累計40万人のフォロワーを持つ、情報発信のプロが教えるSNS・ブログ活用術【精神科医 樺沢紫苑さん】

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今やFacebookやTwitter、ブログなどSNSでの情報発信が、仕事に繋がると言われる時代。特にフリーランスなど個人で働いている方にとっては、その人のスキルや経験だけでなくパーソナリティも伝えられるということで、重要なツールになりつつあります。

ところが、いざSNSを始めたとしても「どんな風に情報発信をしていいか分からない」「忙しくて書く時間がとれない」……こんな悩みに直面している方も多いのでは?

そこで精神科医として働きながら、Facebookページファン14万人、メールマガジン15万人、 Twitter 12万人、累計40万人のフォロワーを持つ樺沢紫苑さんにインタビュー。ソーシャルメディアを活用した情報発信術について伺いました。

◎樺沢 紫苑(かばさわしおん)
精神科医、作家、映画評論家。
精神科医として勤務しながら、精神医学の知識、情報の普及によるメンタル疾患の予防を目的に、インターネット媒体を駆使し、精神医学、心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信している。累計フォロワー数は40万人。
 
精神科医・樺沢紫苑 公式メルマガ
https://bite-ex.com/rg/2334/7/
 
YouTube「精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル」
https://www.youtube.com/user/webshinmaster

メルマガを始めて、半年で3位になった理由

ーーーまずはじめに、樺沢さんがインターネットを使って情報発信を始めたキッカケを教えてください。

2004年にシカゴのイリノイ大学に留学したのですが、日本人はほとんどいませんでしたし、日本語の本もなかなか手に入りませんでした。日本語が恋しくなっていた時にメルマガというものを見つけ、色々購読して読んでいたら、自分でも書きたくなり始めたのがキッカケです。

私は昔から映画が好きで、留学先のアメリカといえば映画の国。そこでアメリカで公開された最新の映画情報をメルマガで紹介し始めたところ、半年でメルマガ大賞3位になりました。

ーーー半年で3位にランクインするなんて、すごいですね!なぜそんなに早く、人気メルマガになったのでしょう?

理由はいくつかあると思いますが、1つは誰もやっていないことをしたから、ですね。当時は今のように、インターネットでの情報発信が簡単ではありませんでした。ホームページに記事をアップしても、Googleにインデックス登録されるまで1ヶ月程かかるので、海外で公開された最新の映画情報を得ることは難しかった。今では信じられないですよね。しかし、メルマガは配信後すぐに記事を読んでもらえるので、ものすごく画期的だったのです。

さらに、その頃はビジネス系のメルマガばかりで、映画などの娯楽系のメルマガはほとんどありませんでした。それに「ビジネス系のメルマガ以外は絶対成功しない」とも言われていました。その情報を得て、私は「これはイケるな」と思ったんですね。誰もまだやっていない、ブルーオーシャンですから。

「コレだ!」と思ったら、誰よりも早く始めるのが究極のノウハウ

私はすべてにおいてそうなのですが、「いち早くチャンスに目をつけて、スタートする」「人と違うことをする」ということを常にやっています。

のちにブームを起こすTwitterやFacebookもそうでした。特にFacebookがアメリカから日本に上陸した時は、mixi全盛期時代。匿名で顔を出さないというのが、日本のSNSの主流だったので、実名顔出しのFacebookは日本では流行らないだろうと言われていました。それを聞いて私は「これはイケるな」と再び思いました。なぜなら誰もやっていないから。逆に流行りそうなものは既にみんながやっているので、トップになることは無理なんですよね。

そこですぐにFacebookページを作り、質の高い記事を投稿したりして、全力でフォロワー数を増やしました。結果、Facebookページのフォロワー数が日本で1位になったのです。その後、大手企業が莫大な広告費を投入し追い越されましたが、個人でフォロワー数15万人という数字は、芸能人以外だと私しかいないと思いますね。このように、誰がなんと言おうと「コレだ!」と思ったら、誰よりも早く始めるというのが、究極のノウハウでしょう。

フォロワー数を40万人まで増やせたワケ

ーーーいち早くブームにのれたとしても、フォロワー数が40万人というのは、尋常じゃない数ですよね。なぜそこまでフォロワー数を増やせたのでしょうか?

私は精神科医として長年働き、重要なのは治療をすることよりも、病気になる前に、予防に関する知識を多くの人に伝えることだと気づきました。なぜなら、いくら心の病を治療しても、患者さんは次から次へとやってくるからです。

しかし予防に関する情報を多くの人に伝えようと発信しても、誰も読んでくれないんですよ。予防というのは、みんな病気になってはじめて関心を持つテーマだから。そこで私は、どうやったら多くの人に伝えられるか、日々徹底的に研究するようになりました。読者数が多い人が何をしているかリサーチして、同じことをやりましたし、心理学や脳科学、映画など多くの人が興味を持つテーマとからめて、間接的に予防医学を伝えたりしました。

もちろん、たくさん失敗もしましたよ。気合を入れて書いた記事が、全く読まれなかったことも何度もあります。その度になんで反応がなかったんだろうと分析し、次はこうしようとPDCAを回していきました。

世の中の人が何を求めているかなんて、実際にやってみないとわからないんですよ。まずはやってみて、その都度アクセス数やアクション率などの数値をチェックして、それをもとに「じゃあ今度はこういう内容を投稿してみよう」と試行錯誤を繰り返していきました。すると次第に読者が求める情報発信ができるようになっていき、フォロワー数が増えていきました。

ファンを増やすには、読みたくなるコンテンツを発信し続けること

もしみなさんが自分の発信する内容を読んでほしいと思うのであれば、ファンになってくれる人を増やすしかない。人間は一度ファンになると、その人の発信しているものを全部読みたくなるんですよ。でも1回読んでもらっただけだと、ファンにはなってもらえません。私の経験だと、だいたい10回記事を読んでもらえたらファンになり、毎回コンテンツを発信する度に読んでくれるようになるのではと考えています。

だからSNSでの発信に関していえば、必勝法ってないんですよ。読者がまた読みたくなるコンテンツを、コツコツ発信し続けるしかないんですよね。

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ソーシャルメディアの発信を、まずは3行からはじめよう!

