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社長 - ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」 https://solopro.biz ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア Fri, 17 May 2019 01:39:47 +0000 ja hourly 1 https://solopro.biz/wp-content/uploads/2021/11/cropped-5b78b44577f015eb4426c00956bb1164-32x32.png 社長 - ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」 https://solopro.biz 32 32 「心が喜ぶPlayfulな人生」のつくり方って? 海と山に囲まれた福岡県糸島市の合同会社こっからを訪問! https://solopro.biz/playful_kokkara/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=playful_kokkara https://solopro.biz/playful_kokkara/#respond Thu, 06 Apr 2017 06:04:52 +0000 http://solopro.biz/?p=1526 「収入を得ることが第一。いつも何かに追われている」 とくに起業初期の新米フリーランスは、こういった状態に陥りやすい。現在フリーランス2年目、「恋する旅ライターかおり」として活動している私にも、同じような悩みがあります。 ...

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「収入を得ることが第一。いつも何かに追われている」

とくに起業初期の新米フリーランスは、こういった状態に陥りやすい。現在フリーランス2年目、「恋する旅ライターかおり」として活動している私にも、同じような悩みがあります。

「東京で締切に追われていると、なんだか心が擦り減っている気がするなぁ。やりたくてライターをやっているのに……」。

そこで私が目をつけたのが「心がワクワクするPlayfulな生き方」をビジョンに掲げる合同会社こっからさん。

同世代の男性5名で創業したみなさんは、組織・人材開発など「エンパワメント事業」から採用にまつわる「リクルーティング事業」、さらにはBBQイベントを開催するなど、「コミュニティデザイン事業」も手がけているそう。

全員が「代表社員」として活躍する、まさにSoloPro(ソロのプロフェッショナル)集団なのです。

こっからのオフィスは、移住や観光で大注目の福岡県糸島市にあり、無人の「大入(だいにゅう)駅」から徒歩30秒の一軒家。「こっから大入ハウス」と名付けられたこのオフィスは、360度、海・山に取り囲まれています。

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Photo by 小金丸和晃

今回はオアシスのような同オフィスにおじゃまし、こっからの創業秘話を伺うと共に「どうしたら毎日ワクワクしながら、Playfulに生きられるの?」という率直な悩みをぶつけてみました。

「Playful」とは、「物事に本気で向き合うことで生まれる、ワクワク・ドキドキする心の状態」を指します。

今回は5名のメンバーのうち、糸島を拠点にしている大谷さん、武井さん、巴山さん、寺平さん(愛称:デビさん)の4名にインタビュー。ボケと突っ込みにあふれていて、これまでのライター人生で一番笑った現場でした(笑)。さすが関西人! ぜひ「Playfulな人生を生きるためのヒント」を盗んでいってください!

スクリーンショット 2017-04-01 17.58.51【大谷 直紀/Ooya Naoki】代表社員
株式会社リクルートキャリア入社。福岡勤務後、本社コーポレートスピリット推進部に異動。CSR担当として次世代グローバルリーダー輩出プログラム「GLIP(Global Leadership Intern Program)」の立ち上げ後、新卒採用リーダーに従事。「社会のための採用活動」を実現するため、全社員採用事務局リーダーとして学生とフラットでオープンな対話の場「ROOTS」、内省型リーダーシップインターンプログラム「SPIRIT」を企画、運営。2014年初代リクルートグループHRアワードを受賞。その後、リクルートホールディングスIT人材統括室にて、新卒WEB採用グループマネジャーに従事。
スクリーンショット 2017-04-01 17.59.00【武井 伸悟/Takei Shingo】代表社員
元ニートからあるきっかけで立ち直り、カポエイラ修行@ブラジル、南米周遊、ラジオカフェ@京都でラジオDJ、動き出すきっかけ創りの学生団体こっからの立ち上げを経験。人をエンパワメントしたいという思いで株式会社インテリジェンスに入社。IT・WEB•コンサル業界の採用•転職支援を経て、最速で営業MGRに。その後人材開発MGRに異動。2011年にはコーチ・コミュニケーション講師としても独立しダブルワークに。もっと豊かにプレイフルに生きていくために、正社員でありながら日本に9か月、海外に3か月というデュアルライフを実践し、先進的なはたらき方としてAERA 2015/05/04・11日号の巻頭特集に掲載。
スクリーンショット 2017-04-01 17.59.09【巴山 雄史/Hayama Yushi】代表社員
学生時代、NPO法人ブレーンヒューマニティ副理事長を経て、学生団体こっからの立ち上げに関わる。2006年大学卒業後は、株式会社リクルートに入社。住まい領域に配属され、中小企業〜大手デベロッパーまで約500社 の広告を軸とした経営コンサルティングを手がける。30歳でマネージャーに任用され、新規マーケットの開拓と新組織の立ち上げを経験。在職最終年度は、業界最大手クライアントを担当。
資格:宅地建物取引士
スクリーンショット 2017-04-01 17.59.16【寺平 佳裕(デビ)/Teradaira David Yoshihiro】代表社員 
学生時代学生団体こっからの立ち上げに参画。その後株式会社リクルートキャリアに入社。大阪・東京で人材紹介でのリクルーティングアドバイザー・WEB求人広告営業を経験。数百にもおよぶ中小企業の経営者や人事担当者と正面から向き合い、伴走し続けてきた。また最後3年間はチームマネジメントを行い、メンバー個々人がどれだけ楽しくプレイフルに本気でやり切れる環境を作れるかに拘り続ける。現在はキャリアコンサルタントとして転職・採用のコンサルティングをメインにしながら、周りの人を楽しませたい想いからラジオDJとして福岡でラジオ番組もスタート。
スクリーンショット 2017-04-01 17.59.24【墨 健二/Sumi Kenji】代表社員 ※東京を拠点に活動中
米国での留学生活後、”世の中の学生をもっとイキイキさせたい”という想いを抱き、学生団体こっからを創設。代表を務める。数々の企画を通じて、学生の動き出す場ときっかけをつくりだすことを経験。社会に出ても”人の動き出すきっかけをつくる”を軸に、株式会社リクルートコミュニケーションズに入社。広告制作ディレクターを経た後、新サービス・新ビジネス開発に従事。在職中に社外ではコピーライティング、コーチングを学び、人の心の機微に向き合うことをプレイフルに探究。独立後の現在は、東京をベースにしながら様々な企業に対して、態度変容や行動変容を生み出す対話の場づくりをデザインし提供する。

