こんにちは。SoloPro編集長の松田もゆるです。
家や車などを所有するのはステータスであり憧れという時代がありました。
今でもそうかもしれませんが……
一部ではそういった消費や所有のあり方が当たり前の世の中に
疑問や生きづらさを感じたり
所有せず誰かと繋がり共有することで新たな経済を生み出したりといった流れが生まれてきました。
僕自身も、2003年頃カナダに留学していた頃に一軒家を友人とシェアしたことからはじまり
2012年頃から全国を自転車旅している最中に自身の部屋をAirbnb(民泊)で貸したり
職場はシェアオフィスやコワーキングスペースを利用したり
仕事は1つの会社に就職せずプロジェクト毎にスキルをシェアしたり
家もシェアハウスやソーシャルアパートメントといった共同利用のスペースがある物件に住んだりと
「シェア」を生活の中に取り入れていきました。
そして、世の中でも、食事や音楽、旅に子育てまで、いろいろなモノやコトが共有され
1つの経済のカタチ「シェアリングエコノミー」を形成するまでになりました。
恐らく、これは1つのブームではなく、暮らしの中の当たり前になる時代はすぐそこまできていると思います。
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シェアリングエコノミーの祭典「SHARING DAY SHIBUYA 2018」
……と、前置きが長くなりましたが、本日9/8(土)シェアリングエコノミーの祭典「SHARING DAY SHIBUYA 2018」が開催されました。
シェアに関するいろいろな企業のブースが立ち並び、食事や衣類や音楽のシェアまで行われていました。
僕も、このイベントの前身となる「Share!Share!Share!」に、2015年に登壇させていただきましたが、その時からシェアに対する注目の高さを肌で感じました。
※この時は現在シェアガールとして大活躍中の石山 アンジュさんと、クラウドソーシングを利用して「旅をしながら、働く」をテーマに話し合いました。
旅とシェアってすごい相性がいいんですよね。
というコトで、実は今回のイベント、現地に長く滞在できなかったので……
『旅とシェア』のプログラムを中心に紹介しましす。
自分ならではの体験を提供する天才に
登壇者は……
山本 悠介 株式会社情報通信総合研究所 ICTリサーチ・コンサルティング部 主任研究員2000年慶應義塾大学商学部卒業、2005年慶應義塾大学大学院商学研究科後記博士課程単位取得退学。専攻は計量経済学、特に産業連関分析。2005年から現在まで情報通信総合研究所勤務。ICTが経済に及ぼす影響や情報通信市場に関する調査研究に携わる。総務省「情報通信白書」向けの受託調査における「IoT・AI等による実質GDP押し上げ効果」の推計等を実施。近年では、既存データで把握できていないICTの価値の分析に取り組んでおり、その一環としてシェアリングエコノミーの市場規模推計を実施。シェアリングエコノミーの価値の定量化と啓発活動に取り組んでいる。 |
紀陸 武史 株式会社Huber. 代表取締役CEOソフトバンク 孫正義社長の後継者育成を目的として設立された「Softbank Academia」の外部一期生。2015年4月に株式会社Huber.を設立。訪日外国人向けC2Cガイドマッチングプラットフォーム「Huber.TOMODACHI GUIDE」を運営。現在、札幌・仙台・鎌倉・東京・京都・別府の6地域に拠点エリアを展開し、ガイド登録者は4200名まで拡大している。また東急アクセラレートプログラム2016では最優秀賞を受賞。大企業・自治体・大学・行政との連携を密に図りつつ、事業を推進している。 |
細川 哲星 株式会社ガイアックス TABICA事業部 地方創生室 室長2013年4月 株式会社ガイアックス 入社。社内でのビジネスプランコンテストにて発表し、採択されたCtoCのローカルガイドマッチングサービス「TABICA」の立ち上げ。2017年5月にTABICA事業部 地方創生室 室長に着任し、TABICA内での首都圏以外のホスト・ゲストマーケティングを行う。2017年12月、内閣官房シェアリングエコノミー伝道師と総務省地域情報化アドバイザーに任命される。 |
司会進行は……
ランパンプス 吉本興業芸人受賞歴:寺内ゆうき:2014年抱かれたい芸人2位 実績:寺内ゆうき:東京都保育応援サポーター「とうきょうホイクマン」 代表作 神保町花月「エクセレント!!」(初舞台) 「ビリビリ始まる」主演 「ねぇパンダさん」主演 |
さらに、ホストがシェアリングエコノミーで得たお金を支出に回す金額が1398億円、経済波及効果は2300億円。主に東京や京都などの観光地の予測ですが、地方で成長が加速すれば、もっと大きな金額になります。
シェアエコで自分らしいライフスタイルを
……と、このイベントでは他にも、渋谷区長の長谷部 健さんの挨拶をはじめ『学びとシェア』『シェアをはじめよう』『アートとシェア』などいろいろなコーナーがありました。
話を聞いていて、感じたのは
シェアリングエコノミーは、ただの経済活動やブームで終わらず
生きづらさを感じている人や、自分をもっと表現したい人にとっても
素敵なライフスタイルを実現するきっかけになりそうだということ。
また、災害大国日本は自然と助け合いの文化がある国だと思いますが
所有から共同利用することへ、孤立からみんなで助け合うことへ
などもシェアの形なのかなと、個人的に感じました。
あなたがシェアできるモノやコトは何ですか?
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