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五十川ルリ子 - ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」 https://solopro.biz ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア Sun, 02 Aug 2020 14:21:21 +0000 ja hourly 1 https://solopro.biz/wp-content/uploads/2021/11/cropped-5b78b44577f015eb4426c00956bb1164-32x32.png 五十川ルリ子 - ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」 https://solopro.biz 32 32 移住は幸せの選択肢になる? 灯台もと暮らし編集長・伊佐知美さんと考える、私たちの生きる場所 https://solopro.biz/isa-tomomi/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=isa-tomomi https://solopro.biz/isa-tomomi/#respond Mon, 14 Aug 2017 11:37:56 +0000 http://solopro.biz/?p=2497 地方移住。 この言葉は、最近テレビや雑誌で多く聞かれるようになりました。 けれど移住が身近になってきた今だからこそ、「移住を迷っているけれど決められない」「移住をしたいけど不安がある」そんな悩みを抱えている人もいるのでは...

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地方移住。
この言葉は、最近テレビや雑誌で多く聞かれるようになりました。

けれど移住が身近になってきた今だからこそ、「移住を迷っているけれど決められない」「移住をしたいけど不安がある」そんな悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

そこで今回、書籍「移住女子」の著者であり、Webメディア「灯台もと暮らし」編集長の伊佐知美さんに、新潟に移住した私が移住をテーマにお話をうかがってきました。

今の暮らしに迷いを感じている人、移住に興味がある人にとって、考え方のヒントになると思います。

◎伊佐知美さん
1986年生まれのライター、エディター、フォトグラファー。三井住友カード、講談社勤務を経て独立。現在は㈱Waseiに所属。国内外を取材&移動しながら暮らしています。著書に『移住女子』(新潮社)。
Twitter:https://twitter.com/tomomi_isa
世界一周ブログ:https://note.mu/tomomisa
ポートフォリオサイト:tomomiisa.com
◎フリーライター/ルリ子
2016年より新潟を拠点にライターを始める。観光やグルメ情報をメインに各Webメディアへ寄稿。個人メディア「暮らしミル」では地方で生きる方たちに取材をしています。
Twitter:https://twitter.com/ruricocoa
暮らしミル:http://kurashimiru.com/

自分の選択に納得感を持って移住する

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ルリ子:伊佐さんの著書「移住女子」では、移住された8人の女性に取材をされています。最近では移住という言葉がよく聞かれますが、移住することは幸せの選択肢になると思いますか?

伊佐:はい、「移住したら必ず幸せになれる」とは言い切れないけれど、「移住が幸せの選択肢になるかどうか」の問いなら、確実にYESです

ルリ子:そう断言できるのはどうしてですか?

伊佐:彼女たちは震災などをきっかけに、「お金に頼りすぎず、食べるものは自分で作ろう」と住居地を見つめ直したり、新しい土地でやりたいことを見つけたり、前向きな理由で移住をしている、と私の目には映りました。
もちろん新しい土地で信頼を積み上げていく努力や覚悟は必要だと思いますが、彼女たちが幸せに生きているのは、自分の選択に納得感をもって移住したからだと思います。「幸せってなんだろう?」って私もよく考えるテーマ。難しいけれど、選んだ人生に納得感が持てるかどうかって、すごく大切な気がしています

ルリ子:納得感かぁ。私の場合は結婚を機に夫の出身である新潟に移住をしたので、最初から住む場所に納得感を持つことが難しかったんですよね。

伊佐:うーん。でも最愛のパートナーと一緒に暮らしの基盤を作れるって、とっても美しいことだと私は思いますよ。住んだ場所が合わなかったら、パートナーの責任にしやすいというのはあるかもしれないけど、何かあったら相談もできるし。自分ひとりだったら、責任を取るのはいつも自分しかいないですよね。

ルリ子:そうですね、頼れる人が側にいるのは心強いです。ただパートナーがいるとふたりで話し合う必要があるので、独身の方が移住しやすいですよね?

伊佐:「身軽さ」で言えば、独身の方がいいですね。ひとりだったら好きに選べるけれど、ふたりならふたりで一緒に選ぶ必要がある。さらに子どもがいれば、教育環境も大切な要素。
ただもしルリ子さんが独身で、場所を問わずに仕事ができるとしたら、どこに住んでもいいわけですよね? 自由だからこそ、選択肢が増えて悩みも増えてくるんじゃないですかね。難しいな〜。人生はバランスだ(笑)。

ルリ子:身軽さや自由は独身の方があるけど、選択肢が多いのも悩みどころですね。移住地の見極めはそれだけ難しさがあると思うんですが、「移住女子」の方たちは、しっかりと自分に合う場所を見つけていますよね?

