好きや得意を”稼ぐ”に変える情報発信術とは? 「ブログ飯」著者の染谷昌利さんに聞いてみた【静岡県小山町:オヤマジョスクール】

「好きな仕事やプライベートを大切にした働き方など、自分にあったやり方で収入を得たい」

「SNSやブログなどを活用し、今やっている仕事や活動をもっと多くの人に知ってもらいたい」

そんな想いを叶えるために開催したプレ・オヤマジョスクール(※1)。

※1
小山町女性活躍プロジェクト=オヤマジョ 静岡県小山町の女性の働き方を応援するスクールを2019年10月開講予定で、今回はプレイベントになります。


講師に、地域活性化や個人の収益化、パーソナルブランディングなど幅広い分野の専門家として多くの著書を出版されている染谷昌利さんをお呼びし、小山コミュニケーションファクトリーで開催しました。

今回の記事では、このイベントの模様と、そこで得た気づきをご紹介します。

【ゲスト登壇者】

●染谷昌利さん

1975年生まれ:埼玉県出身
株式会社MASH 代表取締役

12年間の会社員時代からさまざまな副業に取り組み、2009年にインターネット集客や収益化の専門家として独立。

会社員時代は人事採用・人材開発・人事管理などの管理部門7年、営業・企業投資などの営業部門5年に従事しており、特に採用部門では新卒・経験者採用合わせて20,000人以上の面接を務めた経験を持つ。

独立後はブログメディアの運営とともに、コミュニティ(オンラインサロン)運営、書籍の執筆・プロデュース、企業や地方自治体のインターネットマーケティングアドバイザー、講演活動など、複数の業務に取り組むパラレルワーカー。

著書・監修書に『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』(インプレス)、『アフィリエイトの教科書1年生』『ブログの教科書1年生』(ソーテック社)、『成功するネットショップ集客と運営の教科書』(SBクリエイティブ)、『Google AdSense マネタイズの教科書』『ムリなくできる親の介護』(日本実業出版社)、『クリエイターのための権利の本』(ボーンデジタル)、『複業のトリセツ』(DMM PUBLISHING)など30作(2019年6月現在)。

ブログ飯 個性を収入に変える生き方
染谷 昌利
インプレス
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複業のトリセツ(DMM PUBLISHING)
染谷 昌利
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Contents

「好きなこと」だからビジネスになる

複業や起業をしたいのであれば、好きなこと、得意なことににこだわった方がいい。なぜならば、好きなことは熱量がちがうから。熱量があると、それが周りに伝わりますし、好きだから継続できる。周りの人が続かない中で継続できるからこそ、独自性、希少性が増し、ビジネスになるのです。

行動するから自分の「好き」がわかる。

誰かを喜ばせて、感謝されたり何かお礼をもらえればそれが報酬になります。そんな経験はみんなあるはずです。それを意図的にやることがビジネスになります。

周りが喜ぶこと。例えば、他の人が面倒だと思うこと、時間がかかること、難しいことなどを代行してみる。もしくは自分だったら簡単にできてしまうことをやる。そこに気付けるかどうかがビジネスをする上でのポイントになるのです。そのポイントを見つけるために、まずはインターネットを使って行動のハードルを下げてみるのも大事です。

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ワークショップ1

◎自分の得意なこと、好きなこと、ずっとやり続けられることは何ですか?

◎ 他の人は飽きる中で続けられること、他の人は大変でも 自分にとっては簡単にできることは何ですか?

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あなたの「好き」や「得意」を価値に変えるには?

そもそも、価値とは何でしょうか?

ここでは以下のように定義します。

人類に役立つ事象(人の欲を満たす) × 希少性=価値

自分の持っているものが、相手にどのように価値として認識されるかを考えることが大事になります。好きや得意を価値に変えるには、あなたが発信する情報が「誰かの困りごとを解決できるものである」ということを、必要としてる人にわかりやすく伝えることが大切です。

情報発信のポイントは、困っているシーンと解決策をセットで載せること。人は悩んだ時に答えを検索するので、見つけてもらいやすくなります。そして、「あなただからこそ」という希少性、独自性を高めていくことが大事です。

