The post ワーカホリックでも休み上手になれる!「良い働き方は、良い休み方から」 【 #ワーケーションラボ Vol.1】イベントレポ first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
]]>「社畜」「ワーカホリック」「愛社精神」なんて言葉が、若干のポジティブなイメージと共に使われることもまだまだ多い現代日本。でもやっぱり長い目で見たら、休み方も働き方も稼ぎ方も自在にコントロールできるほうがいいはず。
そんな「働き方」と「休み方」について悩みを持つ個人事業主や会社員の方を対象に、2018年11月12日、「良い働き方は、良い休み方から【ワーケーションラボVol.1】」が半蔵門のLIFULLHUB開催されました。
主催は、都内からのワーケーション(ワークとバケーションを組み合わせた造語)先としてコワーキングスペースや交流の場を立上げ予定の静岡県小山町。そんな小山町と、働き方についての実験と検証を続けるメディア「Solopro」がコラボし、今回のイベントが実現しました。
登壇したのは、理想の働き方と休み方を自身でデザインし、実践を続けているこちらの3名。
| 松田 然(まつだ もゆる) SoloPro編集長 / ライター / 合同会社スゴモン代表。旅をしながら仕事をするライフスタイルを取り入れ、月の半分を自宅がある東京ではなく国内外を転々としている。特に自転車旅が好きで、仕事をしながら47都道府県すべてを走破。ライターカンパニー 「合同会社スゴモン」代表や、個のワークスタイルをアップデートするメディア「SoloPro」編集長も務め、これからの時代にあった働き方を自ら実験している。 |
| 黒田 悠介(くろだ ゆうすけ) 議論メシ代表 / FreelanceNow発起人 / ディスカッションパートナー / フリーランス研究家 / 「文系フリーランスって食べていけるの?」編集長、他。年間30社の事業立ち上げを支援するディスカッションパートナーとして活躍しつつ、ライフワークとして、自らの働き方を通してフリーランスの可能性を探る「フリーランス研究家」としても活動。約2千人のフリーランサーが所属するグループ「FreelanceNow」の発起人でもある。 |
| 横田 親(よこた いたる) 自動車部品の会社に勤めながら、小商いを立ち上げる塾を個人で運営。そのほか、地域のコミュニティ作りや面接事業など様々な事業を手がけている。株式会社リクルートエイブリックに6年間勤めた後、移住先の兵庫県丹波市で市議会議員になるなど、異色の経歴の持ち主でもある。傘をかぶっている理由は、「変な格好をしていると、保守的な人が話しかけてこない」から。保守的な人との関わりが減ると、人生が加速するのだそう。 |
司会を私、坂口が務めさせていただき、この3人が考える「休み方が上手くなる方法」について、それぞれの実体験と共に語っていただきました。
坂口:
みなさん、普段はどんな働き方・休み方をされているんですか?
松田:
今は、国内外を飛び回りながら働くスタイルを実験し、中でも自転車移動が好きなので47都道府県を全て走りました。でも、会社員時代は極度のワーカホリックで、8年前に独立してからもしばらくそんな感じでしたね。2011年の東日本大震災をきっかけに「自分がやりたいことを諦めない働き方がしたい」と試行錯誤して、その結果、旅と仕事がグラデーションするような働き方にたどり着きました。
横田さん:
僕は、自分が喜ぶ働き方を追求しているので、48時間でもぶっ続けで働き続けられますね。やるときはやるし寝るときは寝るタイプなので。ぶっ続けで働いたら24時間寝るみたいな感じです。あとは、仕事の合間に2時間空いた時間があれば、すぐサウナに行きます。サウナに行くと、一瞬で疲れが回復するんですよ。
黒田さん:
このイベントに登壇するに当たって、1日の時間の使い方を振り返ってみたんですけど、睡眠に7時間、情報収集に3時間、コミュニティ運営に3時間、社交に3時間、移動に2時間、食事に2時間、ゲームや漫画などの好きなことに2時間、残りの1〜2時間で仕事をしていました。
坂口:
私、黒田さんの働き方が超理想です。1〜2時間働いて、あとは人と会ったり自分の好きなことに使ったり。でも、そんな働き方、到底できる気がしません……。
黒田さん横田さん
できるできる(笑)
黒田さん:
私、この生活をするのに3年かかったんですよ。そのために、まずは時間単価を2〜6万円に上げました。それくらいの単価で働くと、1日2時間働けば最低4万円稼げて、20日稼働で最低80万円稼げます。もうひとつはコミュニティ運営。今、190人いるコミュニティを運営していて、月にひとり4,000円の会費が入ってきます。工夫次第で、いくらでも稼ぐことはできるんです。
坂口:
じゃあ、黒田さんが人に会う時間を毎日確保しているのは、コミュニティ作りのためでもあるんですか?
黒田さん:
そうです。それに、人との繋がりが増えると仕事の依頼も増えるし、自分はできないけどあの人はできます、と言えるケースも増えていきます。そうすると、苦手なことをほかの人にお任せして自分の好きなことだけする時間が作れるんですよ。そうやって3年間、ひたすらディスカッションだけをやり続けたら、めちゃめちゃ上手になりました。好きなことだけをやり続けると、それがものすごい強みに変わるんです。するとさらに単価を上げることができますよね。
松田:
私も、より自分の得意なことに注力するために、さまざまな強みを持った仲間とチームを組んで仕事をしています。チームで仕事をすると、得意なことだけに専念できるので成果も出しやすいし、お互いが休みを取りたいタイミングでサポートし合えるんです。みなさんも、こういうイベントに来ている人は属性が近い人が多いので、ただ登壇者の話を聞きにくるだけではなく、周りの参加者にどんどん話しかけて悩みを共有するといいですよ。今後につながる縁を作るチャンスです。
坂口:
なるほど……。でも、フリーランスはともかく、会社員だと好きなことだけやり続けるのは難しそうですよね。
横田さん:
会社員でも、やればいいじゃないですか。僕、向いてる仕事に集中すると、結果は絶対ついてくると思っています。しかも疲れない。僕が48時間もぶっ続けで働けるのは、そういう仕事をしているからです。でも向いてない仕事は絶対結果出えへんし、疲れるんですよ。いい働き方休み方をしたいなら、会社員でもそこは追求したほうがいいです。「得意な仕事だけやらせてください、そしたら今よりもいい結果出すんで」って言えばいいんですよ。
坂口:
え〜〜〜〜。絶対受け入れてもらえない気が……。
黒田さん:
難しければ、アウトソースするという手もありますよ。「自分の人件費を削ってもいいですし、やり方はお任せしますけど」って言って、苦手な仕事はアウトソースしちゃうんです。同じ理由で、まだ仕事が選べない成長段階の会社の経営者の方にも、毎月アウトソースの予算を確保することをオススメしています。