伊佐:彼女たちも最初からうまくいっているわけではなくて、新しい土地で適応していくまでに色々な苦労があったと思います。私はよく、「彼女たちの未来と、地域の未来が重なっているから幸せそうに見えるのでは?」と言いますが、自分に余裕がなければ、地域のために何かをしようとは思えないですよね

「心地よく暮らすためにはどうすればいいだろう?」と考えた先に、移住という選択肢や、暮らしたい場所、ひとを見つけたんじゃないかなぁ。

移住先で必ずなにかを成し遂げる必要はない

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ルリ子:「移住女子」では、岩手県で自然栽培農法の農家を営む方や、宮城県で漁業の魅力を発信している方がいますよね。みなさん志が高くて、人や地域のためになることに率先して取り組んでいるので尊敬してしまいます。
私は新潟に移住してからライターとして新潟の魅力を発信しているけど、まだ具体的な何かや地域に貢献できていない気がするなぁ。

伊佐:そうなんですか? 移住しただけでもすごいと思うけどなぁ……。今のままじゃだめなんですか? 私は、必ずしも移住して何かをしなきゃいけないとか、目的ありきで移住しなきゃいけないとは思わないです

ルリ子:それはどうしてですか?

伊佐:「地域のために何か貢献しよう」とか「何かを達成しよう」ってすごく尊い意思だけれど、自分が目指していることが、必ずしも地域の方々が望んでいることなのかと聞かれると、わからないですよね。もしかしたら、移住してきてくれただけで、若い人の往来が増えてうれしいと思ってくれているかもしれないし、スマホが使えるってだけですごいかもしれない。

実際、移住前に意気込んでいたことと、移住後に手がけていることが全然変わった、という移住者の方々に多く会ってきました。「ひとりよがりだったな」という声も聞いたことがあります。

さっきと似たような話になるけれど、「移住女子」の彼女たちは、「好き」を追求した結果、いまの人生があるんだと思います

……まぁ、先駆者だから、たしかに本に出てくるひとはみんなパワフル。みんなが同じことをできたら、それはそれですごい世の中かも?(笑)。

ルリ子:自分の好きな暮らしができて、自然とそれが地域のためにもなっていたら素敵ですね。

伊佐:東京には新しいことをする隙間はあんまりないけど、地方だとまだやられていないことがたくさんあるから、ないものを作ろう、と思えたら楽しいと思います。ただみんな手放しで「ここ最高!」とは思っていなくて、地域の中でチャレンジできることや、ワクワクできることを見つけているんだと思いますよ。

ルリ子:伊佐さんは世界各国を旅されていましたが、これからどこで暮らしていきたいですか?

伊佐:場所は迷い中ですが、東京以外にも拠点を置きたいと思っています。その理由には、原稿を書くときは、できたら東京のリズムから逃れたいというのがあるんですよね。

ルリ子:東京のリズムというと?

伊佐:東京にいると電車は遅くまで動いているし、仕事が終わってやっと帰ろうかと思ったら、飲み会のお誘いがくる。楽しそうだからと行ってしまって、それをずっと続けていると、自分と向き合うことや作品を作る時間が滞ってしまうから、そういうリズムから切り離したいと思っているんですよね。私、放っておくと予定を埋めがちな女なんです……。

ルリ子:私も東京にいたころ、会社帰りに飲み会に行ったり、遅くまで空いているお店で時間を潰したりしたなぁ。東京では時間の使い方を自分でしっかりコントロールしないと、誘惑も多く流されやすいですよね。

伊佐:私が旅したオーストラリアのバイロンベイは、夕陽がきれいで、その時間になるとみんな夕陽を見に外に出てくるんです。私の場合は、そういった時間の過ごし方ができたらいいなと思うんですよね。

移住をせずに、今のままを選ぶことも選択肢のひとつ

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ルリ子:もし今移住に迷っている人がいるとすれば、どうしたらいいと思いますか?

伊佐:どうして迷っているのかを考えた方がいいんじゃないんですかね。お金の心配があって迷っているとか、何か理由があるとは思うんですけど。「今より自然が多いところに住んで野菜を作りたい」とか、「今の人間関係から逃げたい」とか、「なぜ今の暮らしを変えたいと自分が思っているのか?」をちゃんと考えるのが近道な気がします。

もし野菜を作りたいなら、地方じゃなくても畑を借りられる場所はあるし、自分で食べられる量だけでいいなら、身近で実現できるかもしれない。

ルリ子:やりたいことが今の暮らしのまま実現できるなら、移住する前にやってみた方がいいですよね。

伊佐:そうそう。あ、あとは移住する前に「スライド」を取り入れる、というのもいいかも。

ルリ子:スライド?

伊佐:二段階移住、と呼ばれることもありますが、それを実践するひとも増えてきています。例えば、いきなり東京から福岡に引っ越すのではなく、週末だけセカンドハウスを借りて何度か通ってみる。で、慣れてきたら、1週間休暇をとって週7で滞在してみる、とか。「0をいきなり10にするんじゃなくて、1を作って育てていこう」という考え方ですね。

ルリ子:でもそのためには、ある程度の貯蓄が必要ですよね。

伊佐:そうですね。よく移住される方は100万円ほど用意していると聞きます。でも、300円しかないのに移住してしまったという人もいるので、人によりますよね(笑)。

ルリ子:300円はすごいですね(笑)。

伊佐:先日、灯台もと暮らし編集部で青森の十和田市の無料の移住お試し住宅に泊まってきました。このように、移住体験に力を入れている自治体も多いので、充分な貯蓄がないという人は、まずそういった施設を利用してみるのも手だと思います。

ルリ子:それは助かりますね。一番最初に「移住したら必ず幸せになれるとは言い切れない」、とおっしゃっていましたが、移住以外にはどんな選択肢があると思いますか?

