを掲げています。
今回は、働き方メディア「SoloPro」編集長の松田然と、普段は大手企業で人事をになっている小林千夏が公開インタビューを実施。オンライン×事業企画力をメインテーマに、With/Afterコロナ時代の働き方やキャリア、そして求められるスキルをインタビューします。
| 【ゲスト】 ■渡邉知(わたなべさとる) 株式会社ファイアープレイス代表取締役 ・経歴: 1999 年、電通グループのITコンサルティング会社(ISI-Dentsu)入社。人事部採用グループマネジャー、経営計画室勤務を経て、 2008 年より(株)リクルー トへ中途入社。大手企業の人材採用 ・育成支援部門で営業活動に従事した後、 2010 年、同社 TOPGUN AWARD 受賞(全社営業表彰)。 2011 年よりじゃらんリサーチセンターエリアプロデューサー/研究員。 主として都市圏から地域への交流人口増をテーマにした社会課題に関わる。 2014 年より ISID オープンイノベーション研究所。 ビジネスプロデューサーとして、主に ICT を活用した地域コミュニティーづくりに携わる。 2015 年、株式会社 ファイアープレイス設立。コミュニティ起点の 場づくり事業を通じて、まちづくりや不動産価値向上に挑戦中。 東京都観光まちづくりアドバイザー。静岡県地域づくりアドバイザー。 株式会社 さとゆめ社外アドバイザー。 |
| 【インタビュアー】 ■小林千夏(こばやし ちなつ) 大手通信企業 人事(採用・育成)/ 問話デザイン/ S1グランプリ イベントデザイナー/グローバル人事塾 企画責任者/SoloLabコミュニティマネージャー 2012年大手通信企業に入社。法人向けのコンサルティング営業にて新人賞、MVP賞などを取得した後、営業の育成を担い、人事へキャリアチェンジ。複業として、イベントの企画運営、プロファシリテーター、企業研修講師など、口コミのみで活動を広げ、パラレルワークを実践中。働き方、生き方を自分で自由に選べる力を身につけ、かかわる人にもそのキッカケとなる“場”を提供することをミッションとして活動している。 ■松田然(もゆる) 働くをトトノエル専門家。 2010年に独立・起業。2013年に2社目となる、聴く・書く・伝える「合同会社スゴモン」を立ち上げ代表を務める。ライターになってから現在に至るまで3700人以上を取材しているインタビュアー。特に「働く」に関わる企業ブランディング、採用支援、組織活性などを得意としている。 企業ブランディング構築・支援サービス「TotonouWork」運営代表。プロの働き方発信サイト「SoloPro」編集長なども務める。 趣味は自転車とサウナ。自転車旅しながらリモートワークで47都道府県全てを走ったり、週平均3.7回以上サウナに入っている(サウナ・スパプロフェッショナル)。 ミッションは、「日本の働くをトトノエル」 |

ファイアープレイス 代表取締役社長として「ビジョンを繋ぐ、場とコミュニティの創造」を通じ、社会をより良くする活動を行なっています。
事業は主に3つ。
つながりを育むための「場所」として川崎のロックヒルズガーデンと日本橋のCONNECT、2店舗を構えた『自社店舗運営事業』。商業施設、ビル、公園、遊休施設といった「不動産」を、つながりを育むコミュニティ起点で価値向上させていく『不動産価値向上事業』。まち、会社、組織、チーム、個人に伴走し、ビジョン策定やその言語化に伴走する『言語化支援事業』です。

まちとひととコミュニティに火を灯す人で在りたいという想いから、イグナイター(点火する人)という肩書きを掲げている渡邉さん。コロナ禍でもオンラインイベントの登壇やオンライン会議で人と繋がる機会も多かったのでしょうか?

そうですね。おかげでだいぶ慣れてきました(笑)オンラインイベントの登壇が多かったのですが、物理的にはお会いしたことない方ともつながれたのが印象的でしたね。Facebookの友達も300人くらい増えたかな。オンラインだと「1時間・30分話しましょう! 」と気軽に声をかけられるからコミュニケーションのハードルは下がったように感じます。

たしかに。オンラインであれば、時間・場所に拘束されない分、人とつながる機会を自ら生み出しやすい側面もありますよね!

ただオンラインだと雑談が生まれにくく、余白の時間をつくりにくいな、と。

具体的に、どのような場面でそう感じましたか?

やはり、アイデア出し・チームビルディング・心理的安全性の確保・メンバー同士の関係構築などは、対面でのコミュニケーションが適していますよね。相手の表情や反応を読み取ったり、ちょっとした雑談から相手のことを知れたり、そういう余白って大事だと思うんです。

たしかに。それでもオンラインでやらざるを得ない環境なのが難しいですね。

だからこそ、場に雑談や余白を生み出してくれるオンラインファシリテーターは、これからすごく重宝されるんじゃないかな。画面越しでも感情が伝わるリアクションをしたり、会話をいろんな人に振って場を回してくれたり。場の心理的安全性を確保し、和ませてくれる存在は有り難いですよ。

私もコロナ禍をきっかけに、オンラインファシリテーターを仕事としてお声がけいただく機会が多くなりました。

そうですよね。「会議・MTG・イベントで、ちょっと空気作ってくれない? 」というニーズは増えてくると思います。オンラインファシリテーションだけで仕事になる時代も、そう遠くはないかも。

小林さんも、この「はたサバ」ではオンラインファシリテーターのプロとして入ってもらっています。今回のテーマである事業企画の側面からも、オンラインファシリテーションが必要とされている、と感じる場面はありますか?

いろんな価値観を持った人の意見をすくい上げ、意見交換を活発化させる・新しいアイデアが生まれやすい場づくりをしてくれる存在として必要性を感じますね。

たしかに新しい事業の立ち上げ時などは特に感じますね。

同じ価値観を持った人が議論をしてもイノベーションは生まれない。やはりその業界・会社・職種ならではの考え方があるので、その中だけで話し合っていても、過去と似たような企画しか出てこないんです。新しいものを作るには、自分たちとは違う価値観を持った方と話をする必要がある。

0→1は多様な価値観の中で生まれやすい、ということですね。

おっしゃり通り。ただいきなり、価値観がバラバラな人たちが意見交換をしても、相手の言っていることが理解できない……。と、議論が良い方向に進まないことも。
そこで、大事なのは3点。
その役割を担ってくれるのが、オンラインファシリテーターだと思うんです。

なるほど。

「認識が揃わないまま議論を進めるところだったな」「おかげで、多様な意見が出やすくなった」そんな風に、議論が活性化し、新しいアイデアや創造が生まれやすい空気をつくる人がいてくれると、助かります。

オンラインの場で事業を企画するポイントの1つに雑談や余白を含んだ心理的安全性を確保できるファシリテーション力が求められそうですね!


知さんは、会社としてだけでなく、ご自身でも「全ての人がビジョンを介して有機的に繋がり合う社会の実現」というビジョンを掲げ大事にされている印象を受けます。会社員時代からビジョン・ミッション・バリューなどを意識しながら働かれていたのですか?

いいえ。起業前は、電通グループのITコンサルティング会社やリクルートといった大手企業に勤めており、モチベーションはもっぱら給与や出世。「99%達成しても1%未達なら失敗だ 」と言われる結果が全ての世界で、周囲と競争しながら働いていましたね。周りは皆、ライバルに見えていました。

そこからどのような転機があったのでしょう?

きっかけは、東日本大震災です。自分も何かできないか? と、地方創生に関わる部署に社内異動し、働き始めました。でも、都市圏を離れ、ローカルでいち個人として仲間を集めようとしても、なかなか思うようにいかなかったり、地域の人からも信頼を得られなかったりして。会社の外で、仲間を集められない、共感接点を作れない自分の力不足を思い知りました。
それ以降、会社の中で与えられた仕事をこなすだけの働き方に違和感を感じ始めるようになって。自分は何のために働いているのか? 何のために生きているのか? というところまで悶々と考え込むようになりました。

会社の看板を外したとき、いち個人として自分の存在意義を見出すのは難しいですよね。

そうですね。自分で会社を設立してミッション・ビジョン・バリューを大事にする働き方を選んだのは、給与や出世を追い求めても終わりが見えないと気づいたことも大きいです。課長になっても次は部長を目指したいと思うし、タワーマンションの20階に住んだら30階に住みたいと思うようになる。もっと上、もっともっとという価値観に疲れた部分も大きいかもしれません。

私も20代の頃は寝る間も惜しんで働いていたので、渡邉さんのエピソードにはすごく共感できます。そこから働き方を変えようと思ったのは東日本大震災がきっかけでした。
企業の中にいると、自分で働き方を選ばなくても、上から指示されたことをこなしていく心地よさがありますが、キャリアを重ねると「それでいいんだっけ?」という壁にぶち当たる気がします。自分の人生なのに語れることがない、みたいな。

おっしゃる通り。
それを1つのストーリーにして相手に伝えられる人って意外と少ないんじゃないかな。

そうですね。本質的で大事なこと、と頭では分かりながらも自分自身を言語化できている人は少ないように感じます。

自分は何者で、何屋さんなのか? 社会に生まれた一員として、死ぬときに誰にどんなバトンを渡せるか? 一旦立ち止まって考えることも必要です。
僕らが若い頃、いろんな方に影響を受けアドバイスをもらい育ててもらった恩恵を、また次の世代につなげていく使命があると思うから。

深いですね……!

すぐに答えが見つからなくてもいい。でも考え続け発信することで、共感してくれる仲間が集まります。そこからミッション・ビジョン・バリューに沿った事業・働き方ができるんじゃないかと思いますね。

競争・結果が全ての世界が縦軸とすれば、そこで磨いてきたスキルを活かして、自分やチームのあり方を大事にする横軸の働き方を選ぶ。この二軸は自分のキャリアをより豊かにしてくれますね。


はたサバは、働き方サバイバル戦略の略であります。知さんは飲食店も経営されていることもあり、新型コロナウイルスでの影響も大きかったのではないでしょうか?

そうですね。緊急事態宣言が出た4月から3500万円くらいの損失は出ました(※コロナ禍ではない通常の年であれば計算できていた売上金額)。特に日本橋のCONNECTはオープン1年目だったこともあり、影響をすごく受けました。計画は全て白紙。リアルで集う場を否定されたような感覚にもなりましたね。

そうだったんですね……。

店を開けなくても家賃・設備投資・光熱費と息を吸うだけで毎月300〜400万円くらいはかかる。加えて、銀行からお金を借りるために、住んでいるマンションを担保に入れていたので、支払いができなければ住むところもなくなる。あまりにも現実感がなさすぎて、逆に笑ってしまいました。

そこから現在は、どのような戦略を考えていらっしゃるのでしょう?

事業のポートフォリオを再設定しようと考えています。Aの事業から収益を生み出せなくなっても、Bがある・Cがある、と円グラフのバランスを考えていかないとな、と。何が起こるかわからない不確実な時代。何かが欠けても、何かで補えるビジネスモデルを構築しないと難しいですね。

そうですね。私もライターがメインの仕事ですが、会社を経営していることもあり、イベントやコミュニティなどの場づくり、コーチング・コンサルティングなど在庫を持たず自分のスキルや経験で提供できるサービスなどもポートフォリオに入れています。

でも生き抜くための戦略を再構築できたのは、ある程度キャリアを積み経験を重ねてきたから、だと思うんです。今の私があるのは、10数年勤めた会社が私を育ててくれたから。一方で、入社したばかりの新入社員や、満足に学校生活が送れない学生はどうでしょう? いくら不確実な時代だからといって、若い子たちに「自分で考えて自分で行動しようね」「自分の身は自分で守ろうね」と言うのは違うなと思うんです。

そうですよね。まだポートフォリオとなるスキルが身についていないときは、先輩や会社と一緒に経験を積む必要があります。

それは僕の会社のメンバーに対しても同じです。私が一人で生きていくなら、コロナ禍で先が見えない中、家賃を払い続けるより川崎の店舗も日本橋の店舗も手放す方が楽だったかもしれない。会社も畳んで個人事業主として生きていく道を何度も考えました。でも私にはビジョンがある。描いたビジョンを、1人で達成したいのか? 10人で達成したいのか、100人で達成したいのか? 立ち返ったとき、代表であり続け事業を推進していくことを選びました。
想いを継続していくためには、事業という仕組みが必要です。そのためには仲間が必要で、役割分担が必要。次の世代にバトンをつなぐ使命を全うしたいですね。

ご自身が大変な時期に、さまざまな人の立場から考え、決断を下された覚悟や姿勢、そしてその言葉は心に沁みますね……。

では最後に、渡邉さんが考える、With/Afterコロナ時代の #はたサバ(働き方戦略)を教えてください!

ご自身のビジョン・ミッション・バリューを考えること、ですね。コロナ禍をあえてポジティブに捉えるとするならば、スキル的な生存戦略ではなく、「なぜ生きていくのか?」 という自分がこの世に生まれた意味を考えるきっかけができたことです。

普段はなかなか考えない本質なことですが、コロナ禍はそのきっかけにもなりましたね。

自分の存在意義を問うことは、一生答えが出ないかもしれない。悶々すると思います。でもそんな人間っぽい劣等感や悩みに、周囲は共感し手を差し伸べてくれる。人は心の声が聞こえる人と一緒に何かしたいと思うものですから。

