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Workstyle:働き方 - ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」 https://solopro.biz ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア Fri, 07 Feb 2025 08:31:20 +0000 ja hourly 1 https://solopro.biz/wp-content/uploads/2021/11/cropped-5b78b44577f015eb4426c00956bb1164-32x32.png Workstyle:働き方 - ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」 https://solopro.biz 32 32 奥多摩の「里の物語」をつむぐレストラン・サウナ・ホテル。『Satologue(さとローグ)』で過ごす、特別な一日  https://solopro.biz/satologue/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=satologue https://solopro.biz/satologue/#respond Thu, 06 Feb 2025 06:31:28 +0000 https://solopro.biz/?p=6434 忙しい日々に、潤いを。 自然と対話する非日常を通じて、豊かさの循環を体験できる場所が、都心からわずか1時間半のところにあります。 東京都奥多摩、青梅線沿いの多摩川上流エリアにある『Satologue(さとローグ)』。 地...

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忙しい日々に、潤いを。

自然と対話する非日常を通じて、豊かさの循環を体験できる場所が、都心からわずか1時間半のところにあります。

東京都奥多摩、青梅線沿いの多摩川上流エリアにある『Satologue(さとローグ)』。

地域の歴史・文化・自然や、 そこに住まう人々のいとなみといった「里の物語」を感じられる体験を通じて、心も体も“ぽっかぽか”になる場所でした。

今回は、旅とサウナ好きなSoloPro編集長の松田然が現地の体験をレポートします。

自然と人とのつながりを感じる場所

皆さんは東京の奥多摩にどんなイメージがありますか?

私自身、生まれが西東京エリアだったので、学生時代はキャンプやバイクツーリングなどでよく遊びに行った場所でした。

その時に感じていた魅力は、自然が広がるエリアへのアクセスの良さ。都会の喧騒を忘れる静けさがあり、聞こえるのは鳥の声や川のせせらぎといった自然の音。渓谷沿いを縫うように走る青梅線や、山間にひっそりと佇む集落、有名観光地ではないからこその素朴な雰囲気がとても素敵です。

この地に、2024年5月にオープンしたのが『Satologue(さとローグ)』。

里山のいとなみと自然の恵みを大切にしながら、訪れる人々とともに新たな物語をつむいでいくというコンセプトのもと、レストラン、サウナ、そしてホテル(2025年春オープン予定)を営んでいます。

館内は、古民家を改修したモダンな創り。エントランスには、林業の要所であった当時の写真が置いてありました。

青梅・奥多摩の歴史を紐解くと、江戸時代は木材を多摩川に流して街へ運ぶ林業が里山のくらしを支えてきたそうです。Satologueでは、お食事前に実施している「フィールド散歩」の際にも、スタッフからこの地の歴史や奥多摩の自然について案内があります。地域の背景を知ると、好奇心が刺激されて、サービスへのこだわりをより感じられます。

フィールド散歩は、養魚場跡地を再生したビオトープや自家農園、きのこの菌床培地やワサビ田などを周りながら、土地と対話しているような気分になれる素敵なツアーでした。

ーー では、早速お目当てのランチへ。

五感で味わうこだわりの料理:レストラン「時帰路 TOKIRO」

「地域の食文化や課題を発掘し、新しい価値を吹き込み、創造する場であること。」

そのコンセプトを体現しているレストラン「時帰路 TOKIRO」にて、奥多摩の地元食材を使った沿線ガストロノミー(※1)を提供しています。

※1 沿線ガストロノミー(「ローカルガストロノミー」が、地域の風土、歴史、文化を料理で表現 することであるのにもとづき、沿線地域の風土、歴史、文化を料理で表現する意味の造語)

自家農園で育てられる野菜や、地域の生産者から届く食材が五感を喜ばせる一皿に。東京の奥多摩でいただく地産地消のグルメは、都会では味わえない贅沢なひとときになりました。

「タルトに使っている山栗は、シェフ自ら山に入って採ってきたもので」

「このいちじくの葉っぱは、お隣の住んでいるおばあちゃんにいただいて……」

スタッフの方々が、1つひとつのメニューのこだわりや、食材に込められた里山の物語を伝えてくれたので、目で耳で舌で味わえたのが印象的でした。

地域のつくり手たちから届く旬な食材を使ったフレンチベースのコースをぜひ体感してみてください。

風土とつながる薪サウナ「風木水 FUKISUI」

良いサウナの条件を1つ上げるとしたら、水風呂の水質、自然を感じる外気浴、薪サウナ……

やっぱり1つに絞るのは難しいのが正直なところですが、Satologueのサウナ「風木水 FUKISUI」には、この全てが揃っていました。

先ほどのレストランと、こちらのサウナを設計を担当したのは、瀬戸内海に浮かぶ移動式ホテル「guntû(ガンツウ)」などを手掛ける堀部安嗣氏。敷地内にあった倉庫を改築して薪サウナとして甦らせ、水風呂には清らかな川の水を引き込むなど、こだわりに溢れていました。

林業で栄えた奥多摩の木材を薪として使用する檜のサウナ小屋。薬草やハーブを使ったロウリュ水で、心地よい香りを楽しみながら汗を流せます。

外気浴スペースでリフレッシュしたら……もう帰りたくない(笑)

貸切で利用できる特別な体験。ぜひ、ご自身の身体と心が自然に溶け込んでいく感覚を味わってみてください。

奥多摩に移住したマネージャーが語る、この地の魅力

サウナでととのった後に、マネージャーの秋山拓実さんと話す機会がありました。

「サウナはいかがでしたか? 建築家の堀部さんは、全国のサウナを渡り歩いて、ご自身が作りたいサウナをここで表現されました。奥多摩は林業で栄えた町なので、地元で採れた薪で火を起こし、敷地内に流れてくる川の水を使った水風呂に入る。そして、この山々の自然に抱かれた外気浴。JR青梅線の電車が約40分に1本通るのですが、目をつぶっていると音が段々と近づいてきて、また離れていく風情のある”ととのい”も体験できます。

また、サウナで使った木材の灰は畑に巻いて肥料にし、育ったお野菜をレストランで提供したり、本日のメニューにあった東京和牛の炭火焼きは、地元のおじいちゃんからいただいた炭で香り付けした一皿だったり、Satologueを通じて良い循環が生まれています。

あと、私が個人的におすすめしたいのは奥多摩の朝の雰囲気です。山に霧がかかり、そこに朝日が差し込む光景などはとても神秘的なんです。都心から電車ですぐ来ていただける場所ですし、普段はこの場所に住んでいる人しか味わえない風景を、宿泊いただくことで楽しめます。ぜひ、今春オープンするホテルに泊まって体験して欲しいですね」

奥多摩に移住し、Satologueの魅力やこの土地の豊かさを伝える「語りべ」として活動している秋山さん。ぜひ、お会いする機会があれば声をかけてみてはいかがでしょうか。

アクセスと利用方法

今回ご紹介した「Satologue」は、JR 青梅線 古里駅・鳩ノ巣駅の間に位置しています。都心から電車を乗り継いで辿り着く小旅行は楽しい時間でした。

所在地:東京都西多摩郡奥多摩町棚澤 1 交通手段:JR 青梅線「古里」駅 徒歩15分 /  JR 青梅線「鳩ノ巣」駅 徒歩20分     
※鳩ノ巣駅には電動アシスト自転車 (HELLO CYCLING)、電動トゥクトゥク(Emobi)を設置(冬季休業の場合もございます。詳しくは各サービスHPをご覧下さい))

『Satologue』がもたらすもの

心と体を温める新しい選択肢。

ただのリフレッシュではなく、忙しい日常をちょっとだけ離れて自分と向き合える。地域の人と人のつながりや、その土地の風や木、水などに触れ、すべてが循環している自然のいとなみを知ることで、自分にとって心地よい生き方や働き方に気づける場所。

国内外いろいろな観光地がありますが、大都市東京の自然が色濃く残る奥多摩エリアにできた『Satologue』には、そんな魅力がありました。

少し羽を休めたい日に、あなたも新しい物語をつむぎに出かけてみませんか?

