生まれ故郷の沖縄に戻り、デジタルマーケティングエージェンシーを立ち上げた金城さん。記事の前編では、順風満帆だった東京での生活を捨て、起業という道を選ぶまでをご紹介しましたが、後編では、実際に起業してから直面した苦労や、軌道に乗せるまでにやって来たことについて聞いています。金城さん流の「地方発の仕事のつくり方」とは?
Contents
リアルとブログの両輪で地道に営業。「ムラ社会」に居場所を作る
直前まで在籍していたBASEでは、オンラインの世界へ集客するための施策として、オフラインのイベントを企画したりしていました。沖縄でもWebサイトへの集客はもちろん、イベントや実店舗などへ集客する仕組みを考えることも多いのですが、どちらもWebマーケティングという点では変わらないですから。
これは地方にありがちな話かもしれないのですが、和を尊ぶというか、繋がり中で仕事が回っているのは感じましたね。日本の中の狭い島である沖縄は特にその傾向が強いかもしれません。あとは、Webを積極的に活用していない企業も多いので、どう自分の価値を知ってもらうかが課題でした。
あとは、そうしたリアルの世界での人脈作りと並行して、今まで通りブログやSNSで情報発信することも続けていました。また、沖縄来てからの面白い変化は主催するイベントの数が増えたことですね。「この分野のプロフェッショナルですよ」と自分から伝えることで向こうから仕事がやってくるというのは、どこにいても変わりません。
地域に根を張りつつ、オフラインを駆使して東京に「逆上陸」
そう考えたら、これまでに培ってきた経験を活かせれば、ここでも何かできそうだという実感がわいてきました。それに、沖縄は観光資源が多く、コンテンツがたくさんあるので、仕事をしていて面白いですよ。例えば先日開催されたMONGOL800が主催の夏フェスのWebを任せてもらったり、地元を代表する企業のオウンドメディアやSNSを使った企画ができたりと起業当初に思ってた以上に毎日忙しくなっています(笑)
どんな場所にいても新しい挑戦ができる時代になってきた
最新情報をお届けします