その言葉を聞いて、答えが出ない問いにも怖がらずに向き合える人がたくさんいると思います。

今は、こういった話もオンラインでできる時代。ファシリテーターのお二人、視聴者・読者の皆さんと考えを深められる機会があることに感謝ですね。

こちらこそ、ありがとうございます。本日も、オンラインで繋がれたこそ、とてもいいきっかけを得られたと思います。感謝です!
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]]>The post イベント主催者と参加者との愛ある対話や質問が、多くの人を巻き込む。【オンライン×イベントプロデュース力:高田 洋平さん】 #はたサバ first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
]]>記事のポイント イベント企画は、伝えたいメッセージをわかりやすく伝える編集力が大事 オンラインイベントは、リハーサルが肝!メンバーそれぞれの得意を生かした役割分担も重要 イベントのプロデュースは、主催者の情熱・ワクワクを愛ある対話で引き出せるか否かがポイント |
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン上での仕事が増える中、自分のスキルとIT・テクノロジーを掛け合わせてどんなことができるのか ──。これからの働き方について想いを巡らす方もいるのではないでしょうか?
そこで働き方メディア「SoloPro」では、毎週月曜日21時〜「オンライン×働き方・スキル」をキーワードに、いろいろな業界の第一人者やチャレンジャーに、公開インタビューを実施。※今回はお酒も入れながらの22時開催!
「With/Afterコロナ時代の働き方サバイバル戦略」略して、#はたサバ
8月24日(月)ゲストは、一般社団法人おうえんフェス 代表理事の高田 洋平(通称ヤスシ)さんです。
応援フェスの赤Tシャツがトレードマークのヤスシさんは、おうえんフェスの開催をはじめ、SDGsオンラインフェスタ、親子でオンライン体験フェス、オンライン青森夏まつり等、様々なテーマで全国から数百人〜数万人が集まるオンラインイベント/体験をプロデュース中。『オンラインイベントの教科書』の著者でもあります。
今回は、働き方メディア「SoloPro」編集長の松田然と、普段は大手企業の人事をこなしながら、この3ヶ月で手掛けたオンラインイベント50以上のオンラインファシリテートのプロこと小林千夏が公開インタビューを実施。オンライン×イベントプロデュース力をメインテーマに、With/Afterコロナ時代の働き方やキャリア、そして求められるスキルをインタビューします。
| 【ゲスト】 ■高田 洋平(ヤスシ) 一般社団法人おうえんフェス代表理事 オンライン体験協会理事 オンラインイベントの教科書、著者 イベント、コミュニティ、ラジオプロデューサー。 全国の挑戦する人たちを応援するプラットフォーム、おうえんフェスにて、1000人規模のイベントを主催。#全国応援の旅 では首長さんや地域のコミュニティリーダーをはじめとする全国の挑戦している人たちにインタビューを実施。 現在はSDGsオンラインフェスタ、親子でオンライン体験フェス、オンライン青森夏まつり等、様々なテーマで全国から数百人〜数万人が集まるオンラインイベント/体験をプロデュース中。一人ひとりがワクワクに沿って挑戦していける心躍り狂う社会を目指し活動。 |
| 【インタビュアー】 ■小林千夏(こばやし ちなつ) 大手通信企業 人事(採用・育成)/ 問話デザイン/ S1グランプリ イベントデザイナー/グローバル人事塾 企画責任者/SoloLabコミュニティマネージャー 2012年大手通信企業に入社。法人向けのコンサルティング営業にて新人賞、MVP賞などを取得した後、営業の育成を担い、人事へキャリアチェンジ。複業として、イベントの企画運営、プロファシリテーター、企業研修講師など、口コミのみで活動を広げ、パラレルワークを実践中。働き方、生き方を自分で自由に選べる力を身につけ、かかわる人にもそのキッカケとなる“場”を提供することをミッションとして活動している。 ■松田然(もゆる) 働くをトトノエル専門家。 2010年に独立・起業。2013年に2社目となる、聴く・書く・伝える「合同会社スゴモン」を立ち上げ代表を務める。ライターになってから現在に至るまで3700人以上を取材しているインタビュアー。特に「働く」に関わる企業ブランディング、採用支援、組織活性などを得意としている。 企業ブランディング構築・支援サービス「TotonouWork」運営代表。プロの働き方発信サイト「SoloPro」編集長なども務める。 趣味は自転車とサウナ。自転車旅しながらリモートワークで47都道府県全てを走ったり、週平均3.7回以上サウナに入っている(サウナ・スパプロフェッショナル)。 ミッションは、「日本の働くをトトノエル」 |

まずは、自己紹介と、どんな活動をされているのか教えてください!

一人ひとりの挑戦や踏み出す一歩を「おうえん」をする一般社団法人おうえんフェスの代表理事を務めています。自分らしく、ワクワクに沿って挑戦していける心踊り狂う社会を目指して活動しています!

心踊り狂う社会! いいですね〜。これまで数々のイベントプロデュースをされてきたヤスシさん。コロナ禍による活動の変化はありますか?

オンラインイベントのプロデュースがメインになってきましたね。親子でオンライン体験フェスでは約7500人の方にご参加いただいたり、青森のねぶた祭りをオンラインで開催しようと企画したオンライン青森夏まつりも動画再生回数がYouTube含め5万回に達したりと大盛況のうちに幕を閉じました。

もともと知り合いでしたが、昨年まで全くオンラインのイメージなかったのに、一気にすごい……!

2020年の5月末からは、オンライン講座・オンラインサロンも主宰しています。もともと対面を大事にしていたタイプだったので、僕もまさかオンラインイベントプロデューサーになるとは思っていませんでしたが(笑)。

それはコロナ禍によって、時代に適応させていったのでしょうか?

そうですね。もともとは専門的なITスキルを持っているわけではありませんでした。でも時代は、オンライン。コロナ禍でも自分の存在を思い出してもらうため、著書『オンラインイベントの教科書』を出版したんです。そこから、オンラインイベントの企画・運営の依頼が多く舞い込んでくるようになりましたね。

時代の変化や求められているニーズに合わせた戦略と実行力、さすがです……! お祭り・フェスといった楽しいイベントのプロデュースをメインにされているのには意図があるのでしょうか?

意図しています。気づきや学びを得てほしいイベントでも、エンターテイメント性は欠かせません。もともと意識の高い人は、本を読んだり自分からセミナー行ったり主体的に動けると思うんですよ。でも、そうではない人へアプローチするには、まずは「なんか楽しそう! 面白そう! 」と思って体験をしに来てもらう工夫が必要。だからこそ、教育とエンターテイメントの融合は外せない要素ですね。

エンターテイメントの切り口でハードルを下げて参加してもらったり、その場の雰囲気自体が学びをより深めることも多いですもんね。

もともと私も、自分から学びに行かないタイプだったんですよ(笑)

そうだったんですか!?

時間があれば遊びに行くことしか考えてなくて、自己投資や自分を磨く努力もしてきませんでした。でもあるとき、Mr.Children『終わりなき旅』にある “高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいいもんな” というの歌詞に心を打たれて。当時、自己啓発本など全く読んだことなかったんですが、音楽というエンターテイメントを通じて刺激を受けることができたんですよね。

ご自身の原体験が、今のイベント企画に活かされているんですね!

イベント企画は、編集だと思っています。伝えたいメッセージを、相手に伝わる言葉に変換して届ける一手間が大事ですね。

イベントがオンラインになって変化したことや、やってみて感じた魅力などあれば教えてください!

企画から開催までの気軽さ・手軽さ・スピード感は魅力だと思いますね。昨年まで、おうえんフェスを開催しようと思ったら会場費だけで400万円は必要でした。それゆえ赤字になる怖さもあって。でもオンラインになって大規模な会場を抑える必要はなくなりました。開催のハードルはぐんっと下がりましたよね。

たしかに。PCや音響などの機材が揃っていれば、どこからでも開催できますもんね。私も数百名が参加予定のリアルイベントがコロナ禍の影響で中止に追い込まれましたが、変わりに900名が参加したオンラインイベントを会場なしで開催できました(当日はZOOMで開催しオンラインファシリテーターも担当)。

そうなってくると、暮らす場所に左右されずに、情報発信・収集ができますよね。おうえんフェスには、全国各地・地方の人にも、自分らしさを発揮できる挑戦の場を提供したい・応援したいといった想いがありました。オンライン化によって、地方の人とのつながりや活動に、より拍車をかけていきたいですね。

本日開催しているこのオンラインイベント #はたサバも、ファシリテーター(小林さん)・ゲスト(ヤスシさん)、主宰(ぼく)、それぞれ違う場所からみなさんに情報をお届けしています。情報やチャンスが東京に一極集中していた時代もありましたが、オンラインなら場所を問わないので可能性が広がりましたよね。

あとは、「オンラインでイベントを開催する」という今までやったことのない新しいチャレンジを通じて人が変化していく様子を見れることは楽しいですね。

というと……?

例えば、『オンライン青森夏まつり』。地元の人たちは、コロナ禍前は毎年のように御輿を担いで祭りを主宰してきた方々です。そこからいきなりオンラインで開催することには、戸惑いもあったと思うんです。

でも、なんとかしなきゃという思いもあった……?

はい。いざ勇気を持って、「お祭りをオンライン化しましょう! 」と、新たなチャレンジをすると「次はこんなことできるじゃん! 」と発見があったり、「今後はオンライン収穫祭をやろう! 」と次の可能性が広がったり、やってみることで得られるものがたくさんありました。

素敵ですね……!

「おうえん」させていただく人たちが、自分たちの枠を外しどんどん挑戦していく。その様子は、僕のビジョンである「心踊り狂う社会」そのもののようで嬉しかったですね。

オンラインイベント・リアルなイベントの違いについて伺っていきたいのですが、オンラインだと、PCやスマホから気軽に参加できるゆえ、ドタ参・ドタキャンが多くなったと感じます。

よりイベントを魅力的に見せる力が求められていますよね。大切なのは、楽しさ・ワクワクをどれだけ参加者と共有できるか? 申し込みいただいてから本番までの期間に、参加者の期待値をあげる工夫や仕掛けが必要だと思います。

具体的に、ドタキャンを減らす対策はされていますか?

人がイベントに参加しようと思う理由を複数用意する、ことですね。参加理由って人それぞれじゃないですか。コンテンツ内容に興味を持つ・参加者同士の交流が楽しみ・ 学びたいテーマに惹かれる・登壇者が目当て、など。2つくらい当てはまると、人は時間をとったり足を運んだりしてくれると思うんです。

なるほど。「個別に誘う」なども有効ですよね。「あなただから来てほしい」と声かけると、参加度合いも変わりそう。

オンラインイベントは開催するまで、いろんな準備あると思うのですが。ヤスシさんの手掛けるイベントの裏ではどんな動きがあったり、仕事があったりするのでしょう?

運営チームのコミュニケーションでは、チャットを使うことが多いので、情報をいかにオープンにするかは重要だと思います。関係者が多く、チャットにいる人数は100人〜400人ほどになることも。いざ会議を始めようとしても、「俺、それ知らない」「あれって、どうなってるの? 」とそれぞれが持つ情報量や認識が違うと、そもそも議論にまでたどり着きません。

たしかに。

あとは、テキストだけのコミュニケーションだと「冷たく感じる」など人間関係がギクシャクしてしまうこともあります。情報をどうシェアするか? も、ポイントですね。

本番前にリハーサルなどもしているのでしょうか?

オンラインは、リハーサルが全てです! そもそも電波が悪い・音が聞こえない・画面が見づらい、などのトラブルは、やってみるからこそ発見できるもの。参加者側の視点から見てくれる関係者を置くのもいいと思いますよ。

ひとつのオンラインイベントを主催するにも、いろんな役割がありますもんね。
それぞれの得意を活かした運営が、ポイントかなと感じています。

#はたサバも、現在は3名で運営しています。主催者は僕ですが、ファシリテーターとして小林さん・コメント欄の盛り上げ&参加者対応・記事作成を担うライターのみさとちゃんに手伝ってもらっています。
最初は僕ひとりで、企画から運営までの参加者対応・機材設定・ファシリテーション全てを行っていたのですが、トラブルがあったりするとテンパってしまって大変でした(笑)。
よりスムーズな運営をするには得意や苦手を意識した役割分担は必要不可欠ですね。

では最後に、ヤスシさんの働き方サバイバル戦略(はたサバ)を教えてください!

イベントをプロデュースする上で意識していること3つが、私の働き方戦略です。
1.主催者の情熱・想い(ビジョン)を確かめる
2.自分自身&メンバーのワクワクを把握する
3.愛ある対話をする
まずは、主催者の熱量をどれだけ引き出すか、を大事にしています。イベントの企画・集客から運営までスキルとしては、編集力・マーケティング力などは必要です。でも大前提として、リーダーに「こんなビジョンを持ってイベントを成し遂げたい! 」という情熱がなければ、参加者へ共感を生むことはできません。
さらには、僕の場合、そんな主催者を応援するイベントプロデューサー的な立場にいることが多いので、自分自身や関わってくれる仲間がワクワクできるかも大事な視点です。

なるほど……! そもそも主催者に熱い想いがないと、そのイベントの楽しさは伝わりづらいですし、関係者が楽しんでいないと一体感も生み出せないですよね。

そうですね。あとは、「愛ある対話をする」を大事にしているのは、オンライン・リアルな場問わず、対話から価値が生まれることを大切にしたいからです。

オンラインだと偶発的な雑談の機会が少ないので、相手の想いを引き出す対話はより大事になってきましたよね。

目の前の人の情熱・ワクワクに耳を傾け、自分に何ができるのか? を考えることが「おうえん」に発展しますし、そんな愛のある対話を通じて多くの人を巻き込むこと。それが、人の心を動かすイベントのプロデュースにつながると思いますね。
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情報編集力とは、情報に文脈をつくり、届けたいモノ・コトと相手を結びつけること
「自分を編集する力」は、心地よく生きるための処世術になる
With/Afterコロナ時代は、「全てのものはメッセージ」と受け取り、編集視点を鍛えよう
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン上での仕事が増える中、自分のスキルとIT・テクノロジーを掛け合わせてどんなことができるのか ──。これからの働き方について想いを巡らす方もいるのではないでしょうか?
そこで働き方メディア「SoloPro」では、毎週月曜日21時〜「オンライン×働き方・スキル」をキーワードに、いろいろな業界の第一人者やチャレンジャーに、公開インタビューを実施。
「With/Afterコロナ時代の働き方サバイバル戦略」略して、#はたサバ
8月3日(月)のゲストは、70seeds株式会社の代表取締役/ウェブメディア『70Seeds』編集長の岡山 史興(おかやまふみおき)さんです。
企業や自治体の事業づくりからPRまで一貫して支援するかたわら、「日本一小さな村」に移住して子育てにも取り組んでいる岡山さんに、働き方メディア「SoloPro」編集長の松田然と、『70seeds』でライターも務める貝津が公開インタビュー!
今回は、「オンライン×編集力」をメインテーマに、With/Afterコロナ時代の働き方やスキル、そしてこれからの生き方などを伺います。岡山さんが考えるWith/Afterコロナ時代の働き方やキャリア、そして編集力を身につけるために求められるスキルをお聞きしました。
| 【ゲスト】 ■岡山 史興さん 世の中の「人・モノ・こと」の関係性を編集する70seeds株式会社の代表取締役/ウェブメディア『70Seeds』編集長。ソーシャル・ローカル・スタートアップをフィールドに、事業開発からPR戦略設計まで取り組んでいます。 note:https://note.com/230okym TW:https://twitter.com/230okym |
| 【インタビュアー】 ■貝津美里(かいつみさと) 人の想いを聴くのが大好物なライター 生き方/働き方をテーマに、取材・執筆をします。出会う人に夢を聴きながら、世界一周の取材旅をするのが夢。人が夢や想いを叶えるための架け橋となる書き手でありたい。 執筆媒体 ︎SoloPro/70seeds/anotherlifeポートフォリオ:https://fori.io/misaxx2223310 note:https://note.com/misaxx222 1996年生まれ。埼玉県出身。日本女子体育大学を卒業後「学生の就活をワクワクするものに変えたい」と想いを抱き、キャリアアドバイザーを目指して人材紹介会社に入社。「人の生き方の選択肢を広げたい」想いをそのままに、2019年1月からフリーランスのライターに転身。まずは自身のnoteで、起業家や旅人への取材記事連載を始める。その後、編集プロフダクションでのアシスタント経験などを経て、事業会社でインハウスエディターを務める。現在は、会社員としてライターをする傍ら、フリーランスとしても執筆活動をしている。 ■松田然(もゆる) 働くをトトノエル専門家。 2010年に独立・起業。2013年に2社目となる、聴く・書く・伝える「合同会社スゴモン」を立ち上げ代表を務める。ライターになってから現在に至るまで3700人以上を取材しているインタビュアー。特に「働く」に関わる企業ブランディング、採用支援、組織活性などを得意としている。 企業ブランディング構築・支援サービス「TotonouWork」運営代表。プロの働き方発信サイト「SoloPro」編集長なども務める。 趣味は自転車とサウナ。自転車旅しながらリモートワークで47都道府県全てを走ったり、週平均3.7回以上サウナに入っている(サウナ・スパプロフェッショナル)。 ミッションは、「日本の働くをトトノエル」 |

まず、岡山さんは普段どんな活動をされているのか教えてください!