Satologue公式HP:https://satologue.com/

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1か月バリ島、親子ワーケーション。子どもは現地の幼稚園へ。大人は余白のある時間で仕事とリフレッシュタイム https://solopro.biz/1%e3%81%8b%e6%9c%88%e3%83%90%e3%83%aa%e5%b3%b6%e3%80%81%e8%a6%aa%e5%ad%90%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%b1%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%80%82%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%81%af%e7%8f%be%e5%9c%b0/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=1%25e3%2581%258b%25e6%259c%2588%25e3%2583%2590%25e3%2583%25aa%25e5%25b3%25b6%25e3%2580%2581%25e8%25a6%25aa%25e5%25ad%2590%25e3%2583%25af%25e3%2583%25bc%25e3%2582%25b1%25e3%2583%25bc%25e3%2582%25b7%25e3%2583%25a7%25e3%2583%25b3%25e3%2580%2582%25e5%25ad%2590%25e3%2581%25a9%25e3%2582%2582%25e3%2581%25af%25e7%258f%25be%25e5%259c%25b0 https://solopro.biz/1%e3%81%8b%e6%9c%88%e3%83%90%e3%83%aa%e5%b3%b6%e3%80%81%e8%a6%aa%e5%ad%90%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%b1%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%80%82%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%81%af%e7%8f%be%e5%9c%b0/#respond Sun, 01 Sep 2024 05:16:00 +0000 https://solopro.biz/?p=6429 初めて海外でワーケーションをしてみたい。 外国に行くなら、現地に長く滞在したい。 そんな方におすすめなエリアが、東南アジア。 温暖な気候、美しい自然環境、物価の安さ、日本との時差が小さいため業務に支障が出にくい……など、...

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初めて海外でワーケーションをしてみたい。

外国に行くなら、現地に長く滞在したい。

そんな方におすすめなエリアが、東南アジア。

温暖な気候、美しい自然環境、物価の安さ、日本との時差が小さいため業務に支障が出にくい……など、仕事をしながら旅(バケーション)をするのにはぴったりな国が多くあります。

私自身、自転車で国内47都道府県全てを回りながら仕事をしたり、いろいろな国へ一人旅をしながら働いたりとワーケーション経験は豊富にある方かもしれませんが、今回はちょっと勇気のいる挑戦をしてきました。1歳半の息子を連れて1か月、インドネシアのバリへ。

結論、最高に良い経験ができたのですが、仕事はどうする? 子育て環境は? お金はどのくらいかかる?といった課題はあったので、それも踏まえながらバリ島ワーケーションの魅力を紹介します。

■なぜインドネシアのバリを選んだのか

以前インドネシアに伺ったのは、コロナ禍になる前。1か月でアジア5カ国を旅した際の、最終目的地がバリ島でした。

その時の印象は……

・世界中からデジタルノマドが集まるエリアがありコミュニティが充実していたこと
・美しいビーチや山々、棚田など豊かな自然が広がっていたこと
・料理が美味しく、物価もとても安かったので満足度が高かったこと
・独自の文化や伝統的な祭りが多く、文化体験が充実していたこと
・人が優しかったこと

短い滞在ながら、とても良い場所だなぁと感じました。

また機会があれば行きたいなと思っていたところ、友人からお誘いがあり、育休中の妻がまずは行きたいと手を挙げました。しかも、現地に短期滞在者も入れる幼稚園があるから、1か月行ってくると。

せっかく行くなら私もそのくらい行きたいのが本音でしたが、当然、仕事や費用の不安は頭をよぎりました。でも、もし行けない場合は息子と離れ離れになるのも寂しいし(笑)。

ということで、まずは仕事の調整と、現地で暮らすように旅するための情報収集からスタートすると、1か月、一緒に行っても支障がないことがわかりました。

■インドネシア・バリの基礎知識

インドネシア全体の人口は、約2億7,000万人(2020年、インドネシア政府統計)。中国、インド、アメリカ合衆国に次ぐ世界第4位の規模となり、2050年には約3億1,700万人に達するという予測もあります。若い人も多く、国としての勢いを感じます。

まずは最低限、以下のような情報収集をすれば予算や持ち物などの準備ができると思います。

・日本からのアクセス
バリ島は、東京(成田・羽田)、大阪(関西国際空港)からガルーダ・インドネシア航空、全日空(ANA)、日本航空(JAL)などが直行便を就航しています。所要時間は約7〜8時間です。

また、費用を抑えたい方や、時間に余裕があり他の国にも寄ってみたい方はシンガポール、クアラルンプール、バンコク、香港などでの乗り継ぎも一般的です。

今回は1歳半の子供が一緒だったので、直行便を選択しました。費用は季節や予約時期、航空会社によって大きく変動しますが、エコノミークラス:約7万円〜15万円程度が一般的です(今回は一人13万円ほどでした。国際便は子供は2歳まで無料)

・気候
バリ島は赤道に近いため、高温多湿の熱帯モンスーン気候です。気温は年間を通じて約26℃から30℃と、極端な温度変化はありませんが、ベストシーズンの乾季(4月〜10月)は、カラッと晴れた日が多く、実際に今回滞在した7月から8月にかけては日本より格段に過ごしやすかったです。

私は東京に住んでいますが、近年の夏は、酷暑、台風、ゲリラ豪雨などが話題になりますよね。バリ滞在中はほとんど雨にあたることもなく快適でした。また、内陸部は標高が高く山岳地帯の観光地では、気温が低く、夜間は涼しくなるので長袖がいるほど。

また、静かに過ごしたい方は雨季(11月〜3月)もおすすめ。雨季といっても、雨は短時間で止むことが多く、観光客が少なく、宿泊料金が安くなるシーズンでもあります。

・人口・民族
インドネシアは世界最大のムスリム人口を有していますが、イスラム教は国教ではなく、憲法によって宗教の自由が認められているそうです(ただしイスラム教、キリスト教、ヒンドゥー今日、仏教、儒教のどれか)。一方で、無宗教であることも認められていないため、何かしらの宗教を信仰しているのが特徴です。

そんなインドネシアの中でも、バリ島は特異な宗教的特徴を持ち、多くの島民がバリ・ヒンドゥー教を信仰しています。島の文化、芸術、社会生活の基盤となっており、これらの宗教的な習慣や行事を理解することで、バリ島の文化をより深く体験することができます。

・言語
公用語はインドネシア語です。ほかにも、ほとんどのインドネシア人は独自の民族言語(ジャワ語やスンダ語など)を持っています。観光で行く、レストランやお店はほとんど英語が通じますし、タクシーの運転手なども英語で気軽に話しかけてきます。

スマホの翻訳アプリを使いながらなら、英語はもちろん、インドネシア語でも簡単なコミュニケーションはできるのでアプリを事前にダウンロードしておきましょう。

・リモートワーク環境
バリ島の主要な地域では高速なインターネットが利用可能。チャングーやウブドなど、世界中からリモートワーカーが集まるエリアがあり、コワーキングスペースやデジタルノマドのコミュニティが充実しています。

■いざ、出発!子どもと一緒の旅は大人も楽しい

初めての子連れ海外フライト。

普段から出張に付いてくる(連れていく!?)ことも多く、0歳で10回以上フライトを経験している息子。それなりに練習を重ねた後の本番だったこともあり、搭乗後、早速爆睡していました(笑)