起業の発端は、学生時代に創設した「学生団体こっから」の活動だった

かおり
武井さん以外は、みなさんリクルートグループ出身なんですね。そんなみなさんが、なぜ会社を辞めて「こっから」を創業するに至ったかの背景が気になります。
武井さん
元々僕らは大学生時代からの友人同士なんです。学生時代に「学生団体こっから」の立ち上げと運営を経験していて、その経験が起業の大きなキッカケになっています。
かおり
その団体ではどんな活動をされていたんですか?
武井さん
「学生がイキイキするためのキッカケづくり」をコンセプトに、イキイキしている学生を取材してWEBに掲載したり、やりたいことに一歩踏み出すためのイベントを仕掛けたりしていました。たとえば「100人で富士山に登る」とか。それらの活動がメディアに掲載されたりして、僕らが大学を卒業するときには後輩にバトンパスできるぐらいの団体に成長しました。何より自分たちが一番楽しんで活動していたんですけどね。
かおり
そこで手応えをつかんだものの、すぐに起業には至らなかったんですね。
デビさん
「またみんなで、おもしろいことをやれたらいいな」って思いはあったんですが、当時は事業化したいという意図は薄かったので、そのときの想いを大事にしたくて、各自で就職活動をして社会人になりました。

「ここに人生をかけていいのか」葛藤の末、5人で合同会社こっからを創業

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デビさん
起業の話が動き出したのは2年ほど前です。武井がこの家を気に入って、購入を決めたことがキッカケでした。
武井さん
僕自身が心の底から幸せに生きていくために、会社員時代に挑戦していた海外と日本とのデュアルライフだけではなく、日本にいる間も都会と田舎の半々で暮らしながら、海外と合わせて多拠点生活をしたいと思っていたんです。

「じゃあ、地方の家を探そう」ってなって、海も山もあり空港からのアクセスが良い糸島に、大谷とデビを誘って「家探しの旅」に出かけました。そうしたら、この家を見つけた瞬間ビビっときて、即決で「俺、この家買うわ」って(笑)

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かおり
トキめいたわけですね! 素敵! でも、みなさんはそれぞれ職場で活躍されていたわけで、その生活を失うことに“恐怖”はなかったんですか?
デビさん
僕は活躍してなかったんで……(笑)。それに僕と武井は独身なので、自分の意思決定一つで決められたんですけど、既婚者の3人はやっぱり違いましたね。
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巴山さん
僕は最初の配属先が福岡で、2年半働いたのち東京に異動で。福岡自体は大好きな街だったので移住そのものには何の抵抗もなかったですね。

それより自分自身の気持ちとしては、会社の要望に自分の志向をすごく器用に合わせにいってることにどんどん違和感を感じてる時期で、起業のリスクはあるっちゃあるけど、「このメンバーでリスクを背負えるならいいな」って思えた

嫁さんは福岡出身だったので、移住についてはすんなり受け入れてくれました。

大谷さん
僕は相当悩みました。リクルートでおもしろい仕事ができていたから。それに「5人でいるのが楽しいから」って理由だけで独立するのは嫌だった

僕の場合は、奥さんの存在が大きかったですね。彼女は同期だったんですが、僕より先に会社を辞めて独立しました。だから家に帰ったら、悪戦苦闘しながらも楽しそうに仕事をしている奥さんの姿を目にするわけです。それは純粋に楽しそうだなって。

一番の決め手は、奥さんの実家が岡山の飲食店で「最終的に何もなくなっても岡山でお店やれるじゃん」と彼女に言われたこと。「じゃあ失敗しても死なないし、自分で責任を取る覚悟でやろう」って思って、一歩を踏み出せました。