伊佐:「今のまま」ですね。

ルリ子:今のままですか。

伊佐:本の中にも少し書いているんですけど、今の暮らしを自分で選んでいなかったり、納得していなかったり、他の選択肢を持てていなかったりして、何かしら今の生活に引っかかることがあるなら、他の暮らし方を検討してみてもいいと思います。
それで本当に自分にあった暮らしを考えた結果、「今のままを選ぶ」と思えたら、それがその人にとって最適だと思うんです。何を求めているのかがはっきりしないと、移住って絶対成功しないと思うんですよね。

ルリ子:その通りですね。

伊佐:知らないことをやるって絶対怖いじゃないですか。でもただパソコンの前で座って、画面を眺めて考えていても、何もわからないですよね。
移住は旅の延長線上だと思うので、気になる場所があるならまずは行ってみてほしいなぁって思います。

おわりに

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今回のインタビューをさせていただいた時、私自身が本当に自分の望む暮らしをできているかどうか、迷いの中にいました。

移住は決して、今の生活を魅力的に変えてくれる魔法ではありません。けれど、時には立ち止まって今の暮らしが自分の納得のいくものになっているかどうか、見つめ直すことも大切だと感じます。

これから先どんなライフスタイルを送りたいか。そのイメージを自分の中にしっかりと持つことができたら、きっとその時が暮らしをより良いものにするタイミングなのではないでしょうか。

 

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フリーランスがより良く生きるための「ブログ」活用法。ブロガー・ライター・イベント運営 3束のわらじを履く奥野 大児さん教えてください! https://solopro.biz/okuno_daiji/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=okuno_daiji https://solopro.biz/okuno_daiji/#respond Mon, 13 Feb 2017 23:18:19 +0000 http://solopro.biz/?p=1199 ブログをはじめたいけど何を書けばいいかわからない。いざ、はじめたけど続かない……。 そんな方もいるのではないでしょうか? 今回は、ブログを書くためのテクニックのお話ではなく、「フリーランスとしてよりよく生きるためのブログ...

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ブログをはじめたいけど何を書けばいいかわからない。いざ、はじめたけど続かない……。
そんな方もいるのではないでしょうか?

今回は、ブログを書くためのテクニックのお話ではなく、「フリーランスとしてよりよく生きるためのブログ活用法」というテーマで、ブロガーでありフリーライターでもある奥野 大児さんとSoloPro編集長でありライターの松田 然の対談を行いました。

そこから見えてきたものとは……?

◎奥野 大児(おくの だいじ)

日本大学・生産工学部数理工学科を卒業後、システムエンジニアの職に就く。現在はフリーライター・ブロガー・ブロガーイベントの運営や主催に携わる。2013年から、200人以上が参加するブロガー向けイベント、ブロガーズフェスティバルで実行委員長を務めている。

Twitter:https://twitter.com/odaiji
ブログ:http://www.odaiji.com/blog/
Facebook:https://www.facebook.com/ashitayarimasu

◎松田 然(まつだ もゆる)

ライター 兼 ライティングカンパニー合同会社スゴモン代表。 旅をしながら仕事をするライフスタイルを取り入れ、月の半分を自宅がある東京ではなく国内外を転々としている。特に自転車旅が好きで、仕事をしながら47都道府県すべてを走破。個人事業主やフリーランスなどのライフスタイルを良くするメディア「SoloPro」編集長も務め、自分らしい働き方をデザインする活動に取り組んでいる。
SoloPro:http://solopro.biz/
スゴモン:http://sugomon.com/

ブロガーは、例えるなら「総合格闘技」のようなもの

奥野さんはブロガーであり、ライターでもあり、さらにはブロガーズフェスティバルというイベントの実行委員長もされていますよね。
奥野さん
はい。ブロガーズフェスティバルは、2013年から始めたブロガー向けのイベントで、毎回ブロガーのためになる講義を企画し運営しています。
昨年、2016年のイベントでもゲストとして、ライターのヨッピーさんやカツセマサヒコくんなど、ブロガー専業ではない方も登壇されてましたね。
奥野さん
そうですね。このイベントのゲストは必ずしもブロガーである必要はないと考えているんです。ブロガーを格闘技に例えると、総合格闘技になると思っていて。文章に特化したライターがボクシングの専門家だとすれば、カメラマンは柔道の専門家。一方で、ブロガーは自分で文章を書き、写真を撮り、広告も掲載する。それに加えて、Webサイトの管理もするし、ブログを広めるために営業のようなことをする必要もあります。