バリは時差が日本と1時間しかないので、身体の負担も少なく現地に到着しました。

事前にオンラインで到着ビザ(VoA:Visa on Arrival、e-VoA)を購入しており、海外旅行に慣れていればかなりスムーズに入国できると思います。

※以前は日本国籍保持者がインドネシアへ入国する際は、観光目的で30日間の滞在であればノービザで可能でした、2020年3月より査証免除措置が停止しており、2024年の夏時点では5000円前後でしたが、今後料金が変動したり廃止されたりする可能性があります。在インドネシア日本国大使館のHPをチェックしていきましょう。

次の日は、さっそく現地の幼稚園(RUMAH KECIL Kids Learning Center)へ預けました。短期滞在者でも入園できるインターで、初日は……「なんでボクちんをおいていくの?ピエンピエン」と、泣き叫びましたが、慣れるのには3日かかるという先生の言葉通り、翌々日からは元気に通園。

バリの先生は、英語やインドネシア語で子どもたちに話しかけるのですが、1歳半の息子は、どんな言語でも関係なし!先生が優しく接してくれるので楽しく過ごせたようです。

■暮らすように旅をする

バリ島では、一棟貸しのヴィラの部屋を1か月借りて滞在しました。

友人夫婦含め、何人かの日本人でシェアする形だったのですが、備え付けのキッチンで調理をしたり、庭にあるプールで子どもたちと遊んだり、家にマッサージ師を呼んだり(1回1500円ほど)、中長期の滞在にはこのスタイルがすごく良いと感じました。

オーナーさんが親切で、バリのおすすめスポットやマナーなども教えてくれて、滞在中不安なく過ごせて……観光とはまた違った、海外で暮らすような気分を味わえる滞在でした。

なお、拠点にしたのはバリの東海岸に位置するサヌール。

静かで落ち着いた雰囲気が特徴の場所ですが、海岸線には飲食店やホテルが立ち並びリゾートの雰囲気が満点。息子を預けた幼稚園もあり、カフェやスーパーなども充実しているので過ごしやすかったです。

イメージを伝えるために、サヌールで過ごす1日の例をご紹介します。

7:00 起床。朝ごはんには新鮮なフルーツを

8:00 ヴィラから徒歩5分の幼稚園に息子を預ける

8:30 ビーチまでお散歩し、海沿いにあるヨガ施設「Power Of Now Oasis」へ

海からの心地よい風と、波の音でディープリラックス。さまざまな国の参加者で満員でした

10:30 ヴィラに戻って、記事制作やメール返信などのデスクワーク

12:30 近所のカフェに移動 ランチ&仕事

一番通った近所のカフェ。ランチは500円くらいでした。

16:00 息子のお迎えに行き、ヴィラのプールで遊ぶ

17:00 タクシーを呼び(片道300円くらい)、ショッピングモール「ICON BALI」へショッピングへ

2024年にできたばかりのショッピングモール。日本のブランドやレストランも多く、滞在中はよく利用しました。毎日ショーが行われており、子どもも大興奮。

18:30 レストランで友人夫婦とディナー

20:30 浜辺を散歩してからタクシーで帰宅

21:00 子どもは就寝。大人はお酒か仕事タイム。

バリは風が気持ちよくて、真夏でも暑さはあまり感じませんでした。その分、日本よりも活動的になれたと思います。

次は、休日の観光モードの過ごし方を紹介します。

■バケーションも充実。おすすめ観光地は?

「神々が棲まう島」として知られるバリ島は、エリアによって様々な顔があります。

基本、平日は仕事をして、幼稚園が休みの休日は子どもと一緒に小旅行に出かけました。中でも、また行きたいと感じたおすすめスポットはこちら。

・キンタマーニ高原(バトゥール湖、バトゥール山)

世界遺産であり、バリ・ヒンドゥー教では天国の入り口といわれる場所。最近はおしゃれなカフェやホテルもたくさんできている注目スポットです。

避暑地で夏でも涼しく、絶景を見ながら「これからどう生きるか」みたいなテーマを内省していました。

注意点としては、僻地なのでタクシーがなかなか捕まらないこと。夜はお店がほとんどしまってしまうこと。ツアーを組んだり、レンタカーを借りるなり、交通手段の確保がマストなので気をつけましょう。私はタクシーが捕まらなすぎて、久しぶりにヒッチハイクをしましたが、現地の人の優しさに触れて思い出がたくさんできました。

・ギリ島

警察がいない。車もバイクも走っていない。浮かれている人は、いる。パーティーアイランドとも呼ばれているギリ島(他にもいくつかの島があり、私が行ったのはギリのトラワンガン島)。

日中は波と海風の音色に癒され。夜は至るところでクラブミュージックが響き渡っている非日常感がとてもある場所でした。

以前から、「ギリ島はええぞ」と何人かに言われていましたが、実際に行くと、とにかく島時間が良すぎて、予定を変更して連泊してしまうくらいでした。

※パソコンなどを持っていかなかったので仕事はあまりできませんでしたが、心も頭もととのい、進めていたブランディング構築のプロジェクトがかなり進みました(メモ帳の中で)。時にはデジタルと離れるのも大事ですね。

・Bali ZOO 、Bali Safari

親子ワーケーションなら、子どもとどのように過ごすかはとても重要なポイント。バリにはキッズカフェやプールなど遊び場がたくさんあります。まだ1歳半の息子は遊ぶ範囲が限られていますが、中でも大興奮だったのはBali ZOO とBali Safari。

どちらも動物との距離がとても近く、南国の生き物がたくさんいました(心なしか日本より快適に過ごしている印象。1年中暖かい気候だと動物も元気なのかな!?)

息子は「ベビーっ!」という言葉が、最近のお気に入りだったので、動物に興奮して叫びまくりでした。英語圏の人からは「あんたがベビーやで」と、笑顔でつっこまれていました。

私も、小さい頃に父ちゃんが動物園によく連れていってくれたのを思い出しました。親子の時間は記録より記憶に残ります。

・寺院巡り

バリには、至るところにバリ・ヒンドゥー教の寺院があります。神秘的な文化と自然美を同時に楽しめる魅力的な体験なので、訪れるエリアにある寺院はチェックしてみましょう。どこも見応えがありましたが、中でも「バリ・ヒンドゥー教の母寺」と称されるブサキ寺院(写真)は、その建築美の規模感に圧倒されました。

■良いエネルギーが循環している場所で、ワーケーションする良さ

今回のバリ島ワーケーションでは、いろいろな場所を訪れ、素敵な景色を眺め、たくさんの人に出会いました。

その中で感じたのは、良いエネルギーが循環している場所に行くことは、とても大事だということ。

ワーケーションは現地で仕事も行うスタイルですが、自分がどんな時にどんな場所でパフォーマンスが高くなるのか知ることができたり、リフレッシュして感性が豊かになったり、働きながらも心に余白を持てたりと、とても良い経験ができたからです。

また、他にも意識の変化もありました。

バリ島の「バリ」という言葉は、サンスクリット語の「供物」「いけにえ」を意味する「Bali」に由来すると言われています。つまり、バリ島そのものが神様に捧げられた供物でもあるのです。

相手が喜ぶことを先に捧げる。

今回の滞在で、その気持ちを、バリの人からも、現地の日本人の方々からも受け取りました。もちろん観光客相手への優しさもあると思いますが、数日だけの観光滞在ではないからこそ感じられることがたくさんあり、日本に戻っても自ら優しさを届けられる人になりたいと思いました。

まとめ

日本人のパスポートの旅券保有率17.0%(2023年外務省の旅券統計)。コロナ禍の影響で海外に行くという選択肢自体が減った中、私も4年ぶりの海外旅行でした。

いざ行ってみると、とても楽しく学び多き日々が待っていました。特に親子で暮らすように旅する“実験”を通じて、子どもにとって豊かな経験ができるよう働き方や暮らし方を考えるきっかけとして、最高でした。1か月のバリ滞在中、息子も自然の中でたくさん遊んだことで顔つきがたくましくなった気がします。

