幸せなリモートワーク環境成立に必要な要素とは? エンジニア集団 bluecode x 全国定額住み放題 ADDress 連携発表会レポ

「好きなこと、得意なことを活かして、自分らしく働きたい」

そのような想いがある方、いますよね。私もそうでした。

しかし、仕事は一人で完結できるものではなく、お客様、プロジェクトメンバー、外部パートナーなど、多くのステークホルダーがおり、働き方を自由にコントールするのが難しい場合もあります。特に会社員など組織の一員であれば、自分らしく働くハードルは高い……というのが常識でした。今までは。

コロナ禍でオンライン化が進み、場所に囚われない働き方が進んだ結果、制度やカルチャーが柔軟で自由な会社には、優秀な人材が集まったり、社員エンゲージメントが高い組織になる傾向が出てきたからです。

私自身、2007年ごろから1000社以上の企業の働き方を取材し、自身も旅をしながらオンラインで仕事をするなど働き方の工夫をしてきましたが、今回のイベントレポートで紹介するエンジニア集団 bluecodeは、その中でもかなり先進的な取り組みをされている企業だと感じました。

今回は、全国定額住み放題サービスを展開するADDressとの連携発表会の中から、働き方をシフトしていきたい組織や個人の参考になりそうな内容をご紹介します。

ライフスタイルDX “新しい働き方と暮らし方”

仕事をしながら、好きなときに釣りに行ったり、サーフィンをしたり……

もし、そんなスタイルが会社のサポートのもとでできるとしたら!?

「新しいライフ(ワーク)スタイルを創出する」という企業理念を掲げ、ITコンサルティング事業を展開しているbluecode。

鎌倉市と横浜市金沢区にオフィスを構え、社内メンバーは全員フリーランス。横浜ベイサイドマリーナに停泊している社用艇の提供や、湘南移住支援(上限100万円までを会社が負担)、船舶免許取得費の補助など、ユニークな取り組みを行っている同社。まさに理想のライフ(ワーク)スタイルをサポートしてくれる会社でした。

そして、今回、定額制(月額4万円〜)で全国どこでも住み放題の多拠点シェアハウス「ADDress」とも連携していくといいます。

その狙いは、どんなところにあるのでしょうか?

リモートワーク = 幸せな働き方なのか —— 。提携の背景・目的

「リモートワークは、幸せな働き方なのか?」

まず、そんな問いを投げかけたのは、luecode創業者の玉木 栄三郎さん。

実際に、同社の事業領域であるIT業界のエンジニアの多くがリモートワークを希望しており、かつ、仕事選びで重視しているという実態はいろいろな調査からも数字が出ており、感覚知的にもそうだろうと感じます。

そして、コロナ禍の体験を機に、地域移住への関心も高まり、リモートワーク熱を高めている要因になっています。

しかし、企業側の意識は「コミュニケーションの円滑化」を目的としたオフィスで働くスタイルがまだ根強く、働く社員もリモートワークを重視しながらも75%以上が週1回以上の出社を希望するデータもあると、玉木氏は話します。

そこで、同社はリモートかどうかではなく、各個人のワーク・ライフスタイルに対する承認・共感がある環境でないと幸福感を得られないと考えました。

「リモートワーク・移住環境の整備や、ワーケーション補助などはbluecode単体でも可能でしたが、自分らしく幸せに働く人を応援したり、応援する企業を増やすには、ADDressと協力してその環境づくりをしていくことがいいのではと思い、今回の提携につながりました」

玉木さんがそのように話す通り、今回の連携ではbluecodeで働く人でADDress利用を希望される方には、会員費用を全額負担するという内容です。

「ADDressは、基本サービスの魅力はもちろん、コミュニティーに注力されているのが魅力です」玉木氏はまた、ADDressの魅力をそのように語ります。

実際に、ADDressでは会員同士や家守の交流が盛んで、趣味で繋がる部活動などもあり、多拠点の住まいだけでなく、全国に広がるコミュニティの仲間入りができるということが価値になっているそうです。アンケートでは、80%の会員がADDressで仲良くなった人がいると回答しているのも素敵ですよね。