横田さん:
それもダメだったら、会社をやめればいいんですよ。我慢が慢性化している組織は、みんながお互いの幸せを確保しあう組織には敵わないんです。我慢して働いてる人より、楽しく働いてる人のほうが絶対いい仕事するから。我慢を強いるような会社はいずれ淘汰されていくはずなので、辞めても大丈夫です。
横田さん:
働くことがしんどいことで、休むことが楽しいことだって考えてる人って多いですよね。でも僕、世の中の幸せって、別に制限されていないと思うんです。仕事も楽しいものにできるし、休もうと思ったら休めるし、休みながらお金をもらおうと思ったらもらえると思うんですよ。
松田:
僕の場合も、「こうありたい」という生き方と、働き方が連動していますね。友人から遊びの誘いが来たときに、フットワーク軽く応じられる生き方がしたいと思っているので、じゃあ、そのためにはどういう稼ぎ方をしたらいいかな、というのを逆算して作っている感じです。
横田さん:
そうそう。自分がこうなりたいと決めたら、あとは動くだけなんですよ。そのための方法がわからなければ、「俺はこうなりたい」って周りに言えばいいんです。そうすると「そういうやり方あるよ」と教えてもらえるから。
坂口:
え、じゃあ、何をしたらいいかはわからないけど「一生楽して暮らしたい」と思ったらそれを周りに言えばいいんですか?
横田さん:
うん。でも「楽」って何? 働いてる状態? それとものんびりしてる状態? 誰かと楽しく喋ってる状態? それを半年続けられるか考えてみて。ひとりで家の中でのんびりするのを半年続けられる奴おる? 寂しくて耐えられないと思うよ。「仕事したくないわ〜」って人は、しないで半年過ごしてみ?「私誰からも必要とされてない……」ってなるから。それってつまり、望んでることが違ったってことよね。「楽」をきちんと分析していくと、それは絶対実現可能だと思うんですよね。
僕、休み方が下手な人っていうのは、すなわち「自分のやりたいことが分からない人」だと思うんですよ。やりたいことがある人は、やりたいことやればリフレッシュできるんで。じゃあなぜ自分のやりたいことが分からないかと言うと、理由のひとつは「誰かの都合に合わせて生きてきたから」なんですよね。人の都合に合わせたほうが相手が喜んでくれて、自分のやることが明確になるんで。そういう姿勢が身についてるから、自分のやりたいことが見つからないんだと思います。
松田:
そういう人がやりたいことを見つけるのに、オススメの方法があります。
みなさんの中に「自分探しの旅」をしたことある人います?(会場の参加者で手を挙げた方がポツポツ) ……あれって、やってもなかなか「自分」は見つからないですよね(笑)。でもその代わり、あるものが見つけられます。それは「自分の得たい感情」。日常を離れた旅先では心が開けているので、「こういうことやると楽しいな」とか「こういう人いいな」と気付ける。それが、自分自身のやりたいことのヒントに繋がると思っています。
黒田さん横田さん:
(めっちゃうなづく)
黒田さん:
おっしゃる通りで、旅先に行くと心が開けるんですよね。たとえば、満員電車に乗ってるときって周りに関心を持たないじゃないですか。あれって心を閉ざしてるからだと思うんですよ。情報が溢れている都会では必要なことですが、閉ざしてばかりいると自分自身も自分の心が見えなくなってしまう気がします。その点、都会を離れることは、ノイズがなくなって、自分の心に向き合えるいい機会になるんじゃないでしょうか。
横田さん:
自分の感情に敏感になるって、大事ですよね。なんで僕の場合、自分の「嬉しい」感情を取り戻すためのルーティンを作っています。まず、自分が嫌いになるまで寝るんです。起きたくて仕方なくなるまで。で、起きたら麻婆豆腐を食べる。そのあとはカラオケかサウナに行く。で、やりたければ仕事をして、やりたくなければまた寝る。このルーティンを回すと、めっちゃテンション上がるんですよ。で、「こんだけ甘やかしたから、やろか」ってなる。こういうゴールデンセットを自分で決められると強いですよね。
黒田さん:
私もゴールデンのルーティンがあります。一週間とか、まとまった時間がとれたときは、本をたくさん持って山奥にこもるんです。で、ひたすら読んで、飽きたら散歩をする。不眠不休とは言いませんが、眠る時間も削って自分が満足するまで読んでますね。こないだも首都圏から近いけど電波が通じないところに行ってそれをやりました。そうやって、時間を作ってまとめてやるのもありかなと思います。
横田さん:
そうやって自分の感情を手入れして、ちょっとでもアンテナが動くようになったら「とにかくやる」ことですね。やってみて面白ければ続ければいいし、なんか違うなと思ったらまた別のことを探せばいいんです。
黒田さん:
僕も自分の仕事を確立するとき、心が動いたものはすぐにやるようにしていました。羊毛フェルトとかうどん作りとか、とにかく何でも。テレビで見て気になったらすぐに材料を買いに行ったりしていましたね。今の仕事は、そういうのを100個ぐらいやって、たまたま楽しくて継続できたやつが残っているだけなんです。
横田さん:
あと、何をやればいいかまったく分からなかったら「何かやりたい」ということをイベントにするのも手ですね。「〇〇(主催者の名前)が何かするイベント」と名付けて、今すぐFacebookでイベントページ作るんです。「何すんの?」と言われたら「わからん、とにかく来て」と言えばいい。で、来てくれた人に「何やったらいいかわからんねん」て聞いて、言われたやつを全部やる。
松田:
企画して人を呼ぶ側になると、参加するだけより、もっと周りを巻き込めるようになりますしね。主催することによるリスクもほとんどないし、イベントを企画するのはお得だと思います。集客が大変だったり、運営も大変ですが、自分の好きなことだったらいい経験になります。
横田さん:
そうそう。イベントやるのに100万円かかるんだったらやらんほうがええけど、場所おさえるだけっしょ。大したことないやん。
黒田さん:
「やりたいこと」をするための予算を自分につけておくと、心が動いたときにやるやらないの判断で迷わずに済むのでオススメですね。たとえば、月に3万円までならやる、って決めるとか。
横田さん:
小さく始めて、着々と実績を積み上げていくといいと思います。数をこなしていけば必ずそれが新たな仕事に繋がっていくので。
黒田さん:
いきなり「これをやるぞ!」と決めるんじゃなくて、気になったものにいろいろ手をつけてみて「やっぱこれがいい」と決めるのが大事ですね。
今回、働き方と休み方を分析するイベントを行った背景には、ワークとバケーションの中間のような働き方「ワーケーション」を研究する、という意図があります。