70seeds株式会社の代表取締役およびウェブメディア『70seeds』編集長として地域や企業の価値を編集し適切な相手に届けていくための仕事をしています。ウェブメディア『70seeds』は、戦後70年の年に立ち上げ「次の70年に何をのこす?」をテーマに掲げています。

私もいち70seeds編集部ライターとして執筆させていただいているのですが、「平和」をテーマにしたコンテンツ発信は魅力的だなと感じます。戦争を身近に感じたり、自分にとっての平和を考えたりするきっかけになりますよね。

ありがとうございます。あとは、新しい当たり前をつくろうと活動する人たちを後押しすることを事業をやる上で大切にしています。小さくても、世の中を変えていきたい。そんな想いを持った方を取材することで、一緒に成長し応援できる存在でありたいです。

素敵です……! 現在、岡山さんは東京にオフィスを構えつつ、移住をされ二拠点生活をされていると伺いました。

はい。子供が生まれたことをきっかけに、日本一小さな村、富山県・舟橋村(ふなはしむら)に引っ越しました。舟橋村にある子育てがしやすい環境や村のビジョンに惹かれ、ここで子育てをしたいと思ったんです。仕事としても、村の産業づくりに携わっていて、生産者の方と一緒に農業ブランドの立ち上げや商品開発も行なっていますよ。

そうなんですね! 複数の拠点をまたぎ、さまざまな仕事を手がけている岡山さんに、「編集力」をテーマにお話を伺えるのが楽しみです! さっそくですが、「編集」と聞くと、出版業界やメディア関係者専門のスキルでは? とイメージを持つ人も多いと思うんです。まずは、そもそも「編集力」とは何か、教えてください。

「編集」という概念はとても幅広いのですが、僕が大事にしているのは「情報編集力」です。8年くらい前に藤原和博さんとお仕事でご一緒させていただいたときに伺ったお話が元なんですが、僕の仕事では情報に文脈をつくり、届けたいモノ・コトと相手を結びつけて目的達成していくことが、情報編集力だと定義しています。

「情報編集力」ですか!

例えば、農家のお米を売るとき。ただ「美味しいですよ」と謳うのではなく、「子育て世代を応援するためのお米を使った加工食品です」とコンセプトを打ち出したらどうでしょう。

そのブランドや地域ならではのオリジナリティを感じますね……! 同じお米なら、コンセプトに共感する方を選んじゃいます。

そうですよね。世の中には美味しいお米が溢れていますが、生産者の想いや地域の歴史・文化などを盛り込み、情報を編集することで、その商品ならではの価値が生まれます。

それが、お客さんが買う理由につながるんですね。

そのときに大事なのが、「発信する側(自分たち)」「伝える相手(お客さん)」「社会」この3つのステークホルダーと調和をとること。特に、社会問題は解決すべきとわかっていても、どこか自分とは関係のない遠い世界の話しだと受け取られてしまいがちです。でも情報を編集して届けることで、自分ごととして受け取ってもらえるかもしれない。

その結果、一人ひとりの行動が変わり、社会問題の解決につながれば、社会を変えていける。まさに編集力の賜物ですね! 話しを聞いていると、出版・メディア関係者以外のビジネスパーソンも「編集力」を活かした仕事ができそうです!

例えば営業でも、情報編集力は使えます。お客さんに自社の商品の良さを伝えるだけだと、ただの「情報伝達」になってしまう。でも相手の悩みや喜びに感じることを把握できていれば、求めているニーズと商品・サービスの魅力を結びつけた情報を伝えられます。

なるほど。でも編集力って、どうやって身につければいいのでしょうか?

ステップが、3つあります。まずは、「状況を捉えること」。目の前で何が起きているのか? 相手は何を欲しているのか? 物事の構造や目の前にある事実を正確に捉えます。
次に、「情報を結びつける」です。AとBを結びつけると、こういう情報になるよね、と捉えた情報を結びつけていきます。

もう少し具体的に伺いたいです!

例えば、「団子」と「あんこ」を組み合わせると「あん団子」ですよね。では、「団子」と「コーヒー」を組み合わせたらどうでしょう? あまりメジャーな組み合わせではないので、もしかしたら新しいビジネスが生まれるかもしれない。店頭でしか団子を売っていなかった団子屋さんが、「コーヒーに合う団子」とコンセプトを立ててカフェを販路に売る、とか。

なるほど。情報の組み合わせ方次第で、可能性が広がるんですね!

でもそれを妄想しているだけではダメで。3つ目が、行動に移すこと。失敗を恐れず、実際に変えていくことが重要ですね。

編集力を身につけることで、他にはどんな良いことがあるのでしょうか?

自分を編集できるようになると、生きやすくなります。実は僕、根暗で(笑)先ほど営業の話しをしましたが、コミュニケーション能力はそんなに高くないんですよ。でも、編集力を使えば「この場面では、この情報とこの情報を結びつけて話せばいいな」「この人が求めていることは、〜〜だから、この伝え方にしよう」と、コントロールできる。明るく上手くしゃべれるようにならねば! と無理に自分を変えなくても、生きていける術にもなるんです。

自分を編集する力は、心地良く生きることにもつながるんですね!

相手や世の中にハマるよう自分を編集することで、自分に居場所ができるんですよね。それによって人間関係の苦しみから解放されたり、生きづらさが和らいだりするのは、良いことだと思います。

ビジネススキルだけでなく、処世術にもなる「編集」という概念は幅広いですね! SNSでもたくさん情報が飛び交っていて、正直捉えきれない部分もあります……。

そうですね。概念が広いからこそ、「編集の力があれば、こういうことができる! 」とビジネス上のポジショントークになりがちだなと感じます。でも、「俺の言っていることが正解なんだ! 」と相手に考える隙間を与えない発言は、一番編集とかけ離れている行為です。本来、編集とは自分の頭で考えないとできないものですから。

なるほど。あの人が言っているなら、正しい! とすぐついて行くのではなく、まず自分の頭で考えることが大事ですね。

あとは編集力を使って器用になる反面、物事をわかった気になって終わってしまう危険性もあると思うんです。特に、社会問題や地域のビジネスに起きがちだなと。

表面上で理解はできても、本質的な課題解決にはたどり着けない……。なんてことが、起きてしまうんですね。

そうなると、誰も幸せにはなりません。編集者はポジショントークをすべきではない、仕事で語れってことですね(笑)

コロナ禍によって、仕事や暮らしの面で変わったことはありますか?

ずっと富山から出ていなかったので、東京の仕事はリモートになりました。メンバーを頼る機会も多くなり、自分がすべてやる必要はないんだと良い気づきがありましたね。売り上げに影響があった月もありましたが、メンバーに助けられました。

実際にリモートで働いてみて気づくことは、たくさんありますもんね。コロナ禍によって情報発信における編集力の重要性や必要性も変わったのでしょうか?

SNS上などのオンラインだと、それっぽく上手く発信できる人が目立ちやすくなりますよね。でも、だからといって情報発信を強化していかなきゃ! と焦る必要ないと思うんです。オンライン中心になると偶発的な出会いが少なくなるので、初対面の人より、気心知れた人との方がつながりやすくなる。だからこそ、今自分の周りにいてくれる目の前の人を大事にしていくことが、仕事にもつながっていくと思います。

なるほど。

あとは、情報の扱い方も気をつけないと、と感じます。私は経営者でもあるので、経済を回さないとやばい……と思うものの、自分がコロナにかかり地域に与える風評被害などのリスクを考えると、無責任に「旅行して経済回そうぜ! 」とは言えません。それは移住をして、実際に地域で暮らしているからこそ得られている実感ですね。

たしかに……。こういうときだからこそ、自分の頭で考えて情報を発信したり、受け取ったりすることを意識しないといけませんね。。

周りに流され、妄想しただけで物事を言うのは危険です。例えインフルエンサーではなくても、自分が考えなしで発信した言葉やとってしまった行動が、身近な人を傷つけるかもしれない。そんな意識がより重要な時代だと感じますね。

それでは最後に、岡山さんが考える、With/Afterコロナ時代の #はたサバ(働き方サバイバル戦略)を教えてください!

すごくシンプルですが、「目の前の人に徹底的に向き合う」ですね。僕は、イベントを開催して何千人と集められる芸能人ではないし、マスを狙ったビジネスも向いていません。
それよりも20人・30人と少人数でも、いつも支えてくれるメンバーやオンラインでも声をかけてくれるパートナーさんなどへ本質的な貢献がしたい。支援した方々のビジネスが成長した先に、何千、何万人と広がればいいなと思っています。「影響力を持ちたい」という欲望の沼には底がありませんから(笑)。

たしかに……!

これからの時代は、家族・友人・仕事仲間に対して「この人と一緒に生きているんだ」という関係性を実感して生きていくことが大事です。それが続いていく限りは死なないと思う。勝手に「With/Afterコロナはこうするべきだ!」 とひとりで突っ走る方がよっぽど危険です(笑)

そのために、妄想や想像で語らず、「実感」を得た情報発信・生き方が大事なんですね。「実感」を積み重ねるための機会やおすすめの方法はありますか?

日常生活の全て、「実感」の宝庫だと思います。最近、子どもにも自分で実感を得て欲しくて、あまり叱らないようにしているんです。指摘されても、自分で実感しないとわからないよな、と。会社のメンバーへ仕事を任せていくこともそうですよね。
自分で経験して見直すことで、初めて実感は得られます。それに、やらされてたどり着く正解より、自分でやってみて正解にたどり着く方がずっと楽しいと思う。

なるほど……! それは、編集力にもつながるのでしょうか?

一つひとつにの物事に意味づけをして、「これと、これ、つながってるじゃん! 」と気づけることは、編集視点を鍛えることにつながります。本当は意味なんて見出さなくてもいいかもしれない。でも物事をどう読み解くかは、本人の勝手ですから。
「全てのものはメッセージ」と受け取って、物事に意味を見出せると、With/Afterコロナ時代の働き方戦略も、楽しくなっていくと思いますね。
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複業をすることで、本業の成果も上がる(スキルを活かす循環ができると、複業でも本業でも価値提供ができる)
複業のきっかけはご縁から。まずは経験・人脈を広げることを目的にアクションしてみる
With/Afterコロナ時代は、複業が当たり前な時代へ。内省や発信を行いながら仲間とチャレンジしてみよう!
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン上での仕事が増える中、自分のスキルとIT・テクノロジーを掛け合わせてどんなことができるのか ──。これからの働き方について想いを巡らす方もいるのではないでしょうか?
そこで働き方メディア「SoloPro」では、毎週月曜日21時〜「オンライン×働き方・スキル」をキーワードに、いろいろな業界の第一人者やチャレンジャーに、公開インタビューを実施。
「After/Withコロナ時代の働き方サバイバル戦略」略して、#はたサバ
7/27(月)21時〜のテーマは「オンライン×複業力」
1つの企業で終身雇用という時代も終わりつつある中で、さらにはコロナ禍の影響により働き方に対する価値観が大きく変わった方もいるのではないでしょうか?
今回は、複業やパラレルキャリアなどのキーワードを軸に、実際に複業に取り組んでいる会社員の方や、複業関連の知識が深い方をゲストにお呼びしました。
これからの働き方や実際に複業を行うメリット・デメリット、そしてこれから先の働き方サバイバル戦略をお聞きしていきたいと思います。
| 【ゲスト】 ■太谷 成秀(おおたに なるひで)さん 大手通信企業ビジネスコンサルタント/ONE X 地域創生ディレクター/O-Den副代表/S1 2014年大手通信会社に入社。新潟支店に配属され、入社3年目に最年少で「コンサル営業全国1位/2000人中」になる。現在は都内の私立大学と協力しより質の高い学びの実現に向けて、AIビジネスコンサルタントとして従事している。 社外活動としては、2018年に全社グループ横断の有志団体O-Den20sを立ち上げる。2019年2月にONEJAPANに所属する若手を中心としたONEXを立ち上げ、NPO法人Gnet(ふるさと兼業)や大学、自治体と連携した「共創×実行により、地域の課題解決を実現するプラットフォームづくり」に奔走している。 |
| ■新井 結衣 (あらい ゆい)さん LIFE STYLE株式会社 社長室/人事採用広報担当 一部上場人材企業に新卒入社。B2B、toCセールスに従事し、2年目から事業部のギネス記録を更新、年間MVPを受賞する。現在は、ITベンチャー企業に勤めながら、スタートアップ2社の立ち上げ、コーチングオンラインスクールの運営に参画。LXDESIGNでは、”複業先生”を活用した大企業の複業推進を支援。 2020年11月国家資格キャリアコンサルタント資格、受験予定。「パラレルキャリア」が当たり前になる社会を目指し、働く人の価値創造開発に寄与しながら活動中。 |
| 【インタビュアー】 ■小林千夏(こばやし ちなつ)さん 大手通信企業 人事(採用・育成)/ 問話デザイン/ S1グランプリ イベントデザイナー/グローバル人事塾 企画責任者/SoloLabコミュニティマネージャー 2012年大手通信企業に入社。法人向けのコンサルティング営業にて新人賞、MVP賞などを取得した後、営業の育成を担い、人事へキャリアチェンジ。複業として、イベントの企画運営、プロファシリテーター、企業研修講師など、口コミのみで活動を広げ、パラレルワークを実践中。 働き方、生き方を自分で自由に選べる力を身につけ、かかわる人にもそのキッカケとなる“場”を提供することをミッションとして活動している。 |
| 【解説員・盛り上げ担当(ガヤ)】 ■金谷 智(かなたに さとし)さん 株式会社LX DESIGN 代表取締役社長 1990年、富山県高岡市生まれ、高岡高校、東京学芸大学 教育学部を卒業後、アメリカ・サンフランシスコのスタートアップ企業、公立小学校学級担任、(株)リクルートAI領域を経て、(株)LXDESIGNを設立。 神戸市、神戸大学との連携協定、経産省の起業家教育への協力など、産官学を横断して教育事業を運営する、今注目のEdTechスタートアップ。”複業先生”の他には、AIソーシャル進路相談プラットフォーム”imAdokI”などを全国展開中。 |
| ■松田然(もゆる) 働き方実験家・SoloPro編集長 2007年に未経験からライターとなる。その後すぐに、リーマンショックが訪れ不眠不休の激務を通じてココロの体力を付け、2010年に独立・起業。2013年に2社目となるライターカンパニー「合同会社スゴモン」を立ち上げ代表を務めると同時に、ライターになってから現在に至るまで13年で4000人以上を取材しているインタビューライター。 いろいろな人の働き方や生き方に触れたことで、自分の旗を立てる、働き方のサードプレイス「SoloPro」を運営し、メディアやコミュニティ作り、キャリアコーチングなども行っている。 趣味では、自転車旅人としてリモートワークをしながら47都道府県全てを走破したりトライアスロンに挑戦したり……その際に出会った全国の仲間と一緒にプロジェクトを動かし、地方の働き方支援(行政と連携した地方創生の取り組み)や、各種メディアでの情報発信や場づくりなども行う。総じて、いろいろな働き方を実験している人なので、肩書きは「働き方実験家」。 |


まずは、自己紹介と、どんな活動をされているのか教えてください!



