アンサー:6つの方法で仕事時間を圧縮し、効率的に働く。
千葉順: 1982年生まれ。神奈川県川崎市出身。高校時代に人工知能に興味を持ち、成蹊大学工学部(現:理工学部)に入学。卒業研究は「プログラミングを学ぶe-learningシステムの開発」。2005年、株式会社ワークスアプリケーションズ入社。システムエンジニアとして会計システムの開発に従事し、同社を代表する10人の社員に選出。毎年4万人が志望する同社のインターンシップ運営リーダーも務めた。10年に独立、企業研修、セミナー開催などを行う会社としてHEART QUAKEを立ち上げ、代表を務める。 |
松田然:聞き手 SoloPro編集長。千葉順とは創業当時からの友人 |
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「頑張るだけが人生じゃない」。起業は自由になるための手段
それで思い立ったのが、ずっと憧れていた起業をするということ。高校生くらいの頃は先生になりたいと思っていたし、ゲームを作りたいと思っていた時期もあったから、ジャンルは教育ビジネスに決めた。
とはいえ、最初はこれといってプランがあったわけじゃないし、崇高な理念があったわけでもない。自分が理想とする生活を実現するためっていう位置付けで始めたんだ。
それに、高校時代に同級生のお父さんが山一証券に勤めていて、すごく優秀な方だったのに、突然の倒産で職を失ってしまった。それを見て「どんなに優秀で頑張っていても、失業のリスクはある」と知ったんだ。その時のことがいまだに頭の中に残っていて、「がむしゃらに頑張るだけが人生じゃない」って思ったのかもしれないね。
仕事圧縮法その1:自分とコンテンツを切り離す
それは当初の「時間の制約からの解放」っていう起業の目的にもかなってる。そこが素晴らしいと思って、このゲーム研修をやることにしたんだ。
仕事圧縮法その2:時給1万円を実現する
2つめの方法は、「can(できること)」と「must(求められること)」の輪が重なるところでビジネスをやること。僕の場合は徐々に「やりたいこと」につながっていったと言ったけど、世の中には「will(やりたいこと)」をやるために起業する人が多いと思うんだよね。ただ、現実的には「can」と「must」の重なるところにチャンスがある場合が多い。
そして3つめは、クライアントを選ぶこと。僕らも今後は、事業そのものは変えることなく、対象となるターゲットを広げたり、法人中心に変えようと思ってる。
仕事圧縮法その3:2度同じことがあったら仕組み化する
「またこれやってるな……」と思ったものは、無くせないか、自動化できないか、アウトソーシングできないかってことは常に考えている気がするね。
仕事圧縮法その4:目標を達成したら、あとは休む
休み期間中は心の余裕と実験のための時期。本は年間100冊くらい読んでいるし、普段行けないセミナーに行ったりもする。そうそう。ブログにも書いたんだけど、この夏はポケモンを全部集めて、カラオケで95点取って、ハーフマラソンで2時間切るという目標を全部達成したよ(笑)。
仕事圧縮法その5:やらないことを決める
値下げに関しても、僕はビジネスは等価交換だと思っているから、値下げって概念がそもそも分からなくて。だからもし値下げを要求されたら、「じゃあ導入事例として写真と御社名を掲載させてください」って言うね。それを断られたら交渉決裂。「こちらが値下げする代わりに、あなたは何を差し出すんですか?」って思ってしまうよね。
仕事圧縮法その6:最も集中できる朝5~8時に重要なタスクを行う
目指すのは周囲まで巻き込んだ”暇経済圏”の創出
だから今後は、自分の周りにいる人たちも一緒に暇にしてしまおう、と。そのため自分たちでビジネスを作って、そこに友達も転職させてしまうことまで考えてる。ゆくゆくは”暇経済圏”みたいなものを作っていきたいんだよ。
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