そこで、登壇者の方に「ワーケーションってどう思う?」との質問を皮切りに、それぞれの実体験を聞いてみると、黒田さんからは「出張の際に妻と京都観光をした話」、横田さんからは「普段、仕事の合間にサウナに行く時間を作っている」など、働く時間の合間に休みを取り入れているお話を聞くことができました。
坂口:
私、「休む!」って決めても、結局休めないことが多いんです。要領が悪いだけなのかもしれないですけど……。以前、3日間場所を沖縄に移して働いたことがあるんですけど、働きつつ観光もするつもりでいたら、ほぼ観光できずに終わっちゃいました。「これが終わったら出かけるぞ!」というタイミングでクライアントから修正の依頼が来て、やらざるを得なくなったりとかして……。
黒田さん:
たとえばですが、お店の場合、営業時間じゃないのに入ってくる人っていませんよね? それと同じように、営業時間を決めるといいと思います。「私、午前中は営業時間じゃないんで」って言ってしまう。僕の場合、基本的に午前中は仕事を入れないことにしていて、それを周りにも伝えるようにしています。
松田:
そういう「キャラ作り」って大事ですよね。私は、自転車旅をしていたとき、日中は自転車で移動して、夜に宿で仕事をするスタイルで働いていました。「日中ずっと移動なんて疲れるんじゃないのか」って言われるんですけど、好きなことをしているので脳がリフレッシュして、宿に着いたときには最高のコンディションになっているんですよね。そのころ、クライアントにはあえて自転車で旅していることを伝えて「この人は日中は連絡がつきづらい」と認識してもらうようにしていました。
坂口:
頭では理解できるんですが、休んでいる間も仕事のことが気になっちゃいそうだな……。
松田:
ワーケーションて、そういう「休むのに罪悪感を持ちやすい」人に合った働き方だなと思っています。たとえば、「一週間休んで沖縄行ってきます」となると「そんなに休むのかよ」という反応がまだまだ多いですし、本人もそのことを気にしてしまうんじゃないかと思うんです。でも、ワーケーションなら、打ち合わせも出られるし連絡も取れる。それなら、ちょっと行きやすいですよね。ITリテラシーが低いとセキュリティとか、まだいろいろ課題はありますけど。
今回のイベントの主催である静岡県小山町(おやまちょう)は、静岡県の最北東、富士山の裾野に位置する町。自然が豊かで、その景観の美しさゆえに数々の映画のロケ地としても有名な小川町。
であるにも関わらず!
新宿からバスで1時間半、片道1,500円程度で行くことができ、バス停を降りて徒歩3分のところに、コワーキングスペースづくりを計画中なんですよ〜〜〜〜! しかも、その隣には温泉も、宿も揃っているんです。
つまり、ワーケーションするには最適な場所なんです。
****
というわけで! ワーケーションラボVol.1「良い働き方は、良い休み方から」のイベントは終了。
休み方を良くするという話からキャリアの話にまで広がり、かなり刺激的なお話もありつつ、途中、登壇者ふたりが「今日は休み方のイベントだからw」とお菓子を食べ出すなど、終始ゆるやかな雰囲気で進行した本イベント。
参加者のみなさんも「有益だった!」「聞けてよかった!」と満足してくださるイベントとなれたかなと思います。
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]]>せっかくフリーランスになったんだから、何にもしばられず自由に働きたい!!
と思っているものの、病気のときや仕事に追われているときには誰かを頼りたくなる人心。
そんなフリーランスの良さ「自由」を保ちつつ、必要なときには助け合える仕組みを整えたツワモノたちがいます。
その正体は、ママフリーランスのコミュニティ「mamimu」。
| mamimuとは
ママフリーランスのコミュニティ。2018年4月現在、約35名いるメンバーはそれぞれ、下は胎児から上は高校生までの子供がいるお母さん。Webディレクターやデザイナー、ライターなど、クリエイティブ職種をメインに、管理栄養士、キャリアカウンセラーなど幅広い職種の人が所属している。 |
妊娠に子育てに家事に仕事にと、忙しく人生を送るママたちだからこそ、「環境の変化に振り回されず、安定して仕事をし続ける」ことに誰よりも真剣に向き合ってきたはず。
今回は、そんな彼女たちがこの数年で試行錯誤を繰り返しながら築き上げた、とっても貴重な「コミュニティ運営」のコツを伺ってきました。
<今回お話を伺った人>
橋本紗織(はしもと さおり)さん
mamimuマネジメントメンバー・Webディレクター
4歳女児と2歳男児の母。いくつかの事業立ち上げに参画のち、出産を機にフリーランスに転身。ウェブ制作を中心にオンラインを駆使して在宅で働いている。
廣畑七絵(ひろはた ななえ)さん
mamimuマネジメントメンバー・ライター
6歳男児の母。高知県出身、ノンフィクションライター。国際協力関係機関職員を経て、出産を機にライターに転身。まもなく第二子出産予定。
坂口:フリーランスって、病気とか入院みたいな突発的なトラブルに弱い働き方だな〜と思うんですけど、世のお母さんたちって突発的なトラブルだらけじゃないですか。子供が熱出したとか、なんなら急な妊娠とか。みなさんそういうときどう対応してるんですか?
橋本:たとえば最近まで私、身内が亡くなって数ヶ月間仕事をお休みしてたんですけど、そのときは、mamimuメンバーに状況を共有して案件を引き継いでもらいました。先が読めない状況で、クライアントへの約束もままならなかったんですが、メンバーが私の状況をこっそり伝えておいてくれたらしく、復帰後にその案件のクライアントからお声がけいただき、今ではまた仕事をご一緒することができています。
廣畑:私は今妊娠してるんですけど、mamimuには「産休代打」って言葉があって。言葉どおり、出産で仕事を離れなきゃいけない間だけ自分の代わりに案件を担当してくれる人のことを言うんですけど。以前、出産を控えたメンバーが「誰か産休代打お願い!」ってコミュニティのfacebookグループに投稿したのをきっかけに、みんな真似して、出産のときには産休代打を探すようになりました(笑)。
坂口:すごい。助け合いの仕組みができているんですね。
橋本:特に仕組み化しているわけじゃないんですけど、助け合いが生まれる背景には「密なコミュニケーション」があると思っているので、結構そのへんはメンバー同士がうまくコミュニケーションできるように意識してますね。
坂口:密なコミュニケーションを生むために、mamimuではどういうことをやってるんですか。
橋本:mamimuの活動内容は基本、チームワーク(仕事のシェア)・ナレッジシェア(情報や経験の共有、勉強会)・プロジェクト(ワーケーションやメディアの立ち上げ)の3つなんですが、それらを支えるコミュニケーションを密にするために取り組んでいるのは、オンライン週報と月一のおしごとカフェ(近況報告専用イベント)です。

