14年間の会社員生活ののち、2016年5月末よりフリーランスとして活動している橋本憲太郎と申します。3児の父で埼玉県在住。執筆のお仕事をメインに、ライター塾や、地方のPRのお手伝い、クラウドファンディングの相談などをやっています。
この10ヶ月間というもの、右も左もわからず、そして「自分はなにができるのか?」を探りながらやってきましたが、やはり起業・独立前に「知っておいた方が良いこと」は存在します。あのころの自分に伝えたい……。
そんな”あのころの自分に伝えたいこと”が満載のイベント、永田町のGRIDで開催された「パラキャリ未来会議Vol.1」に参加してきたのでレポートします。
会社員でありながら副業・兼業に興味がある方や、独立したい方が参考になるお話がたくさんのイベントでしたよ。
Contents
パネラー紹介
(それぞれイベントHPから引用)
小田切未来 経済産業省中小企業庁 経営支援部 創業・新事業促進課 総括補佐NEWSPICS 元ニューズピックスプロピッカー3期生、現在おすすめピッカー。1982年生まれ。東京大学大学院公共政策学教育部経済政策コース修了後、2007年経済産業省入省(旧・国家一種経済職合格)。中小企業庁金融課等を経て、2011年7月経済産業省クリエイティブ産業課クール・ジャパン海外戦略室にて、日本のアニメ・漫画・ファッション・食・地域産品等の海外展開支援戦略等を立案し、クールジャパン機構の会社設立等にも関与。2013年に立教大学経済学部外部講師。その後、内閣官房副長官補付等を経て、現在は、中小企業庁において、主に兼業・副業の促進、創業支援、海外展開支援等を担当。2015年10月~12月末までニュースピックスの政治・政策分野のプロピッカー。 |
西村創一朗
プロフェショナル&パラレルキャリアフリーランス協会 理事/働き方改革コンサルタント/副業研究家 1988年、神奈川県生まれ。 首都大学東京法学系を卒業後、2011年に新卒で株式会社リクルートキャリアに入社し、法人営業(MVP複数回受賞)、新規事業企画、採用担当を歴任。本業の傍ら「二兎を追って二兎を得れる世の中をつくる」をビジョンに掲げ、2015年に株式会社HARESを創業。2016年末にリクルートキャリアを退職し、独立。プライベートでは8歳の長男、5歳の次男、0歳11カ月の長女の三児のパパ。NPOファザーリングジャパン理事。 |
正能茉優
(株)ハピキラFACTORY 代表取締役 & ソニー株式会社 新商品企画担当 1991年東京生まれ。慶應義塾大学在学中の2012年、地方の商材をかわいくプロデュースし発信する(株)ハピキラFACTORYを起業。大学卒業後は広告代理店に就職。現在は、ソニーで新規事業・新商品を開発しながら、自社の経営も行う「パラレルキャリア女子」。 その「副業」という働き方の経験を活かし、経済産業省「兼業・副業を通じた創業・新事業創出に関する研究会」の委員も務める。 自社の活動としては、2017年3月より、日本郵便とコラボした商品群が全国24,000局の郵便局で発売予定。北海道天塩町「政策アドバイザー」も務める。 |
モデレーター 平田麻莉 プロフェショナル&パラレルキャリアフリーランス協会 共同代表理事BILCOM、慶應ビジネス・スクールを経て、同大学院博士課程在籍中にフリーランスとして活動開始。出産を機に退学、専業主婦を体験。現在はPRプランナーとして家事代行マッチングサービス「タスカジ」、組織開発コンサルティング「BRIOCOLEUR」、女性活躍推進コンサルティング「bouquet」等の広報責任者を務めるほか、ケースライターとして企業向け幹部研修教材の開発、ビジネスコラム執筆、地元の育フェス運営など、プライベートと仕事をシームレスに行き来しながら活動。日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)発起人。パワーママプロジェクト「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2015」受賞。 |
……と、パラレルキャリアを実施されている方や兼業経験のある方のパネルディスカッションを通じて、フリーランスとして知っておくと役立つことをお伝えします。
兼業 副業の2つのポイント
経産省まとめた『副業・兼業を通じた創業・新事業創出に関する研究会』の提言書について、経済産業省中小企業庁 経営支援部の小田切氏による解説です。
「兼業、副業が話題となっているが、これはトレンドではなく、ファクトである」と小田切さんは言います。
ここ2年で8%も増えている。第四次産業が増えているなか、トレンドではなく、これからもっと増えるのではないか? という見解。
また、柔軟な働き方という観点では、兼業・副業を許可することで「社外のリソースの有効活用」や「人材の流出をストップ」というメリットがあるとのことでした。
起業後に就職したきっかけ
そこで、時間あたりの最大化を狙う作戦に出た。そこでオンリーワンを目指すことに。「元女子大生社長」という肩書だけでは弱いと感じたため、社長業以外の仕事をしつつ、○○だけどハピキラの社長!という言い方を作った。
パラキャリの流れは時代が私に追いついたという嬉しさ反面、複雑な気持ち(笑)
(パラキャリのように)選択肢を増やしていくことが、キャリア形成に良いのではないかと思う。
パラキャリのススメ
副業を価値としてくれる会社を探すのが大前提ですが、重要なのは社長や役員より、現場の兼業に対する理解があるかどうか。
具体的には、兼業をしたい人は、経営者からはユニークな人材として評価されることはあるが、現場では目先の仕事をこなすことの方が大事で理解が無い場合もある。そこを見極める。
本業で給料を上げられない時代、そこを副業でカバーする場合も、アルバイト感覚で時間給のお仕事をする話ではなく、自分で商売をする。という意味で副業を勧めたい。
パラレルキャリアについて物申す
以上が、4人によるパネルディスカッションでした。
次のテーマは第二部:パネルトーク 副業実勢者と経営者が語る「パラキャリの未来」です。
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そもそも政府は創業・新事業を増やしたい。これは間違いない事実です。兼業をしたい人が370万人。もし、10人に1人開業してくれると、37万人。17%も開業率が上がる。