日常からちょっと離れると見えてくるものがたくさんある。旅(ワーケーション)はやっぱりいいですね。

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地球視点で「働く」「暮らす」を内省する、屋久島リトリート。1000年先に想いを馳せて、今を生きる。 https://solopro.biz/yakushima_retreat/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=yakushima_retreat https://solopro.biz/yakushima_retreat/#respond Sun, 29 Oct 2023 14:46:27 +0000 https://solopro.biz/?p=6402 Solopro編集長、松田然が体験した屋久島リトリートの体験レポートです。

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「屋久島にいると、自然を無視できない」

「この島は、私たちが地球の中に住んでいることを実感させてくれる」

この言葉を聞いたのは、島に降り立ったその日の夜のことでした。

旅の拠点、宮之浦地区にある素泊まり民宿「晴耕雨読」には、全国から旅人が集まり、夜な夜な愉快な会話が育まれています。今回はビジネスリトリートの体験と取材でこの地にやってきた私も、すぐにその場の雰囲気に打ち解けることができました。

晴耕雨読のオーナーである三郎さんの生歌を朝も夜も堪能しました。

「島のことを記事に書いて欲しいな」

お酒を飲みながら、こんなリクエストまでいただいて。自然の循環と共生をこの島で体感し、そこから得た「豊かに働くとは、暮らすとは?」を、自分なりにまとめてみたいと思います。

念願叶って、島に呼ばれる

私自身、インタビューライターとして5000人以上を取材し、自転車で47都道府県を全てを仕事をしながら走ったり、自然が大好きなので大小さまざまな島にも旅や出張で訪れました。

そんな“風”のように日本を縦横無尽に駆け回ってきた人ですが、屋久島には「いつか行きたい」と、想いだけが募るばかりできっかけがなかなか訪れず。

ここは呼ばれるタイミングで呼ばれる島なのかもしれません。

今回、たまたまご縁があって、屋久島でリトリート(※1)を主宰しているスーさんからお誘いがあり、出張も兼ねて伺うことに。

2002年から30回以上屋久島に通う、スーさんことFUTURE SPIRAL代表取締役 山原 すすむさん
リトリート中は、音楽も♪
※1 リトリートとは
数日の間、日常から離れた環境に身を置き、いつもと違った体験を楽しむことを指します。 心身の回復を図るため、旅先の観光地を楽しむというよりは、自分自身に意識を向け、ゆったりとした時間を過ごすのが一般的です。

今回の屋久島リトリートについての詳細はこちらでも詳しく紹介しています。

時期は、9月末。秋晴れの空へのフライトです。

プロペラ機の窓から噴煙をあげる桜島を見下ろしながら、鹿児島空港から屋久島空港まで約40分ほどで到着しました。

1993年、日本ではじめて世界自然遺産に登録された屋久島。(秋田県北西部と青森県南西部にまたがる白神山地とともに)

周囲約130kmの中に、1000m級の山が40座以上連なる「洋上のアルプス」とも称され、樹齢1000年以上の巨大な杉が多く生育していることでも有名です。

念願が叶った5日間程の滞在中は、推定樹齢7200年ともいわれる縄文杉も、ジブリ映画のモチーフになったとも言われる白谷雲水峡も、落差88mの迫力がある大川の滝にも……立ち寄ってはいません。

それでも想像通り、いや想像以上に魅力的な場所で、観光だけではない島のめぐみをたくさんいただきました。

山10日、海10日、里10日

現地到着2日目に訪れたのが、”心に自然を宿す”をコンセプトにした宿泊体験ができる「モスオーシャンハウス(moss ocean house )」。

海に面した高台にあり、気持ちの良い風を浴びると、海と空に優しく抱かれるような感覚に浸れる場所でした。

事前に写真で見ていた素晴らしい風景も……

視覚だけではなく、土や草の匂い波の音などから聴覚や嗅覚も刺激されます。

芝生にゴロンと横たわったり流木を拾ったときの触覚も、朝と夜のとっておきのご飯で味覚も刺激されて、まさに五感が喜んでいるのがわかる体験。

森川海が手を伸ばせば届くところにある屋久島は、「山10日、海10日、里10日」と形容されています。あるときは海で漁師をしたり、あるときは山師として森に入る、あるときは里で畑を耕すような生活の営みがあると同時に、旅人にとっても島全体が遊びと学びの場であることも、ここの魅力ではないでしょうか。

moss ocean houseのオーナーである今村さんから、山と海と里の関係性を豊かにする「流域プロジェクト」の取り組みをお聞きし、自然と人が住む場所のより良い関係性に想いを馳せながら過ごすことができました。

いつでもどこでもおいしい水が飲める屋久島に感動し、23歳のときに就職した仕事をやめ「自然の中で生きる力を身につけよう」と屋久島に移住した今村さん。

今回のリトリートで滞在した「モスオーシャンハウス」や、実験的宿泊施設「Sumu Yakushima」の運営、自然ガイド業などを通じて、流域コミュニティの再生から地球を再生することを目的に活動している今村さん。

実験的宿泊施設「Sumu Yakushima」のコンセプトを聞いてから、見学もさせていただく機会をいただき、とても知的好奇心が刺激されました。

【Sumu Yakushimaの3つのコンセプト】

  • 土中の環境をデザインする
  • 風と水の通り道を読み、整える
  • 建築を通して自然と関わり続ける

“人と自然の調和に基づく、森のように呼吸する場所”がテーマの、この場所。

以下、HPより:
サイト内の建物は、生態系に配慮し、人と自然の調和を模索して設計されています。基礎構造は日本で古くから伝わる土木工法を採用し、周囲の植生に働きかけ、土中環境が成熟することで地盤を安定・強化させる方式です。また、建物は最新のテクノロジーにより、オフグリット、高気密、高断熱の省エネ設計を基本としています。地元材を使用することで土地の風景を育み、その場の環境と呼応し続けます。こうして建物が森のように呼吸することで、サイト全体が循環しやすい空間となり、流域一帯の一部として正しく機能します。
旅先での自然やコミュニティへのエンゲージメントがイノベーションに繋がる新しい時代、小さな種がいつの日か大きな木になる可能性がSumuにはあります。

ここで、これからの生き方を考えたり、新しいビジネスのアイデアの種を育てたいと感じるような素敵な施設でした。

海の大きさ、川の清らかさ

崖の上に立つモスオーシャンハウス 。下まで降りると、大きな大きな海が広がっています。

「この海を真っ直ぐ進むと南米大陸に着きます。途中、何もないんですよ」

そんな話を聞いて海を眺めると、地球の大きさを感じずにはいられない場所でした。

大きな岩がゴロンゴロンと転がる場所は、川と海との交差点。きっと、山奥の川上から海までたどり着いた岩は、角がとれてまん丸でかわいい形でした。

海が温められてできた雲が、森に雨を降らせ、土を通じて流れ出た養分が川を通って海に注がれ、豊かな生態系を育む海を作る……そんなサイクルが生まれる営みを想像し、人間社会にどのように応用できるか内省するとっておきの時間も味わえました。

個人的な問いとして、利己ではなく利他の目標を考えていたタイミングだったので、とても大切なヒントを自然の循環の仕組みからいただきました。

そんな気持ちに満たされているときのご飯も格別。

屋久島滞在中はたくさんの地元の食材をいただきましたが、モスオーシャンハウス 料理人、齊藤 拓蔵さんの手がける料理は全てにストーリーを感じることができとても印象的でした。この島で採れるもの、旬なものを活かして作っていることと、作り手のひと工夫がそう感じさせるのだろう。

拓蔵さんも、埼玉からこの地に移住した人。「理科の授業で習ったことは、全てこの島でおこる」と話すように、風や雨などの様々な自然現象と向き合う中で、働くことは暮らすことだという価値観へ変わったと語っていたのが印象的でした。