【希少性を高めるためには】

1.好きなことをビジネスにする

他の人が継続できないことで、自分は継続し続けられることは希少性が高まりやすい。だから、好きなことこそビジネスにすることが大事。

2.自分が勝負できるところでビジネスをする

自分のやりたいことが希少性高くなる場所であるか。関心度高い人が多い場所であるか。など、自分を知り、客観的に市場を見て、意識的に自分のやりたい事が独壇場となれる分野を狙って、そこへお客様を呼んでいます。レッドオーシャンで戦うのではなく、自分だけのブルーオーシャンを創り出すのです。そういうお客様に届くように意図的に情報を発信しています。

例えば、ウサギと亀のお話。ウサギが寝なければ、亀は勝てませんでしたよね。相手が寝るかなんてわからないので、自分が亀だとしたら、陸ではなく池で勝負を仕掛けます。自分が勝てる場所で勝負をするということが大事なんです。

【独自性を身につけるには】

1.自分の軸を決める

育児、介護、人事、情報発信……など、なんでもOK。すでに当たり前にやっていること。

2.軸をベースに自分の好きなもの、興味があることを掛け合わせる

例えば、サッカーが好きな美容師。サッカー情報を発信していると、ヘアカットの技術の腕に関係なくサッカー好きの客が来る(髪を切られながらサッカーの話をできることが価値になる)。

3.自分にできることと、地域やインターネットを掛け合わせる

自分が勝負できるところでビジネスをする。例えば、インターネットは、距離の概念がない。一部のニッチな人にしか響かないサービスであっても、インターネット上を上手く使えば必要としてる人が見つけてくれます。

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ワークショップ2

◎あなたの提供する情報やサービスは、誰のどんな悩みを解決できる?

◎どのような提供方法であれば、あなたのスキルや知識・経験をお金に変えられる?

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情報が届かなければサービスは売れない



商品は突然売れるわけではありません。情報発信(価値提供)し、記事が増加し、読む人が増えることで、リピーターができます。

この循環で発信者への信頼度が向上して、購買に繋がるのです。

最近は、質が良いから売れるのではなく、コンセプトやストーリーに共感し、ファンになるから購買するというように、価値を感じる基準が変わってきているのもポイントです。

考えを書き出し、伝え合う。小さく発信することから動き出す

みんな何をやるのかに集中しがちですが、大事なのは理念を明確にすること。つまり、なぜやるのか、誰のために、どうなったら最高なのかを考え、言語化してみること。ここがあるから人は共感し、ファンとなり、購入したくなるのです。

熱意と理念と発信力さえあれば、お金がなくてもビジネスはできます。知名度がなくても、必要な人にとどけることは可能なのです。

これからの時代、人の心を動かすのは商品の機能ではなく、コンセプトへの共感。それがないと物やサービスは売れなくなります。

まずは考えを書き出し、小さく周りに発信して、周りの反応を聴いてみましょう。「どう思う?」と聞くと、自分でも想像しなかった反応や、アドバイスをもらえるかもしれません。小さく試し、周りの声を聞きながら、ターゲットやコンセプトを決めていくと良いでしょう。

例えば、子育て中で時間に余裕のないお母さんが、眠れる時間を作ってあげたいというコンセプトから生まれた、ベビーシッターでなく「マザーシッター」。ママの睡眠が不足していると、ピリピリするし、怒りたくなくても怒ってしまうので、「ママの睡眠が家族を救う」をキーワードにママが安眠できる空間を提供しています。 ママの睡眠は、家族を救うのです。

このように、 あなたの考えを周りに伝えてみると、コンセプト案もどんどんでてくるはずです。

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ワークショップ3

◎そのサービスを届けたいのは、なぜですか?

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まとめ

当日は3時間に渡り熱気あふれる勉強会になり、参加者の顔色もどんどん明るく変わっていったのが印象的でした。

染谷さんは最後に、毎日14分間(1日1%)、少しずつ新しいことをやることが習慣となり、それが積み重なると未来は大きく変わるというメッセージを参加者に送っていました。

何かをはじめても、目に見える成果が出始めるのは最短でも半年後、一般的には1年が目安と言われています。つまり、継続しているだけでライバルは減っていくのです。

いきなり起業する必要はなく、まずは自分の好きなことにアンテナを立て、アウトプットし、情報発信力を身につけることで、いつでもビジネスがはじめられる状態にしておくこと。

情報発信力を身につけるのは人生を楽しむ必須スキルです。昨日と違うことを意識してひとつずつやっていくことで未来は変わっていくはずです。

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ワークショップ4

◎昨日とは違う新しい1%、何をやりますか?

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