橋本:はじめは、月曜の朝にオンラインで朝礼をするかって話になったんだよね。でも、よく考えたら、子供がぐずったら30分なんてあっという間に経っちゃう。それで「固定の時間は無理!」となって(笑)。負担なくそれぞれのペースで投稿することができる、Facebookのグループで近況を投稿するシステムにしました
廣畑:週報を始めたのは、メンバーが増えてきて、あまり絡みがない人の様子が分からなかったり、「助けて」が言えずにひとりで苦しんでしまっている人が出てきたりしたので、もっとコミュニケーションを活発にしたい、気軽に相談できる場を作りたいと思ったのがきっかけです。
橋本:それぞれの状況を投稿しておくことで、「今週いっぱいいっぱい!」ってときに余裕がある人がいたらお願いできたり、やばそうな人がいたらすぐに助けてあげられたり、ちょっとした用があるときに「余裕ありそうだから聞いてみよう」と判断したりもできるんです。

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廣畑:月一の近況報告会は、メンバーがリアルで顔を合わせる機会として始めました。もともとは全体ミーティングをしていて、近況報告会になったのは最近だよね。近況報告することで互いの学びや経験がシェアできるので、勉強にもなって一石二鳥なんです。
橋本:全体ミーティングをしていたころは3ヶ月に1度の開催ペースだったんですけど、それだと2回連続で来れないと半年も会えないことになるので、近況報告会になったタイミングで月1開催にしました。
廣畑:そこからマネジメントメンバーを中心に開催を続けて半年ほど経ったころ、新メンバーから「マネジメントメンバーの負担を減らそう」という意見が出て。そこから毎月持ち回りでメンバーに幹事をお願いするようになりました。
橋本:毎月の幹事は、オンライン忘年会をしたときに、あみだくじで決めました(笑)。メンバーが増えてきて、mamimu内での交流が固定になりがちだったので、あえて古参と新規のメンバーを混在させたグループにしています。
坂口:mamimuとしてお仕事を請けたりもしてるんですよね?
橋本:あー、そこ、よく誤解されがちなんですが、「mamimuとして仕事を請ける」ってことはしてないんです。mamimuはあくまでコミュニティであって、お仕事の斡旋はしていないので。ただ、それぞれのメンバーがとってきた仕事を、mamimu内のメンバーに依頼しあう、という動きは多いですね。
坂口:ということは、mamimuメンバーでチームを組んでお仕事をすることも?
廣畑:あります。チームで取り組む案件は、Web制作のようなプロジェクト形式のお仕事がメインですね。だいたいディレクターが話をもらってきて、デザイナーやエンジニアをアサインするパターンが多いです。
橋本:あとは、本来ひとりでも運用できるSNSを4人持ち回り制で担当する、みたいなワークシェアリング形式の仕事をすることもあります。その場合は、誰かがディレクターとして窓口担当をしつつ、複数人を取りまとめる形でお仕事を請けています。
坂口:ひとりでできる仕事を数人でシェアすると、売上の取り分が下がりませんか?
廣畑:たしかにそうなんですけど、助け合いがしやすかったり、それぞれに貯まったナレッジを共有できたりするので、結果的にメリットのほうが大きいんです。
橋本:プロジェクト形式のお仕事の場合は逆で、単価が上がることも多いですね。ママフリーランスには出産後にキャリアをスタートした人も多いので、ひとりだと単純作業系のお仕事ばかりになってしまうんです。でも、「ディレクション」「デザイン」「コーディング」が少しずつできる人が集まれば、それら全部ができる人と同じくらいの価値になれるので。
廣畑:ひとりだと自分の実力分の案しか出ないけど、みんなで力を合わせればより良い案も出るしね。あとチームで仕事をすることで、自分の個性が見えること、他の人のやり方を学べることも大きなメリットだと感じます。
橋本:代理店の案件とか、「今から3時間以内に修正して」なんてこともよくあるんですけど、個人で請けていると「これから別件の打ち合わせだから無理!」となってしまうところ、チームの誰かが「私やっとくね」なんて対応してくれたりするし。
廣畑:なにより、時間と場所に制限がある育児中の苦労が理解できる者同士、助け合いの精神があるから、ひとりで働くよりも圧倒的に気持ちが楽になるよね。
坂口: 2015年に発足してから3年、トラブルとかはなかったんですか?
橋本:ありましたよね。
廣畑:新しく入ったメンバーに「mamimuらしさ」を伝えきれていなかったことで雰囲気や価値観がぶれて、コミュニティの勢いが削がれてしまったことがありました。なので、今ではこの点をすごく意識して運営しています。それぞれ個性も違うし、リモートワーク中心に活動している人たちの集まりだからこそ、手を抜いちゃいけないな、って。
橋本:去年、人数を大幅に増やしたタイミングがあったんですが、入会にあたって一人一人と丁寧に対話する時間が持てなかったんだよね。普段、新規メンバーを迎えるときには紹介制かつ審査制で、必ず「まずお互いのことを知るための時間を作る」「3か月のお試し期間を経てから正式入会を決めてもらう」など慎重にしてるんですが……。
廣畑:そのときは、予想以上に関心を持ってくれる方が多くて、全員にきちんと対応することができなかったんです。そしたら後々、チームや仕事への考えがmamimuとはちょっと違うかな、という人が数名いて。結局コミュニティの雰囲気が不思議な感じになってしまって、すごく悩んだんですけど、その方たちにはお断りをさせていただきました。
橋本:今では、そういった齟齬や誤解が起こらないように、コミュニケーションをしっかりと、わかりやすい言葉でしなければと反省しています。
坂口:入会希望者に会うときは、どういうところを見ているんですか。
廣畑:実力や経歴よりも、直感的な部分を大事にするようにしています。「一緒に頑張りたい」と思える人同士なら、実績は少なくても助けたくなるし助けてもらえる。だからコミュニティが自然と活性化するんです。
橋本:コミュニティごとに雰囲気や価値観って違うので、mamimuとは合わなくても、ほかのコミュニティでは活躍できたりすると思うんです。実際そういう方を見てきましたし、もしないなら作ればいいんです。肝心なのは、お互いに「居心地の良さ」を感じられるかどうか。それがあるかどうかでコミュニティの価値は変わってくるんじゃないかなと思います。
坂口:メンバーが多ければ多いほど仕事の可能性は拡がると思うんですが、今後mamimuは拡大していく予定はありますか?
橋本:うーん、正直そこについては考え中ですね。今、メンバーが35人に増えて、たぶんメンバー同士、全員の顔と名前を覚えるのが厳しいような状況なので。
廣畑:オンラインで集まると、みんなスッピン眼鏡で誰かわからなかったりするもんね(笑)
橋本:ほんとそれ(笑)。人数も増えたので、今年はしっかり腰を据えてチームビルディングをやる一年かなと思ってます。イベントをどんどん打っていくとかではなく、コミュニケーションをより円滑にするための一年。
廣畑:ウェブサイトのリニューアルや自分たちのメディアの立ち上げなど、mamimuでの活動を発信することで、メンバーじゃなくともゆるく繋がれる方も増えたらいいなと思っています。
何かコラボできそうなことや、私たちが役に立てそうなことがあれば気軽に連絡してください!
>>mamimu公式サイトはこちら<<
というわけで、mamimuのお2人にお話を伺ってきましたが、いやー、なかなか結構、コミュニティ、良さそうですね。
会社のように組織としての拘束力はないけれど、いざとなったら助け合える関係性の仲間がいる、って心強い。
いきなり数十人規模というのは難しいけれど、助け合いが目的なら、仲のいいフリーランス数名で集まるだけでも、コミュニティの目的は達成できるのではないかと思います。
「ひとりで頑張る」ことに不安を抱えている人は多いはず。
ぜひ周りを見回して、仲間を探してみてはいかがでしょうか?
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]]>『SoloPro』編集長の松田 然(もゆる)さんとの縁は、私がフリーライターになって間もない2013年頃に始まりました。
「松田さんのように、全国を旅しながら稼げるライターになるにはどうすればいいですか?」
(参考リンク:http://moyulog.com/trip_workstyle/ )。
そう尋ねる私に、仕事の取り方や旅先での働き方などを指南してくれた松田さんは、最後にこう付け加えました。
「フリーランスとしてもっと自由に働きたかったら、チームで仕事することを考えたほうがいいよ」
その頃はチームを組めるような人脈もなかったし、「フリーランスってひとりで仕事するもんでしょ?」みたいな認識だったので、自分には必要ないと思いました。でも、今になってその言葉がことあるごとに思い出され、「あれはどういう意味だったんだろう」と気になるようになったんです。
自分はどちらかといえば寂しがりなのでぜひチームでは働いてみたいし、メリットがあるならなおさらだけど、そもそもどうやってチームを作ればいいかも分からなければ、どうやって案件を請ければいいかも、どうしてそれが自由とつながってくるのかも分からない。
ただ、松田さんがしょっちゅういろんなところに旅をして、楽しそうに働いてるのは事実。