Playfulに生きるには、心にスペースをつくり「内側の声」を聞くこと

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かおり
ジーンとする創業ストーリーですね。どうしたら、Playfulな人生を生きられるんでしょうか?
巴山さん
僕らが研修で伝えているのは、「やり方=doing」ではなく「あり方=being」。自分の「内側の声」を聞きに行くことを伝えています。
デビさん
わかりやすく例えると、組織に属していると上からの命令や期待があるから、「〜しなければならない」という状態に陥りやすいんです。それだけを追い求めていると余裕がなくなって、「今、自分がどんな感情なのか」「本当にやりたいことがなんなのか」が見えなくなってしまう。だから、めちゃくちゃがんばっているのに充実感がない(いつまでたっても満たされない)状態になるんです。
かおり
私の場合、締切に追われているときは、「間に合わせなければならない」が一番の感情になってしまっているときがありますね。
デビさん
その気持ちはわかります。ただ意識的に心にスペースをつくって、「自分が何をしたいのか」という内側の声を聞きにいくようにすると、自分自身で選択しながら行動をすることができるようになる。そうすると、圧倒的に充実感がUPします。
かおり
心のスペースをつくるのに、環境面は関係するのでしょうか? このオフィスみたいに大自然に囲まれていたら、余裕ができるような気がして……。
デビさん
確かにここは「〜しなければならない」という意識が、極限に湧きにくい環境をつくっています。でも、外的環境を整えることが必ずしも必要なわけじゃない。あくまで心の持ちようが大事なんです。

不安を解消するためではなく、「どうありたいか」の意図から動く

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武井さん
今の話に付け加えると、環境面でも「居心地が悪い環境」と「心地よくいられる環境」のどちらも必要なんです。両方知っているからこそ、それぞれのメリットとデメリットを内包できる。そのうえで全体として満たされることが、Playfulにつながる大事な要素です。

自分の中にも両面があって、その瞬間、瞬間で「こうしたい」っていう欲求(意図や願い)があるじゃないですか。その意図や願いに素直に生きることが僕らにとってのPlayfulなんです。過去でもなく未来でもなく「今ここを生きる」ってことです

かおり
忙しくなると、どうしても自分の感情を無視しがちになっているかも……。みなさんは、ワークライフバランスをどうやって保っているんですか?
武井さん
僕らはそもそも、ワークとライフを切り分けていないんです。「ライフ」の中に「ワーク」があるという考え方で、そこに区別はありません。ここにいると、仕事かそうじゃないかのグラデーションが曖昧なんですよ。畑で農作物を育てたりしているので、「草むしりや収穫って仕事なの?」っていう(笑)。それをいちいち「これは仕事」って議論して管理すること自体が、全然Playfulじゃないから。
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イベントにて参加者に薪割りをレクチャーするデビさん Photo by 小金丸和晃
かおり
うんうん、確かにその通りですね。私を含め駆け出しのフリーランスの多くは、「収入を得なきゃいけない」って不安が一番にあって、なかなか心にスペースが作れていないんですが、どうしたらスペースができますか?
武井さん
ちゃんと見えてるじゃないですか。自分の中に「不安がある」って。研修をしていると、それすら自覚できていない人ばっかりですよ。小林さんが言うように「稼がなきゃ死んじゃう」っていう恐れから、「稼げる仕事ばかり選んで本当にやりたいことができない」のが起業初期あるあるだと思います。

もちろん不安は消えないんですが、不安から動き出すんじゃなくて、「自分がどうありたいか」、「どうしたらワクワクいられるか」を源泉にして動くことを大事にすると、Playfulにつながっていくと思います。

巴山さん
これは僕らの実体験ですが、起業初年度は年収がサラリーマン時代の初任給ぐらいまで下がったんです。でも、自分たちがどんな暮らしをしたいのか」「どんな世界を創りたいのか」という意図や願いを軸にして動いていたら、当初見立てていた計画値を大きく上回る成果を出すことができました。
かおり
そうですね。起きてもいない不安を考えるより、意図や願いを軸にしたほうが絶対にいい結果になる気がします

器を磨くために「旅」をしよう! 本を1冊持って「こっから」に宿泊してみては?

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かおり
他にも、みなさんが大事にされている考え方があれば教えてください!
武井さん
先ほど、doing(やり方)とbeing(あり方)の話をしましたが、僕らは「自分の器を磨くこと」に主眼を置いたbeingの学びと、「磨いた器にスキルや知識を蓄えていくこと」に主眼を置いたdoingの学びに切り分けていて。そのうえで、意識的にbeingの学びを重視しています。
巴山さん
その一環として、今年から新たな施策「Playful Planet Quest」を取り入れました。これは1年に1回、海外に冒険できる権利で、目的は「事業開発」と「トレーニング」の2つです。器を磨くために自分の好きな国に行って、会いたい人に会ったり、異文化と触れたり。事業に育てばなお良し。
かおり
もうすでに行かれた方はいるんですか?
大谷さん
僕は1月にタイのチェンマイに行って、現地でNGO団体「アークどこでも本読み隊」を立ち上げた全盲の女性・堀内さんの1日付き人を体験してきました。彼女は大学を卒業し証券会社に勤めたあと、インド・ケララ州にあるIISEという社会起業家研究機関で学び、それからタイでNGO団体を設立したんです。ものすごいパワフルな方でしたよ!
11
かおり
そんなすごい日本人の方がタイにいるなんて……! どんなお話をされたんですか?
大谷さん
タイでは「盲目の人=前世で悪い行いをした人」と見られるそうです。彼女は「その考え方はおかしい。タイの人たちに学びの機会を作りたい」との想いから、読み聞かせ隊を立ち上げたと話してくれました。