あいさつして森に入る

屋久島滞在中は、何回か森へ。

最初はリトリートのプログラムとして。

「足音を立てないように歩いてみる」足の裏で土や落ち葉を感じながら、そっと歩いてみたり、多様な生態系が生きられる森の土は発酵しているという話を聞いたり、苔がびっしりつき木がまとわりつく岩を見て長い時間をかけて今があることを感じたり……。

”ありがとうございます” 

印象に残ったのは、まず森に敬意を持って挨拶してから入ること。もちろん、出るときにも感謝を伝えてから。こういった姿勢からも、自然と共に生きる島なんだなと感じます。

「人が森に入ることは、森の中に空気(風)を届ける役割を与えてくれる」という言葉を聞いて、人が関わることで多様な生態系が息づく森が育まれていくことも教えていただきました。

次の日は、初日に泊まった民宿「晴耕雨読」で出会った山下大明さん、今村さん、そしてスーさんと一緒にさらに深い森に入りました。

山下さんは、屋久島の森を独自の視点で撮影し続けてきた写真家で、若い頃はわずかな食料を持って何日も山にこもり撮影をしていたこともあるそうです。何冊か写真集も出されていて、1992年に出版した初の単独写真集『樹よ。』(小学館)を拝読させていただき、とても感銘を受けました。

「多様な生物のいる森は10年や20年では作れない。150年以上かけて育んでいくもの」「世界自然遺産に指定されている地域は、屋久島全土の20%程度。このエリアを拡大し、次世代にこの森を残すのが目標」と、優しい口調で話す山下さん。

危機感を覚えながら今できることに向き合うと同時に、屋久島の自然への愛を感じることができました。

また、森の中を歩くだけではなく、1時間ほど同じ場所で観察を続け、ときには地面にはいつくばって、ルーペを持ち出さないと見えない小さな植物の営みを見つめていました。

光合成せずに菌類から栄養を得て生活する「菌従属栄養植物」の説明をたくさんしていただきましたが、あまりにも未知な世界ですぐに理解ができたわけではありません。それでも。新たな自然の営みに触れ、感動を覚えましたし、夜は光る森になるという話にも興奮しました。

「足下の落ち葉や枯れ枝が光を放ち、見えない存在が見えてくる。多くのいのちと共にあったのだと気づく」山下さんの写真集「月の森」より

「ただいま」「おかえり」が生まれる旅

今回の屋久島旅では、自然の中に浸っていたので、あまり町を観光する時間を作っていませんでした。

そんな中でも、とても素敵だなと思ったのが、島の人々の雰囲気。島内に24ある集落は独特の歴史や文化が形成されているそうで、南部と北部を行ったり来たりした中で少し立ち寄っただけでも、それぞれの個性を感じました。

今回、屋久島リトリートを主宰しているスーさんのご紹介で会った島の人々は、「ただいま」と言えば、「おかえり」と返ってくる。そんな人ばかりだったので、今度はゆっくり訪れて、一人ひとりとの時間を味わいたいなと感じました。

屋久島ノマドカフェ「nomado cafe」の竜二さん
島の香り専門店。「やわら香」の優子さん
「屋久島大学」の裕子さん。店番をしている「椿商店」でも挨拶させていただきました。
「tamacafe」のたまよさん
晴耕雨読では、宿泊客と一緒にスーさんのピアノで即興の音楽祭が夜な夜な開催されていました。

最後に……とても印象に残ったのが、島のいたる所で出会った【屋久島憲章】。

これは、屋久島が世界自然遺産として登録された1993年に、当時の上屋久町と屋久町の町議会によって、貴重な自然を生かした地域づくりとそれを保全することを目標として制定されたものとのこと。

帰りの空港でも、この言葉が書かれたポスターを見て、少しだけこの島の価値観が身体に染み込んだ自分がいることに気づきました。

短い滞在だったので、もちろんほんの少しだけですが、これからも島と関わり続けることで、より想いに共鳴共振していくんだろうなと感じる言葉でした。いつでもどこでもおいしい水が飲める島に、また、来ます。

【屋久島憲章】

1.わたくしたちは、島づくりの指標として、いつでもどこでもおいしい水が飲め、人々が感動を得られるような、水環境の保全と創造につとめ、そのことによって屋久島の価値を問いつづけます。

2.わたくしたちは、自然とのかかわりかたを身につけた子供たちが、夢と希望を抱き世界の子供たちにとって憧れであるような豊かな地域社会をつくります。 

3.わたくしたちは、歴史と伝統を大切にし、自然資源と環境の恵みを活かし、その価値を損なうことのない、永続できる島づくりを進めます。

4.わたくしたちは、自然と人間が共生する豊かで個性的な情報を提供し、全世界の人々と交流を深めます。

めぐり、つながる。

働くと、暮らす。

その距離が離れていると感じることが、都会では時々あります。

忙しく働きすぎて暮らしが雑になったり、生活と仕事に重なりあうような豊かな人間関係を築くのが難しかったり。

集落で困っている人がいれば助け合ったり、海に出て魚をとり畑の野菜と交換したり、台風が来たら力を合わせて備えたりといった、島での生活でおこるようなことはあまりありません。

もちろん、都会との対比で良い悪いではなく、想いを持って生きていれば、どこであろうと自分にあった働くと暮らすが見つかるはずです。今回は、その距離をととのえるきっかけを得ることができました。

私自身の、これから。

旅を好む人として、地方と都会、自然とテクノロジー、大人と子どもなど、対比構造となりがちなエリアや分野を風のように移動し、つなぎ、関係をととのえるハブのような役割を担っていきたい。関わる人の心が発酵し、動き出す起点になるような。

屋久島は何千年と続く地球の営みを感じる場所です。一度視野を大きく広げ「1000年先に何を残す?」という問いを心に投げかけながら、今日という日を生きたいと思いました。

この記事も、皆さんが屋久島を知るきっかけにしていただきたいのと同時に、自身の生き方に自然から得る学びを循環させていくヒントになれば嬉しいなと思い書いてみました。

おわり。

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環境で人は変わる。100日間で目標に向かって動ける自分になる「100チャレ」とは https://solopro.biz/challenge-100days/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=challenge-100days https://solopro.biz/challenge-100days/#respond Mon, 26 Jun 2023 02:57:58 +0000 https://solopro.biz/?p=6380 100日挑戦すれば人生が変わる。 その掛け声のもとスタートした100チャレ。第1回となる前回の参加者はクラウドファンディングで呼びかけ、100人以上の仲間が挑戦した(クラファン達成率394%!)。 今回の記事は、第2回目...

