最近、「コミュニティ」や「場作り」というキーワードに注目している
SoloPro編集長の然(もゆる)です。
暗闇からすみませんが、ここ、ある企業のオフィスなんです。
伺ったのは、ここ!
株式会社DMM.comの新社屋(@住友不動産六本木グランドタワー)
なんと、エントランスの壁一面に緑(本物)が溢れ
チームラボが制作に協力したデジタルアニマルたちがお迎えする
ワンダフルワールドが広がっています。
なんかオフィス紹介だけで1記事できそうですが……
今回の記事のテーマは「サロンオーナー」って、ぶっちゃけどうなの? です。
ホリエモンなどの有名人がDMMでオンラインサロンを運営していて
気になっている人もいるかもしれません。
まず、DMMオンラインサロンとは……
WEB上に月額会員制のサロンが作れるサービスです。あなたが持つ豊富な知識やスキルを活かしたコンテンツがオリジナルの価値となります。
オンラインサロンを開設することで、あなたからの情報発信を求めているファンの方などとより密接な関係を築くことができ、その対価としてマネタイズを実現させます。
つまり、有料のコミュニティをオンラインで作れるサービスです。例えば……
ソロプロで取材させていただいた方々もサロンを開設しています。
では、このメディアSoloProの読者でもある
フリーランスや起業家などの個人事業主にとっては
相性がいいサービスなんでしょうか?
ちょっとリサーチしてきました。
オンラインサロン部門に携わっている
手塚さんと青鹿さん(以下、DMMさん)
「サロンオーナー」について教えてください!
Contents
有名人じゃないとサロンはできないの?
もゆる:まず最初に、一番気になっていることからお聞きします。
オンラインサロンってどういった方が利用するのに向いているサービスなんですか? 特にサロンのオーナーになるには有名人じゃないとダメなのかもとも……
DMM:サロンをはじめるにあたっては、有名な方より、ご自身の活動に共感を得られたり体感できるコンテンツを持っている方が向いていますね。
もゆる:共感はわかりますが、体感というと?
DMM:すでに、オフラインでのイベントを行っていたり、体験できるサービスを提供しているという意味です。さらに、1分野で突出しているようなスペシャリストで、かつ情報発信を頻繁にしていて、ある程度のファンがいる方が向いていますね。
もゆる:やっぱりハードルが高そうですね……。誰でもサロンがやりたいと思えば開設できるのでしょうか?
DMM:実は、まだこちらから声をかけることが多いのが現状です。また、サロン開設を希望されて応募いただいた方には審査を設けています。具体的には、サロンをやりたいと挙手している方が、先ほど挙げたいくつかの条件をクリアしているかや、周りのサポート体制を含めて、総合的に判断しています。
もゆる:審査があるんですね! そういえば私自身もサロンをやりたいと応募し、直接御社にてプレゼンしましたね。
それで立ち上げたのが、フリーランスの健康と仕事のオンラインサロン「FreeRun`s」です。
もゆる:あと、周りのサポートとのことですが、オンラインサロンは一人でやっている方と組織でやっている方、どちらが多いんですか?
DMM:メインの個人を立てて、運営は組織で行っているサロンが多いですね。
もゆる:なるほど。
DMMオンラインサロンのサポート体制
もゆる:ところで、DMMオンラインサロンの強みって何なんですか? コミュニテイを作るなら、他でもできるので。
DMM:主に、以下のようなサポート体制やシステムが使えるのがメリットになると思います。
- 決済システムが整っている
- サポート体制がしっかりしている(運営担当者が専属で付く、サポートセンターが24時間稼働しているなど)
- DMM会員 2,300万人へのアプローチ(各種公式SNSへのプロモーションを適宜実施)
- イベント会場の貸し出し(有料ですが他の会場よりお得な料金にて)
もゆる:あと、サロンを立ち上げる際に協力していただけることも心強いですよね
DMM:そうですね。オーナーさんがサロンのアイディアを持ち寄ることが多いので、私たちはサポーターとして打ち出し方を提案しています。運営の足並みをそろえる仲間と思っていただければ。
もゆる:実際にサロン開設後は、どんなサポートを?
DMM:開設後はオーナーへのアドバイスが中心ですね。例えば……
- 当初の見込み人数に達しない場合、モチベーションが下がるので、そこをフォロー
- 初期段階で人数が少ない場合、高い熱量を共有して、コアメンバーとして運営し、徐々にサロンを作っていく
- オーナーのトップダウンの指示型ではなく、ワークショップ形式で、メンバーと共創型のサロンにしていく
- 配信するコンテンツを読んで終わりではなく、共感を生むものへと変えていく
もゆる:なるほど! それで言うと、オンラインで盛り上がるのに必要な仕掛けってあるのでしょうか?
DMM:会員と双方向にコミュニケーションをするインタラクティブなサロンや、オーナーからの発信型サロンなどタイプはいろいろありますが、オフラインの活動は大事です。
もゆる:オフラインかー。確かに、オーナーと実際に会える場は貴重ですよね。では逆に、運営がマンネリ化しないポイントなどもあるんですか?
DMM:現状明確なノウハウはないのですが、下火になったサロンに関してはリニューアルを提案すると、再燃する場合が多いですね。情報発信の軸を変更してもらうことはあります。
例えば、西島知宏さんのサロンはゲスト講師からの発信が多かったので、本人からの発信を増やすことで、サロンが活性化しました。
あとは、同類のサロンに入ってみるのもオススメです。やっていることがわかると自分に応用しやすいので、サロンの開設に興味がある方も、まずは入ってみるといいですよ。
どんなユーザーがサロンを利用するの?
もゆる:今度はユーザー視点で質問したいのですが、一般の方がサロンに入会するメリットとは何でしょうか?
DMM:もちろんサロンの内容にもよりますが、以下のような傾向があります。
- オーナー(有名人)と繋がりたい
- ビジネスのスキルがアップしたい
- 同じ志の人と繋がりたい
もゆる:志が同じというのは共通の趣味や興味で繋がる仲間という感じでしょうか?
DMM:そうですね。例えば、剣道2段を取得するのに、一般の方にSNSで発信しても興味は持たれませんが、剣道サロン内であれば、応援団がつくようなイメージです。
また、サロンのタイムラインは、必ずしもオーナー発信ではなくサロンメンバーをうまく盛り上げて、発信する文化を作り上げることが大事なので、サロン入会者は発信者として活躍できる場面も出てきます。
もゆる:ホリエモンのサロンは、本人が参加しないイベントでもサロンメンバーで役割を決めて運営していたりしますよね。メンバーが自主的に動けるサロンは盛り上がりそうですね。
豊かなコミュニティを作る仕組みがサロンにはある
もゆる:オンラインサロンはまだ新しい仕組みなので、うまく活用できたオーナーさんが素敵なコミュニティを作れそうですね。
DMM:そうですね。例えばTwitterやFacebookなどの無料のSNSだと、炎上リスクやアンチファンがいて本音が言えない場合がありますが、サロンの有料会員に向けての発信なら、足を引っ張られるリスクが低いんですよね。お金が介在していてるからこそ、熱量が保てるということも言えると思います。
もゆる:ありがとうございます! サロンオーナーにいつかはなってみたいという方もいるかもしれないので、最後にそんな方へのメッセージをお願いします。
DMM:サロンオーナーさんが提供してくれる情報で、ユーザーが豊かになり、オーナーさんにとって、それが励みになる。そんな循環ができる場を作っていってほしいですね。
もゆる:ユーザーもオーナーも豊かになる。理想ですね!
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