1日付き人では、タイ人の社会起業家、ポーランド人のクリエイター兼ソーシャルファシリテーターとのミーティングに同席させていただきました。その内容がとにかく本質的で、「そのビジネスをしようと、あなたを突き動かすものは何か」「世界にどんな前進を意図しているのか」など。まさにPlayfulに生きる人たちを目の当たりにしました

かおり
やっぱり「旅は最高に自分の器を磨けるもの」ですよね。あと人間力が育つものといえば「恋愛」ですかね。
デビさん
「恋する旅ライター」やもんね! ちなみに、この中で誰が一番タイプ?
かおり
マジで答えますね。武井さんです。私が話しやすいように一番導いてくれるので。
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武井さん
うぇーい!

(ひとしきり雑談で盛り上がったのち)

かおり
このオフィスって宿泊も大丈夫なんですよね?
大谷さん
そうそう。2階にゲストルームがあって、1階のスペースに雑魚寝も含めると(笑)10人くらいまで泊まれます。
巴山さん
代金はいただいていないので、本(新品・中古問わず)を1冊プレゼントしてもらえれば。
デビさん
俺とデートだけしてもらえれば。
巴山さん
うるさい。黙っとけ(笑)。ぜひ宿泊して、ゆっくりと過ごしていってください。
かおり
みなさん超おもしろい!(笑) 最高!!! 今度はSoloPro仲間と泊まりに来まーす♪

SoloProとして生きることは、自由を得ると同時に「責任」を追うことでもあります。プレッシャーや不安はどうしてもなくならない。でも「どうありたいか」を心の真ん中に置いておくことで、ネガティブな感情さえも原動力にできるはず。「Playful に生きる人」が、SoloProの世界に一人でも増えますように!!

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誹謗中傷する人は、心が弱い人。こちらが堂々としていたら去っていくから、大丈夫。【短パン社長・奥ノ谷 圭祐さんのSNS発信論】 https://solopro.biz/okunoya_keisuke_2/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=okunoya_keisuke_2 https://solopro.biz/okunoya_keisuke_2/#comments Sat, 28 Jan 2017 13:40:06 +0000 http://solopro.biz/?p=1158 1年中短パンを履き、Googleで「短パン」と検索すると、ウィキペディアを押さえ1位に表示される短パン社長。その強烈なキャラクターから「この人は、一体何者!?」と疑問に思う人も多いかもしれませんが、実はアパレルメーカーの...

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1年中短パンを履き、Googleで「短パン」と検索すると、ウィキペディアを押さえ1位に表示される短パン社長。その強烈なキャラクターから「この人は、一体何者!?」と疑問に思う人も多いかもしれませんが、実はアパレルメーカーの代表です。2014年に立ち上げた自身のブランド「KEISUKE OKUNOYA」は、SNSのみの販売で売上は1億円越え。

インタビュー後編では、SNS発信のプロでもある短パン社長に、自己ブランディング術や仕事論について伺いました。

インタビュー前編はこちら

◎奥ノ谷圭祐(短パン社長)
株式会社ピーアイ 代表取締役。

アパレル企業を経営するかたわら、自身の経験をもとにお取引先でもあるお洋服屋さんのDM、チラシ、ホームページ、SNSのアドバイスをし、クライアントの売上や集客を上げている。ニックネームは、1年中短パンを履いていることから「短パン」または「短パン社長」。強烈なキャラクターが注目され、テレビにも多数出演。2014年には、自身のブランド「KEISUKE OKUNOYA」を立ち上げ、SNSのみ発表・発注という業界初の販売方法で、売上は1億円越え。業界初の関係性ブランドとして人気を集めている。

公式HP:http://tanpan.jp
ブログ:http://tanpan.jp/blog/
twitter:https://twitter.com/Okunoya_jr
facebook:https://www.facebook.com/tanpan.okunoya

セルフブランディングは無理やり作るものじゃなく、「好き」から湧き出てくるもの

―短パン社長は、1年中短パンとのことですが、いつから短パンを履いているのですか?

学生時代から短パンだったから、もう20年ぐらいかなぁ。その頃から人と違う格好をしたくて、どういう格好がいいかなって考えた結果、短パンだったんですよ。当時ワイシャツ、ジャケット、ネクタイに短パン履いている人ってほとんどいなかったんですよね。ただ、冬は寒いんで(笑)。昔、短パン履くのは1年で2/3だったんですよ。今は、もう分かってると思うけど、ムリだから。長いパンツ履いていようものなら、すぐ言われるし、Twitterでも短パン履いてないってつぶやかれるし。

以前、雪降る福井県に出張に行った時に、お客さんにすげぇ残念がられたんですよ。「短パン社長って言って、短パンではないじゃないですか」って。いやいや、冬は履けねーだろって思ったけど、あぁこんな風に残念がられるんだってその時思って。

それから冬の出張の時は、長いパンツ履いて行くんだけど、お客さんに会う直前に短パンに履き替えてた。

―体張ってますね(笑)

でも喜んでくれるから、お客さんが。それでずっとやってきたんだけど、今はもう1年中短パンだよね。

―学生時代、人と違う格好をしようと思ったキッカケはなんですか?

