「ずっとやりたかった仕事が移住して実現できた」イラストが描けるデザイナー Kaco.(高田 香子)

首都圏から地方への移住。

不安要素が全くないと言ったら嘘になるだろう。

「仕事はあるの?」

「 人付き合いはどうなるの?」

「 車がないと大変?」

etc…

静岡県小山町でフリーランスのイラストレーターとして仕事をしているKaco.(高田 香子)さんも、移住当初はそう感じた1人。

現在では「ずっとやりたかった仕事が移住して実現できた」と話すKaco.さんに、移住で働き方や暮らし方がどう変わったかを、SoloPro編集長のもゆるが伺いました。

結婚を機に、東京から静岡へ移住

もゆる:Kaco.さんは東京から静岡に移住されてきたとお聞きしています。以前はどんなライフスタイルだったのでしょうか?

Kaco.:東京では雑貨の販売員や製造業で働いていました。学生時代にデザインの専門学校へ通っていた関係で、イラストやデザインの仕事にはずっと興味があり、イラストレーターの友人とグループ展を開催したり、夜にイラストの学校へ通ったりしていました。

もゆる:仕事しながらイラストを学んだり作品を出展していたのですね! 静岡に移住されたきっかけは?

Kaco.:彼(今の旦那様)が静岡県小山町に新しくできた製菓工場に転職したため、私も1〜2週に1回程は東京から小山町に通って彼と会っていて、結婚を機にこちらに移住する決断をしました。今から10年くらい前のことです。

もゆる:結婚、そして移住、大きな決断ですね。東京から移住されて、暮らしにどんな変化がありましたか?

Kaco.:まず大変だったことから言えば、近所にドラッグストアやファミレスがないこと。隣町まで買い物に行かないと生活用品が揃わず、車は必需品でした(バスや電車は本数が少なく、夜はバスがない)。

御殿場のアウトレットモールが近く、小山町に通っていた時はよく訪れていたのですが、観光で来るのと、その土地に住むのでは勝手が少し違うことを実感しましたね。

その反面、良かった点は、水や空気などの環境が良く、夏は熱帯夜があまり無く、朝晩は涼しく過ごしやすいところ。地元の方の人柄も穏やかで、子育てにも最適。少し足を伸ばせば、観光地やイベントも多いのでとても楽しめる場所だと感じています。

私自身のことで言えば、水が綺麗なので、強いステロイドを使っていたアトピーが治ったのが良かったですね。買い物も無いものはネットで買える時代ですし、今は不便はあまり感じておらず住めば都と言うように、今では小山町の生活をとても気に入っています

もゆる:移住する際は、事前にメリットデメリットを把握しておいた方が、来てから「こんなはずじゃなかった!」というのが減りますよね。

子育てとフリーランス業の両立

もゆる:Kaco.さんは、現在フリーランスでデザイナーをされていますが、それはいつ頃からでしょうか?

Kaco.:3年前に子供が生まれてからです。

もゆる:子育てと開業のタイミングが一緒だったのですか?

Kaco.:はい。息子の体があまり強くなく、月に1〜2回は流行り病になっていました。3歳になり大分減りましたが、両親が遠方に住んでいて、旦那は仕事が休めないので、病気になった時に見てあげられるのが私しかいないという思いもあって、家で仕事ができる働き方へシフトしました。

もゆる:お子さんが生まれライフスタイルが変わり、働き方も変える必要があったんですね。

Kaco.:在宅ワークであれば、子供が病気で休みの時も柔軟に対応できますし、フリーランスの形態で、仕事と子育てのバランスを調整しながら働こうと思いました。

あと、小山町役場主催のママ向け起業講座に参加し刺激を受けたのと同時に、自分で事業をするハードルは思っているほど高くないかもと感じたタイミングも重なって。

もゆる:起業や開業というと事業計画書を書いて、資金を用意して……と、スゴイことをしないといけないイメージもありますが、在宅ではじめるスモール起業であれば、みたいな感じですかね?

Kaco.:そうですね。地元の商工会の方にも話を聞いてもらって、身の丈でできる事業なら最初から資金を用意する必要もないし、私の場合、デザインの学校に通っていた経験があるので、そのスキルを生かしてまずは地元の方々にニーズに応えるデザイナーとして一歩を踏み出しました。

地方の人と人とのつながりは濃い

もゆる:実際にフリーランスデビューしてみていかがでしたか? 

Kaco.:フリーランスになると営業をどうすればいいかわからない方もいますよね。私もそうでしたが、ママ向け起業講座で出会った方からイラスト作成の依頼が来たのがきっかけで、その後、以前から制作・販売していたブローチや名刺を見て、チラシなどのデザインの仕事依頼へと広がっていきました。

マルシェでも人気の「干物」ブローチ

いろいろなデザインのオリジナルブローチも作っています。

もゆる:友人知人のお仕事からはじめて、自らもお客様を開拓していったのですね。

Kaco.:はい。これは都会と地方の違いかもしれませんが、地方は何か作って欲しいというニーズがあると直接や口コミから仕事が生まれやすく、一緒に仕事した方からも紹介で他の仕事をつないでいただいたりが多くあります。都内は競合がたくさんいて、働くなら起業ではなくデザイン事務所などに所属する道しか考えられませんでした

もゆる:たしかに都会は競合が多いですよね。あと、ご近所づきあいなどもあまりないかもしれません。

Kaco.:地方なら、例えば友達から「店舗にもっとお客様が来るようにするにはどうすればいい?」といった相談をされ、そこから子育てなどの個人的な相談や話をできる関係になっりと、人とのつながりが濃いというか、温かいというか、豊かというか……

もゆる:素敵ですね。ちなみに私もKaco.さんとイベントで知り合って、Kaco.さんの描くキャラクターのゆるい雰囲気に惹かれブログのキャラクターデザインを直接お願いしました。クオリティも大満足です!

http://moyulog.com/

イベントチラシもお願いしました。

Kaco.:ありがとうございます!

もゆる:SNSを活用すれば、都内からでも仕事のやりとりできましたね。

Kaco.:はい。最初にお会いするのは対面ですが、後のやりとりはLINEなどで行うことが多いですね。おかげさまでinstagram経由でお仕事の依頼をいただいたり、法人のお客様からの相談も増えてきました。

もゆる:ITを使えば場所や時間を問わず働けるのもいいですよね。

Kaco.:私はデザイナーの仕事をずっとやりたかったのですが、移住して実現できたのは嬉しいですね。子育てが落ち着いたら仕事も増やしていきたいと思っています。

Kaco.さんのHPはこちら(http://kaco.petit.cc/pineapple1/
気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

 

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