ブログはそんな風に、すべてのことを1人で行う“自分メディア”なので、それぞれのジャンルの専門家に教わることに価値があると思っています。

私はライター出身ですが、営業が案件を取ってきて、カメラマンや編集者がいてと言ったように、他の分野のプロと組むことも多いのですが、ブロガーは1人でやることの範囲が広いですよね。
奥野さん
そのおかげでブロガーが得やすい仕事もあります。ライターとしてWebメディアに寄稿する際に、Wordpressで投稿してほしいと言われたら、素早く対応することができたり、SEOを意識して記事の中にキーワードを散りばめることもできたりします。ブロガーならではの仕事のスタイルが活きることがあります。

フリーランスは収入の柱を複数持つべき

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ブロガーやライターに限らず、フリーランスであってもよりよく生きたいという思いは共通でありますよね。とはいえ、ライターで言えば、食べるために記事の本数を増やすことで消耗合戦になっている人もいたり、クライアントとの人間関係に疲弊していたりする方も少なからずいると感じています。ブロガーの世界ではどうですか?

奥野さん
まずブログを書いている人は、自分の“好き”を発信している人が多いです。ひたすら前を向いてポジティブに発信しているから、ブログを読んでいた人から声をかけてもらうこともあります。たとえ仕事に繋がらなくても、メディア担当者と会う機会を得たり、何かしらの反応があったという人が何人もいますね。そういった成功体験があると、自然と心も満たされていくんです。
好きなことを発信するというのは大事ですよね。ただ、TwitterやFacebookなど気軽に情報発信できるSNSと比べると、ブログは一歩目を踏み出しづらいところがあると思います。奥野さんはどういったきっかけでブログを始められたんですか?
奥野さん
私は2012年からブログを始めました。それまではシステムエンジニアで、プログラムの環境作りが仕事だったので、自分でもドメインをとって、サーバーの契約をして、Webサイトの環境を一から作ってみたいと思ったのがきっかけですね。
ブログの枠組みを作ることが最初の目的だったんですね。奥野さんの周りにいる仲間のブログを始めたきっかけはどうですか?
奥野さん
普段からブログを読むのが好きで始めてみたという人もいます。好きなブロガーの文章をマネして、その人に近づくように書いてみたり。あとはブログがお金になると思って始めた、という人もいます。
では、いざ始めてみたけど途中でやめてしまう人もいる中で、どうしたら継続できると思いますか?

奥野さん
継続のために大切なことの1つに、収入の柱は複数持つべきだと思っています。複数といっても、取引先3社と契約する、ということではないんです。私には、ブロガーとライター、そしてイベント企画といった複数の軸があるように、本業以外の仕事でも収入を得ることが大切だと思います。

そうですね。フリーランスの方なら本業を持ちながら、ライターやブロガーといった活動をすることだってできますよね。ブログを書く上で気持ちの面では何か継続の秘訣はありますか?

奥野さん
やはり好きな対象があって、発信したいと思う気持ちが大事だと思います。お金稼ぎのためだと、すぐに結果が出なくてやめたくなってしまうんですよ。お金のために好きではないことを書いているブログもたまにありますが、急にアクセスが減少したりとか、何かがあったときにやる気が切れてしまうと思うんですよね。昔から続けていて、今でも残っているブログというのは、自分の経験をシェアしたいと強く思っていたり、その人自身が情報を発信することが好きな場合が多いですね。
裏を返すと、始めたことが続かないのは、本当に情熱を注ぐ対象ではない可能性があるってことですかね? ブロガーブームに乗っかって、闇雲にやっていると、すぐには反応がなくてお金にもならないので、自分には向いてないと思って諦めることにもつながってしまいます。
奥野さん
ブログに何を求めているかによっても違うと思います。とにかく自分の好きなものを世の中へ伝えたいと思って書いていると、ちゃんと読まれるようになる。でも、それは少し時間が経ってからだったりするかもしれません。

好きなものは、100%の気持ちがなくてもいい

例えばMacやiPhoneが好きで、そういった情報をブログに書いている人はたくさんいると思うんですが、正直競争が激しい分野で自分じゃなくても変わりはいくらでもいる。それでも本人が好きだったら書く意味はあると思いますか?

奥野さん
目的がお金儲けなら、MacやiPhoneのネタはレッドオーシャンなのでやめた方がいいですね。ただし、Macが好きな自分が大好きなら書いた方がいい。不思議なことに、ブログって書く人の熱量が伝わるんですよ。文章の上手い下手じゃなくて、心に響くものを書いている人もいるんですよね。たとえMacのブログの後発でも、それだけ好きなら、書くべきだと思うんです。
たしかに奥野さんがMacを題材にすると、ITの知識がある人が書いているという信頼から読まれると思いますし、例えば私だと旅をしながら仕事をすることが多いので、旅Macの活用法という、違う切り口で書くこともできると思うんですよね。レッドオーシャンの市場でも、情熱があって、自分の個性とかけ合わせれば、価値ある情報を発信できるかもしれません。

奥野さん
そもそもブログってお金を稼がなきゃいけないものではないんですよ。自分が世に出るための道具である必要もない。自分が好きなことを発散すればいいと思うんです。だから無理に何かと組み合わせることもないと思います。