ぼくは母親のことが大好きなので、母親の影響が強いかな。自由で個性的であり、人に愛情を送るっていう。「圭ちゃんは圭ちゃんのままでいいのよ」って言われて育てられたから。

―素敵なお母さんですね。そのお母さんの影響で、学生の頃から人と違うことがしたいと思っていたということですが、当時からセルフブランディングって意識されていたんですか?

ないない!今だって全然ない!セルフブランディングという言葉って、装ってる感じするじゃん?コスプレなのかって。でもぼくの場合は、このまま本性なんで。たまにぼくに影響を受けて短パンを履こうとしたりする人とか、例えばニックネームをルパンにして、赤いジャケット着ようする人とかいるんだけど、だいたい長続きしないよね。

まず自分がそれを好きじゃないんですよ。あとは他人に「何、あの人!?」って思われるのが怖い。もっと言ったら、彼らのお客さんはそれをしたことで別に喜んでないって話ですよ。ぼくにとって短パンっていうのは、別に作られたものじゃなく、20年前から好んで履いていたワケだから。自分の本当に好きなことを発信することが、それだけでセルフブランディングだと思うけどね。

やった人にしか見えない世界がある

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ぼくはお取引させてもらっているお洋服屋さんや、異業種の方達に向けて、DM、チラシ、ホームページ、SNSを活用した情報発信について講演もやっているんだけど、その時に話すのが「まずは好きなことを10個書いてみよう」ということ。それだけでいい。それが個性になるから。

しかもそうやって自分の好きなことを発信していると、誰かの役に立つの。例えばぼくはカレーが好きで、しょっちゅうGHEEってカレー屋さんのことをSNSで紹介してるんですよ。そしたら地方から東京出張に来たお客さんが、「短パン社長オススメのカレー屋さんに行ったら、美味しかった」って喜んでくれたんだよね。その時、あっ、ぼくの発信って誰かの役に立ってるんだって思った。ぼくの好きなことは、誰かの好きなことに絶対繋がる。じゃあ、その人のために発信しようって。

こういう話をすると「それは短パン社長だからできるんですよ。僕の発信なんて、誰も見てくれないと思う」って、やる前から言う人いるよね。でもそう思った瞬間にある意味、思考停止だから。そうやって行動しない人って世の中多い。例えばぼくの講演会に100人来てくれたとしたら、実際に行動に移す人は10人いたらいい方。大体の人が「いい話だった。明日からやろう」って言って、家に帰って忘れる。または「仕事が忙しくてできない」と結局何もしない人もいるんだけど、もうね「ぼくより忙しいんですか?」って言いたい。

覚悟を決めて、続ければ積もるんで。絶対。やった人にしか見れない世界があるんですよ。ぼくはそういう人達が好きだなぁ。

少なくてもいい。本当に共感してくれる人と繋がれば充分

―とはいえ、日本人って嫌われたくない世界No.1の国民なんじゃないかと思うんです。自分を発信することで、周りからどう思われるか気にしてしまう人も少なくない。そういう方に対して言葉をかけるとしたら、何かありますか?

大丈夫です、みんな他人のことにあんまり興味ないから。講演会でもこういう質問あるんですが、「友達100人いるっていう人って、多分90人はあなたのことあんまり興味ないよ」って答えます。

「でもそんな中でも、あなたが発信している情報を見てくれる人がいるとしたら、何人いると思う?」と聞くと「私の発信なんて、誰も見ないですよ」と答えながらも「でも5人ぐらいは見てくれるかな」とか言うんですよ。だったらその5人のために発信して、その人と関係性を深めるべきだと思うんです。

そうやってあなたが好きなことを発信し続けていけば、絶対共感してくれるお客さんがいるから。本当に共感してくれる友達のような関係性の人だけ繋がれば、まずクレームって起きないんですよ。少なくてもいい、本当に仲いい人と繋がろう。それだけで充分だって。ぼくだってもともと展示会に来てくれるお客さんは7人しかいなかったけど、自分を出して好きなことを発信していったらどんどん増えていって、今は1500人ぐらいになったんだから。

それに友達とか仲間は、絶対見極めた方がいいよね。少なくていいから、いい友達やいい仲間が集まるとお互い応援し合うんだよね。だから、スゴイいいモノが生まれる

誹謗中傷する人は、心が弱い人。こちらが堂々としていたら去っていく

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―短パン社長はテレビにも出演されて注目が集まっているので、時に誹謗中傷を受けたりして悩むことはないんですか?