4足のわらじを履いているんですね! すごい……!

どの活動にも共有していることは「悩んでいる人をワクワク楽しくさせること」ですね。

そもそも、複業を始めたきっかけは何だったのでしょう?

社会人になりたての頃、憧れる先輩方が社外活動をされていたんですよ。自分もこうなりたい! と、背中を追いかけ始めたのが始まりですね。そしたらどんどん外の世界と繋がるようになって。今に至ります。

私は、LIFE STYLE株式会社という新規事業やSaaSを支援する会社で人事採用広報を担当しています。社外では、複業先生の営業・人事関係に携わり、Copaness(コパネス)オンラインコーチングスクールという目標達成に向けた習慣形成をペアコーチングで叶える場を提供するコミュティ運営をしています。

複業を始めたのは、つい3ヶ月ほど前。新型コロナウィルスを機に、zoomでいろんな人とつながったことがきっかけで、複業に足を踏み出すことになりました。

ファシリテーターを務める私も、複業をしている一人として自己紹介をさせてください! 大手通信会社で人事として採用育成に従事する傍ら、複業でイベントのファシリテーションや企画・コミュニティ運営などを行っています。


「問話(といわ)デザイン」を肩書きに活動しています。「問」を置いて「話しあえる場」を提供することで、働き方・生き方を自分で自由に選べる力を身につけるためのキッカケづくりや後押しをしたい。そんな軸を持ちながら、活動をしています!

株式会社LX DESIGN・代表取締役社長の金谷です! “複業”で教育に関わりたい個人と学校を繋ぐ“複業先生”を中心に教育業界のアップデートに力を注いでいます。

今日はガヤとして盛り上げたいと思います〜!よろしくお願いします。

ありがとうございます。ではさっそく、トークへ入っていきましょう! みなさん、複業をして変わったことはありますか?

やりたいことが見つかったことでマインドに変化が生まれ、本業での成果が上がったことですかね。入社当初はやりたいことがなかったので、会社に与えられたノルマ達成をすることだけに集中していたんです。営業も競争だと捉え、人に勝つことがやりがいでした。

なるほど。よくビジネスでは「Will(やりたいこと)・Can(できること)・Must(やるべきこと)」の話しが出ますが、Mustを達成しながらCanを増やし続けいったイメージですかね?

そうですね。でも複業をすることで外の世界を知り、Willができたんです。仕事をする目的をWillの達成に定めると、勝ち負けも気にならなくなり、自分のナレッジを社内へ積極的にシェアしようというマインドに変わりました。結果的に、本業での成果も上がりましたね。

素敵ですねー。本業と複業、それぞれで得たナレッジやスキルを、それぞれの場で活かす循環ができると、何をやっても価値提供ができる。太谷さんのようなループに入れると、仕事が楽しくなるよね。

複数の場を持つだけで、生産性がグッと上がる実感は私もありますね。まずは会社内で求められていることに120%応えようとする中で、価値提供のベースとなるスキルが磨かれることも共感します。ただ私は、本業で成果が出ずに悩んでいたことがきっかけで、複業を始めました。

え〜! そうだったんですね。本業で成果が出せないと、複業で価値提供するのは難しいイメージを持たれる方も多いと思うので、意外です!

営業では成果が出ていたんですが、自分以上に売れる営業を多数輩出するミッションへと求められることが変わった途端、全く成果が出なくなってしまって……。

なるほど。

自分の存在価値はあるのか? と考えてしまい、負のスパイラルからなかなか抜け出せずにいました。どうすることもできず、場を変えようと社外でコーチングを学び、自らも悩んでいる方へコーチングを実践したところ、自分のアクションで誰かに喜んでもらう楽しさを再認識できたんです。
それを機に、自らワークショップを開催したり、イベントの開催運営を手伝う中で、自分の価値を提供できる役割が見つかっていき、気づけば複業となっていました。結果として、本業で求められるミッションも、自分の価値が最も提供できる役割で取り組めるようになり、成果を出しやすくなったんですよ!

素敵だ〜! ぜひ2人に、複業先生に来て欲しい!ね! 新井さん?

はい!もう、是非お待ちしてます〜! まずはぜひYouTube(”複業先生”特集 2020年7月15日)をご覧ください!

複業している人だと、こういう場のご縁から、さまざまな活動につながるから面白いですよね。

会社だと稟議を通さないと……と実践するまでに時間がかかるけど、複業なら気が合うメンバーとすぐやりたいことが実現できる。まさに複業のメリットですね!

私は、ご縁から複業につながっています。複業先生に携わるようになったのも、zoom飲みに誘われ、メンバーの一人に金谷さんがいらっしゃったことがきっかけです。友人に紹介したい人がいると、誘われるがまま出席したら……。

新井さんに出会いました!(笑)

本当にたまたま! でもそこから、複業につながったんです。

まさに、ご縁ですね〜! コロナを機に複業を始めた、ということはここ3ヶ月くらいの出来事ですよね? ぜひ、そのスピード感の秘訣を聞きたいです。

自分の「想い」を言葉にして、人に伝え、発信し続けたからだと思います。想いの部分は、昔から持っていて。母から、私を生むことに苦労をした生い立ちを聞いて育ったので、自分の価値を高め家族に恩返しをしたい気持ちが強かったんです。
将来は、産休育休後の女性のキャリア支援がしたいと思っています。そのためのスキルを20代のうちに伸ばしつつ同世代も巻き込みながら、まずは自分が女性としてイキイキ働くことを体現したいと思っています。

素敵な想いですね……。感動しちゃいました。今のように、普段から積極的に自分の想いを周りに発信し続けていたんですね!

自分がどんな人として覚えられたいのか? を意識して、自分をラベリングできると複業につながりやすいのかなと思います。

私もご縁がきっかけになることが多いですね。既にあるコミュニティ・有志団体に参加したのがファーストステップでした。あと、初めから報酬ありで複業をするのは難しいのでボランティアから始めましたね。

報酬目当てだと、ご縁がつながらなかったり、疲弊してしまったりする人も見かけますね。

得たい経験・人脈を目的に経験を積んだ後、自分でもコミュニティをつくり活動の幅を広げていきました。

複業であれば、儲けを気にせず小さなことを面白がれる能力も大事だと思います。最近『複業先生珈琲店』を始めたり、廃校をリノベーションしてコワーキング施設を作ったりしているんですよ。

面白そう!

最初は、それ儲かるの? 大丈夫? って声も聞こえました。だけどプロジェクトが進むうち、面白がってやっている「余裕」にこそ人は興味を示してくれるんだな、と感じますね。

面白がってやってみる・行ってみるっていう、一歩踏み出す力は大事ですよね。その繰り返しが、いろんなチャンスにつながると思うので。

僕も、思い出したくない失敗をたくさん経験してきましたし、「基本は失敗が当たり前」だと思ってチャレンジして欲しいですね!

僕もいくつか複業をしていたことがあるのですが、まずは何でも面白がって挑戦してみて、その中で自分に合うもの・合わないものを感じとることが大事だと思います。その上で、次のフェーズとして断る力をつけることも大切。「何のためにやるのか?」 という軸ができると断るスキルも磨けるので、本当に意義ある活動に注力できるようになります。

私も「働き方・生き方を自分で自由に選べる力を身につけるためのキッカケづくりや後押しをしたい」という軸を持つことで、断る基準ができました。もしまだ軸が具体化できていない場合は、その仕事を請けたとき自分がどんな気持ちかを観察するのがおすすめです。
・前向きで軽やかな気持ち(いい予感・楽しそう!)
・重くマイナスな気持ち(〜しなきゃ・リターンを求め打算的)
私は後者の気持ちのまま仕事を引き受けると、疲弊しがちでしたね。感覚的ですが、自分の気持ちに従うことは一つの基準になると思います。

オンラインでの打ち合わせも当たり前になってきましたね。移動時間がない分、残業も減り自由な時間を有効活用できて良いなと感じます。

正直私は、仕事への支障が大きくて最初は混乱だらけだったのですが。太谷さんはポジティブに捉えられたんですね!

もちろん、混乱もありました。でも整理をしたら、やるべきことにフォーカスできましたね。ある方が、「課題の数だけビジネスチャンスがある」とおっしゃっていて。課題が山積みなWithコロナ時代は、やれることがたくさんあると、前向きに動き出せました。

新型コロナウィルスを機に複業のチャンスが生まれたので、変化はすごくありました。主催するコミュニティCopanessも、基本オンラインなので全国各地からご参加いただいています。

みなさんそれぞれ、良い方向へ変化を生めているんですね!私も、全ての仕事が一旦ストップしたことで「そもそもなんで複業していたんだっけ? 」と改めて考える時間がつくれました。「働き方を自分で選べる力を作りたい、そこに向けて行動するキッカケを提供したい」と原点に立ち返り、そのための場を提供するなら、リアルな場にこだわる必要はないと、立て直すことができました。

考える間もなく走る期間も必要ですが、自分自身と会話する「内省」をすることも大事ですよね。

あとは、仲間がいたことが大きいです。1000人規模のオンラインイベントをつくっていたのですが、そんな大規模なオンラインイベントでファシリテーションを務めた経験はありませんでした。もし一人だったら怖くなり、くじけていたかもしれないです。仲間と一緒にやらざるを得ない環境に身を置けたことが、前を向いて走り続ける大きな支えとなりました。

モチベーションを上げるのも一人だと難しいですし、自分で限界を決めつけがちですもんね。

複業ではなくても、ご縁を大切にしてコミュニティを持つことは大事だね!

では最後に、視聴者(読者)へのメッセージを含め、With/Afterコロナ時代、自分はどうありたいか? また複業はどのように変化していくのかを、聞いていきたいと思います!

最近は大手企業も、複業人材を募集し始めている時代です。近い将来、本業の傍ら複業することが当たり前になるかもしれません。そこに向けた準備として、まずは「今までどんなときが嬉しかったっけ? ワクワクを感じたっけ? 」と感情や経験の棚卸しをしてみてください。焦らず、変化の時代に備えていけたらいいな、と思います。

太谷さんのおっしゃる通り、複業が当たり前な時代になるのではないか? と感じますね。複業先生でも、大手企業の社員が一斉登録する動きが出ています。まさかこんなふうになるとは、予想もしていませんでした。みんなで専門性をシェアして盛り上げていこうぜ! という世界になってきたんだと実感しますね。

内省して見つけた自分自身の軸を、発信していくことも大事だと思います。オンライン上だと偶発的な出会いはなかなか生み出せませんから。SNSを活用した情報発信などを通じて、誰かに自分を見つけてもらう、思い出してもらう環境をつくること。そこから、仕事や社外活動につなげていってもらいたいですね。

もし今、複業をやりたい・興味があるという方は、その気持ちをアクションに変えてみてください。変化が著しい時代だからこそ、自分自身の”やってみたい”という気持ちに素直になって動いた人が、その波に乗れる気がします。そして、やりがいを持てる様々なプロジェクトに、どんどん参加していってほしいですね。

私からみなさんへお伝えしたいのは、仲間と楽しんでやってみる! です。まずは、同じ志を持つ人や、出会ってピンとくる人と一緒に活動してみること。失敗してもいいと思うんです。そんな機会を、もっともっとみなさんに提供していきたいと思っています。
The post 複業が当たり前の時代へ。課題が山積みなコロナ禍だからこそ、やれることがたくさんある。【オンライン×複業】 #はたサバ first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
]]>The post 変化が大きな時代は、人生の選択肢の幅を広げる情報発信を。その原動力は、好きを伝える熱量【オンライン×情報発信力:染谷昌利さん】 #はたサバ first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
]]>記事のポイント 情報発信は、自分が好きなこと・面白いと思っている内容を「一緒にこれやろうぜ! 」と周囲に誘うイメージで 価値ある情報発信とは、「人類に役立つ事象(人の欲を満たす) × 希少性」 社会のムードが暗くなったときこそ、人生の選択肢を広げられる情報発信を心がける |
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン上での仕事が増える中、自分のスキルとIT・テクノロジーを掛け合わせてどんなことができるのか ──。これからの働き方について想いを巡らす方もいるのではないでしょうか?
そこで働き方メディア「SoloPro」では、毎週月曜日21時〜「オンライン×働き方・スキル」をキーワードに、いろいろな業界の第一人者やチャレンジャーに、公開インタビューを実施。
「After/Withコロナ時代の働き方サバイバル戦略」略して、#はたサバ
7月20日(月)のゲストは、 株式会社MASH代表取締役の染谷 昌利さんです。
インターネット集客、ブログメディア収益化の専門家。書籍の著者や出版プロデューサー、企業のウェブサイトの運用パートナー、ネットショップなどのコンサルティング業務、 行政機関のアドバイザーなどの業務にも従事する、まさに情報発信のプロ。今回はそんな染谷さんを働き方メディア「SoloPro」編集長の松田然が公開インタビュー。
数々のイベントでファシリテーターを務めているオンラインファシリのプロ 小林 千夏さんも招き、オンライン×情報発信をメインテーマに、染谷さんが考えるWith/Afterコロナ時代の働き方やキャリア、そして情報発信を行う上で求められるスキルをお聞きしました。
| 【ゲストプロフィール】 ■染谷 昌利さん 12年間の会社員生活を経て、インターネットからの集客や収益化、アフィリエイトを中心としたインターネット広告の専門家として独立。現在はブログメディアの運営とともに、書籍の執筆、企業や地方自治体のアドバイザー、講演活動、地域活性化イベントなども行う。All Aboutアフィリエイトガイドとしても活動中。主な著書に『ブログ飯個性を収入に変える生き方』『できる100ワザ Google AdSense 必ず結果が出る新・ネット広告運用術』(インプレス)、『世界一やさしい アフィリエイトの教科書 1年生』『世界一やさしい ブログの教科書 1年生』』(ソーテック社)、『成功するネットショップ集客と運営の教科書』(SBクリエイティブ)、『小さな会社のWeb担当者のためのコンテンツマーケティングの常識』(インプレス)』、『複業のトリセツ(DMM PUBLISHING)』がある。 公式ブログ:http://someyamasatoshi.jp/ Facebook:https://www.facebook.com/masatoshi.someya Twitter:https://twitter.com/masatoshisomeya |
| 【インタビュアー】 ■松田然(もゆる) 働くをトトノエル専門家。 2010年に独立・起業。2013年に2社目となる、聴く・書く・伝える「合同会社スゴモン」を立ち上げ代表を務める。ライターになってから現在に至るまで3700人以上を取材しているインタビュアー。特に「働く」に関わる企業ブランディング、採用支援、組織活性などを得意としている。 企業ブランディング構築・支援サービス「TotonouWork」運営代表。プロの働き方発信サイト「SoloPro」編集長なども務める。 趣味は自転車とサウナ。自転車旅しながらリモートワークで47都道府県全てを走ったり、週平均3.7回以上サウナに入っている(サウナ・スパプロフェッショナル)。 ミッションは、「日本の働くをトトノエル」 ■小林千夏(こばやし ちなつ) 大手通信企業 人事(採用・育成)/ 問話デザイン/ S1グランプリ 企画責任者/グローバル人事塾 企画責任者 2012年大手通信企業に入社。法人向けのコンサルティング営業にて新人賞、MVP賞などを取得した後、営業の育成を担い、人事へキャリアチェンジ。複業として、イベントの企画運営、プロファシリテーター、企業研修講師など、口コミのみで活動を広げ、パラレルワークを実践中。 働き方、生き方を自分で自由に選べる力を身につけ、かかわる人にもそのキッカケとなる“場”を提供することをミッションとして活動している。 |

まずは、どのような仕事・活動をされているのか教えてください。

インターネットを使った情報発信を軸に、個人のブログの収益化や企業のネットプロモーションのお手伝いをしています。そのノウハウを伝えるため、セミナー開催や書籍の出版、オンラインサロンの運営も担っています。最近は、お笑い芸人さんのYouTube制作サポート(企画・運用・編集・収録など)もはじめました。

情報発信のプロとして幅広く活躍されている染谷さん。そもそも、インターネットを使った情報発信を仕事としてやっていこうとした経緯とは?