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100日挑戦すれば人生が変わる。

その掛け声のもとスタートした100チャレ。第1回となる前回の参加者はクラウドファンディングで呼びかけ、100人以上の仲間が挑戦した(クラファン達成率394%!)。

今回の記事は、第2回目となるプログラムが7月9日から開始するにあたり、100チャレをプロデュースしている泉 健治郎さんにインタビューを行い、この企画を立ち上げた背景や魅力を聞いた。

「環境で人は変わる」と話す泉さん。その理由や、今後のビジョンなどの想いをお届けします。

※このメディアSoloPro編集長の松田も実際に第1回100チャレに自腹で参加し、おすすめのプログラムだと感じたので自らインタビューして記事を書いています。宣伝広告ではありません(笑)

自分の人生に納得する状態を作る

—— まず、泉さんがなぜ100チャレに取り組んでいるのか、その背景から教えてください。

自分が作りたいサービスを模索していた2021年6月頃、人生観に一致するテーマが見つかったのです。具体的には、応用行動分析を用いて「人がいかにチャレンジし続けられる環境を作れるか」というテーマです。その後、1年くらいかけて構想をまとめたものが、今の100チャレにつながっています。

—— 「チャレンジし続けられる環境」そのテーマが見つかるまでの過程も気になります。

私の前職の株式会社LITALICOは、創業メンバーとして立ち上げた会社で、0からはじめて退職時には社員数1,600名規模の組織になっていました。東証1部にも上場し、やり切った感があったのですが、それと同時に「人がもっと気持ちよく動けるようになるには?」と模索する日々を当時は送っていました。実際、私は人へのアプローチがあまり得意ではなく失敗も多く経験していたからです。

退職してからは、さらに自分自身が行動できていないことに対してモヤモヤした時期を過ごし、どうすればいいのかと自問自答していたタイミングで出てきた答えが、先ほどのテーマです。

人ではなく環境にアプローチすることで、「自分の人生に納得する状態」を作ること、同時に自分自身もそうあれる環境を作ろうと思ったのです。

—— 自分の人生に納得する状態……素敵なキーワードですね。

この言葉は私の実体験からできた言葉です。

会社は事業として成功しましたが、自分自身には納得していなかった……そこからわかったことは、達成よりも納得が重要だということでした。LITALICOの事業内容は、福祉業界における障害者の方たちやそのご家族の支援です。関わる方々は日常において多くの葛藤や不便、困難を感じていらっしゃいます。そのような状況においても少しずつ自分を受け入れて行動し、自分の人生に納得して歩まれていた。その姿を近くで見ていて、自分の人生に納得しているかどうかで大きな差が生まれる、と感じたのです。

—— そういった想いから100チャレが生まれ、今に至るんですね。

100チャレも、思いついてからすんなり誕生したわけではありません。まず、基となるサービスができたときに、これは誰が必要としているものなのかわからない状態でした。

経営者なのか、社員なのか、個人事業主なのか……1つだけ言えるのは、チャレンジしたい人だということ。

そこで、挑戦を応援し合うコミュニティ活動である「応援サロン」を主宰している高田さんに声をかけて、モニターを募集し、その後2022年の年度末にクラウドファンディングを実施。無事、参加者も集まり第1回の100チャレを開催することができたのです。

—— クラファンは394%達成(支援総額3,947,111円)し、とても盛り上がりましたね。私も習慣化コースを支援して参加した1人なので100チャレがどんなプロジェクトなのか理解していますが、わからない方もいるので次の章で教えてください。

行動できない理由と、習慣にならない理由

—— チャレンジし続ける上で、習慣が大事だとわかっている人は多いと思います。しかし、なぜ人は行動をはじめられないのでしょうか?

人の行動が続かない原因の一つとして、決意を新たにしたり、モチベーションを高めたりと、どうにかして自分を変えようとすることがあります。うまくいく場合もありますが、自分を変えようとしてうまくいかないと自己否定して、落ち込んで……という悪いパターンに陥りがちです。

新年に決めたことが全く実行されてない……そんなご経験がある方も多いのでは?!

その理由はモチベーションは波だからです!

波のように上がったり下がったりするので、モチベーションが高いときは行動できる一方で下がると行動できなくなります。そして上がったモチベーションは必ず下がるのです。

では、どうすれば望む行動、必要な行動をし続けることができるのか。その大事なポイントは応用行動分析学をベースに考えると明確に結果が出ています。

  • 1.きっかけがない
  • 2.行動のハードルが高い
  • 3.行動してもいいことがない(行動後の報酬がない)

100チャレは、この3つが補えるように組んでいます。

そもそもやりたいことがない、行動したいことがない場合は、はじめることが難しいのですが、やりたいことがあるけど目標が明確になっていないという方はこの3つを意識すれば行動できるようになるはずです。

—— 行動ができても、習慣として続けるのは、これまた難しい。3日坊主になってしまう方が多くいますよね。私もその1人です。習慣にしようと思った時に、何が難しくさせているのでしょうか?

習慣への移行を難しくしているのは、行動を阻む5つのコスト(頭脳・時間・心理・身体・金銭)があるからです。5つの中でも仕事における最も高いコストは頭脳コストです。例えば、企画を考える時、この行動を習慣化するためには、誰かと壁打ちセッションをして質問してもらったり、マインドマップで可視化してアクションリストを作成したり、頭脳コストとなる障壁を下げて迷わず行動できる環境を作ることが大切です。

100チャレでも、一人で黙々と頑張れる人のためのライトコースと、仲間と応援し合いながら頑張るベーシックコース、コーチと頑張るスペシャル伴走コースの3つを用意しています。

—— そういったコストを事前に知り、それぞれにあった対策をしていくことが大事なんですね。他に、100チャレで取り入れている仕組みがあれば教えてください。

習慣が続かないというのは、すでに習慣になっているものと組み合わせることでクリアできることも多くあります。

そこで100チャレでは、「私は今日はこの行動にフォーカスします」と毎朝宣言するアクション宣言という習慣を取り入れています。毎日1つ宣言するというきっかけを与えて、それとセットでやりたい行動を実践することで習慣化していく流れです。

参加者にとって、はじめは宣言をすること自体も新しい習慣になりますが、100日という期限があることや、宣言できない日があってもいいから続けてみるという低いハードルを設定しています。

また、宣言すれば周りから反応を得られたり(行動後の報酬)、次回の100チャレからは行動連動型寄付制度を導入し、1宣言ごとに「子ども食堂」へ運営側が寄付をする仕組みにしています。例えば、1万円で100チャレに参加し、100日宣言すれば1万円がそのまま寄付に回ります。自分の(アクション宣言の)習慣が誰かを助けることに繋がるというのは、これがどういう結果になるか分かりませんが、個人的に楽しみでもあります。

—— 私も前回の100チャレに参加し、毎朝1つフォーカスすることの宣言とセットで行動することを意識しました。正直、何度か宣言をサボった日もありますが(笑)、今はフォーカスして取り組むタスクを決めないで1日をスタートすること自体にモヤモヤするので、個人的にも朝の習慣の1つなったと感じています。

このプログラムが終わっても続いているんですね。どんなきっかけがあれば続けられるのか、または続けられないのかを考える自己理解の1つに100チャレを使って欲しいと思っています。宣言することが大事なのではなく、行動を続けることが大事だからです。

まずは、成果でなく行動を

—— 100チャレは、どんな方が参加すると成果が出ると感じますか?

私は成果よりも継続することに着目しているので、100チャレは今まで挑戦が継続できなかった人にこそ、ぜひ活用して欲しいと思っています。

私自身、LITALICO時代の障害者支援の経験から、人ととことん関わりを濃くすれば、どんな人でも成果が出ると思っていました。

100チャレは、参加者のモチベーションも目標も違うので、どのような温度感で関わるかは試行錯誤している最中ですが、第1回目でも、想像以上に変化を感じている人が多くいました。40年間できなかったことができるようになった、売り上げが6倍に増えたなど、例を挙げればいくつもあります。同時に、100チャレに参加してみて目標としているところが実は違ったとわかった人もいます。それで行動が止まることは、むしろ良いことです。

—— 私も、せっかく100チャレに参加するからには高い目標を掲げて頑張ろうと気合いを入れてはじめましたが、早々に自分の目標がハードルが高すぎたと気づき(笑)目標をピボットしました。

気づくことが大事です。100チャレは、100日やるからこそ本当の目標に辿り着けることもあるからです。

何度も言いますが、大事なのは成果でなく行動。行動できる自分になるために、何が行動を妨げているのかを知り、どんな環境であれば続くのかを考えるのです。

例えば、ダイエットしたいと思った時に、おやつに囲まれた部屋と、山奥にあるお寺、どちらの環境で取り組んだ方が効果が出るかは明らかですよね。

これは極端な例かもしれませんが、環境を整えられれば、続けることができ、習慣化にも繋がるのです。その環境が100チャレだと感じられる人は、ぜひ仲間に加わって欲しいですね。

—— 100チャレを通じて、泉さんはどんな世界を目指しているのですか?