ぼくは誹謗中傷ハンパないっすよ。やっぱり人はまず外見で判断するから。でも今は、もう何を言われてもいいかなぁって。昔傷ついたりしたこともあるけど、それ以上に、ぼくの発信を喜んでくれる人の姿を見るのが好きなんですよ。だから今は何ともないよね。

ちょっと有名になってくると、色々言ってくる奴はいるよね。「なんだアイツ、最近すげぇ人気出てるし、売上も上がってるんじゃねぇの?アイツ自分の利益しか考えてないんじゃねぇの?」って。そう思う人は、絶対仕事がうまくいってない人。妬み、嫉みしかないからね。大丈夫、そういうのは心が弱い人しか言わないから。堂々としていれば去っていくんです。

ぼくが特に吹っ切れたのは、フジテレビの「アウト×デラックス」に出たぐらいかな。人間の好き嫌いって、ここまで分かれるんだなって体感した。テレビに出て、もともとのぼくのファンは喜んだけど、すごくバカにする番組だからまったく知らない人には、ただのバカだと思われたと思う。100人「アウト×デラックス」見たら、たぶんぼくを好きになった人は1人か2人かなって感じ。でもそれで「もういくところまでいっちゃった方がいいな」と思った。

一方で、もしぼくのことを嫌いな人がいたとしても、ぼくの発信を見てたら好きになるだろうなっていう意識もあるんです。自分がどんな想いで仕事をしているのかっていうのを、ちゃんと伝えていけば、ぼくに共感してくれる人が5人から10人、10人から50人、最終的に100人と増えていくと思うんです。

自分を出すってことは、自分を好きになること

ぼくはビックになりたいとか、売上を何十億にしたいとか、全く思わない人なんです。自分が好きなことを発信していって、身近な人が喜べばいいなと思って続けていたら、気づいたらどんどん応援してくれる人が増えていったんですよ。

自分を出すってことは、自分を好きになること。やっぱり自分が好きじゃないと、ビジネスもうまくいかないっしょ。だから恐れずに自分を出していった方がいいと思います

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まとめ(編集後記)

本インタビューでは、短パン社長のこれまでのキャリアについて、個を出す情報発信について伺いました。短パン社長のキレッキレなトークに終始笑いが絶えないインタビューでしたが、仕事に対する熱い想いに思わずシビれてしまう取材となりました。

特に印象的だったのは、身近な人に対する強烈な愛がヒシヒシと伝わってきたこと。世の中には周りのことより、自分の利益ばかりを考えている人は、残念ながら少なくない。でも短パン社長は「目の前の人を死ぬほど喜ばせたい」という強い想いがあるから、それがお客さんをはじめたくさんの人にちゃんと伝わっているんだなと思いました。だからこそ、その熱い想いに感動したお客さんがクチコミを作り、さらに広まって、どんどんファンが増えていき、ビジネスも上手くまわっていく。とても理想的な形だなと思いました。

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TVでも話題の短パン社長 奥ノ谷 圭祐さん。自社ブランドが全く売れなかった不遇時代を救った「個を出していく情報発信」とは? https://solopro.biz/okunoya_keisuke_1/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=okunoya_keisuke_1 https://solopro.biz/okunoya_keisuke_1/#comments Sat, 28 Jan 2017 13:35:53 +0000 http://solopro.biz/?p=1133 みなさんは短パン社長こと、奥ノ谷圭祐さんをご存知でしょうか? 1年中短パンを履き、Googleで「短パン」と検索するとウィキペディアを押さえ1位表示。「短パンを正装にしようとしている男」としてフジテレビ「アウト×デラック...

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みなさんは短パン社長こと、奥ノ谷圭祐さんをご存知でしょうか?

1年中短パンを履き、Googleで「短パン」と検索するとウィキペディアを押さえ1位表示。「短パンを正装にしようとしている男」としてフジテレビ「アウト×デラックス」に出演以来、様々なバラエティ番組にも出演されています。

その強烈なキャラクターに「この人は、一体何者!?」と疑問に思う人も多いであろう短パン社長ですが、実はアパレルメーカーの代表です。アパレル企業を経営するかたわら、自身の経験をもとにお取引先でもあるお洋服屋さんのDM、チラシ、ホームページ、SNSのアドバイスをし、全国で講演活動もされています。

2014年には、自身のブランド「KEISUKE OKUNOYA」を立ち上げ、SNSのみの販売で売上は1億円越え。しかし、そんな短パン社長も、自社ブランドが全く売れなかった苦しい時期もあったのだとか。そんな不遇時代を救った「個を出していく情報発信」について、お話を伺ってきました。

◎奥ノ谷圭祐(短パン社長)
株式会社ピーアイ 代表取締役。アパレル企業を経営するかたわら、自身の経験をもとにお取引先でもあるお洋服屋さんのDM、チラシ、ホームページ、SNSのアドバイスをし、クライアントの売上や集客を上げている。ニックネームは、1年中短パンを履いていることから「短パン」または「短パン社長」。強烈なキャラクターが注目され、テレビにも多数出演。2014年には、自身のブランド「KEISUKE OKUNOYA」を立ち上げ、SNSのみ発表・発注という業界初の販売方法で、売上は1億円越え。業界初の関係性ブランドとして人気を集めている。

公式HP:http://tanpan.jp
ブログ:http://tanpan.jp/blog/
twitter:https://twitter.com/Okunoya_jr
facebook:https://www.facebook.com/tanpan.okunoya

入社当初は、自社ブランドが全く売れなかった

―短パン社長は、お父さんの会社を引き継がれた2代目社長なんですよね?