会社員を12年間やって、そのあと独立した流れですね。最初はブログの仕組みができ始めた2001〜2002年に、おいしいお店の紹介や、趣味の車についてのブログを投稿していたんですよ。

当時は、2003年ごろにmixiが始まりましたが、まだ「ブログってなに? 」という感じで、珍しかったですよね。

そうなんです、興味本位で始めたのがきっかけでした。ブログを初めて少し経ったときに、収益化ができると知りました。でも会社員だったこともあり、それだけで生活していこうとは思わず。ランチ代が稼げればいいなぁくらいでしたね。

実際に収益化するための勉強はどこでしたのでしょう?

ほとんど独学です。発信するうち、車好きの仲間と交流するようになり、その仲間たちと情報交換をしながら、学んでいった感じですね。当時は、インターネットでの稼ぎ方についての情報は多くなかったので。


なるほど。そこからどうして独立をしようと?

2008年に起きたリーマンショックを機に、勤めていた会社が経営不振に陥り、希望退職を募っていたんです。ブログを始めて6〜7年経ち、少しずつ収益化ができるようになっていた頃でした。退職金があれば、当分収入がなくてもブログを作り込める時間もあるし、頑張れば収益化できるのでは? と軽い気持ちで独立をしました。
1年間、どっぷりとブログ漬けの毎日でしたが、運良く家族3人が生活できるレベルまで収益を伸ばすことができました。軽い気持ちで独立とか考えちゃダメですね笑。

そこからブログでの収益化を軌道に乗せ、周囲へノウハウを教える立場になっていったんですね!

そうですね。ノウハウを伝える活動をし始めたのは、インターネットの収益化について学ぶイベントに参加したことがきっかけです。イベントの主催者などと交流するうちに、Google AdSenseの担当者と知り合い、「僕のノウハウをGoogle AdSenseの成功事例として載せたい」と声をかけていただきました。そこからいろんなイベントへの登壇依頼が来るように。現在は、36冊の本を出版するまでになりました。
■情報発信者養成コミュニティ「ギガ盛りブログ飯」も運営
https://lounge.dmm.com/detail/461/

モデレーターの小林です! 視聴者・読者の中には、収益化が目当てでなくても情報発信を頑張りたいと思っている方も多いと思うのですが。情報発信する上で大事なポイントを教えてください!

自分が好きなこと・面白いと思っていることを「一緒にやろうぜ! 」と周囲を誘うように発信することが大事なポイントです。そのための手段は、人それぞれで良いと思うんです。Twitter・Instagram・YouTube・ブログ…etc 何が正しいか、自分に合っているかはやってみないとわからないので、まず一歩踏み出すことが大切です。
もっというと、インターネットに固執する必要もありません。友達へいかに楽しく、面白く伝えられるか? これも情報発信力の一つです。

なるほど! でもそもそも、どんなことを発信したらいいの?という方もいると思うのですが……..。

今までご自身が経験してきたこと・行った場所・好きなこと、を紙に書き出すといいですよ。「漫画が好き・本が好き・筋トレが好き」なんでもいい。自分が熱量を持って発信できる内容の方が、読者が読んでいて面白い発信につながりますから。

なるほど……! 具体的な例はありますか?

僕は前職で採用担当をしていた経験から、面接のポイント・履歴書の書き方をブログで発信していました。旅行でパワースッポットをたくさん巡った記録をそのままブログにしたり、英会話教材の感想や途中経過をブログで発表したり。日常で起こる些細な出来事でも良いので、書き出した中で伝えたいなと思ったものを発信してみてください。

なるほど。

あとはコンプレックスが共感を生むこともありますね。身長が低いことをにコンプレックスに思っていた女性が、背が小さい人向けのファッションブログを開設して、コーディネートなどを紹介しました。ターゲット層は多くないかもしれないけど、ニーズに合っていますよね。

いいですね! 発信したいテーマが決まった後、ファンをつくるような発信をするにはどうすればいいのでしょう?

そのテーマに興味を持ち始めたばかりの頃の、過去の自分に向けて発信してみてください。
「なんでこれ知らなかったんだろう? 」という内容だったり、初心者に「最初はこれだけ押さえておけばOK」という基本的なことを教えてあげる気持ちです。

それなら、ハードル低く発信できそうです!

発信ができない人は、先生になろうとしてハードルをあげちゃうんですよね。部活の先輩くらいの位置付けでいいんですよ。後輩から「ちょっとこのスイングわかんないんですけど、教えてくれますか? 」と聞かれたことに対してするアドバイスのようなイメージです。そのくらいの方が、続けられますから。

それなら、気軽に情報発信ができそうですね。もう少し進んで、そこから収益化したい場合はどうしたらいいのでしょう? 今回、コロナ禍の影響で、より仕事としての情報発信に関心がある人が増えた印象もあるので。

まず、収益はあとからついてくるものだと知っておくことです。今日発信して明日すぐ効果が出ることはありません。インターネットの世界でも、継続しないと成果は出ない。スポーツや仕事と同じですね。

インターネットは、リアルタイムで反応が見られるためすぐに効果が出てしまうと勘違いしがちですよね。やはり、いきなり仕事にしようとすると難しそうですね。

まずは趣味で初めて、そこから仕事にするのがいいと思います。例えば、キャンプが好きな方が、道具も全部揃えて「みんなは手ぶらで来てね! 」という状態で仲間を募ってキャンプを主催するとします。そのとき、いきなり参加費で稼ごうと注力することは、お勧めしませんね。「キャンプ楽しいから、一緒にやろう! 」と熱量を持って誘えることの方が大事です。最初は割り勘でいいんですよ。

なるほど!

その発信を繰り返すことで、楽しそう!と集まってきてくれる人が増えます。ある程度続け、その場がコミュニティ化してきた段階で、「実はキャンプの参加費の原価4000円なんだけど、手間賃として1000円プラスの5000円もらってもいいかな?その分、もっと面白くするから 」と打診してみてください。そこで払えない、という人は価値観が合わない人です。了承してくれる人が10人いれば、1万円の収益になる。結果として、キャンプが仕事になり、得た収益で、さらに大きな企画をやっていくこともできるようになります。

すごい! 結果として、好きなことが仕事になっていますね! まずは情報発信を通じて、価値観が合う人を集めることが大事なんですね。

よく、価値のある情報提供を心がけましょうと言われるのですが、そもそも価値とは何なのでしょう?

価値とは、「人類に役立つ事象(人の欲を満たす) × 希少性」です。ダイヤのネックレスを欲しがるのは主に女性だと思いますが、なぜ欲しいと思うのでしょうか。それは「ダイヤのネックレスが胸元にあることで自分の魅力が上がる」あるいは「自分はダイヤのネックレスを身につけるにふさわしい人間だと自意識が上がる」からです。言い換えると、その人の役に立っているからです。
でもダイヤが街中に落ちてたらどうでしょうか?誰も興味を示しません。わざわざ拾って身につけようとは思いませんよね。ダイヤは所有者の充足と、希少性に価値を感じさせるのです。
でも僕が欲しいか? と聞かれたら……買わない(笑)

たしかに(笑)

僕は時計が好きで、歴史や機能やデザインにこだわっているものを見るとつい欲しくなります。でも「時間を見るだけならスマホでいいじゃん」と言う人もいる。要は、世の中に発信してみないと誰に刺さるのかわからないんですよね。刺さった人が、価値観が同じ人。それが自分の実生活半径1メートル以内で見つけるのが難しくても、世界中の人と繋がれるインターネットでなら見つけやすいんです。

コロナ禍や不況の影響で世の中のムードが暗くなって情報発信が難しくなった、と感じる人も増えたと思うのですが。こういう時期だからこその情報発信のコツは何でしょう?

人生の選択肢を広げられる発信の仕方が良いと思いますね。誰かにおすすめしたい、きっかけを提供したい。そんな気持ちが大事です。現在、テレワークが浸透してZOOMの使い方を説明した記事や本の需要が伸びていますよね。それは、使い方がわからないと言う世の中の人の困りごとを解決している内容だからです。そんなふうに、自分の持つ経験や知識を、誰かの役に立つ情報として発信するのがいいと思います。自宅でできるトレーニング方法でも、自宅の庭でできるキャンプでも一緒です。

なるほど! 情報発信をすると、こんないいことがあるよ! というのも染谷さんから聞きたいですね。

情報発信は、自分がやりたいことを実現させるツールになってくれます。将来、パン屋さんを開くとなったら、味だけで勝負するのは難しいかもしれません。でもインターネットを使った集客や宣伝を上手に行えば、地域で一番人気のあるパン屋さんも目指せると思うんです。たとえそこで、インターネット広告の収益化ができなくても、結果として、お店の収益が増えれば一番いい形ですよね。

たしかに!

あとは情報発信を磨くと、騙されなくなるんですよ。「調べる→発信→調べる→発信」を繰り返すことで、この情報正しいかな? 大丈夫かな? と学びの姿勢が身につきます。それを繰り返すうち、信ぴょう性のある情報を見極められるようになっていく。結果として「簡単にすぐ稼げる仕事」など怪しいワードに飛びつかなくなるんですよね。

騙されなくなる、そんなメリットもあるんですね!

あとは、小さな世界で悩まなくなります。会社という小さな世界で息苦しさを感じたとしても、インターネットを介して他人と繋がれることで別の世界を知ることができます。すると、なんでこんなことで悩んでいたんだろう? と思えたり、外で得た知識を社内でいかせたり、転職が必要な場合はすぐ踏み切れたりする。情報発信をして世界を広げることは、人脈や機会、仕事を生み出すことにもつながります。

最後に、この企画で皆さんに聞いている質問ですが、染谷さんが考える、With/Afterコロナ時代の #はたサバ(働き方サバイバル戦略)を教えてください!

変化が大きな時代は、選択肢の幅を広げることが大事だと思います。会社からの収入だけ、インターネットの収入だけ、と1つに偏ってしまうとそれがダメになったときが怖い。でも3つ4つと収入源や居場所をつくっておけば、心の余裕になります。

染谷さんの活動も、幅広いですもんね!

先程も言いましたがオンラインへの偏りって危険だと思っています。小さな社会で王様になっても、環境が変わったらまったく生活できなくなってしまうこともあります。だからあえてオフラインの書籍へ力をいれたり、企業のサポートの仕事も増やしています。アフィリエイトの広告主が撤退したり、Googleの検索ルールが変わると収益が見込めなくなるので。

まさに、働き方戦略ですね!

自由とは、選択肢の幅だと思うんです。冒頭でもお伝えしましたが、情報発信はオンラインだけに留める必要はありませんから。選択肢をいくつか用意しておくと、いざ、というときも安心ですね。

それでは最後に、視聴者(読者)へメッセージをお願いします!

インターネットは、選択肢の幅を広げる経験を積みやすいツールでもあります。コロナ禍で大変な思いをされている方もたくさんいらっしゃると思うのですが、あえてピンチと決めつけず、こういう機会があったから情報発信に力を入れる時間ができたと、ひとつのきっかけとして捉えることも良いかもしれないですね。
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]]>記事のポイント 遊びの中に、社会課題の解決・地域のニーズを組み入れることで仕事になっていった オンラインの場づくりは「コミュニケーションの量を増やすこと」が大事 場づくりに挑戦するには3つのステップがある |
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン上での仕事が増える中、自分のスキルとIT・テクノロジーを掛け合わせてどんなことができるのか ──。これからの働き方について想いを巡らす方もいるのではないでしょうか?
そこで働き方メディア「SoloPro」では、毎週月曜日21時〜「オンライン×働き方・スキル」をキーワードに、いろいろな業界の第一人者やチャレンジャーに、公開インタビューを実施。
「After/Withコロナ時代の働き方サバイバル戦略」略して、#はたサバ
7月13日(月)のゲストは、株式会社ここにある代表取締役 / 場を編む人 藤本遼(ふじもと・りょう)さんです。
兵庫県尼崎市を中心に「尼崎ENGAWA化計画」や「カリー寺」といった場づくりの実践を重ねてきた藤本さん。2020年4月2日にはグリーンズ出版より書籍『場づくりという冒険 いかしあうつながりを編み直す』をリリースするなど、場づくりに関心のある方、必見です! 今回はそんな藤本さんを働き方メディア「SoloPro」編集長の松田然が公開インタビュー。
数々のイベントでファシリテーターを務めているオンラインファシリのプロ 小林 千夏さんも招き、オンライン×場づくりをメインテーマに、藤本さんが考えるWith/Afterコロナ時代の働き方やキャリア、そして場づくりを行う上で求められるスキルをお聞きしました。
| 【ゲストプロフィール】 ■藤本遼さん 株式会社ここにある代表取締役 / 場を編む人 1990年4月生まれ。兵庫県尼崎市出身在住。「すべての人がわたしであることを楽しみ、まっとうしながら生きていくことができる社会」を目指し、さまざまなプロジェクトを行う。「余白のデザイン」と「あわい(関係性)の編集」がキーワード。 現在は、イベント・地域プロジェクトの企画運営や立ち上げ支援、会議やワークショップの企画・ファシリテーション、共創的な場づくり・まちづくりに関するコンサルティングや研修などを行う。さまざまな主体とともに共創的に進めていくプロセスデザインが専門。代表的なプロジェクトは「ミーツ・ザ・福祉」「カリー寺」「生き方見本市(生き博)」「尼崎ENGAWA化計画」など。 |
| 【インタビュアー】 ■松田然(もゆる) 働くをトトノエル専門家。 2010年に独立・起業。2013年に2社目となる、聴く・書く・伝える「合同会社スゴモン」を立ち上げ代表を務める。ライターになってから現在に至るまで3700人以上を取材しているインタビュアー。特に「働く」に関わる企業ブランディング、採用支援、組織活性などを得意としている。 企業ブランディング構築・支援サービス「TotonouWork」運営代表。プロの働き方発信サイト「SoloPro」編集長なども務める。 趣味は自転車とサウナ。自転車旅しながらリモートワークで47都道府県全てを走ったり、週平均3.7回以上サウナに入っている(サウナ・スパプロフェッショナル)。 ミッションは、「日本の働くをトトノエル」 |

まずは、どのような仕事・活動をされているのか教えてください。

「場」をつくる仕事をしています。私の出身地である兵庫県尼崎市を中心に、イベント・ワークショップの開催や、空間のリノベーション、まちづくりに関する研修・地域プロジェクトの企画運営を手がけています。

”場づくり”をキーワードに、活動の幅が多岐にわたっていますね! 具体的にはどんなプロジェクトを手がけてきたのでしょう?