人の人生の変容(metamorphose)を応援し、自己否定、他者否定が起き辛い状況を作ることです。

噛み砕くと、成果が出ないことを自分のせいにするのは、自己否定。成果が出ないことを他人のせいにするのは他者否定。環境に着目すれば、自分を否定する必要がないし、他者を否定する必要もありません。

100チャレという環境は、そういった状況=「自分の人生に納得する状態」を作るための、選択肢の1つとして提供したいんです。

—— 全ては「自分の人生に納得する状態」を作るための仕掛けなんですね。

実は100チャレは、私の構想の中のまだ第一段階です。例えると、動き出した「いもむし」のフェーズで、次は自分に立ち返る「さなぎ」の状態へ、最後に自己発揮する「蝶」の状態へと続く3部作の1部目です。

—— そのようなビジョンがあるんですね!これから、ますます楽しみです。泉さんご自身の今後のビジョンも教えてください。

LITALICOを辞めた後、チャレンジできない、失敗すらできない、動けない時期がありました。今は、自分の経験を発揮できる状態に幸せを感じているので、これからもチャレンジをし続けたいと思っています。その上で、100チャレでは毎日モーニングフォーカス(朝30分FacebookLiveで配信)や個別サポート会を行うなど、皆さんと一緒にチャレンジしていきたい。それが私自身の幸せにもつながるからです。

—— 主催者の皆さんも習慣を続けているので、とても心強く感じられるプログラムです。最後にここまで読んでくれた読者や、100チャレに興味をもった方に伝えたいことがあればお願いします。

環境で人は変わります。動ける自分になっていきます。環境作りが自分でできない場合は100チャレをぜひ覗いてみてほしいですね。

次はあなたも100チャレしませんか?

第2回の100チャレは7月9日~10月16日の100日間。

※参加受付は7月3日まで(終了)

次回は、2024年1月開始予定みたいです。

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ママの楽園は、パパも安心を得られる場所でした。産後ケアホテル「マームガーデン葉山」体験記 https://solopro.biz/mom-garden/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=mom-garden https://solopro.biz/mom-garden/#respond Tue, 13 Jun 2023 03:25:13 +0000 https://solopro.biz/?p=6368 赤ちゃんを産んだばかりのママが、育児を安心してスタートするための産後ケア。出産後に心身のダメージが回復するまでの間、母親と新生児、その家族までを支えるサービスです。 今回は日本最大級の産後ケアホテル「マームガーデン葉山」...

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赤ちゃんを産んだばかりのママが、育児を安心してスタートするための産後ケア。出産後に心身のダメージが回復するまでの間、母親と新生児、その家族までを支えるサービスです。

今回は日本最大級の産後ケアホテル「マームガーデン葉山」を、実際にママと一緒に利用したパパの視点でご紹介したいと思います。

男性がこんな場所やサービスがあることを知った上でパートナーに提案できると、ホテルに滞在中だけではなく、今後の夫婦生活にも(とても大きな)良い影響がある……と、声を大にして言いたいほど幸せな感情が生まれる場所でした。

産後ケア×リゾートホテルという選択肢

男性からすると、産後ケアを知らなかったり、仕組みの理解が浅かったり、施設によってどのような違いがあるのか分かりづらいと感じている方もいるのではないでしょうか?

私もそうでした。第一子だったこともあり何もかもが初めての体験で、このサービスがあることを知って興味を持ち、実際に利用して心が軽くなりました。「本当に来てよかったなぁ」と妻の心からのつぶやきを聞けたのも良かったことです。

具体的にどんなところが良かったのか……本文にいく前に、写真でどんな場所かを少しご紹介します。

場所は神奈川県の葉山。海と山の景観が気持ちいい。
開放的な空間が広がる施設の中には、家族がリラックスできる設備がたくさん。
ラウンジではカフェインレスのコーヒーやハーブティ、デトックスウォーターなど、ドリンク飲み放題。
食事はおやつを含めて1日5食。産後の回復や授乳に必要な栄養を考えたメニューになっています。
マームガーデンは赤ちゃんが喜ぶポイント盛りだくさん。息子もオリジナルのお包みを着てご満悦

産後訪れる夫婦の悩みや要望を叶える場所

産後はママの睡眠不足や気持ちの落ち込み(マタニティブルーズ)など、心が休まらない日々を過ごすご家庭も多いですよね。

妻は「出産は人生イチ幸せな体験と、人生イチしんどい体験がセットでやってくる」と言っていましたが、実際に出産は全治2カ月レベルのダメージを体に受けていると言われています。その後に慣れない母親としての生活がはじまるので、大変なのも無理はありません。

だからこそ、パートナーがいかにケアできるかが大事……と、頭ではわかっていてもパパも初めてのことばかりで「これであっているのかな?」と不安を覚えることもたくさんありました。

マームガーデンには育児本がたくさんあり勉強になりました。

私自身は個人事業主(会社経営)として活動しているので育児休暇をとることはなく、基本的には在宅ワークをしながら育児・家事に取り組んでいます。

本音を言うと……できることなら毎日毎分毎秒、赤ちゃんの成長を見守っていたいので仕事を少しセーブしたい。でも、今後もずっとそうはいかないよなという葛藤が正直ありました。それに加え、出産後は子どものことが最優先で、パートナーとゆっくり対話をする時間を取りたいなという想いがありました。

そして、その悩みや要望を叶えるのにぴったりの場所が、マームガーデンでした。

シンプルに「行ってみたい!」と思えた、その理由

産後ケア施設の存在を知ったのは出産前、お世話になった病院が運営する産後ケアを勧められたからでした。私たちは「そんなサービスがあるんだぁ」くらいの認識で、育児初心者なので専門家からいろいろ教えていただくのはメリットも多そうだと思い、まずは医療系の産後ケアに申し込んでみたのです。

そこは最短最速で育児ができるようにアシストするというスタンスの施設で、産後ケアを使う良さは理解できた反面、「母子同室で、子どもを預けられるのはお風呂の時のみ。リラックスは全くできず、心身ともにギリギリだった」という妻の後日談を聞きました。

私自身も、その時はパパも利用するという認識がなく、妻の感想を聞いて、自分たちにあった場所があればいいよねと感じたのです。そして、そのタイミングで紹介を受けたのがマームガーデンでした。

ここには、シンプルに「行ってみたい!」と思える理由がいくつかあったのです。


・葉山というロケーション(海と山の自然が豊かでオシャレな別荘地。都心からのアクセスも良い) 
・リゾートホテルなので設備やサービスが充実している
・「ゆっくり“ママ”になれる場所」というコンセプトに共感できる
・24時間赤ちゃんを預けられるので、夫婦の時間が取れそう
・SNSでの評判がとてもいい(口コミ大事!)