逆に好きでもないことを書いていると辛いですよね。まずは情熱が注げるかどうかですね。
奥野さん
情熱は続けるための燃料なので、ないよりはあった方がブログが続きやすいし、強烈に思っているものがあるなら、スタートダッシュが切りやすい。ただ人間って、本当に好きなものって1つじゃないですよね。100%好きなものと、65%ぐらい好きなものと、色々あると思うんですよ。100%気持ちがなければ始めちゃいけない、というわけでもない。65%の知識や経験でも、35%の人からすれば充分役に立ちます。たまに自分の好きを限定してしまって、好きなものが尖っていないとダメだと思い込んでいる人がいますが、そんなことはないですね。

ブログが仕事に繋がることもある。まずは始めることから

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お話を聞いているとブログを書いて、自分の好きを発信することは豊かな生き方にもつながるきっかけになると思うんですよね。ただ、豊かさは人それぞれの価値観によって違うので、奥野さんのまわりでそんな生き方を手に入れている人に共通の傾向はありますか?
奥野さん
我慢してブログを書いてる人はまずいないですね。デジタルガジェットが好きで書いてる人や、メディアに自分の顔が出ることを楽しんでいる人もいます。楽しそうにしている人は、その感情がまわりに伝播するんですよね。
たしかに、ブログを通じて好きが溢れ出ている人っていますよね。
奥野さん
ブログの目的はお金とは限らないから、ブログをやることの幸せはお金では図れません。もしお金のためにブログを続けるなら、楽しみながらやったうえで、お金になるためのひと工夫が必要になると思います。
ブログがお金になる工夫というと?
奥野さん
ひと昔前はブログのマネタイズというと、アフィリエイトやGoogleアドセンスだけでした。最近では固定広告を張るような個人ブロガーも増えましたし、オンラインサロンをやっているブロガーもいますよね。他にもブログのコーチをやってる人や、ブログの環境作りでお金をもらってる人もいます。

昔に比べてブログの多様性が増していると思います。ひとくちに「ブログで儲ける」と言っても、人それぞれイメージが異なると思いますが、私は今言ったすべてのことを含んでいると思うんです。ブログをやっていて、ライターの仕事に繋がった場合、それはブログのマネタイズの1つだと言えますよね。

他にもブログを色んな仲間と組みながら、強みを補完していくと色々な可能性が広がるかもしれないですね。例えばオジ旅なんて、普段からの飲み友達と旅をして、その内容をアップしているブログですよね。20箇所ほどの旅のなかで、9つの旅はPRがついたという事例なんて、面白いと思いました!
奥野さん
ブログによる幸せの形は様々です。どれがいい幸せという序列もないので、始めた理由に応じて、幸せの形は変わってきます。お金を稼げぐための仕組みは、アドオンで考えればいいと思うんです。何か小さな幸せを得られた後に、お金のことを考えればいいのかなと。まずは始めてみることですね。
ブログの知識がないとか、マネタイズがわからないとか、理由をつけて自分で壁を作っていたりすると始められない。一歩踏み出すことで、勉強しながら乗り越えていかないと、何も動かないですよね。
奥野さん
例えば最近リリースされ話題になったLINE BLOGだって、2、3記事だけ書いて終わっている人が多くいます。でも、何も悪いことではないし、まずは始めることがはるかに大事だと思います。

ビジネス用語の「BtoB」は、ブロガーの“B”に置き換えられる

奥野さん
よくビジネスの用語でBtoBとかBtoCってあるじゃないですか。あの頭文字のBは、ブロガーの“B”に置き換えられると思っているんです。BtoCなら、ブロガーtoコンシューマー(消費者)といったように、それぞれのブロガースタイルがあると思っています。自分のブログに読者がいて、その読者が広告をクリックしてくれたら、企業の広報活動に繋がりますよね。

またはBtoB=ブロガーtoビジネス(法人)を意識するなら、きちんとした文章の書き方にする必要があります。最近は自治体とブロガーが組む機会も増えているので、BtoG=ブロガーtoガバメント(政府や自治体)もあります。趣向性によって、ブロガーのスタイルは変化していくと思うんですよね。

その表現とても面白いですね。ブログ始めたての人は日記になってしまって、コンシューマーを向いていない。つまりBtoMですよね。MはMe(自分)。ライターだって駆け出しの頃は自分にしか矢印(to)が向いていない人が多い。そこから経験を積んで、BtoCやBtoBに成長していく。究極系はBtoE=ブロガーtoアース(地球人全員)になってくるかもしれないですね(笑)いや、宇宙人か。
奥野さん
だれに向けて書いているかを意識できると、自分のスタイルが見えてくるかもしれないですね。
BtoMを楽しみながら、だんだんと視野を外に向けていくと仕事になったり、誰かのためになる情報発信になりますよね。
奥野さん
ブログを続ける中で、仕事のスタイルも変わってくるし視点も変わってくると思います。BtoBとBtoCを行き来してもいいかもしれません。