例えば、「カリー寺」というお寺でカレーを食べる企画を立ち上げました。尼崎市にある浄土真宗のお寺・西正寺(さいしょうじ)で、ご住職と地域の人たちや檀家さん、関心のある方を巻き込み、年に一度開催しています。「カリー寺」以降、さまざまな企画や活動、取り組みが西正寺に持ち込まれて。今では、地域の寄り合いのような「場」になっていますね。

モデレーターの小林です。お寺のコミュニティづくり、素敵ですね……!

2017年には、障がいがあってもなくても楽しめるフェス「ミーツ・ザ・福祉」を尼崎市の野球場などで開催。当日は70店舗のブース出店、20組のステージパフォーマンス、音楽ライブや体験コンテンツなどで賑わいます。障がいがあってもなくても、それぞれの違いを受け止めながら活かしあう場になれば、という想いで企画開催しました。

フェスを楽しみながら、障がい福祉への理解も高まりそうですね!

藤本さんと最初にお会いしたのはgreenzのコミュニティの学校でしたが、そのとき「まちで遊んでいたら、場づくりが仕事になった」という言葉をおっしゃっていたのが印象的でした。

仕事と遊びの境界線が緩やかなんですよね。現在動かしているプロジェクトは20個くらいあるんですが、そのうちの1割から2割は、利益が出なくても面白そうだからやりたい! と思えるものにしています。そうじゃないと、自分も面白くなくなっちゃうから。

なるほど。

カリー寺は、僕がカレーが好きだから、という理由で始めた部分もあるんですよ。7月開催なんだけど、暑い時期だからこそみんなでカレーを食べよう!って(笑)

すごい(笑)そもそもどのような経緯で「場づくり」が仕事になったのですか?

20代前半の頃、生まれ育った尼崎市で遊び場をつくりたいと、趣味でイベント企画を始めたのがきっかけです。尼崎市は、大阪や神戸にもすぐ行ける立地の良い地域。でも他の都心部に出ず、地元で遊べほうが楽しいのでは? と想いがありました。そこでNPO法人に勤務をする傍ら、空いた時間でイベント企画をすることにしたんです。だんだんと活動の幅と規模が広がり、趣味として遊びでやっていた“場づくり”が、仕事になっていきました。

そういった経緯だったんですね! イベント企画とは、具体的にどんなことをしていたのでしょう?

最初は地域のいろんな場所を借りて、交流会や飲み会を開きました。尼崎市は銭湯が多いので、銭湯の番台のスペースを借りて飲み会を開いたり、神社の一角を借りて交流会をしたり。そこで出会った仲間と、商業施設の空きスペースを借りて改装し、地域の人が使える空間をつくったりしていましたね。

遊びを仕事に、というと憧れる人も多いと思うんです。実際、お金をいただくのと、ただの趣味としてやるのではどう違うのでしょう?

遊びの中にも、社会課題の解決・地域のニーズを組み入れて企画を立ててきました。お金をいただけるようになった要因はそこにあると思います。「地域の人・仲間が困っていること」×「やってみたいこと」を掛け合わせて、場をつくることは意識していましたね。

藤本さんは、なぜ、「場を編む人」を肩書にされたのですか?

「編む」という言葉に出会ったのは、「舟を編む」の小説がきっかけです。すごく美しい表現だと感じました。「場をつくる」とは、すでにあるモノ・コト・歴史、人といった素材を「編集」し、より多くの人に伝わりやすく、関わりやすくする仕事です。

縦糸と横糸を編むように、組んでいくイメージですかね?

そうですね。新しく0→1でつくるのはなく、今あるものを活かす。そんな想いで「編む」という表現を肩書きにしました。

だから、藤本さんの会社の名前も株式会社ここにある、なんですね。
私は、「問話(といわ)デザイン」を肩書きに活動していて、場をつくる時は「問」を置いて「話しあえる場」を作ることを意識しているのですが、藤本さんは場をつくるときに、具体的にどのようなことを意識されていますか?

どんな人でも参加しやすいように、入り口を広くすることは意識していますね。あと、おっしゃるように「問い」も、大事だと思います。でもいきなり「この社会問題についてどう思いますか? 」と問いを投げかけられても、興味を持ちづらい人もいると思うんです。

たしかに。

その分野への関心がない方にも、興味を持ってもらうには「なんか面白そう! 」「おしゃれ! 」と感じてもらえる入り口を用意することが大事。そうして実際に「場」に参加したときに「問い」が見られるようなデザインを心がけています。

たしかに、「カリー寺」や「ミーツ・ザ・福祉」も、お寺や福祉に関心がなかった人が、「面白そうなイベントに顔を出したきかっけで、興味を持った!」なんてこともありそうですね。参加者やプロジェクトメンバーを巻き込むため、他に意識していることはありますか?

自分が楽しそうにすること、ですね。

楽しそうな雰囲気に、自然と人は引き寄せられますもんね。

あとは、自分から関係性をつくりにいくこと。Facebookページに「いいね!」を押してくれた人には、できるだけメッセージ送ってみる 。なにかの機会に名刺をもらったら自分から連絡をする。小さなことですが、自分からアプローチをかけた先に、仲間になってもらえる方との出会いがあると思うんです。今まで、声をかけまくってきた自負はありますね。

新型コロナウイルスの影響で、場づくりもオンラインへと変化したのではないでしょうか?

そうですね。でもオンラインになっても、大事にしていたことは変わってないです。

大事にしていたこと、とは?

参加者と「相互的な関係になる場づくり」を意識しています。主催者や登壇者が一方的に話すのではなく、チャットを活用して皆さんの声を拾ったり、チェックインで喋ってもらったり、感想をシェアしてもらったり。オンラインではそれをより意識しています。

一方的なメッセージではなく、参加者が入ってこられる機会をつくっているんですね。

LIVEでやる醍醐味は、その瞬間に起こる人との関わり合いだと思うんです。コミュニケーションが一方的なら、それぞれが好きなタイミングで観られる動画で十分。「場づくり」においては、参加者とのやり取りの中で起こる化学反応を、どうしたら上手く捉えられるか? が大事になってきます。

オンラインだと雑談をするのも難しいのかな、と思うのですが、コミュニケーションを取る上でのポイントを教えてください!

コミュニケーションの「量」を増やすこと、ですね。主催しているオンラインスクールでは、イベント15分前にzoomを開けて雑談できる時間をつくったり、終了後もしばらく参加者同士で喋れる時間をつくったりしています。

遊びや余白の時間があると、コミュニケーションの量も増やしやすいんですね! オンラインになっても大切なことは変わらない、とおっしゃっていましたが、逆に新型コロナウイルスの影響で変化したことはありますか?

拠点を、新しく淡路島にも構えました。

拠点を増やしたんですね! すごい! その背景は……?

いまの時代は、自然との関わりを見直したほうがいいのではないか、と感じています。暮らしている尼崎市は、人口45万人の工業都市なので、自然に触れる機会が少ないです。もし淡路島のような自然とより近い場所に身を置いたらどう変わるのか? 試してみたくなりました。

なるほど。

あとは、人口の多い尼崎市だから場づくりができたんじゃないのか? という思いもあって。より人口の少ない地域では、どんな場づくりができるのか? どうやって他の地域と接点をつくるのか? 挑戦しようと、2020年の6月からプロジェクトを開始しています。

最後に、この企画で皆さんに聞いている質問ですが、藤本さんが考える、With/Afterコロナ時代の #はたサバ(働き方サバイバル戦略)を教えてください!

数年先を見据えた計画を立てず、今を大事に生きることが僕にとって働き方戦略ですね。

あえて計画を立てない! それ自体が戦略ですね。でも、その意図は?

未来を描くことは大事だと思う一方、人間の価値を損なう部分もあるのではないか? と思うんです。社会の変化はどんどん早くなっているし、そもそも自分が何年先まで生きているかわからない。
それなら、今この一瞬、一瞬、出会った人たちと一緒に何ができるだろう? と考えて生きたいんです。本当に大切なのは、「ここにある」それは社名にも込めた想いです。

たしかに、時代の変化が早い現代社会では、「今」をどう生きるか? に目を向けることが自分らしく生きるヒントになりそうです。でもその一方、社会だと、目的や目標から逆算して、今をどうするかを決めることが大事とされてる部分も大きいように感じます。

そうですね、なので既存の価値観に揺さぶりをかけたい。会社にいると、目的はなに? 目標はどこにあるの? と聞かれることも多いと思うんですよ。でも、寄り道したときに面白いものを見つけることや、今見えていない価値に気づいていく楽しさもあると思うんです。

まさに、藤本さんの「場づくり」は、お寺でカレーを食べて楽しめたり、障がいがあってもなくてもフェスを一緒に楽しめたり、知らなかった、見えていなかったという価値に気づかされることが多そうです!

あとは、計画を立てないからこそ「問い続ける」「固定化しない」ことは大事にし続けたいですね。こうすれば上手くいく、きっとこれが正解だ、と思わないこと。既存の価値観を揺さぶり続けないと、次のステージに行けませんから。過去に執着しないプロジェクトづくりをこれからも意識したいです。

ありがとうございます! 最後に視聴者(読者)に向けてメッセージをお願いします。

最後までこのイベントを見てくださった方、途中から見てくださった方、ありがとうございます(そして、この記事をここまで読んでいただいた方、ありがとうございます)。
これから場づくりに挑戦したいと思っている方は、まず最初の一歩目として「興味のある場・イベント」に参加してみてください。そして出会った参加者とコミュニケーションをとってみる。つながって帰ってみる。慣れてきたらどこかのタイミングで、興味関心の分野が近い人と小さく企画をしてみてください。そんなステップを踏んで、僕は今に至っています。

スキルやテクニックを磨くことも大事ですが、まずは気になる場に参加してみる、コミュニケーションを取ってみることはもっと大切ですよね。さらに、オンラインなら全国からそういった場を探せますし、自らイベントやコミュニティを企画するハードルも低くなりました。

いきなり企画が難しかったら、つくる側のお手伝いから始めるのもいいかもしれませんね!

お手伝いは最高だと思います。小さなことからでいい。一対一の会話も「場」です。その積み重ねが、イベント・ワークショップ・プロジェクト・事業と大きくなっていく。まずは「小さい対話の場」をたくさん積み重ねてみてください。
もし僕の話を聞いて気になったところ、一緒に何かやりたい! などあれば、SNS各種あるので、気軽に連絡ください。
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新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン上での仕事が増える中、自分のスキルとIT・テクノロジーを掛け合わせてどんなことができるのか ──。これからの働き方について想いを巡らす方もいるのではないでしょうか?
そこで働き方メディア「SoloPro」では、毎週月曜日21時〜「オンライン×働き方・スキル」をキーワードに、いろいろな業界の第一人者やチャレンジャーに、公開インタビューを実施。
「After/Withコロナ時代の働き方サバイバル戦略」略して、#はたサバ
7月6日(月)のゲストは、株式会社MOVED 代表の渋谷 雄大さんです。
イベント支援・セミナー・講演事業などを担う会社経営をする傍ら、サイボウズ株式会社のエバンジェリストとしてもご活躍する渋谷さん。今回はそんな渋谷さんを働き方メディア「SoloPro」編集長の松田然が公開インタビュー。
数々のイベントでファシリテーターを務めているオンラインファシリのプロ 小林 千夏さんも招き、オンライン×プレゼンテーションをメインテーマに、渋谷さんが考えるWith/Afterコロナ時代の働き方やキャリア、そしてプレゼンテーションを行う上で求められるスキルをお聞きしました。
| 【ゲストプロフィール】 ■渋谷 雄大さん 株式会社MOVED 代表取締役社長東京都江東区出身。 スポーツ業界にて鍼灸師として活動後、独立等を経て、新しいキャリアを求めICTコミュニケーションズ株式会社に入社。IT研修講師・コンテンツ開発を経験。その後サイボウズ株式会社のエバンジェリストとして年間150回以上の講演・セミナーを担当。2018年9月に株式会社MOVEDを創業。自身のリアルな経験を活かした伝わるプレゼンの指導を強みとしている。 株式会社MOVED Twitter:https://twitter.com/carebody 著書「伝わるプレゼンの法則100」大和書房 |
| 【インタビュアー】 ■松田然(もゆる) 働くをトトノエル専門家。 2010年に独立・起業。2013年に2社目となる、聴く・書く・伝える「合同会社スゴモン」を立ち上げ代表を務める。ライターになってから現在に至るまで3700人以上を取材しているインタビュアー。特に「働く」に関わる企業ブランディング、採用支援、組織活性などを得意としている 企業ブランディング構築・支援サービス「TotonouWork」運営代表。プロの働き方発信サイト「SoloPro」編集長なども務める。 趣味は自転車とサウナ。自転車旅しながらリモートワークで47都道府県全てを走ったり、週平均3.7回以上サウナに入っている(サウナ・スパプロフェッショナル) ミッションは、「日本の働くをトトノエル」 |

まずは、どのような仕事・活動をされているのか教えてください。

株式会社MOVED 代表取締役社長として、プレゼンテーション研修・IT業務の改善支援・セミナーや講演に関する事業を手がけています。その傍ら、サイボウズ株式会社の会社員としてエバンジェリスト※1 の活動もしています。
| ※1:「エバンジェリスト(evangelist)」とは、IT業界の新しい職種、あるいはその役割を担う専門人材のことです。もともとはキリスト教の「伝道者」の意で、ITのトレンドや技術について、ユーザーやエンジニアなどに分かりやすく説明し、啓蒙することを仕事とします。自社技術の価値を伝え、高める専門職として、最近、IT関連企業でポストとして新設するところが増えています。当然、技術やサービス全般に精通したエンジニアや開発者出身の人がほとんどです。引用:https://www.hrpro.co.jp/glossary_detail.php?id=163 |

会社を経営しながら、会社員も……!?

はい。実は、起業とサイボウズの社員になるタイミングは同時だったんです。会社員としての仕事があることで、起業にチャレンジしやすかったのと、サイボウズの事業により深く携わりたい気持ちが大きくて。経営者と社員の二足のわらじで活動していくことを決めました。

サイボウズは働き方に柔軟な会社としては有名ですよね。社員自ら出社・退社時間を決められたり、勤務日数を調整できたり。複業をされている方も珍しくないと伺いますが、複業が会社経営とは面白いキャリアですね。
でもそもそも、なぜIT分野を仕事に? たしか渋谷さんと初めて出会った頃は、スポーツトレーナー・鍼灸師をしていたよね?

