情報発信力を鍛えたいなら……「旅」と「ワーケーション」で学び、実戦することのススメ @静岡県小山町

SNSを眺めていると、旅先のフォトジェニックな景色やグルメなどの投稿に心踊ることはありませんか?

「私も行ってみたい!」「体験してみたいなぁ」と。

それは、記事やブログを読んだときにも、Youtubeなどの動画を見たときにも起こる感情だったりしますよね。

しかし、心踊らされてばかり、憧れてばかりでいいのでしょうか? 今回はさらにもう1歩踏み込んで、あなた自身が旅や地域の情報を発信し、多くの方にアクションを起こさせるきっかけを与える側になることのススメです。

そのために必要なことは「情報発信力」を身につけること。

 

……ということで、旅や休暇を楽しみながら仕事もこなす「ワーケーション(※)」を実践する中で、その力を磨いていこうというツアーと勉強会を開催しました。

行き先の目的地は静岡県小山町。首都圏からの参加者約20名。どんな1日になり、どんな学びを得たのでしょうか?

皆さんも現地に行ったつもりで読んでみてください。

※ワーケーション(Workation)とは…

ワークとバケーションを組み合わせた造語。非日常の場所で働きながら、時に休んだり、時に観光したり、時には自分と対話する時間をとったりと、仕事やワークスタイルをより良くしていく手段として注目を集めています。

もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
【ワーケーション完全ガイド】東京から約90分でリフレッシュ! 静岡県小山町で働き方をアップデートする方法

Contents

いざ、小山町へ #となりのワーケーション

今回のツアーの行き先は小山町。

……って、まずどこにあるかご存知でしょうか?

ここです。ココ!

静岡県の最北東、富士山の裾野に位置する町で、今回のイベントの主催も 小山町役場 未来創造部 おやまで暮らそう課。町の行政が主体となって行う「女性活躍ネットワーク構築業務」の担当に、合同会社スゴモン(このメディア「SoloPro」運営会社)が任命され、実現した企画になります。

小山町は首都圏から約90分ほどと近く、まるで、となり町に行くような感覚で行けることから #となりのワーケーション というハッシュタグをつけて、情報発信をしていくプロジェクトの一環で今回のツアーを開催しました。

情報発信の学びは家を出たところから始まっている!?

今回は渋谷駅から貸切バスでスタート。

※通常は新宿バスタからバス1本で小山町に行けます。

あいにくの天気でしたが、バスの中でもワーケーションツアーの学びは始まっています。

講師は、ブロガーでありライター育成講座(ライターブートキャンプ)の講師もつとめる橋本 憲太郎さん。

●橋本 憲太郎
1983年生まれ。埼玉県在住。札幌生まれ、札幌育ち、沖縄が実家。祖父はスペイン系フィリピン人クラウドファンディングコンサル /ブロガー/カメライター/エンパワーメンター
ブログは14年、ライター歴7年。ペットボトル製造業オペレーターで11年務めたのち、AppBank株式会社へライターとして異業種転職、2016年よりフリーランスとなる。日光市の移住体験メディアの編集長や銀座の地域ブログの企画編集、沖縄ではスタートアップカフェで地域ブロガー向けに情報発信勉強会やクラウドファンディングの勉強会など行う。駆け出しライター向けに「1日に取材記事が書けるライティングブートキャンプ」を沖縄、東京を中心に連続的に開催中。2017年、2018年ともに地方出張は50日以上。香港の動画制作やタイ視察、2019年5月はフランスを中心にヨーロッパを周遊予定。ライターとしては1900記事、これまで4000記事を執筆。総PVは1億を超える。クラウドファンディングでは1300万円の支援に関わる。

今回のイベントの企画運営およびワークショップのサポートに、ライターカンパニーの代表で、自身もライターとして10年以上で約4000人を取材している松田然も入りました。

●松田然(もゆる)
ライターカンパニー「合同会社スゴモン」代表。”働き方実験家働”という肩書きで活動しており、働き方をアップデートするメディア「SoloPro」編集長や、キャリアコーチング、自転車旅ライター(仕事をしながら47都道府県走破)など、いろいろな働き方を実験している。現在のテーマは移動しながら働く「移働」。

橋本
まず、情報発信とは?をお伝えします。そもそもSNSは自分が言いたいことをメモする場所と考えましょう。最初は自分の独り言で、他の人のことは考えずに、自分の心からの想いを素直にメモすればOKです。自分の内からの想いを発信した結果、共感を得た人にフォローされていきます。フォローをふやすことを目的とするのは本末転倒です。目的が違います
橋本
情報発信のポイントとして、ネタ集めへのアンテナを最初に立てて置くと良いです。すると、現地でのネタに気付きやすくなります。また、家に帰っていざ記事にしようとすると、写真がないということは良くあるので事前に、そのスポットにはどんな目玉があるのか、調べておくと撮り逃しが減ります。記事は事前準備が7割です。現地に着いたら、道の駅に置いてあるパンフレット、チラシ、ポスターをチェックすると地元の方のオススメポイント、紹介して欲しいポイントがわかりますよ
もゆる
あと、もし仕事として情報発信をする場合は、クライアントが届けたいユーザー(読者層)を意識し、誰にどんな価値を届けたいかという切り口でコンテンツを作ることが重要です。普段からSNSで投稿している人は、そんなことも意識してみてください。

と、参加者からの質疑応答含め、こんなやりとりをしているうちに、すぐに小山町に到着。海老名サービスエリアに寄ったのに90分かかってないかもしれません……近い!

