この記事を読んでくれている全てのママとパパに質問です。
「子育て」とはなんでしょうか?
自分のやりたいことを我慢して、子どもの面倒を見ることでしょうか?
自分の時間を子どもと一緒に過ごして、子どもの機嫌を取ることでしょうか?
自分が稼いだお金を使って、子どもに良い教育を受けさせることでしょうか?
0歳、3歳、5歳と3児の父親であり、主に自宅の書斎で仕事をしている僕。
「子どもが3人もいるし、サラリーマン時代は育児休暇も取得したんだから、相当子どもが好きなんだね!」
とよく言われます。
もちろん子どもは好きです。子どもが楽しんでいる姿や笑っている顔を見ると、自分の子ども以外でも愛おしく思います。
そして頭の中ではいつもこんなことを考えています。
趣味だったバンド活動はしばらくお休みして、今は子育てを頑張らないと。
もっと稼いで、子どもに習い事をさせてあげたいな。
もっと効率よく働いて、今度の日曜日は休んで子どもと一緒に遊園地に行きたいな。
子どもの幸せが親の幸せ。
子どもの笑顔が親の元気の源。
もちろんそうだったら最高ですし、親としてはそうあるべきなんです。
でも「自分のやりたいこと」は、子育て期間中は全てお休みしないといけないのでしょうか?
「自分のできること」を生かして周りの人を喜ばせたり、ひいてはお金を稼ぐことは、子育て期間中は諦めないといけないのでしょうか?
決してそんなことはありません。
でも、そういう子育て真っ最中のママやパパが子どもと一緒に活躍できる場所が少ないのは確かです。
そんな場所を行政と協力して創出したい。
子育て中のママたちが輝けるきっかけを見つけてほしい。
そんな想いで受託させていただいた「静岡県駿東郡小山町」が実施している「女性活躍ネットワーク構築事業」。
『小山町のママたちによる手作りマルシェ「おやマルシェ」』はそんな思いの集大成として。そして、2018年9月から2019年3月まで、全8回に渡る「オヤマdeワーキング(※1)」の最終回として、開催しました。
(※1)オヤマdeワーキングとは 地方でも自由に働くスキルを身につけるセミナーをテーマに、静岡県の小山町にて、働き方や暮らし方を考える講座やワークショップを開催。地元の方だけではなく、首都圏からアクセスの良い場所として積極的に首都圏の方々との交流も行う場としても開催しています。イベントの主催は静岡県 小山町役場 未来創造部 おやまで暮らそう課。町の行政が主体となって行う「女性活躍ネットワーク構築事業」の担当に、合同会社スゴモン(このメディア「SoloPro」運営会社)が任命されました。 |
Contents
きっかけは、小山町在住の個人事業主ママさんとの出会い
「私、小山町でパン教室をやっているんですよ」
きっかけは抱っこ紐で赤ちゃんを抱えていた女性のこの一言でした。
小山町から「女性活躍ネットワーク構築事業」を拝命し、なんとかして小山町のママと繋がりたい。そう考えていた僕は、とにかく小山町やその周辺地域で開催されるママ向けのイベントに家族で参加していました。
そんなことを繰り返すこと数回。ついに出会えました。
「小山町在住の女性」で「子育て中」で「個人事業主」で、なおかつ「ある程度活動経験のある方」。
一見簡単そうな条件で、都内だと簡単に出会えそうなプロフィールの方ですが、そこは人口が2万人に満たない町。静岡県小山町。
こういう方に出会えるまでにかなりの時間を費やしました(汗)
これまでもお祭りやマルシェなど、さまざまなイベントを積極的に開催していた小山町ですが、小山町在住の方限定で企画運営されたイベントはないとのことでした。
その時は「いずれそんな企画ができたらいいですね」という感じでしたが、そこからわずか半年後。今回の「おやマルシェ」が発案され、実施され、大成功を収めることに。
コミュニケーションが広がった場所、「小山コミュニケーションファクトリー(小山CF)」
長田さんとの出会いをきっかけに、いろいろと妄想が膨らむ中、具体的に動くきっかけとなった場所が「小山コミュニケーションファクトリー(小山CF)」。
誰もが気軽に使えるシェアオフィスとして。
地元と首都圏方々の交流の場として。
地元の方々の勉強の場として。
日本一敷居の低い交流拠点を目指して、我々スゴモンが中心となりオフィス運営や講座、座談会などを開催してきました。
小山CFについて、詳しくはこちら↓↓
https://goo.gl/qLj6Jd
そこに参加してくださったメンバーやその方々の紹介がきっかけで、小山町で活躍している、活動したいと思っている、そんな方々とのコミュニケーションが生まれ、妄想が構想になり、さらにはイベントとして具体化したのが今回の「おやマルシェ」なのです。
企画、広報、準備、運営、片付けまで。全て「小山町在住の子育て中のママさん」で!