より時間をコントロールできる働き方がしたいと、思ったことがきっかけです。その手段として、IT分野がフィットした形ですね。

具体的に、どんなきっかけだったの?

21歳のとき、スポーツトレーナー・鍼灸師としての活動を広げるため、オーストラリアに留学をしました。そのとき目の当たりにした、ホストファミリーの「家族との時間を大事にする」働き方に衝撃を受けたんです。彼らの仕事のスタンスに、自分の人生のつくり方や働き方を見直したい、と思いました。

理想のライフスタイルから逆算して働き方を考えるきっかけを、海外で得たんですね。

オーストラリアから帰国後、スポーツトレーナーの仕事を離れ、フリーランスとしていくつかの仕事を手がけました。その中で芽が出たのが、ITの分野だったんです。その後、ICT関連の教育や研修を手掛ける会社にも入社し、組織の中での経験も積みました。

モデレーターの小林です。ITは、オンラインで業務が完結したり、PC1つで仕事ができたりと、渋谷さんが描いていた理想の働き方との親和性も高いですもんね! でも、そこからどのようにして、プレゼンの世界に?

一番のきっかけは、サイボウズで「エバンジェリスト」として働かないかと誘っていただいたことです。サイボウズに入社したことです。前職のご縁で、「エバンジェリスト」として働かないかと誘っていただきました。そこから講演・セミナーで登壇する機会が一気に増えましたね。怒涛のようなプレゼン漬けの日々……! 同じ内容のプレゼンを、500回くらいやったかな(笑)。

すごい……!

本当に、鍛えられました(笑)。貴重な経験でしたね。

サイボウズのエバンジェリストとして働き始めたことが、プレゼンのプロとしての活躍するきっかけだったんですね〜!

その後も、年間150回以上の講演・セミナーを行い、プレゼンのノウハウが詰まった著書「伝わるプレゼンの法則100」も出版された渋谷さん。どのようにしてプレゼンスキルを上達させていったのか、気になります!

私僕の場合は、圧倒的に場数が多かったことが、上達した要因だと思います。もらったフィードバックを元にPDCAを回し、試行錯誤を繰り返しました。その積み重ねがノウハウとして蓄積され、今に至っています。

やっぱり場数は大事ですよね。でも、僕は、人見知りだったこともありプレゼンに苦手意識があって(汗)。やはり、プレゼンは素質やセンスもあるのかなと思うのですが、いかがでしょうか?

いいえ。プレゼンのスキルは、後天的に身につけられます。センスとは、今までの経験の積み重ねです。まずは基礎となるノウハウを勉強し、それを活かして場数を踏めば、どなたでも上達すると思いますよ。

視聴者の中には、「プレゼンが上手くなりたい! 」と思っている方も多いと思います。今日からでも実践できる、プレゼンの大事なポイントを教えてください!

まず大事なのが、「相手目線」ですね。

プレゼンって、意識しないと自分目線の気持ちになりやすいと思うんですよ。「これ買って! 」「俺すごいだろ! 」と自分の主張を伝えて終わり、みたいな……。

たしかに。自分がどう見られているのか? ばかりを意識してしまうことが多いです。

でもそれだと、相手にとってのメリットが伝わらず、自分ごとにしてもらいにくいされくいんですね。相手に喜んでもらうためには、どうしたらいいだろう? という気持ちを持つだけで、ぐっと伝わりやすいプレゼンになりますよ。

自分が伝えたい内容を相手に知ってもらうこと、がゴールではないんですね。

その通り。プレゼンのゴールは、相手の「ココロ」を動かすことです。今日はいい話が聞けてよかったな、と思ってもらうのも大事ですが、本質的な目的はその一歩先。ワクワクしたり、誰かに伝えたくなったり、商品を買いたくなったり、行動を起こしてもらうことが重要です。

だからこそ、相手が何を求めているのか? という相手目線の気持ちが大事になるんですね。

おっしゃる通り! 重要なのは、「私」ではなく「相手が、どう思うか? 」です。具体的には、プレゼンの最中、使う主語を「私」から「あなた」に変えることで、自然と相手目線で話すことができますよ。

主語を……変える?

アメリカ合衆国の元大統領 バラク・オバマさんが、「Yes! We Can! 」と繰り返していたフレーズが印象に残っている方も多いと思います。主語を、「I(私)」にするのではなく、YouやWe(あなた・あなたたち)にして伝えると、「あなた」が主役という印象を与えられるんですね。聞いている側は「自分に対して語りかけているんだな」と自分ごとにしやすくなります。

なるほど。

会社の商品・サービスをプレゼンするときも、ぜひ主語を「弊社(I)」から「あなた(You)」に変えてみてください。話すときの感情移入も、しやすくなりますよ。

プレゼンは、相手への贈り物。相手目線の気持ちや、相手のココロを動かす本質は、営業やライティングにも通ずる大事なことですね。

あとは「主観」を入れることもポイントです。

どんなに流暢に喋れても、感情が込められていなければ伝わりません。淡々と情報だけを並べるのではなく、実際にプレゼンする商品・サービスを使ってみた感想を盛り込むと、聞いている方たちは使用感をイメージしやすくなります。さらにプレゼンターが楽しそうに話す姿を見て、興味を示すことも。
相手目線をベースに主観を入れて伝えることで、「あなたみたいになれるなら、買おうかな! 」とワクワクする未来予想図や想像を駆り立てることが重要です。

「相手目線になる」「主観を入れて伝える」は、日常会話でも活かせそうですね。

まさに。プレゼンはコミュニケーションですから。会社の上司や家族と良い関係を築きたいときも、相手目線の心がけは活かせます。相手を観察して「これは言っちゃダメだったな」「こういう伝え方の方が良かったかな」と反応を見ながらPDCAを回す。そうすることでコミュニケーションが改善されたり、自分の要求が通りやすくなったらいいですよね。

なるほど! 渋谷さんが、経営者・会社員・家庭(渋谷さんは4児の父親! )を、両立させる裏側には、プレゼンの極意を踏まえたコミュニケーションがベースになっているんだな、と感じました。

新型コロナウイルスの影響で変わったことはありますか?

今まで登壇していたセミナーは、ほとんどオンライン開催になりましたね。

すでに数多くのオンラインセミナーを開催されていると思うのですが、オンラインならではの意識している点は、ありますか?

参加者を巻き込むこと、を意識しています。チャットでいただく質問・感想を拾いながら話を展開すると、盛り上がるんですよ。同じテーマで開催しても、参加者のコメントによってその日ならではのトークができるので、満足度も高いですね。

確かに。参加者の反応をダイレクトに受け、求められている内容に合わせた展開ができるのは、オンラインの良いところですよね!

ただオンラインだと、ご飯を食べながら、散歩をしながら、の視聴も可能なので、参加者とどうコミュニケーションをとるか? 巻き込むための工夫は必要だと思いますね。

オンラインセミナーで使うプレゼン資料作りのポイントはありますか?

スマートフォンから参加される方も多いので、資料はシンプルで見やすいレイアウトにする必要があります。

スマートフォンから細かい文字は、見れないですもんね。

オンラインは入退室も自由にできるので、「今どのテーマについて話しているのか?」がわかる資料になっていると尚、親切です。もゆるさんと小林さんのZOOMの壁紙のように、今回はこういうテーマで話すイベントなんだなとわかるような工夫も、途中から参加した方にわかりやすいのでいいと思います。

最後に、この企画で皆さんに聞いている質問ですが、渋谷さんが考える、With/Afterコロナ時代の #はたサバ(働き方サバイバル戦略)を教えてください!

オンラインでセミナー開催ができるようになり、働き方の選択肢が増えました。今までは、登壇のために会場に行かなければならず、東京から離れられませんでした。でもオンラインで完結できれば、世界中どこにいても登壇できます。旅をしながらでも働ける。そういう意味では、そもそもWith/Afterコロナ時代がサバイバルなのかな? という疑問もありますね。

ビジネス面ではこれから不況になるなどネガティブ面もあるので、サバイバルと表現していますが、働き方に関してはたしかに!Beforeコロナも、満員電車で通勤しなければならなかったり、仕事が理由で暮らす場所を選べなかったりと、それこそサバイバルな働き方だった気がします。働き方の選択肢が広がったことは、むしろポジティブな変化とも捉えられますね。

もちろん、リアルで会う価値には敵わないので、通勤しても良いと思うんです。大事なのは、選べるということ。オンライン・オフライン、どちらも仕事ができるようになったことで可能性が広がったように思います。

渋谷さんがオーストラリア留学で目の当たりにした「時間をコントロールできる働き方」を、誰もが実現できる世の中へ近づきつつあるのかもしれませんね。

一方で、働きやすい環境をつくるために、自分からアピールしていくことも大事です。例えば、地方で働くのなら「なぜ、その地域で働きたいのか? 」「どんなことをしていきたいのか? 」自分のストーリーを話せると良いですね。自分から発信していくことで、仕事やチャンスにつながります。その手段としても、ぜひプレゼンのスキルを使っていただきたいですね。

では最後に、視聴者に対してメッセージをお願いします!

時間をコントロールする働き方は、ネット環境やITツールの発達により、格段に実現しやすくなりました。その一方で、リアルに人と会う価値は無くなりません。
どちらも選べるようになった今、「なぜ自分はこの働き方を選んでいるのか? 」働き方を 一度見直してみるのも良いかもしれません。そうして、後悔しない働き方・幸せな生き方を選択をしてほしいですね。
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]]>記事のポイント マインドフルネスとは、心の状態を評価・判断せず、今に意識を向けること。「今、心はどんな感じだろう?」と俯瞰して見る習慣がつけば、生き方が変わる ワークショップのオンライン化により、マインドフルネスがより身近になった(場所・時間を問わず参加できるため、仲間づくり・習慣化がしやすい) After/Withコロナ時代「そもそも社会にとっての自分の仕事の役割は何か? 」問い直す必要がある |
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン上での仕事が増える中、自分のスキルとIT・テクノロジーを掛け合わせてどんなことができるのか ──。これからの働き方について想いを巡らす方もいるのではないでしょうか?
そこで働き方メディア「SoloPro」では、毎週月曜日21時〜「オンライン×働き方・スキル」をキーワードに、いろいろな業界の第一人者やチャレンジャーに、公開インタビューを実施。
「After/Withコロナ時代の働き方サバイバル戦略」略して、#はたサバ
6月29日(月)のゲストは、光琳寺住職の井上 広法さんです。
心理学を学んだお坊さんとして、仏教を現代社会に広める活動をしている広法さん。その活動の幅は、人生相談ができるWebサイトの設立やお坊さんバラエティ番組「ぶっちゃけ寺」の立ち上げ、マインドフルネスワークショップの講師など、多岐にわたります。今回はそんな広法さんを働き方メディア「SoloPro」編集長の松田然が公開インタビュー。
数々のイベントでファシリテーターを務めているオンラインファシリのプロ 小林 千夏さんも招き、オンライン×マインドフルネスをメインテーマに、広法さんが考えるWith/Afterコロナ時代におけるマインドフルネスを取り入れた働き方やキャリアについてお聞きしました。
| 【ゲストプロフィール】 ■井上 広法 さん 光琳寺住職 1979年宇都宮市生まれ。中学卒業後、高校へ進学せず一年間ひきこもる。その間、人生を問い続け、一年遅れて高校へ進学する。その後、佛教大学で浄土学を、東京学芸大学で臨床心理学を専攻。現在、仏教を現代社会に広めるために活動している。 2012年には僧侶に人生相談ができるWebサイト「hasunoha」のリリース、2014年には史上初のお坊さんバラエティ番組「ぶっちゃけ寺」の立ち上げとゴールデン進出に貢献した。また2016年にマインドフルネスをベースにしたビジネスパーソン向けプログラム「cocokuri」のスタートアップ、2018年にご先祖様を見える化するおもちゃ「いのちの積み木®︎」の開発、2019年にコワーキングスペース「áret」のオープンなど仏教への入り口を数多くデザインしている。 著書に「心理学を学んだお坊さんの幸せに満たされる練習」(永岡書店)などがある。 |
| 【インタビュアー】 ■松田然(もゆる) 働くをトトノエル専門家。 2010年に独立・起業。2013年に2社目となる、聴く・書く・伝える「合同会社スゴモン」を立ち上げ代表を務める。ライターになってから現在に至るまで3700人以上を取材しているインタビュアー。特に「働く」に関わる企業ブランディング、採用支援、組織活性などを得意としている 企業ブランディング構築・支援サービス「TotonouWork」運営代表。プロの働き方発信サイト「SoloPro」編集長なども務める。 趣味は自転車とサウナ。自転車旅しながらリモートワークで47都道府県全てを走ったり、週平均3.7回以上サウナに入っている(サウナ・スパプロフェッショナル) ミッションは、「日本の働くをトトノエル」 |

広法さんとは、キャンプ場でビジネスを学ぶイベント(The LIfe School)でお会いして以来、宇都宮で一緒に餃子を食べたり、取材させていただいたりした仲ですよね。とても幅広い活動をされているので、まずは普段どのような仕事・活動をされているのかあらためて教えてください。

宇都宮にある光琳寺というお寺の住職をしています。
具体的な活動の軸は2つです。
・悲しみを抱えてお寺にくる方のケア
・不安定な時代を、自分らしく幸せに生きるためのサポート
前者ではお葬式を執り行ったり、遺族の悲しみに寄り添う活動を。後者では仏教の教えと、臨床心理学を掛け合わせ、仏教を現代社会に広める活動をしています。例えば、マインドフルネス講座や企業研修、テレビ番組などのメディア出演、著書の執筆など、ですね。

「お坊さん」は、お葬式などを執り行う仕事をイメージする人も多いと思います。広法さんは、爆笑問題のバラエティ番組「ぶっちゃけ寺」の立ち上げや、著書「心理学を学んだお坊さんの幸せに満たされる練習」の執筆など、お坊さんのイメージとはかけ離れた活動をされているのが印象的です……!

僕の使命は「広法」と名前の通り、「法(仏教)を広めること」。
みなさんに、よりわかりやすく仏教をお伝えするため、その時々に合った活動をしています。

その想いの原点とは?

現代社会にこそ仏教が必要だ、と気づいたことがターニングポイントでした。寺の長男として生まれましたが、子どもの頃は「お坊さんになりたくない!」と思っていたんです。
でも専門的に仏教を学び始めると、仏教にこそ、現代人が抱えるストレスや・悲しみ・不安を緩和する効果や、社会問題を解決するヒントがあると感じました。

なるほど。

にも関わらず、現代社会に仏教の教えは浸透していない。その現実を受け、根拠がわかりやすい心理学と掛け合わせたら、より良く生きるヒントをわかりやすく伝えられるのではないか? と考えました。仏教の大学卒業後、もう一度センター試験を受け、大学で臨床心理学を学び、現在の活動に至っています。

そういった経緯が、今の幅広い活動につながっているんですね!
今回は、近年注目されているマインドフルネスについて伺っていきたいのですが、そもそもマインドフルネスとは何か教えてください。

マインドフルネスとは、心の状態を評価・判断せず、今に意識を向けることです。「今、心はどんな感じだろう?」と俯瞰して見る習慣がつけば、生き方が変わります。

具体的には何から始めればいいのかわからない方や、実際に行うイメージがわきにくい方もいると思います。もう少し、内容を知りたいです。

最近、私はこんな例えで紹介しています。このペットボトルに入ったコーラを心の状態に置き換えて考えみましょう。コーラを上下左右に振ったら、どうなりますか?