情報は受け取るだけではなく取りに行く!ランチを満喫するだけでは終わらない

小山町到着して、まず伺ったのが豊門公園。雨の中でもフォトジェニックな写真が撮れる場所です。

公園敷地内には6箇所の登録有形文化財があり、なかでも豊門会館は明治40年頃に東京(向島)にあった建物を大正14年に移築したもので、和館と洋館を合わせもち、規模が大きく、内部装飾に優れた建物です。西洋館は、塔を正面に配しモダンな印象を与える建物となっております。

参照:http://www.fuji-oyama.jp/kankou_02_homonkoen.html

秋にはもみじ祭りが開催され、コスプレも楽しめたりします。

その次に向かったのが、ひとやすみの庭。ランチスポットとして隠れた人気のある場所で、グルメサイトなどの掲載しなくても口コミでファンが集まってくるレストランです。

ここでは、橋本先生の写真講座も開催。

橋本
・写真を撮るときは主役にするもの、何を見せたいかを決める
・スマホでも遠めからズーム機能を使って背景を意識して撮ると、ボケ感だせたり、影を写さず撮れる など

もゆる
店舗などの情報を発信をする際は、オーナーに声をかけ、こだわりポイントやお店にこめられた想い、背景、ストーリーを聞くこともポイントです。

例えば、ひと休みの庭のオーナーの鹿島さんは、小山町に嫁いできて子育てがひと段落した頃、この店を何もないところから立ち上げました。

きっかけは、イングランドの庭で佇む老夫婦の写真を見て「こんなカフェが作りたい!」と思ったこと。構想10年を経て、現在8年目を迎え、自分が理想としていた店がだんだんとできあがってきたそうです。

ターシャが庭づくりを始めたのが57歳だから、それよりは早いから間に合うと思って by鹿島さん

もゆる
素敵ですよね! 自分から一歩行動して、その土地の人と繋がり、想いを知ることから仕事が生まれるし、良い記事も書けるんです。

座学で集中的にスキルとマインドを学び、即、実践へ

ランチを経て、今回のワーケーションの拠点になる、コワーキングスペース「小山CF(コミュニケーションファクトリー)」へ。

普段はここで仕事やイベントもできるので、ぜひチェックしてみてください。

ライターブートキャンプの主なアジェンダはこちら

  • 「発信とは」
  • ネタの見つけ方
  • 書き方の基本

ちょっと内容を紹介すると……

橋本
1投稿1メッセージで、あなたが1番伝えたいことは何か? をまず考えてみてください。その上で、読者にどんな行動をとってもらいたいか?を考えることが大事です。
橋本
知ってもらえばよい? 来てほしい? 買ってほしい?など、目的を決めましょう。

主催者側で秘書の土佐 奈穂子からもSNSの使い方の臨時レクチャーあり。

●各SNSのアルゴリズム
・Facebook 「信頼性」
・Instagram 「価値の提供」
・Twitter 「新しさ・重要度」

2018年の後半からは、各SNSとも上記に加えて「親密度」を重視する傾向にあります。

・手当たり次第に友達申請し母数を増やす
・フォロー返しがあったら自分はフォローを外す
といった手法は現在はあまり有効ではありません。

●目的を持って使い分けること
例えば、以下のように考えてみてください。

・Facebook 「コミュニケーションの場」
・Instagram 「自分ギャラリー」

コミュニケーションを重視する商品であればFB、目に見える商品や物販であればInstagram、という具合に、「自分の商品と強み」を最大に活かせる場所をメインに使用してください。などなど。

もゆる
うー、もっと紹介したいけど、記事が長くなるので、また次回開催した時にぜひご参加ください(またやる!)

その後、小山町の観光スポットをまわりながら、各自想い想いの発信をしていました。即、実践の機会があるのがワーケーションツアーです。

主な、立ち寄りスポットはこちら。1ー2時間で全部回れます(今回は少し駆け足)

・道の駅須走 (足湯)
http://www.subashiri.jp/index.html

・富士浅間神社
http://www.higashiguchi-fujisengenjinja.or.jp/

・冨士霊園(桜並木がキレイ)
https://www.fujireien.or.jp/

・富士スピードウェイ(モータースポーツの聖地。オリンピック自転車競技の会場にも)
http://www.fsw.tv/

・道の駅ふじおやま
http://fujioyama.co.jp/

・あしがら温泉(晴れた日は露天風呂から富士山を眺められます)
http://www.ashigaraonsen.com/

■まとめ

座学でテクニックやマインドを勉強して、一時的に「知っている」状態になっても、実際に使ってみないと「理解した」にはなりません。

そういう意味でも、学びと実践がセットになった今回のツアーはとても有意義な会になったのではないでしょうか?

もゆる
みなさんも情報発信力を上げたいなら、ふらっと行ける非日常の場所で学びを実践してみてはいかがでしょうか?

さて、最後に。ツアーと講座を経て、みなさんどんな情報発信をしているのでしょうか?

#となりのワーケーション #小山町 などのハッシュタグで検索すると参加者の投稿をチェックして、この記事を終わりにしたいと思います。みなさんもぜひ小山町に遊びに学びに来てくださいね!

■絵本の中でランチと季節を味わう。小山町のガーデンカフェ「ひとやすみの庭」|nanozeyo 

■働き方を考える!フリーランスライターがワーケーションツアーに参加してみた

■ワーケーションツアー情報発信力を磨くワークショップ@小山町に参加しました!

■[イベントレポ]#となりのワーケーション ツアー #小山町 で 情報発信力を磨くワークショップの講師を務めました

ぜひ、みなさんもワーケーションしながら情報発信してみてください!

 

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