ブログが商売になるとは限らないので、BtoBやBtoCじゃないといけないわけではありません。1つの考え方として見えていると、その先で得られるものが大きく違ってくると思います。

ありがとうございます!このメディア(ソロプロ)もブログ同様、視点をどんどん広げながら皆さんの役に立つ情報発信をしていきたいと思います。

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「仕事って断っていいの?」フリーランスのライターは仕事の請け方に”自分軸”を持とう https://solopro.biz/writer_jobchoice/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=writer_jobchoice https://solopro.biz/writer_jobchoice/#respond Fri, 30 Sep 2016 15:30:01 +0000 http://solopro.biz/?p=104 合同会社スゴモンが主催したライター勉強会の模様をレポートします。テーマは「フリーライターの仕事の請け方・断り方」。これからライターとして生計を立てていきたい人、ライターとしてどうキャリアを築けばいいか迷っている人へ、トー...

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合同会社スゴモンが主催したライター勉強会の模様をレポートします。テーマは「フリーライターの仕事の請け方・断り方」。これからライターとして生計を立てていきたい人、ライターとしてどうキャリアを築けばいいか迷っている人へ、トークイベントの内容をお届けしたいと思います。

登壇者紹介


合同会社スゴモン代表 兼 ライター 松田 然 (まつだ もゆる)

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ライティングとライター育成に特化して事業を運営している合同会社スゴモン代表。ライターとして「旅×仕事」をテーマに、自転車で日本縦断や海外を旅しながら働くノマドワーカー。ベンチャーから大企業まで1200社以上の取材・広告制作の経験や、起業・フリー・上場企業・海外と様々な働き方の経験を活かし、これからのライフスタイルのヒントを発信中。

株式会社YOSCA代表 宮嵜 幸志(みやざき こうじ)

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1984年1月23日、東京都生まれ。2012年、株式会社YOSCAを設立し、Webコンテンツの作成をメインとした記事ライティングサービスを提供している。また、フリーライターに特化したクラウドソーシングサービス「フリーライターのよりどころ」を運営。3,000名を超えるライターとパートナーシップを結び、ライターの育成、執筆案件の紹介、編集業務を手がける。リモートワーキングを推奨し、オフィスを持たずにあらゆる場所、時間でも仕事ができる仕組みを取り入れている。

フリーライター 田尻 亨太(たじり こうた)

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1982年6月11日、埼玉県生まれ。リクルート系の制作会社、某広告代理店、大手クラウドソーシング会社を経てフリーライターへ。これまで取材した会社は800社以上。作成した原稿は4000本以上。「働き方」や「キャリア」領域のライティングが好きで、「時間と場所にとらわれない」今の働き方が気に入っている。

お金・成長・仕事のやりやすさ……。仕事を請ける基準は何を重視する?

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「そもそもライターって、どこから仕事をもらえばいいの?」
「どんな実績があればいいの?」
「単価を上げるにはどうしたらいいの?」
この勉強会では、フリーライターが直面しやすいこういった課題に答えるべく、登壇した現役のライターや仕事の発注サイドからのリアルな体験談が飛び交いました。

松田 然
ライターの仕事の請け方はいろいろあって、まずはそこから整理しましょうか。例えば、クライアントから直接発注を受ける直請け案件や、代理店や制作会社を通じて請ける案件などがあり、それぞれにメリット・デメリットがあると思います。宮嵜さんの会社では、どのようなスタイルが多いですか?
宮嵜 幸志
私の会社では、直請け案件が一番多いですね。それからライターさんに発注します。代理店経由の場合は、間に入る担当者のヒアリング能力や編集能力がないと、クライアントに内容を直接確認しないといけなかったり、スケジュールで振り回されることがあるんです。代理店や制作会社の場合は、直請けと比べて営業をしなくてもいいというメリットはありますが、どっちをとるかですね。
松田 然
フリーライターの田尻さんはどうですか?
田尻 亨太
主に請けているのは、以前携わっていたメディアの仕事です。今までの経験を活かしてディレクターとして企画から入ることができるので、裁量が大きくやりがいがあって、単価も高いことがメリットですね。デメリットは、フリーランスとして関わっていながら自分の責任が大きくなるので、ミスが許されないことですね。まぁ、仕事は大なり小なり責任は伴うので、正社員時代から慣れている仕事に携わるのは、私にとってはメリットの方が大きいと思っています。

ただ、それだけだと成長できないので、編集者が間に入って細かくフィードバックがもらえる 編集プロダクション(※1)からの仕事も、多少単価が安くても意識して請けるようにしています。

※1 編集プロダクション…出版社や広告代理店などから書籍、雑誌等の編集実務を委託される企業。編プロと略称される。(引用元:wikipedia)

他には、在宅の主婦の方や、理由があって外で働けない方には、クラウドソーシングが向いていると思います。メリットは取材や営業がないという点。ただ、そういった案件は単価がめちゃくちゃ安いことが多いので、数をこなさないと稼げません。

松田 然
ライターの仕事の請け方は、他にも友達経由や自らブログやメディアを立ち上げるなどいろいろ方法はあると思います。

ただ、ライター初心者だと、クライアントから直で請けたくてもそもそも繋がる機会が少ないなど選択肢が狭いので、まずは自分は何を重視するかを考えてみるといいと思います。

お金、成長、担当者との相性(仕事のやりやすさ)、自身のライフスタイル…人それぞれ優先順は違うと思いますが、何も考えずただ仕事を請けるだけという状態は避けたいですね。

単価を重視して仕事を請けまくっていたら、ストレスで死にそうになった

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松田 然
仕事を請ける上で田尻さんは何を重視していますか?