そうです。社長を引き継いだのは6年前。その前はあるアパレルの上場企業で働いていました。

前職ではブランドの責任者をしていて、人気俳優を使って広告をバンバン出したりしていたんですよ。仕事は楽しかったし、歩合制だったのでやればやるほど給料が上がっていった。だから別に親の会社を引き継ぐつもりはなかったんだけど、母親が体調を崩したことがキッカケで、父から「うちの会社を手伝ってくれないか?」と初めて言われて、今の株式会社ピーアイに入ったんです。

それから「フラムクリップ」っていうレディースブランドを立ち上げたわけですが、全く上手くいかなかった。最初ぼくは、最先端のアパレル企業から来たからと調子にのって、カッコイイ展示会をして読者モデルを呼んで……みたいなことをしていたんですが、それは大企業には合っていたけど、ぼくらみたいな中小企業のやり方には合ってなかったんだよね。

その時にエクスペリエンスマーケティング主宰の藤村正宏先生に言われたんですよ。「短パンさー、世の中には洋服なんてたくさんあって、お客さんはどこで買っても一緒じゃない?しかも今不景気だから安いユニクロやZARAが人気だけど、短パンとこの商品って結構高いじゃん。じゃあ何で、それでもお客さんは短パンのとこに来てくれるの?」って。「素材がいいからですかね?」と答えたら、「違うよ。短パンのことが好きだから、そのお客さんは来てくれるんだよ。」って言われたんです。

人はどこで買うかじゃなく、好きな人から買いたい

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我々アパレルメーカーは、全国にあるお洋服屋さんにDM(ダイレクトメール)を送り、展示会に来てもらい注文してもらってビジネスになる。でも、当時フラムクリップの展示会を開いても、最初は7人ぐらいしかお客さんが来なかったんだよね。だけど展示会の前になると「奥ノ谷さん、来週の展示会に行くからランチ食べない?」とぼくに必ず連絡をくれる名古屋のセレクトショップの方や「展示会終わったら食事しよう」と誘ってくれる福岡のお洋服屋さんもいた。

そうやって展示会に来てくれるのは7人ぐらいしかいなくて、最初は少ねぇなって思っていたけど、よくよく考えてみたら、この人達って一人もフラムクリップって言ってねーや。短パン社長目がけて来てくれてるって気づいたんですよ。

それにぼくは子供の頃から母親に「あなたは、あなたのままでいいのよ」と言われて育てられたんですが、藤村正宏先生もまったく同じことを言っていて。「短パンはプライベートでそんなに面白くて、友達にサプライズをしたりして喜ばせたりするのが好きなのに、なんでビジネスになったら、お客さんにそれできないの?短パンは短パンのままでいいじゃん」って言われたんですよ。

そこからですね。今はお客さんが少ないけど、その人達の数を増やしていくために、もっと個人出していこう。ぼくのこと好きな人から買ってもらおうって思ったのは。

個人を出していったら、お客さんの反応が変わった

―まずはどんな所から変えていったんですか?

まずはDM(ダイレクトメール)だね。昔は展示会をする度に、全国のお洋服屋さんに招待状を800通ぐらい送っていたけど、来てくれるのはさっきも言ったけど7人ぐらい。つまり793通は無駄になってたんです。

うちの会社も、よくあるアパレルメーカーのDMみたいに、外人モデルの写真と展示会会場の地図が載っていて、何日に新商品入荷って書いてあるDMを作ってた。でもそれって、フラムクリップが死ぬほど好きな人じゃない限り、だいたい捨てるじゃないですか。

そこで招待状に「短パンが目印です」ってぼくの写真や名前を入れたり、個人をちょっとずつ出していったんです。そしたらお客さんの反応が変わったの。「フラムクリップって短パン社長のブランドだったの?」って。「分からないわよ。この世の中にこんなにDMが来て、アパレルメーカーの展示会もたくさんあったら」って。それからもっと本格的に、個人を出したDMを作り始めました。

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このDMを見て気づくと思うんだけど、フラムクリップより短パン社長が目立つでしょ。フラムクリップの方が小さく書いているっていう(笑)。ユナイテッドアローズみたいな人気ブランドだったらみんな認識すると思うけど、ぼくらみたいな中小企業は、ブランド名や会社名やお店の名前よりも、個人なんだよね

そうやってDM、チラシ、名刺、店頭POPといった紙の販促物はもちろん、ホームページ、ブログ、Facebook、twitterなどSNSまで、自分はどんな人で、何が好きなのかなど、どんどん個人を発信していくようにしたんです。すると次の展示会には30人、その次の展示会には100人とお客さんが増えていき、売上も上がっていきました。