というわけで今回は、「もっと自由に働きたかったら、チームで仕事をしたほうがいい」の言葉の本意と、具体的にどうすればいいのかを聞いてきました。




アフリカのことわざに、“ 急いで行きたいなら、ひとりでいけ。遠くへ行きたいなら、一緒にいけ ”って言葉があって、これはそのままフリーランスと会社員のメリットとも重なると思うんだ。でも、自分は独立から8年間、いろいろなフリーランスを見てきた結果、「ひとりで行くことで、かえって道に迷って、スピードも遅く、疲弊して、結果的に独立当初の想いとは裏腹に挫折してしまう人もいる」と感じていて……。
チームで働くことは、そういったフリーランスのデメリット面を減らすことにも繋がるとはず
個人で働いていると、良くも悪くも案件の成否や売上が「自分の工数」に依存する—— 松田さんがそのことを強く感じたきっかけは、2011年の東日本大震災のときでした。
「何か東北の助けになることがしたい」そう思ったものの、当時まだフリーランス1年目だった松田さんには、そんな時間の余裕はまったくなかったと言います。なぜなら、案件を詰め込みすぎていたから。まだまだ収入も低く、結局できたのは少額の募金だけ……。
フットワーク軽く柔軟な働き方ができるのがフリーランスのメリットだったのでは? そんな矛盾に気づいた松田さんは、「どうすればもっと自らの働き方をコントロールできるか」について考え始めました。でも、考えても考えても、個人で仕事を請けている限り、自分が手を動かさなかったら案件は止まるし収入も減ってしまうことに変わりはありませんでした。
そうして行き着いた結論が「個人で請けるのは限界がある。プロジェクトチームを作ろう」だったそうです。
「” 急いで行きたいなら、一人でいけ。遠くへ行きたいなら、一緒にいけ “ という言葉通り、遠くに行きたいなら会社という組織に入ればいいし、速く行きたいなら、自分のタイプを知った上で、それに合ったプロジェクトチームを作るか探すのがいいんじゃないかな? 今の時代、その柔軟なスタイルの方が結果的に速く遠くへ行けるかもしれないしね」 というわけで、編集長が旅しまくっている理由は、「自分が無理なく働けるプロジェクトチームを作っていたから」ということでした。 実際に旅しまくっている人がやっているんだから、ちょっと自分も真似してみよう、と、この取材を経てさっそくやってみたことがあります。それは「テープ起こしの外注」。 予算ある案件で試しに文字起こしの募集かけてみたら、数時間で40件くらいの応募がきて戸惑っている…が、こんなに助けてくれる人がいるんだと感動してもいる — 坂口ナオ(ぐっさん) (@skgc_n) 2018年3月23日 え、待って。17時に音声データ(1時間分)送って、それから別の案件の調べ物したり夕飯作ったりしてたのに、すでに今日取材分の文字起こしが今手元にあるんですけど…しかも内容超読みやすくて、非常に頭がクリアな状態から原稿作成始められるんですけど…。自力で文字起こししてた今までの私の人生orz — 坂口ナオ(ぐっさん) (@skgc_n) 2018年3月23日 正直、すっっっっごい快適でした。これが「得意な工程・作業に注力する」気持ちよさか……と感じました。テープ起こしをしてくれた人とは発注者・受注者の関係性なので、チームで動いたとは言えないのですが、「組んだ相手がいい仕事をしてくれたおかげで、自分のモチベーションまで上がる実感」を得ることができました。 今回紹介したヒントを活かして、「仕事に追われない」「自由な時間が増える」働き方を、もっともっと追求していきたいと思います。 あと、こういったイベントでできる横のつながりこそ、これから一緒に働く仲間を見つけるのにも最適だったり!? The post 編集長が旅しまくってる理由を尋ねたら「フリーランスはチームを組むことで自由になる」というので詳しく聞いてきた first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.















チームメンバー、どうやって集めればいい?