ーーーソーシャルメディアで発信をしたくても「何を書いていいか分からない」とか「仕事が忙しくて続けられるか不安」という方もいらっしゃると思います。そういう方は、まずはどういうことから始めたらいいと思いますか?

私は樺沢塾というオンラインサロンで、SNSで発信する方法を教えているのですが、ほとんどの人がアウトプットの習慣がないので、最初は何を発信していいか分からないんですよね。その場合は、まずは最初のハードルを下げていかないと続かないので、1日の気づきや楽しかったことを3つ、3行でいいのでFacebookに投稿しましょうと伝えています。それでもできない場合は、本を読んで気になった所にマーカーで線を引いて、その中から印象に残ったことを3つ選んで、書き写しましょうと言っています。この方法だったら3分でできると思います。

これを習慣化していけば、もっと長い文章を書けるようになっていく。3行を膨らませていけば、400字詰めの原稿用紙1〜2枚になるので、濃い内容のブログも書けるようになりますよ。

楽しいことをすると、脳のパフォーマンスが上がる

発信をやり始めると、意外に面白いんですよ。自分の考えが文章という形になるし、友達からのいいねやコメントなどの反応があって楽しくなってくる。

また、この「楽しい」というのが大切なんです。楽しい時にはドーパミンという幸福物質が出るので、脳のパフォーマンスが上がりますし続けることができます。だから好きなことをやると、上達しやすいんですよ。

逆に嫌いなことをやるとストレスホルモンが出て、脳のパフォーマンスを下げます。さらに嫌なことを続けると健康に悪いため、強制的にやめさせようとする。つまり継続できないのです。

ということで、インターネットでの発信をビジネスに活用する際は、自分が楽しいと思う方法で、好きなことを発信した方がいい。仕事に繋がるから、儲かるからと始めても、続けるのはまず無理です。儲かり始めたら楽しくなるかもしれないけれど、儲かるまでに大抵3年はかかりますし、楽しくないことだったら人間は3年も続けられないんですよね。

でも楽しいことであれば、儲からなくても続けられるので、いつの間にか3年ぐらい続いてしまい、気づいたら結果も出ていることが多い。私もメルマガを始めた頃は、インターネットで収入を得ようなんて全く思っていませんでしたが、気づいたら医者の収入より多くなっていました。世の中には「お金を稼ごう」という動機で始めて、成功している人って、よっぽどビジネスセンスがあるか、ラッキーな人じゃない限り、ほとんどいないんじゃないですかね。

自分の「好き」を見つける方法

ーーー自分が楽しいと思う方法で、好きなことを発信しようと言っても、自分の「好き」を把握している人って多くはないのでは?

私は「好きのアンテナを立てる」ということを日々しているのですが、ほとんどの人はしていないので、みんな最初は自分の「好き」が分からないと思います。でも気づいていないだけで、すべての人が絶対持っているのです。ではどうやって見つけていけばいいかというと、まずは発信するといい。日々の出来事や気づきを発信していくうちに、自分は何が楽しいと感じるか記録として残っていくので、見つかると思いますよ。

最初は質より量。たくさん発信していると、クオリティも高まって楽しくなる

また最初から質を目指してしまうと書けなくなってしまうので、まずは数を目指しましょうとアドバイスしています。100記事書くと発信内容のクオリティも高くなりますし、300記事書くとアクセスも増えてきて楽しくなってくる。1000記事書くとさらにアクセスが増えて、中には収入を得る人も出てきます。

インターネットの発信をやっていると、どこかのタイミングでブレイクするのですが、その1つの目安は1000ですね。人気ブロガーさんも同じようなことを言っていました。実際に私も、YouTubeで1000投稿目ぐらいから急にアクセスが上がったんですよ。去年の12月に投稿数が1000を超えたのですが、その頃は1日1万回再生でした。でも現在、1日2万回再生まで増えている。約半年で2倍になっているんですよね。

石の上にも3年っていいますけれど、投稿数1000までいくのに1日1投稿で3年かかるんですよ。それだけ続けるためにも、まずはハードルを低くすること、そして自分が楽しいと思う方法で、好きなことを発信していくといいでしょう。

本を100冊読んでも、アウトプットしなければ意味がない

ーーー最後にSNS発信を始めたい人に向けて、メッセージをお願いします。

脳科学という観点から見ても、SNSで発信することは有益です。人間の脳は、入力した情報を海馬という場所に2〜4週間置いておくのですが、その間に使われなかった情報は全部忘れるようにできています。逆に2〜4週間の間に、3回ぐらいアウトプットしてその情報を使うと、記憶が定着すると言われています。つまりいくら本を100冊読んだとしても、アウトプットして使わないと何の意味もないのです。

また、だた本を読むのと、ブログに気づきを3つ書こうと思って本を読むのとでは、インプットの質も変わってきます。アウトプットするという前提でインプットすると、インプットの質が良くなるので、そういう点でみてもSNSで発信するという意味は大きい。

日本人は勉強するのは得意ですが、気づきをシェアしたり実際に行動するなど、アウトプットをしない人が多い。しかしそれでは、人生は全く変わりません。是非SNSを上手に利用して、人生に変化を起こしていただければと思います。

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