秒速で売れる、SNS限定販売ブランド「KEISUKE OKUNOYA」の誕生秘話

キッカケとしては、自分の好きなコーディネートを毎日Facebookにあげてたんですよ。そしたら友達から「短パン社長が履いてる、そのボーダーの短パン欲しい」っていうコメントが入ったんですよ。6件ぐらい。

「何言ってんだよ。そんなこと言ったってどうせ買わねぇだろ」って思いつつ、ちょっと作ってみようかなって思ったんですよね。売れなかったらフラムクリップの商品として売ればいいやって作ったら、20時間で全部完売しちゃったの。好きなことを発信していたら、それが仕事になっちゃった

ぼくは「マイ・インターン」っていうアン・ハサウェイ主演の映画が好きなんだけど。あれってアンハサウェイがFacebookにグリーンのカーディガンを投稿したら、友達にそれ欲しいって言われて、それがきっかけでファッションの通販サイトを作ったら、大ヒットする話でしょ。彼女も「好き」を仕事にしている。あの映画、ぼくがモデルになってんじゃないかって思うんだよね(笑)。

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▲KEISUKE OKUNOYAの短パンコーディネート

マスメディアより一人の「好き」という情報の方が、説得力がある時代

―最近「KEISUKE OKUNOYA」では、洋服だけでなくカレーやコーヒーも売ってますよね(笑)?しかも、ものすごい人気!!

そうそう「短パンカレー」と「短パンコーヒー」ね。ぼくは洋服、カレー、コーヒー、ビールとかが好きなんだけど、甘いモノは食べられない。でもそれ、ぼくのSNSを見ている人はみんな知ってるんですよ。いつも発信しているから。だからバレンタインデーにはチョコレートが1つも届かなくて、カレーとかビールが届くの(笑)

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▲短パンカレーのパッケージ

―なるほど。「それだけカレーやコーヒーが好きな人が作ったモノだから、美味しいに違いない」って説得力がある。だから、多くの人が「短パンカレー」や「短パンコーヒー」を買うんですね。

もう好きなものだったら、何でも売れると思っている。でも好きじゃなかったら、売らない。それをやっちゃったら芸能人だよね。例えばジョージ・クルーニーはビールが好きじゃなくても、ビールのCMに出るかもしれない。でも今の時代って、それを見て「ジョージ・クルーニーかっこいい!私もそのビール買いたい!」って思う人って少ないんじゃないかな。だってジョージ・グルーニーはそのビール飲んでないと思うし。今ってマスメディアの情報より、一人の「好き」っていう情報の方が説得力がある。そういう時代なんじゃないかな

感動がクチコミを作り、それが広がっていく

―そういえば短パン社長って、Facebookでタグづけされまくってますよね?それにシェアやリツイートも本当に多い!

そうなんですよ、ヤバイっす。日本で一番タグづけされる男だと思ってる(笑)。「KEISUKE OKUNOYA」の商品がお客さんに届くと、何が行われるかというと、その短パンを履いてセルフィーで写真を撮ってぼくをタグづけしてブワーってアップされるんですよ。

―SNSで紹介してってお願いしているワケではないのに、勝手にタグづけされるんですか?

そうそう。で、誰かが短パン履いてアップすると「その短パンなんなの?」っていう感じで、ぼくの知らない誰かがコメントしたり、さらに知らない人にシェアされたりツイートされたりして勝手に広がってく。もうぼくもビックリ。

あと「KEISUKE OKUNOYA」を買ってくれた人には、一人一人手書きで手紙を書くんですよ。その人のFacebookを見て、その人に合ったメッセージを書くから、その時期は腱鞘炎になる(笑)。この前は460人分手紙を書いたんだけど、3日かかったから。でも大変だけど好きなの、手紙書くのが。これも親の影響。子供の頃からずっと母親に、「戸棚におやつが入ってますよ」みたいな感じで手紙もらってたから。

金儲けしようと思っている人間に、人はついてこない

―洋服を買ってお手紙をもらうことなんて滅多にないから、その感動を共有したくて、自然とクチコミしちゃうのかもしれないですね。

洋服って売るだけじゃないから。洋服を着た人がご主人とデートに行ったりすると「感動体験」につながるワケでしょ。「短パン社長が紹介していた洋服で、主人と久しぶりに食事に行ったら若返ったわ」って言われたら、こんなに素晴らしい仕事ないなって思うんですよ。そうやって最終的に価値と価値が重なってお金が発生する。こういう気持ちがなかったら、仕事なんて辞めた方がいいです。

金儲けしたいって思っている人に、絶対人は寄ってこない。一番大事なのは、目の前のお客さんを死ぬほど喜ばせるということ。いつも来てくれるお客さんに愛情を注いでいけば、結果ってついてくるから

ぼくの場合は、それがDMだったりSNSだったり手紙だったりしたんだけど、自分らしいやり方で個人を出しながら、大切な人のために発信したらいいんじゃないかな。

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インタビュー後編では、SNS発信のプロでもある短パン社長に、自己ブランディング術や仕事論について伺いました。後編でも心に突き刺さる、短パン社長の名言が炸裂だったので、お楽しみに。

インタビュー後編はこちら

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