上手なチーム運営のコツは「売上よりも人優先」




組織化しないのは「いいチーム」を保つため








編集長がやっていたのは、「無理なく働けるプロジェクトチーム作り」

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]]>会社員をやめて、フリーランスになった。
実は、これでフリーランスになるのは2度目のことだ。
最初に独立したのは2013年。特許事務所の事務員からフリーライターという、まったくの別業界・別職種からの転職だった。「旅ができる」ライフスタイルを求めてキャリアチェンジを考えたとき、それを叶えることができて「好き」で「得意」で「お金が稼げる」仕事は、書くことだと思ったからだ。
事務員として働いていたころより収入は減ったが、思惑通り、仕事でいろいろなところに旅することができた。でも、初めて会社という箱を飛び出してみて、あらためて感じる「会社のありがたさ」もあった。
どれもこれも、失ってみると痛烈にそのありがたみを感じた。
なんの土台もないところからライターになったので、「ノウハウや業界の慣行、事故事例の蓄積・共有ができる」がないことは特に痛かった。ほんのワンアクションで防げるような失敗も、あっさりしでかしてしまう。新しい案件に取り組むたびに失敗し、自分を責めに責めて、ひとり部屋の隅で「許してください」と泣いた夜もあった。
「理不尽なお客さんに当たったとき、状況を把握し、客観的に判断してくれる人がいる」
友人に話せばいいじゃないか、と思うだろう。でも、お客さんとのやりとりを一から十まで見せるわけにはいかないし、あからさまでない微妙な違和感などは、当事者でないと理解しづらい。
そのなかでも、私が会社員に戻ることにした決定打は、やはり「わざわざ約束をしなくても人に会える、疲れたときにささいな会話ができる」環境がほしかったからだと思う。
執筆作業が重なると、一週間誰とも話さないこともあった。SNSで流れてくる、仲間とわいわい働いている人の写真を見ては「羨ましいな」と思った。約束をすれば誰かと会うことはできるけど、用事があるわけじゃなく、ただ同じ空間にいてほしいだけなのだ。平日の昼間に、そんなワガママに付き合ってくれる友人は思い当たらなかった。「そこに行けば知り合いがいる」という場所があることは、なんて贅沢なのだろうと思った。
「編集者としてうちで働かないか」と声がかかったのは、寂しさを解消するために、入居するコワーキングスペースを探していたころのこと。願ってもない申し出だった。「ぜひ一緒に働きたいです」2015年9月、私は再び会社員になった。
入社してみると、思ったよりチームでの活動はなかったし、若い会社だったので、ノウハウなどを共有する機会は少なかったが、そのほか会社に求めていたものは、ほとんど享受することができた。
辛いときには仲間が励ましてくれたし、トラブルを客観的に判断して助けてくれる上司がいた。エクセルで家計の管理をして、毎月固定額の貯金をすることができた。疲れたときに同僚と連れ立ってコンビニに行き、新発売のお菓子を一緒に買うのは楽しかった。
ではなぜ再び会社を辞めたのか。
理由は2つある。
会社に勤めた2年半の間に、
会社に入ったことで、自分を含め、たくさんの人の仕事ぶり(トラブルも、真似したいと思える技術も)を見ることができた。すると、自分を守るために何をすべきかが分かるようになった。編集者として働いたことで、何が編集者の怠慢で、何がライターの過失か分かるようになった。状況を客観的に判断できるから、一方的に自分を責めることはなくなった。
在職中、仕事の多さに悩んだからこそ生み出せたスケジュール管理法がうまくハマった。きちんとスケジュール管理できるようになったら、家でも効率的に動けるようになった。
ライター・カメラマンを外注していたので、好きな人に仕事を依頼しては、そこから数珠繋ぎのようにたくさんの同業者と知り合った。会社の外にも、チームを組んで仕事をしたり、一緒に作業したりする仲間ができた。
つまり、
初めて独立したときに感じた「会社のありがたさ」のうち、
あたりは、経験が自分のなかに蓄積されて不要になったり、コミュニティができたことで会社に所属しなくても享受したりできるようになってしまったのだ。
結婚し、年齢を重ねたことで、「ガンガンいこうぜ」モードから「いのちだいじに」モードに切り替わった。
しかし、会社に勤めていると、仕事量はチームの売上目標にどうしても左右されてしまうし、働く時間や場所には制限がかかる。「収入は減ってもいいから、もっと余裕のある生活がしたい」「通勤がなければ、朝の時間で洗濯と洗い物ができる」「勤務時間がなければ、夕食前にランニングもできる」そんな思いが日に日に増していった。フリーランスなら、仕事量、時間、場所を自由に自分で決められるのが魅力だった。
また、いずれ子供を産むことを考えると、今のうちに好きなこと(旅とか旅とか)をやり尽くしたいと思った。フリーランスなら、思いつきで明日から離島に行って仕事をすることも可能だし、お金にならないけど面白そうなことを始めるのにも、少し収入が減るのを我慢するだけでいい。
こうして私は、2度目の独立をすることに決めた。
私は今でも、会社というものが好きだ。
そこそこ得意で好きな仕事ができて、自分のライフステージに合わせて働く時間や場所を柔軟に変えられるならば、すぐにでも会社員に戻りたい。固定収入がほしい。税金のことなんて考えたくない。会うことにハードルのいらない「仲間」がほしい。
しかし、私は、収入・時間・場所の自由を得る選択をした。
だから今後は、「フリーランスのデメリット」と上手に付き合っていかなければならない。そして今、目の前にあるフリーランスの課題は2つ。
「不安定な収入」を少しでも安定させるためには、毎月固定額の仕事を得られると安心だ。ただ、長期でお付き合いするからこそ、できる限り「ストレスがたまらない仕事」を選んだほうがいい。「ストレスがたまらない仕事」とは、「好き」で「得意」で「人間関係がいい」仕事のことだ。
というわけで始めたのが、このメディア『SoloPro』の、編集の仕事。
『SoloPro』のミッションは「自分らしく生きる個人を増やすこと=幸せなフリーランスを増やすこと」。そのために、記事の作成をはじめ、イベントをしたりコミュニティを作ったりする。ミッションに共感できるから、記事作りも楽しめるし、リアルな場作りは私がやりたかったことのひとつでもある。
また、『Solopro』編集長の松田 然(もゆる)さんは、月の半分は国内外を飛び回る旅ライター。旅がしたくてライターになった私のロールモデルだ。しかもめちゃくちゃ性格がいい。言動の端々から相手を尊重していることが伝わってくるし、誰かの悪口を言っているのを聞いたことがないし、威張っているところも見たことがない。それでいて結構、業界のステークホルダーとつながっていて頼もしいのだ。つまり、人間関係においても安心感しかない。
だから私は、退職が決まってすぐ、松田さんに会いに行って「仕事くれ」と言った。実は、私が初めて松田さんに会ったのも、ライターになりたてのときにネットで松田さんの記事を見つけて「会ってくれ」と連絡をしたのがきっかけだった。暑かましさが身を助けることもある。
そしてもうひとつ、「仕事にメリハリがつかない」という問題にどう向き合うか悩んでいたが、最近、答えらしきものが見つかった。
独立してから連日すごく律儀に、朝ポジティブになって夜ネガティブになっている。「今日中の仕事」が終わっても、結局PC開いて仕事に関係のあることをしているからかも。リフレッシュの概念を失ってる。とはいえボーッとテレビを見るのもシャクだし、そんな私が今始めるべきは、運動だと思うんだ。
— 坂口ナオ(ぐっさん) (@skgc_n) 2018年3月4日
これについては、SoloProが運営する「FreeRun’s(フリーランズ)」というコミュニティが活動を助けてくれそうだと思っている。「FreeRun’s」は、オンライン上でお互いのトレーニング内容を報告したり、定期的に集まって運動したりするフリーランスのコミュニティだ。最近参加するようになった。私はビックリするぐらいに体力と根性がない。つまり、よほど運動に自信がない人でも私よりはマシなはずなので、はじめるなら今がチャンスだと思う。
私は人よりもすごく不器用だ。
それでも、会社で経験を積ませてもらったり、そこでたくさんの仲間と絆を結べたり、松田さんや『SoloPro』のような存在に出会えたことで、最初に独立したときよりずっと快適で、幸せなフリーランス生活を送ることができている。
とはいえ、フリーランスの課題も、その解決方法も人それぞれ。
これから私が『SoloPro』でやることは、そうした多様なフリーランスの課題に対して、いろんな角度から「解決のヒント」を提示していくこと。それは私にとって、フリーランスになりたてで右も左も分からず、失敗ばかりして泣いていた昔の自分を救う作業でもある。
あの頃の私や今の私が、「読んでよかった」「参加してよかった」と思えるような記事やイベントを、これからたくさん作っていくつもりだ。とはいえ、私はまだまだ未熟者だし、『SoloPro』は絶賛成長中のメディアだから、きっといろんな人の力を借りることになると思う。
「SoloProでこんな記事書いてほしい!」「いやむしろ私が書く!」「こんなイベントやってほしい!」「企画やらせろ!」みたいな意見があれば、気軽に声をかけてほしいし、声をかけてもらえなかったら、勝手に巻き込む(←おい)。
というわけで、独立を考えている会社員の方やフリーランスの皆さま、これからどうぞ、末長くよろしくお願いします!
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]]>The post 真の運動不足が集いしランニングイベント、やります first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
]]>Hai! テスト前に「全然勉強してないよ〜」「私も〜」という会話を交わし、いつも裏切られる側だったライターこと、坂口ナオです。
SoloProには「FreeRun’s(フリーランズ)」という、フリーランスの人同士がお互いのトレーニング内容を報告しあったり、集まって一緒に運動したりするオンラインコミュニティ(画像参照↓)があり、私も最近参加するようになったんですけど、こう思ったんですよね。
って。
だって大体そういうコミュニティって、そこそこ運動する人が集まってるじゃないですか。でもこちとら真の運動不足ですよ。「今日は5km走りました!」「私は10km走りました!」「今日は皇居を3周しました☆ 汗をかいた後のビール、美味しい〜〜♪」なんてのは別世界なわけです。
ちなみに自分はたまに家の周りを走りますが、1kmで死ぬほど息切れします。
でもね、本当に運動を必要としているのって、むしろそういう人だと思うんです。
というわけで、運動不足代表として今回私が提案するのが、
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▼詳細
日時:3月20日(火)18時〜
場所:皇居(集合場所はランニングステーション「JOGLIS」を予定)
持ち物:運動着、走れる靴(レンタルあり 100円〜)
参加費:0円
ランステーションの利用料750円は各自負担
参加方法:Facebookページで「参加」を押してください
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対象になるのは、
「なにか運動を始めたいけどひとりで始めるにはハードルが高いし、仲間を見つけたくても運動不足すぎて自分と同レベルの体力を持つ友人が見つからない。見つけたとしても結局お互い運動に前向きになれないので始められない」
みたいなジレンマを抱えている人。
もちろん普通に「走るのが好き!」「運動好き!」って人に来ていただいても大丈夫なんですが、基本は「体力がないヤツ」を対象にするので、休み休み、無理せず楽しく走ります。
当日は、半蔵門にあるランステーション(利用料750円)で着替えをしてから、皇居に走りに行きます。歩いたり走ったりしながら皇居一周するので、所要時間は1時間ほど。着替えを含めて19時30分ごろには終わるので、そのあとは解散してもよし、一杯飲みに行ってもよし。
なお、『SoloPro』の編集長で「FreeRun’s」の発起人、松田然さんも参加し、運動ができない我らのサポートをしてくれます(嬉泣)!!
ちなみに該当者はジャージ持ってない可能性が高いのでアドバイスしておくと、上野・神田にある「ロンドンスポーツ」ならジャージ上下1000円以下で買えます(たしかLINEで友だちになると割引で800円くらいになる)。あと、ランニングステーションにシューズや服のレンタルもあるみたいです(下図参照)。