「小山町在住でよくマルシェに出店されているハンドメイド作家さん知っているので声をかけてみますね!」
「広報用にチラシを作りましょうか?チラシがあれば、息子が通っている保育園でも掲示や配布など宣伝してくれるそうです!」
「せっかくだから会場を飾り付けしませんか?よく行く雑貨屋さんがあるのでそこでよければ買ってきますよ!」
「当日はみなさん子連れでの出展になるので、託児室があるといいですね!」
「近くにお店がないので、当日は飲食の出店か販売があるとうれしいです。地元のお弁当屋さんをご紹介します!」
「会場の雰囲気を楽しいものにするために、BGMを流しませんか?」
上記は全て「おやマルシェ実行委員会」のLINEグループから抜粋した会話です。
イベントが具体化すると、次から次へとママたちの活発な意見交換や提案、活動報告が!!
まさに地元のママたちが一丸となって手作りされたイベントでした。
思い出と達成感でいっぱいの「おやマルシェ」
出展数「9展」
スタッフ総数「16人」
関係者の子ども「約20人」(よく動くので数えられませんでした……汗)
規模は小さいながらも、アットホームで和気藹々な雰囲気の中開催された「おやマルシェ」
来場者総数はなんと「116人」!!
(うち、大人66名、子ども50名)
個人的には「はなまる」をつけたいくらい大成功でした。
そんな大盛況で大成功だったおやマルシェ。
当日の出展内容もママ目線ならではの素敵なものばかりでした。
「おやマルシェ」を終えて
ファミレスがない。100円ショップもない。ドラッグストアもない。
そんな都会では当たり前の環境が不足している町「静岡県小山町」。
とは言え、
新宿駅から高速バスで約90分。
小田急線の特急を使うと約60分。
そんな首都圏からもっとも近い田舎町(自称)静岡県小山町。
絶景の富士山と感度の高いママさんが温かく迎えてくれます。
子育てしながらでも……
子どもと一緒に、子どもをパパに任せて、地域の人たちと協力して、
ママの「やりたい」「やってみたい」を実践することはできます。
しかも、インターネットやIoTを活用すればそれはもっと身近にもっと手軽にできるようになるのです。
今回のおやマルシェも
「LINE」や「Chat Work」などのコミュニケーションツール、
「Google Drive」や「Drop Box」などのストレージ、
「オンラインプリント」や「ECサイト」などのオンラインショップ、
「Instagram」や「Facebook」などのSNSなどなど……
至る所でオンラインツールが大活躍!
オンラインでもオフラインでも、丁寧なコミュニケーションと愛情のある接遇、感謝の気持ちを忘れなければ、時間も場所も環境も問わず、自分のスキルや才能を生かして、社会で活躍することは絶対にできます。
何かやりたい! やってみたい! と思ったら、まずはお手元のスマートフォンで、「〇〇 始め方」と検索してみましょう。
意外と簡単にスタートが切れるはずです。
そして、それをサポートしてくれる仲間とも必ず繋がれますよ!!
最後に僕のお気に入りの1枚を載せておきますね♪
おやマルシェ実行委員の皆さん
出展者の皆さん
スタッフの皆さん
来場者の皆さま
スゴモンのチームメイト
に心から感謝します。
そしてこんなに素晴らしいプロジェクトに任命してくださった
小山町役場と小山で暮らそう課の皆さま
本当にありがとうございました。
次回も絶対開催しますので、ご参加、ご来場ください♪
最新情報をお届けします
こんにちは
この写真の中に数枚写り込んでいますとんがりベレー帽です(笑)
今の時代は、こうして子供が小さくてもいろいろやってみよう‼️というグループや団体があるから、とても羨ましいです。私が子育てをしている頃は、子供が小さいうちは自分で育てるが当たり前で、自分が何かやりたい事があっても出来ませんでした。お姑さんに預けようもんなら、「自分がやりたいことなんて、まだ早い!」と言われたのは、今でも忘れません。
今は当たり前にあるハンドメイドの販売やワーク。私も先駆者として17年前から続けていますが、個人でなく、団体で動いている事、素晴らしいと思います。
おやマルシェは、オレンジキッチンの那美ちゃんやブローチのKacoちゃんがお友達なので伺いました
長々と、失礼致しました。