田尻 亨太
初めてフリーになった時は、単価を重視して受けていました。ただ、そうするとストレスがすごく溜まるなって気づいて(笑)。そういった経験から、最近はクライアントや発注者に貢献したいと思えるかと、そこで自分が成長できるかを大事にしています。

宮嵜 幸志
そう思えるようになったターニングポイントは?

田尻 亨太
発注者側にお金が欲しいってことを気付かれて、「金さえあればやるだろ?」って漬け込まれたことがあったから……。そうすると次から次へと依頼がきて、請けすぎて死にそうになりました(笑)。ストレスが溜まると、お酒を飲んだり、くだらないことにお金が消えていくので、どんなに稼いでも、何のために働いているのかなって思えてきて。それからは、なるべくストレスのない仕事を請けるようにしています。
松田 然
ライター初心者にとってはそもそも仕事がないことが悩みだったりしますが、逆に請けすぎる状態でも良くないと。ところで、田尻さんにとって、ストレスが少ない仕事というと?

田尻 亨太
やっぱり直請けの仕事はクライアントに自分の提案がそのまま通るので、ストレスが少ないですね。代理店が入ると、単価が安かったり、納期が短いことが多いので、あまり請けないようにしています。
松田 然
もちろん、それもクライアントや代理店によりますが、傾向としてはありますよね。

理想のライフスタイルを送るためにも、まずは実績をつくる

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松田 然
宮嵜さんの会社では、抱えているライターの仕事に対するニーズも違うと思いますが、どういった人が多いですか?
宮嵜 幸志
色々な人がいますね。ライターとして生計を立てたい人や、副業としてやっていきたい人、在宅で仕事をしたいという人もいます。「こうでありたい!」という姿が人それぞれ。
たぶん今日、勉強会に来ているみなさんはライターとして生計を立てていきたいとか、キャリアプランやライフスタイルを確立していきたいって人が多いと思いますが、そのためには取材スキルがあるといいですね。つまり、ただ言われたことを書くだけではないスキル。とはいえ、興味はあるけど、経験がないからできていないっていう人が圧倒的に多いので、うちではそういった人に取材に同行してもらって、どう育つかを見たりしています。
松田 然
宮嵜さんのところでは、ライター初心者でも請けられる仕事はありますか?

宮嵜 幸志
在宅で書ける、いわゆるコタツ記事っていうのもあります。ただスキルが上がるとか、キャリアを積んでいけるとか、実績になるものではないですね。

松田 然
自分のライフスタイルがどうありたいかを重視してほしいけど、もちろんスキルがないと、難しいのも事実。まずは幅広く仕事を請けながら、やりたい方向にシフトしていくことが大事かもしれませんね。

クライアントの課題に寄り添ったり、考えに共感できるかどうか

松田 然
宮嵜さんは、会社として仕事を断る時はどういう時ですか?

宮嵜 幸志
経営者としては、まず報酬で判断します。あとはライター、編集者がその仕事を請けたいと思えるかを考えますね。うちの仕事がつまらなかったら、当然、他のところから仕事をもらう人も出てくるので。それと、クライアントとの相性も見ます。代理店だと担当者からの丸投げが多くて、その後の調整が大変なんですよ。
松田 然
そうですね。実際、そう言った仕事を請けると、ライティングより調整業務の方に時間を割かないといけない場合も多くあります。私の場合、仕事を請ける基準は色々ありますが、クライアント企業のビジョンだったり、どういう課題を解決しようとしているかは見ます。課題を解決するためにライターの力が貢献できるのであれば、私は単価が低くても請けるスタンスです。それに、クライアントのビジョンに共感していれば、世の中の人により伝わる文章になると思っています。自らアウトプットする記事に気持ちが乗るかどうかも大事ですね。

宮嵜 幸志
松田さんは旅系の記事を書くことが多いと思いますが、そのジャンルの仕事を断ったことはありますか?
松田 然
もちろんあります。私は実際に体験したい派なので、なるべく現地に行くようにしています。例えば、家にいながら3万円で書ける旅の記事と、実際に2、3日かけて旅をして、1万円代で書く記事もあります。経費はクライアント持ちが多いのですが生産性は悪いです。どっちがいいかというと私は後者をとることが多いです。もちろん、今は報酬も伴っている仕事の方が多いのですが、単に単価が高いからといって、私じゃなくてもいい仕事は基本は断るか、他のその分野に詳しいライターにお願いしています。