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▼詳細
日時:3月20日(火)18時〜
場所:皇居(集合場所はランニングステーション「JOGLIS」を予定)
持ち物:運動着、走れる靴(レンタルあり 100円〜)
参加費:0円
ランステーションの利用料750円は各自負担
参加方法:Facebookページで「参加」を押してください
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]]>The post 「今の働き方を変えたいなら、SNSで感じた焦りの対象に会いに行け」ファイアープレイス代表 渡邉知さんが考える独立へのヒント first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
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答えは「今いるコミュニティの外」にある
やりたいことも困ったことも全部「発信」する
悶々とするきっかけを作ってくれた相手に、会いに行くだけでもいい
こんにちは。ライターの坂口ナオです。
働き方には大きく分けて、正社員やアルバイトとして会社に所属する働き方と、フリーランスになったり起業したりして自分が事業主となる働き方の2つがありますよね。そしてこの2つの間には、特に前者から後者を見たときには、大きな垣根があると思うんです。
私自身、もともと法律事務所の事務員として働いていたところから、時間や場所が自由な働き方を求めてフリーランスのライターに転職しました。でも、当時はライターなんてやったこともなければ個人で仕事をとってきたこともありません。「この仕事は私にできるのだろうか」「ちゃんとお金を稼げるのだろうか」と、新しい働き方に飛び込むまでには相当な葛藤があったのを覚えています。
そこで、今回お話を伺うのは、リクルートのトップ営業から一転、「場づくり」をはじめとするコミュニティデザインの会社を立ち上げた、渡邉知(わたなべ・さとる)さん。
渡邉知(わたなべ・さとる)さんファイアープレイス代表1999年(株)電通国際情報サービス(ISID)入社。人事部採用グループマネジャー、経営計画室勤務を経て、2008年より(株)リクルートへ中途入社。大手企業の人材採用・育成支援部門で営業活動に従事した後、2011年よりじゃらんリサーチセンター エリアプロデューサー/研究員。主として都市圏から地域への交流人口増をテーマにした社会課題に関わる。複数回の営業MVP、TOPGUN AWARD受賞(2010年度)。2014年よりISIDオープンイノベーション研究所。ビジネスプロデューサーとして、主にICTを活用した地域コミュニティづくりに携わる。2015年、(株)ファイアープレイス設立。東京都観光まちづくりアドバイザー。静岡県地域づくりアドバイザー。(株)さとゆめ社外アドバイザー。未来働き方会議議長。 |
「毎朝同じ電車に乗って同じビルに通う人生に、疑問なんてなかった」
という渡邉さんが、独立し、これまでの仕事とはまったく違う畑で事業を軌道に乗せることができた背景には、「今の働き方に不満を感じながらも踏み出せていない人、何をすればいいか分からない人」の助けとなる、2つのヒントがありました。

「両親が喜んでくれるような社会的ステータスの高い安定した会社に入り、より早く良い結果を出して昇進し、できるだけ高い年収をもらうこと」
それが、新卒で入社してから10年間、渡邉さんを支え続けてきた価値観でした。だからこそ、与えられた課題には全力で取り組み、リクルート社の在職中には、営業MVPやTOPGUN AWARDなど、数々の賞を受賞するほどの結果を残すこともできました。
しかし、ひとつ目標を達成すると新たな目標が与えられる永遠のループに、ふと疑問を抱くこともあった、と渡邉さんは言います。
「心が疲れてないときは平気なんですけど、気を抜いたときに『明日も仕事か』とか、『今年は1億達成したけど、来年は1億5千万の売上目標が降ってくるのかな』って思っちゃうんですよね」