今回のイベントではADDress代表の佐別当氏も登壇されていました。

「bluecodeのアセットをADDressの会員にも開放してくださったことが衝撃的。会社として持っているものを私たちのコミュニティと接続することで、新しいライフスタイルを実現する人が増えていくのは楽しみですね」とコメントしていました。

bluecode代表取締役社長の伊賀麗佳さんは「自分が実現したいライフスタイルをどうすれば実現できるか考えると、それを実現できる仕事が生まれます。何より、そういうStyleで過ごすことで良いひらめきが生まれてくると思います」と語っていたのも印象的でした。

「リモートワークやフリーランスが全ていいというわけではありません。自分のワークやライフを考えるきっかけにしてもらえればいいなと思っています」と最後に玉木さんはおっしゃっていたことが、今回の取り組みの背景にあることをより強く感じました。

本当に、理想の働き方や生き方のデザインができているのか対談

後半の部では、実際にbluecodeで働く輿石衣里さん(WEBディレクター)、ADDress 会員で釣り部部長の高田 浩気さん(エンジニア)。ADDress 家守でサーファーの宮本 涼輔さん(エンジニア)、三人のトークセッションが開催されました。

—— 皆さんが今の働き方を選んだ理由とは

輿石さん:私がbluecodeを選んだ理由は、自由な働き方をしている人たちが「かっこいいな」と思ったのが正直なところです。私は海外旅行が好きで、海が綺麗なアメリカ・サンディエゴにいたときの現地のワークライフスタイルが理想に感じていました。自分の時間を大切にしながら仕事をしている雰囲気など、憧れに近い形で将来は海外で過ごしたいという思いが生まれました。そんな夢を実現するために、帰国後にジョインしたのが働き方が柔軟なbluecodeだったのです。そこで新しい趣味として釣りに出会い、今は暇があれば釣りに行くようなライフスタイルになりました。

高田さん:私は、いろいろな職業を転々として、現在はアプリエンジニアとして活動しています。ADDress 会員として釣り部の活動をしているのは、神奈川県・小田原の拠点に住んでいて、海のそばでもあり、釣りをするのにとても都合が良い場所だからです。遠方から来るととても混んでいる釣りスポットなんですが、私は歩いて行けるので、趣味と仕事の両立ができています。

宮本さん:私は、千葉県外房でADDressの家守を行っています。家守になった理由は、子供をいろいろな人に触れさせたいと思っていたからです。airbnbなどでも運用していましたが、実際に子供が生まれたら忙しくて難しかったのですが、ADDressの家守になったらその生活ができるようになりました。サーフィンも趣味としてやっていて、会員さんでサーフィン初心者の人を海に連れて行ったりしています。

—— 理想の働き方や生き方のデザインができていると感じますが、皆さんは実現できている実感はありますか?

高田さん:釣り人とエンジニアの両立はできていると思います。でも、車があるともっといいですね。今、一番ほしいのはハイエースで、キャンピングカーにできたらいいですね。 

宮本さん:私の場合、前職の会社がリモートワークだったことが大きいですね。bluecodeさんみたいに、好きなところに行ってきていいよという文化がなければ今の生活はできていないと思います。前職は仕事さえしていれば海にも行けましたからね。だからこそ、周りの人の理解が重要だと思います。世間は、自由な働き方を注目するけど常識ではないので、発信していくことも大事です。

輿石さん:そうですね。周りの人や会社の理解は重要ですね。その点、bluecodeは会議が終わったら、隣接する横浜ベイサイドマリーナから自社クルーザーを出して釣りに行ったり、オフィスに釣り竿やルアーなどもおいてあるので、会社が趣味を後押ししてくれていますよね。私もbluecodeで釣りに出会ったので、会社の制度を存分に活用しています。

良い仕事・質の高いチームを作るために

業種業態により、リモートワークがしづらかったり、充実した福利厚生や制度を用意できないケースがあるのも事実かもしれません。

しかし、今回話を聞いていて、経営者や会社視点ではなく、ともに働くメンバーがいかに自分らしく働き・暮らすかに視点を置いて環境を作っていることがとても印象的でした。良い仕事・質の高いチームを作るために、人間関係やコミュニケーションの質の向上に寄与する環境を作っていく……そんな姿勢こそがこれからの時代に生き残る組織・個人に大切な姿勢かもしれませんね。

 

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