それに、何でも請けるフリーランスより、仕事を断れる方の方が、自分の軸があって、それがブランディングになって売り上げが上がることも多いと思います。

これからの時代、仕事を依頼されるWebライターは、発信力がある人

松田 然
宮嵜さんは、ライターから何か相談されることはありますか?
宮嵜 幸志
キャリアをどう積むべきか、という相談はありますね。編集者側の視点からは、何かしらの専門分野があったり、それに応じた実績が豊富だったりする人には仕事を依頼しやすいと話しています。だからと言って、絶対に専門分野が必要ということではなくて、「どんなジャンルでも調べて書くことができます」という人もいます。
松田 然
強みを対外的にわかりやすく見せる上で、ブログを書いている人やソーシャルメディアをしっかりやっている人がいいですか?
宮嵜 幸志
やりたいことを発信し続けている人はいいですね。言っていることと、やっていることが伴ってると仕事を依頼しやすいと思います。

松田 然
やっぱり強みの見える化ができている人はいいですよね。
宮嵜 幸志
意外と情報発信ができているライターが少ないので、Twitterである程度フォロワーがいたりすると、編集者の目に留まりやすいです。
松田 然
そうなんですよね。ライター初心者で最初はスキルがなくても、自分のやりたいことを発信することは誰でもできます。やりたいことをアピールするために、Twitterやブログを活用していれば、クライアントや制作会社から声がかかることもあるかもしれません。

ただ、自分が何をやりたいかは、人から提示されるものではないので、しっかり自分自身で見つけてほしいですね。口で言うほど、やりたいこと探しは簡単ではないのですが(笑)

単価交渉よりも、信頼を得ることが先決

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松田 然
では、ここまでで質問がある方はいらっしゃいますか?

質問者 はい、私は芸能系の記事を書いている者です。普段、クライアントさんから最初に提示された単価で仕事を請けているのですが、ある程度クライアントさんとの関係が築けて、単価をあげてほしいと思った時は、どういった交渉をしていますか?

 

田尻 亨太
私は交渉をしたことがないです(笑)。全部言い値でやります。

単価を上げることよりも、信頼を得ることが先かなって思っています。自分なしでは案件が回らなくなる状況まで関係をつくると、こちらが断った時に、「それだったらこの金額でやってくれない?」と言われて、勝手に単価が上がっていくんですよ。まずは信頼を得ることが先。
宮嵜 そうですね。私たち発注者側としては、当然他に代わりがきかなければ、単価の交渉には応じやすいです。

ただ交渉のタイミングはいつでもいいと思います。「この単価だとできないんですよ」って言われれば、エンドにかけあってみることもできるので。単価を上げるにも、企画出しからできますっていう提案の仕方があると、より交渉しやすいですね。

松田 然
あとは、自分の市場での相場観(単価)を知ることが必要です。1時間で書ける案件でも、人によって1000円の人もいれば、1万円の人もいるので、周りと比べて自分のレベルや専門性、影響力はどうなのかといったことを知ることが大切。相場に合わない金額を請求すると、他のライターに依頼すればいいと思われてしまうので。

他には、クライアントの成果が何なのかを意識するといいと思います。売り上げアップなのか、集客なのか、Facebookのいいね数をどのぐらい増やせばいいかなど、求められる成果をクリアできれば交渉はしやすいと思います。

宮嵜 幸志
交渉する前に、そのライターさんの人間性もすごい大事です。私の会社ではメールのやり取りが多いので、仕事に対する姿勢はものすごく見ますね。ビジネスマナーがない人に仕事をお願いすることはほとんどありません。対応が丁寧じゃないと、原稿も誤字脱字だらけなのかなって、透けて見えてしまいます。
松田 然
そうですね。ライターのみなさんにとって、やりやすい制作会社やクライアントがあるように、発注者側もやりやすいライターがいますよね。

フリーランスライターは自らの好奇心を大切にしてほしい

松田 然
最後に、それぞれ一言お願いします。
田尻 亨太
ライターになりたいという人は、実現したいライフスタイルがあるという人が多いと思うし、それで全然いいと思ってます。否定はしません。ただ、自分が好きなこと伝えたいことがあって、それを情報発信したいという純粋なモチベーションでライターをやることも大事だと思います。

私はまだ全然できていないのですが、心から湧き上がってくるものがある人は、ライターは楽しい仕事だと思うので、ぜひそこを意識してほしいです。

宮嵜 幸志
私は発注者側ですが、自分が楽しいと思う直感や、好奇心に任せて仕事ができている人を見ると、いつもいいなと感じます。ライターと会うことがライフワークなので、そのような方にもっと会いたいですね。
松田 然
本当に好奇心は大事です。私の場合も、湧き上がる好奇心から生まれるバイタリティで仕事をしている感があります(笑)

今日話したことがすべて正解ではありませんが、成長に繋がるからとか、どこでも働けるスタイルで仕事をしたいなど、自分の中に判断軸を持つことは大切かなぁと。闇雲に仕事を請けるのではなく、時には断ることも自ら判断できるようになれば、自分らしい生き方に、一歩近づけるかもしれませんね。

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