そんな渡邉さんの価値観が変わったきっかけは、2011年の東日本大震災でした。
渡邉さんの実家は仙台にあり、親族の多くも東北に住んでいたため、家族・親族のほとんどが被災。当時、東京で働いていた渡邉さんは「仕事なんて手につかなかった」と言います。
「仙台に住む母は被災し、福島に単身赴任中の父は数日間連絡不通になりました。すぐにでも何かしたい、けれども、そのためにはまず、ひとつひとつの予定を調整して、休みを申請……ってしなきゃいけなくて。『なんて自由がきかないんだろう!』と思ったんです」
結果、無事にご両親とは連絡が取れたものの、自分の時間をコントロールできない不自由さを痛感した渡邉さんは、それ以来、「どうやったら自立できるようになるのか」を考えるようになりました。
渡邉さんが大きく人生の舵を切る後押しとなったのは「会社の外の働き方と稼ぎ方に触れる」2つの体験だったと言います。
震災の後、観光・地域振興を担当する部署へ異動。都会を飛び出し、いろいろな地域に訪問するうちに、渡邉さんはある気づきを得たそうです。
「衝撃だったのは、田んぼのあぜ道からポルシェとか出てきたりするんですよ。でも僕には、なぜこの地域に住んでいる人たちがポルシェを買えるのか分からなかった。『あの企業に入って、部長に昇進して、そしたらきっと年収が○千万円くらいになって、ポルシェを買えそうだ』っていうのは分かるけれど、それ以外の稼ぎ方が分からなかったんです」
地域の人たちの働き方に目を向けてみると、いろいろなことに気付いたそう。美味しい白菜を作れる農家さんや、遠洋漁業の漁師さんが自分以上の年収を稼いでいたりすること。自分よりきっとお金を稼いでいないだろう、けれども自分よりずっと幸せそうな人たちがいること。
「ようやくそのときに、自分が知っている働き方や稼ぎ方以外の方法で人生と向き合ってる人がいる、っていうことを自覚したんですよね。僕が知っている世界って本当に小さかったんだなって。それまで閉じきっていた価値観が、一気に広がっていく感覚でした」

それと同時期に、休暇をとって、仲間と一緒にアメリカ西海岸を10日間旅行した渡邉さんは、海岸をランニングしたり、小川に足をひたしてワインを飲んだり、キャンプファイヤーを囲んで人生について語り合ったりする「異常なぐらいに楽しい日々」を過ごし、「こういう豊かな時間を大切にしないまま、人生を終えたくない」と思ったそう。
「じゃあどうやったら自分の時間をコントロールできるようになるんだろう、と考えて、いろんな選択肢を探っていったときに『これ自分で会社を起こすしかないんじゃね?』と思ったんです」
そして、その次に渡邉さんがとった行動が、2つ目の「会社の外の働き方と稼ぎ方に触れる」体験となりました。

「これまで起業家と話す機会ってあまりなかったので、高校・大学の先輩で起業している人や、元リクルート社の独立した人に会いに行き『なんで会社やろうと思ったんですか』って聞くようになったんです」
起業家の思考は、聞けば聞くほどビジネスマンのそれとはベクトルが違ったそう。彼らには実現したい夢や想いがある。課題解決しかやっていない自分とは人種が違った、と渡邉さんは言います。そして、彼らと過ごす時間を増やしていくうちに、渡邉さん自身の、「年収が下がるのではないか」「失敗するのではないか」という恐れも小さくなっていったのだとか。
「そこから僕自身の学びとして気付いたことは、『現状への問いに対する答えは、自分のコミュニティの外にある』ってことでした。ライフスタイルや価値観が違う人との交流を増やすだけで、発想や考え方が変わる可能性はすごく高いと思うんです。僕にとってはそれが、地方の人たちだったり、起業家との交流だったんですよね」
こうして会社を辞め、ついに起業。社名は、アメリカ西海岸での日々のように火を囲んでみんなと繋がりあえる会社にしたい、という想いを込めて、「株式会社ファイアープレイス」と名付けました。
しかし、やることを決めずに起業してしまったために「会社はあるのにやることが見つからない」という状態に陥ってしまいます。
そんな窮地を救ったのは、渡邉さんが普段何気なく行っていた「発信」でした。

「地域振興の仕事をしていた頃から、週末、仲間と一緒に趣味でキャンプ場を作っていたんです。月に3〜4回長野県に通い、『今日はウッドデッキを作りました!』『小屋をリノベーションしました!』とFacebookに投稿していました。それを見た、起業家で不動産を経営する先輩から『うちのビルを使ってなにかやってみないか』と連絡が来たんです」
ビルの不動産価値を高める施策として、渡邉さんの場づくりのスキルが注目されたのです。このチャンスを逃す手はないと提案を形にし、生まれたのが、現在のロックヒルズガーデンでした。

とはいえ初めは、スペース運営の経験もないし、建物をリノベーションした経験もありませんでした。お金はいくらかかるのか、何から始めたらいいのか、とにかく分からないことだらけ。そういうときにもFacebookで『誰か教えてください』『詳しい人知りませんか』と投稿することで人に助けてもらい、ひとつひとつクリアしてこれたそうです。
「思えば、自分の周りにいる夢をつかんでいる人って、みんな『発信』してるんです。『これがやりたい』とか『こんな人がいたら紹介してほしい』とか。それがあって初めて『うちで働いてみない?』『あの人紹介するよ』ってなる。発信が先で、受信が後なんですよね。僕もキャンプ場を作っているときに、場づくり場づくりってすごく発信してたと思うんです。だからそれを先輩が受信してくれて『場づくりをしてみないか』って連絡をくれたんだと思います」

「昔の自分は、FacebookとかLINEとかで楽しそうに働いている友人の投稿を見て 『あいつはいいな、旅しながら仕事できて。俺なんか毎日同じ場所で同じ仕事やってんのに』って悶々としながらも、そこから飛び出そうという発想がなかったな、って思うんです」
そんな昔の渡邉さんと同じように、 SNSのフィードを眺めて、焦ったり、ストレスを貯めたりしている人は多いと思います。しかし、その焦りやストレスこそが、「自分のやりたいことに向き合うチャンス」だと渡邉さんは言います。
「今の僕なら、ある人の投稿を見て悶々としたら、その人に会いに行きます。そして、一緒にいる時間を増やしてたくさんの会話をします。そうすれば、その人がどうやって稼いでいて、何を大切にして生きている人なのかっていうことが分かるから。その人にはなれないかもしれないけど、その人といる時間を増やす。変わりたいけど変われないとか、何をやったらいいか分からない人は、まずはそういうところから始めてみてもいいんじゃないでしょうか」
The post 「今の働き方を変えたいなら、SNSで感じた焦りの対象に会いに行け」ファイアープレイス代表 渡邉知さんが考える独立へのヒント first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
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