こんにちは! 恋する旅ライターかおりです。
SoloPro読者のみなさん。突然ですが、日本だけじゃなく海外でも好きなことをして生きていきたいと思いませんか? 私は思います。好きな国を訪れ、その場で仕事を生むことができたら、もっとワクワクする人生が待っているはずだって。
私は2017年10月から6週間、フィリピンのセブ島に語学留学をしていました。そこで、セブ島のフリーランサーにインタビューしたいなと思っていて出会えたのが、現地でバリバリ活躍しているフリーカメラマンの田中真柚子さん。
今回は、快く取材依頼に応じてくれた真柚子さんと「フリーランスが海外で好きな仕事をするには?」をテーマに、じっくり語り合います! ぜひ、真柚子さんとのガチトークから「日本という場所以外でも、好きな仕事をするためのヒント」を手に入れてください。
田中真柚子
沖縄県出身。九州産業大学 芸術学部 写真映像学科卒業。2013年に知人の紹介により、セブ島の日系IT企業へ入社。2016年2月、フリーカメラマンとして独立。セブ島を拠点に観光やウェディングフォトを手がける。 オフィシャルHP:http://www.mayukotanaka.com/ |
Contents
セブ島で観光やウェディングフォトを撮影する真柚子さんの日常
かおり:真柚子さんは2016年2月にセブ島にてフリーランスのフォトグラファーとして独立されたそうですが、普段はどんな写真を撮影しているんですか?
真柚子さん:日系の企業と何社かお付き合いをさせていただいていて、観光写真やウェディングフォトをメインに撮影しています。あとは日系の語学学校での撮影もちょこちょこ。突発的にイベントの撮影もありますね。最近だと、11月4日に行われた「ホリエモン祭 in Cebu」とか。
かおり:あ、私も参加していてホリエモン祭の会場でお会いしましたもんね。ということは、セブのいろんな場所に出向いて撮影されているんですね。めちゃくちゃセブにくわしくなりそう!
真柚子さん:ロケーションには相当くわしいですよ。だから企業からの依頼には、撮影に加えてロケーションの提案もやっています。セブをよく知らないクライアントが多いので、すごく喜ばれますね。
かおり:私、セブ島に6週間滞在して思ったんですが、セブって案外フォトジェニックなスポットが多いですよね。たとえば、キラキラの夜景が見られるホテルとか。
真柚子さん:そうそう。ビーチ以外にも街並みとかカフェとか、絵になる場所がわりとあるんですよ。フィリピンって日本との時差が1時間で、LCCを使って安く行き来できるうえに現地の物価も安い。日本人がバカンスに訪れやすい国なので、思ったよりカメラマンの需要があるんですよね。
かおり:日本と時差が1時間しかないのはいいですよね。ところで、1日のスケジュールはどんな感じですか?
真柚子さん:その日によってバラバラですね。観光客の方々はスケジュールが限られているので、仕事が重なって1日に3〜4件集中することもあれば、午前中だけで終わる日もあったり。休みとかもあまり決めていないんです。仕事優先でスケジュールを決めて、空いた日を休みにする感じ。
かおり:私もどうしても休みたい日以外は、同じように仕事優先でスケジュールを組みますね。ただ、海外を旅したいときは、真っ先に予定を押さえてしまいますが(笑)。なんでもかんでも仕事を請けていると、気づいたら休むヒマがないなんてこともあるので、バランスは気をつけていますね。
人と違うことをしたい。大学卒業後にセブ島へ移住
かおり:真柚子さんがカメラマンになりたいと思ったキッカケってなんでしたか?
真柚子さん:私は昔からファッション誌を読むのが好きで、漠然と「オシャレな写真が撮りたい」と思っていたんです。高校生ぐらいから兄の一眼レフカメラを借りて友達を撮影したりするうちに、「カメラって楽しい! ちゃんとした機材を使えば私にもオシャレな写真が撮れるかも」って思って。だからカメラが学べる大学に進学して勉強しました。
かおり:でも、卒業後に就職したのはセブ島のIT企業だったんですよね。
真柚子さん:はい。フォトグラファーになりたかったんですが、写真館に就職して師匠のもとで修行しながらキャリアを積んで独り立ちする道って、なんか普通すぎておもしろくないなって思ったんですよね。なんか違うなぁって。人と違うことをしたかったので、「海外で働いてみたい」って周囲に相談していたら、知人に「じゃあ、セブ島のIT企業の社長を紹介するよ」と言われて、縁あってセブ島に移住することになりました。
当初は「セブ島ってどこ?」って感じでしたが(笑)、WEBデザインも受託している会社だったので、デザインの知識を身に付けておけばカメラマンとしてもプラスアルファになるかなと思って。あと英語も身に付けたかったし。
かおり:その気持ち、すごくよくわかります。ライターも真っ当なキャリアの積み方があって、プロの編集者さんや実績のあるライターさんのもとでとことん鍛えてもらうとかはよく聞きますが、私はあまり魅力を感じていなくて。
フリーライター1年目はいただいた仕事をひたすら全力でこなしていたけど、2年目となった今は周囲に認められるライターになることよりも、「自分のやりたいことがどれくらい実現できているか」を大事にしています。キャリアアップになるかどうかよりも、ワクワクするかどうかを優先するというか。
でも、IT企業に就職した真柚子さんが、その後フリーランスとして独立に至った経緯が気になります。
真柚子さん:会社員として2年半ほど勤めたんですが……
気になる後編はこちら
過去のガチトークの連載は以下よりご覧ください。
◉「自分らしさはどうやって見つければいい?」—タイ・チェンマイ在住の抽象表現者・Kanae Nico×恋する旅ライターかおり【好きを追求するフリーランスのガチトークVol.1】
◉「僕たちは何者にも染まらない」旅人美容師・桑原淳×旅ライター【好きを追求するフリーランスのガチトークVol.2】
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