一流モデルから学ぶ「フリーランスとして成功する秘訣」 キーワードは”朝” と “トレーニング”

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筆者は澤田真一(さわだ・まさかず)。ライター稼業で生計を立てています。主にテクノロジーメディアやASEAN関連情報メディアで記事を書いていますが、同時にいろいろなイベントも取材しています。

そのせいなのかどうかは自分でも分かりませんが、様々な職業分野に知り合いがいます。ライターというのは基本リモートワーカーなのですが、それに対比して自分自身のネットワークを広げていかないとやっていけません。

フリーランサーである我々は、特定の会社から毎月決まった額の給料を受け取っているというわけではないのです。保証など一切ありません。己の怠け癖が、そのまま収入額に出てしまいます。基本的には、何から何まで己の力で対処するというのが前提です。

では、そんな環境下に身を置く個人事業主にとって「心がけるべきこと」は何か? この記事では、それを考察していきたいと思います。

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ヒントはモデル業界にあり

先述の通り筆者は仕事柄、様々な職業の人と知り合います。

その中で今回取り上げたいのは、モデル。これはファッションモデル、グラビアモデル、あるいは個人でCD-ROM制作を手がけるコスプレイヤーなどの区切りは関係なく、その世界に携わる女性は厳しい競争環境に身を置いています。

モデルは人員の入れ替わりが早いと言われています。20代前半の頃にファッション雑誌の表紙で活躍していた人が、5年後には完全に姿を消したということもザラにあります。これはモデルとしての寿命を迎えたということですが、やはり加齢はその人の美しさを奪ってしまうのかとも考えてしまいます。

様々なモデルの女性と接してきた筆者の経験上、加齢による深刻な影響を受けるのはその人の美貌というよりも、体型です。

若い頃には維持できた体型が、三十路を迎えるとともに崩れてくるという話はよく耳にします。

それで本人も諦めがつけばまだいいのですが、そうでない場合も多々あります。

体型が崩れてきたのに、若い頃に経験した栄光を忘れることができない。そして、現代はインターネット社会です。SNSというツールで自分の姿を世界中に発信することができます。

SNSに自分の「華やかな今」を投稿することで、モデルとしての価値がまだ残っているということをアピールする人が存在します。昨日は高価な買い物をした、今夜は六本木のレストランで豪華ディナー、明日は海外旅行へ出かける予定……というように、モデルとしての自分が未だ健在であることを必死に周知させようとするのです。

もちろん、それには莫大なお金を費やします。

すでにモデルとしての価値がなくなった自分に金メッキを施し、どうにか昔と同じような仕事を得ようとします。しかし残るのは借金だけ。そういう女性が、最近増えてきているのです。

ワークアウトか、散財か

一方、30代になっても若い頃と変わらずに活動を続けているモデルの女性もいます。

そういう人は、必ず2つのパターンに収まります。1つは他にすごい特技があるという例、もう1つは日々のワークアウトを欠かさないという例です。

この記事では、後者のパターンに焦点を当てたいと思います。先ほど「三十路を迎えると体型が崩れる」と書きましたが、定期的なトレーニングを積んでいる人は当然その限りではありません。身体を動かしている分、体型も芯が通ったように綺麗です。

汗を流すことを日課にしているモデルは、例外なく早起き。何かしらの徹夜仕事がない限りは、規則正しい時間帯に睡眠を取ります。朝起きて、少し身体を動かしたあとにシャワーを浴びて朝食を取るという生活サイクルが身についているのです。

それに比べ、先述の「お金を費やす人」はSNSに夕食の写真を投稿するのが大好きです。今夜はこんな美味しいステーキをワインと一緒に食べてます、といった具合にほぼ毎日ディナーの様子を配信しています。

両者の決定的な違いが、お分かりでしょうか? 長く第一線で活躍するモデルは、夜よりも朝の時間を大切にしています。もっと正確に言えば、「汗を流す生活」を送るとしたらどうしても朝型人間にならざるを得ないのです。

「単調で平凡な日常」を繰り返す

これはもちろん、モデルだけの問題ではありません。

筆者はwebライターとして各企業から報酬を頂戴している身分ですが、仕事の依頼が多くなればなるほど「夜」と「SNS」に対して距離を置くようになりました。その代わりとして、「朝」と「トレーニング」に時間と労力を割いています。

筆者は、SoloProと関わる上で「個人事業主として成功する秘訣は何か?」をずっと考察してきました。

ところが、考えれば考えるほど地味でありふれた答えしか出てきません。それはつまり「規則正しい生活習慣を身につける」ということです。それでは大して面白い記事にはならないのではないか、と一時期悩みました。

日々のワークアウトは肉体的に苦しく、しかも単調で平凡なもの。正直、記事にできるような華やかさはどこにもありません。ですが、筆者が見た一流モデルは全員「単調で平凡な日常」を黙々と繰り返しています。その分だけ節制が行き届き、コンディション作りも万全です。

個人事業主にとっての最大の資本、それは自らの肉体に他なりません。それを維持するため、「朝」と「トレーニング」をどのように実生活に取り込んでいくか。面白みに欠ける結論かもしれませんが、これが最も確実な道でもあるのです。

 

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フリーライター、グラップラー。1984年10月11日生。アセアン経済情報、テクノロジー関連情報などを各メディアで手がける。