中身がシェイクされて、開けた途端に吹き出す危険な状態になります……!

そうですね。(この放送日である)月曜の朝は、心が、シェイクされたコーラのような状態の人も多いのではないでしょうか。休日明けでエンジンがかかりづらい。でも「メールチェックしなきゃ! 」「ZOOMの使い方確認しなきゃ! 」「資料作成しなきゃ!」と、やることは山積み。意識があちこちへ飛び、心が不安や焦りに囚われている状態です。

ありますね〜。そういうときって、考えれば考えるほど、頭の中がシェイクされて爆発しそうになります(笑)

では、シェイクしたコーラを泡を立てずに開ける、唯一の方法は?

……何でしょう? そんな方法ありますか?

放っておくこと、です。
「今、私は◯◯に焦っているんだな」「今、◯◯に不安を感じているんだな」と、心に浮かぶ感情や考えを、評価・判断せずに感じましょう。そうすればパニックにならず、心穏やかな状態を保てます。

なるほど。でも頭ではわかっていても、いざというとき、テンパってしまいます(汗)

『マインドフルネス瞑想』を習慣化することで、徐々にできるようになっていきますよ。
例えば、初めて挑戦するスポーツもそうですよね。最初は失敗ばかりだったとしても、コツコツ練習すればいつかは上達します。
心も同じです。トレーニングを積み重ねれば、どんな波が来ても乗りこなせるようになる。だんだんと常に、穏やかで安定した状態を保てるようになります。

モデレーターの小林千夏です。マインドフルネスによって得られる効果について、より詳しく聞きたいです!

心の状態を俯瞰して見られるようになり、感情の原因に気づけるようになります。例えば、なんかイライラする……わからないけどモヤモヤする……。なんてこと、ありませんか?

ありますね。ずっとそのことばかりを考えてしまい、憂鬱になったり。

マインドフルネス瞑想を続けると、「あ、朝コンビニの店員に嫌な対応をされたからイライラしているんだ」「信号待ちしているとき、急にクラクションを鳴らされたからモヤモヤしてるんだ」と、ネガティブな感情の原因に気づけるようになるんです。

私の場合、モヤモヤするときは、紙に書き出しています!

いいですね。書き出すことを『ジャーナリング』といい、『書く瞑想』とも言われています。書き出すときは、イライラする! ムカつく! など、同じ言葉をなんど書いても構いません。気持ちを紙に書き出すことで、心の中を可視化することが大事です。

原因に気づければ、囚われていた感情を手放せて、心が楽になれるんですね。

おっしゃる通り。さらに、書き出した内容を「自己認知」することも重要です。「またこのパターンで落ち込んでいるんだな」と、心のクセに気づけると、同じことを繰り返さなくなりますから。

なるほど……! でも、マインドフルネスの効果は理解つつ、「瞑想」に抵抗がある人もいるかと思います。日常に取り入れやすい方法はありますか?

頭の中でおしゃべりをせず、目の前のことに集中できることであれば何でも良いですよ。
僕は、歯磨きをしているときもマインドフルな状態です。

歯磨きですか!?

歯の一本一本に意識を向ければ、「今、ここ」に集中できます。他にも、皿洗いや掃除なども良いですね。

それなら、日常生活の些細な場面で実践できますね!

先ほど、ジャーナリングを「書く瞑想」とご紹介しましたが、「歩く瞑想」などもあるんですよ。座って行う瞑想が苦手な方は、ご自身に合ったやり方で構いません。

僕は、自転車に乗っていると「今、ここ」に意識を向けやすいですね。

(Facebook LIVEの)コメント欄にも、みなさんからマインドフルになれる場面が届いています。「ドラムを叩いているとき」「空を眺めているとき」……など、ふむふむ。
自分が夢中になれて没頭・集中できるものであれば、日常生活でも取り入れやすそうですね!

先ほどマインドフルネスは、習慣化させることで効果が得られるとお話がありました。でもなかなか続かない、という方も多いかと思います。トレーニングを続けるコツがあれば教えてください。

サークルのように、仲間をつくることで習慣化しやすくなります。これは2500年前にお釈迦様が考えたモチベーション維持の方法です。

一緒に頑張る仲間となら、支え合えますもんね! 一方で、職場の同僚や友達にマインドフルネスを勧めてもなかなか魅力が伝わらない、仲間づくりが難しい、という声もあります。

言葉で伝えるより、まず自分自身が「今、に意識を向け生きる」姿を体現することが重要です。周囲の人はそんなあなたを見て、「マインドフルネスって何? やってみたい」と興味を持つでしょう。

なるほど。

例えば、掃除を人に勧めるとき、本人の部屋がゴミだらけだと説得力がないですよね。仏教用語には、「自利利他」という言葉があります。自分が実践し利益を得られて、初めて他者へ利益を与えられるという意味。自分にできないことは、他人には勧められません。

伝える本人がマインドフルネスを実践し続け「今を生きる」ことが、遠回りのようで近道なんですね。

私が携わっている地域の健康に貢献するお寺『ヘルシーテンプル・コミュニティ』では
宗派を超えた全国のお寺から、心と体を調える「朝の習慣」をオンラインでお届けしようと、毎朝7時からマインドフルネスワークショップを無料開催しています。

すでにあるコミュニティを活用すれば、仲間もづくりや習慣化もしやすそうですね!

新型コロナウイルスの影響で、全てのワークショップをオンライン化せざるを得なくなりました。でもそのぶん、お寺やワークショップ会場に足を運ばずとも実施できるため、マインドフルネスがより手軽に、身近になったのではないでしょうか。
『ヘルシーテンプル・コミュニティ』も、全国どこからでも、朝起きてすぐにでも、スマートフォンから参加できます。毎朝マインドフルネスを行ってから出勤する方もいらっしゃるほど。オンラインというツールが、より多くの方にマインドフルネスに触れていただく、良いきっかけになっていると思いますね。

最後に、この企画で皆さんに聞いている質問ですが、広法さんが考える、With/Afterコロナ時代の #はたサバ(働き方戦略)を教えてください!

コロナ時代における自分のロールモデルをつくるため、「そもそも社会にとってのお坊さんの役割ってなんだったのか? 」問い直したいですね。
お坊さんの定義を、お葬式を執り行うだけではない、みなさんにより良く生きるためのヒントを与える存在だとすれば、ロールモデルは変わってきます。

広法さんを3年前に取材させていただいた記事では、目標設定の話をさせていただきました。「目標がないと、目隠しした状態のまま進んでいるようなもの。何処に向かっていいのか分からない状態では、本来楽しいものも楽しくない。自分で決めた道だからこそ、楽しいと感じる」とおっしゃっていました。コロナ禍で、目標設定の仕方も変わってくるのでしょうか?

目標設定の考え方は、変わりましたね。新型コロナウイルスの影響で、今まで積み上げてきた計画が全て崩れてしまった方もいると思うんです。VUCA(ブーカ)時代※1 と呼ばれている現代社会では、今後も予測不能な出来事は起こるでしょう。
| ※1:VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉で、現代の経営環境や個人のキャリアを取り巻く状況を表現するキーワードとして使われています。引用:https://bizhint.jp/keyword/40037 |
そうなると、遠い未来の目標を立てるより「『今』を楽む力」が大事になってくると思うんです。そもそも自分は何がしたいのか? どんなことで社会貢献をしたいのか? 今を楽しめているか? コロナ時代におけるロールモデルは描くには、自分に問いを投げかけるこが大事だと考えますね。

私の職業のライターで言うと、新型コロナウイルスの影響でお客様から依頼される受託の仕事は減少していくと予想されます。加えてここ数年は、AIが文章を書けるようになれば、ライターの仕事は無くなるとも言われてきました。

そうですね。

こうした時代に先立ち、職種で括るのではなく、ライターの持つスキルが社会でどう役立つか? を問い直す必要があると感じています。ライターの持つスキルを分解してみると、人を動かす企画や、対象者の魅力を引き出すインタビューが得意な人もいて。発揮できる価値は、それぞれ異なります。
自分の強みを見つめ直すことが、コロナ禍における働き方のサバイバル戦略(#はたサバ)になりそうですね。

まさに。そもそもライターの仕事とは何か? 根本に立ち返ることで、もゆるさんにとっての、次のライター像が変わってくるわけです。
私も月に1〜2本取材を受けるのですが、ライターさんの質問によって私自身でも気づかなかった考えを引き出してもらうことがあります。さらに記事にして見える化もしてくれる。それって、価値ですよね。
メンタル状態がマイナスな人を救うのがカウンセリングの役割だとしたら、インタビューはフラットな状態にある人の魅力を引き出し、輝かせる効果があるように思いますよ。

ありがとうございます。今日も有難いお話をたっぷり聞かせていただきました……!
最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします!

ひと言、「コーラは振るな」ですね。

わかりやすい(笑)そして本質ですね。

私たちはパニックになるほど、刺激を加えようとします。「〜しなくちゃいけない! 」と慌てるときに限って、普段しないミスをしたり……。

身に覚えのある方も多いと思います。

改善するにはまず、1日1回で良いので、「心の中のコーラを放っておく」時間を取りましょう。
心の声を受け止め、生きる。そんな人生を実現する役割を、マインドフルネスは担ってくれますよ。
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・自分がいなくても事業が回るビジネスモデルを構築することで、「時間・お金・場所」に縛られない働き方を実現。(例:研修講師業→研修ゲームの貸し出し)
・オンライン化によって、リアルな場で行う研修の価値はより高まる
・未来の自分のため「資産づくり」を行い、変化し続ける自分であること
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン上での仕事が増える中、自分のスキルとIT・テクノロジーを掛け合わせてどんなことができるのか ──。これからの働き方について想いを巡らす方もいるのではないでしょうか?
そこで働き方メディア「SoloPro」では、毎週月曜日21時〜「オンライン×働き方・スキル」をキーワードに、いろいろな業界の第一人者やチャレンジャーに、公開インタビューを実施。
「After/Withコロナ時代の働き方サバイバル戦略」略して、#はたサバ
6月22日(月)のゲストは、株式会社HEART QUAKE 代表取締役の千葉 順さんです。
主にビジネスの疑似体験ができるゲームを用いた企業研修・ワークショップ事業を展開しながら、ご自身は“半年働き・半年休む”働き方を実現している千葉さんに、働き方メディア「SoloPro」編集長の松田然が公開インタビュー。
数々のイベントでファシリテーターを務めているオンラインファシリのプロ 小林 千夏さんも招き、オンライン×研修をメインテーマに、千葉さんが考えるWith/Afterコロナ時代の働き方やキャリア、そして研修事業を行う上で求められるスキルをお聞きしました。
| 【ゲストプロフィール】■千葉順さん
1982年生まれ 神奈川県川崎市出身 2005年、株式会社ワークスアプリケーションズ入社。システムエンジニアとして会計システムの開発に従事。同社を代表する10人の社員に選出される。また、毎年4万人が志望する同社のインターンシップ運営リーダーを歴任。 2010年6月同社を退社後、日本一周旅行を経て2010年10月、株式会社HEART QUAKEを設立。 2011年4月から2014年3月まで京都精華大学にてキャリアデザイン論の講師を務める。2018年より法政大学にて非常勤講師。(キャリアデザイン論) |
| 【インタビュアー】
■松田然(もゆる) |








































研修は何を学ぶかも大事ですが、雑談や研修後の飲み会を含めたコミュニケーションの場を通じた学びや交流も価値があります。チームビルディング研修なんかは、特にですよね。テレワークの導入が進めば、職場のメンバーと会うことも減りますから、リアルな場で実施する研修はとっておきの機会になるかもしれません。









だからこそ、変化し続ける必要があると思うんです。時代に合わせ、自分自身も事業も変化させる。そうして未来の自分の資産となる仕事をしていきたいですね。
The post テクノロジーやゲームを活用し教育を仕組み化。営業手法や研修のビジネスモデルも資産づくりの視点が大事【オンライン×研修:千葉 順さん】 #はたサバ first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
]]>The post ビジネス戦略は、愛と誠実さをベースに。クライアントの魅力を引き出し、世の中へ届けるファンづくりのプロ【オンライン×PR・広報:上村 由依さん】 #はたサバ first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
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記事のポイント
・PR・広報にとって大事な視点は「クライアントの魅力を引き出し、世の中が求める形に合わせ打ち出すこと」
・オンライン中心の働き方になっても、「愛と誠実さ」を持つ仕事のスタンスは変わらない
・With/Afterコロナ時代に限らず、「いつでも働き方を選択できる」ようにしておくこと
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン上での仕事が増える中、自分のスキルとIT・テクノロジーを掛け合わせてどんなことができるのか ──。これからの働き方について想いを巡らす方もいるのではないでしょうか?
そこで働き方メディア「SoloPro」では、毎週月曜日21時〜「オンライン×働き方・スキル」をキーワードに、いろいろな業界の第一人者やチャレンジャーに、公開インタビューを実施。
「After/Withコロナ時代の働き方サバイバル戦略」略して、#はたサバ
6月15日(月)のゲストは、株式会社itty selection代表取締役 CEO の上村由依(かみむら ゆい)さんです。
東京・ニューヨーク・ハワイの日系企業やブランドのPR、PRパーソンやフリーランスの育成、NY&ハワイとつながるサービスなどを手がける上村さんに、働き方メディア「SoloPro」編集長の松田然が公開インタビュー。
数々のオンラインイベントでファシリテーターを務めている小林 千夏さんも招き、オンライン×PR・広報をメインテーマに、上村さんが考えるWith/Afterコロナ時代の働き方やキャリア、そしてPR・広報に求められるスキルをお聞きしました。
| 【ゲストプロフィール】
■上村 由依(かみむら ゆい)さん 株式会社itty selection代表取締役 CEO / PRプランナー / PRライター 22歳で東京からニューヨークへ。NY在住中と帰国後のトータル3年半を、フリーランスのPRプランナー・PRライター「かみむらゆい」として活動。 50社以上のPRプランニングやPRライティングに携わり、2016年、29歳で株式会社を設立。ニューヨーク・ハワイ・東京のブランドや企業のPRをサポート。2020年4月、芸術大学に社会人入学。「日経xウーマン」アンバサダー/「another life.」CPO/ニューヨークNPO法人「JaNet」広報もつとめる。 |
| 【インタビュアー】
■松田然(もゆる) 働くをトトノエル専門家。 |
















広告代理店のニューヨーク法人の取締役の人で、そのときに抱いていた悩みを相談をすると、「きみはファッションの中でもPR・広報に向いてる」と言われて。それがPR・広報との出会いでしたね。




















でもオンライン・オフライン問わず、仕事における大事なことは変わらないと思うんですよ。












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まず、自己紹介含め、どんな活動をされているのか教えてください。