妻と私は旅行が大好きなので、出産前はいろいろなところに旅をしていました。子どもがいるとそのハードルは高くなるので産後は遠出できていませんでしたが、マームガーデンなら“赤ちゃんと一緒の初めての家族旅行”にもピッタリだと思いました。

妻の体調最優先なので、いろいろなところにはいけませんが、施設の中だけでもいろいろな体験ができるので、ここなら安心して過ごせそうだとも感じたのです。

“旅感”も味わえる、最高のリフレッシュ体験

マームガーデン葉山を利用したのは新緑が眩しい5月中旬。都会の喧騒を抜けてこの地に来ると、海の青と山の緑が目に飛び込んできて、それだけで癒されました。

葉山は都心からでも遠すぎず、近すぎず、出産後は病院と自宅で過ごすことが多かった私たちにとって、“旅感”を味わえたのは、最高のリフレッシュ体験だったからです。

まず到着後、エントランスでウェルカムドリンクと一緒にスタッフの方が出迎えてくれて、ホテルに来た気分を味わえます。

その後、チェックインの際に助産師さんとの面談があり、心身の不調や辛いところについて、しっかりヒアリングしてくれたのも安心感を抱きました。特に、メンタルヘルスの観点を大切にケアしてくれるのは、他のリゾートホテルにはないところです。

部屋に入ると、大きい窓からのオーシャンビュー。ここでもウェルカムドリンクのシャンパン(ノンアルコール)があり、旅行気分が抜けないパパのテンションも上がります。

そんなパパ目線の施設紹介は後ほど……するとして

マームガーデンの大きな特徴の1つに、24時間いつでも赤ちゃんを預けられることが挙げられます。助産師、看護師、保育士が常駐しているので安心感があり、迎えに行くたびに赤ちゃんに声かけしているスタッフを見てほっこりしました。さらに、廊下やエントランスですれ違うと、みなさん笑顔で挨拶&声かけしてくれたので、ゲストに最大限寄り添ってくれるホスピタリティに感銘も覚えました。

ゆっくりパパになれる場所

到着した1日目はゆっくり過ごし、次の日の朝、妻から嬉しいフィードバックが。

「久しぶりに快眠できた!」

一晩、子どもを預かっていただいたので、夜泣きで起こされることがなく(私のイビキで起こさないかヒヤヒヤしましたが笑)、選べる枕や耳栓、カーテンの遮光など細かいところまで眠るための配慮が行き届いていました。

産後の疲労感が溜まった体にも、安心して寝られる睡眠が一番のご褒美かもしれません。

また、パパになってわかったことは、子どもやパートナーのことを考えることが増え、対応するタスクも都度整理しないと、ついつい溜まってしまうこと。そのため、産後ケア施設では、パートナーと二人だけの時間を過ごして対話をしたり、子どもにやってあげたかったイベントもまとめてできました。

例えば、記念撮影。

家で用意するのは大変な写真撮影セットもあったので、いろいろなカットが撮れました。いい思い出。

足型も自分たちでペタっ

3時のおやつのデザートをいただきながら、二人の今後について話し合う大切な時間。

子どもを預けられるので、館内にあるカラオケに二人で行ったり、大浴場で汗を流したり、妻は岩盤浴やエステも体験していました。

また、滞在中はママ向けや、家族向けのプログラムもほぼ毎日用意されていたので、何個か参加できました。

そのうちの1つ、マームガーデン葉山 事業責任者の斎藤 睦美さんの両親向けの講座は、ママの苦労がわかり、産後ケアやパートナーシップの大切さを理解でき、より育児に参加しようという思いが強くなりました。

ゆっくりママになれる場所は、ゆっくりパパにもなれる場所でもありました。

男性も慣れない育児(家事も増えた)で疲れているので、マッサージ機や足湯などでリラックス&リフレッシュできたことも嬉しかったです。平日はラウンジで仕事もでき、この地にいるからこそ、今まで手がつけれなかった作業にも取り組めて充実感がありました。

パパにこそ知ってほしい、ママの楽園

今回、私がマームガーデンで過ごしたのは計3泊。産後すぐであれば妻だけでも2〜3週間は滞在して、身体の回復や育児不安の解消を優先し、3カ月前後のタイミングでリフレッシュで利用するなど、活用方法はいろいろあるなと感じました。

パパ視点で見ると、予想以上に一緒に宿泊している旦那さんが多くいたことにも驚きました。通常のホテルは子連れだと気を遣って余計に疲れてしまうかもしれませんが、ここはみんな境遇が同じなので連帯感のようなものも覚えました。

また、赤ちゃんを預けられることでパートナーとも育児期の時間に追われる感覚から一時的に解放され、お互いゆっくり対話したり、将来のことを考えることができたのは大きな財産です。赤ちゃんも環境の変化が刺激になったのか、笑顔が増えた気がします。

この楽園で過ごす時間を男性からプレゼントするのが、今後も続く家庭の絆を強める秘訣になるかもしれませんね。

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「伝わる、頼れる、相談できる」看板・印刷工房グランド鷺巣社長の“変化”への挑戦 https://solopro.biz/grand-1/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=grand-1 https://solopro.biz/grand-1/#respond Mon, 12 Jun 2023 05:02:21 +0000 https://solopro.biz/?p=6363 横浜を中心に地域密着型の事業を展開している看板・印刷工房グランド。 2代目社長として、また2児のパパとして、会社と家族を支えている代表の鷺巣 卓也さん。新卒から勤めていた会社を20代後半に辞め、父親が運営する工房の現場に...

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横浜を中心に地域密着型の事業を展開している看板・印刷工房グランド

2代目社長として、また2児のパパとして、会社と家族を支えている代表の鷺巣 卓也さん。新卒から勤めていた会社を20代後半に辞め、父親が運営する工房の現場に入った当時は、とにかくがむしゃらに働いた結果、得るものも失ったものも多かったと当時を振り返ります。

そして、その過程があったからこそ、社長を引き継いだ今は、お客様の声を大切にしながら制作するステッカーやキーホルダーなどの強みを武器に、地域に欠かせない看板・印刷工房へと成長。事業の優先順位を意識し、本当に大切なものを大切にしながら、自分らしい事業のあり方も取り入れることができてきたとも話します。

今回は、その変化の過程を振り返るとともに、鷺巣さんのライフスタイルを紹介します。

働く上で、本当に重要なことを見極める重要性

“自分の限界を超えるまで働き、力ずくで結果を出す”

新しい仕事をはじめる際や、起業初期はそういった姿勢が必要になることもある……。

新卒から勤めていた会社を27歳で辞め、父親が経営する看板・印刷工房グランドにて働くことになった鷺巣さんも、まさにその壁を乗り越えてきた一人。

「子供の頃から家の間取り図などを眺めるのが好きで、新卒で不動産関連の会社に入りました。でも、入社当初から一生ここで働いているイメージは見えなかったのも正直なところでした。給料は良くても、理不尽な休日出勤が多かったり、人生のロールモデルとなる先輩がいない環境だったので、5年ほど働いた後に、実家の印刷工房に戻って働くことを決意したんです。仕事をするなら、誰かに求められていることを担うことが重要だと感じました」

しかし、お父様のように“職人”になりたいとは思わなかったという。そして、冒頭で触れた通り、転職当時は、文字通り力ずくで結果を出すスタイルを試みた。

「僕の得意領域は営業だったので、最初は飛び込み営業からの新規顧客開拓を行いました。無理して仕事を取りにいくこともあったので、技術者としてしっかりしたものを納品したい父とはよく衝突しましたね。『せっかくニーズはあるんだから、このくらいやってよ』と。社長になった今だからこそわかりますが、当時の僕は目の前の結果を出すことに必死でした」

働き盛りの若い頃は多少の無理は乗り切れる。そう思っていた矢先、酷使した体が悲鳴をあげ体調を崩してしまう結果に。このままでは、お客様にも家族にも迷惑がかかる……そう感じた鷺巣さんは、そこから少しずつ事業のスタイルや働き方を変えることで、会社は大きく変わっていった。

「僕のターニングポイントになったのは、『エッセンシャル思考』という本を妻が教えてくれたことです。“より少なく、しかしより良く”をキーメッセージに、99%の無駄を捨て1%に集中する方法論を紹介している本だったのですが、この考え方にだいぶ救われましたね」

父から事業を引き継ぎ、会社を担っていく立場になったことで、本当に重要なことを見極め、それを確実に実行するための体制を構築していくことが大切だと考えるようになった鷺巣さん。そこから、看板・印刷工房グランドは成長の第二次フェーズに入っていく。

お客様の声を聴き、ニーズに応えるための意識変化

お客様、一緒に働く関係者、そして自分自身。三方よしになるように、仕事の優先順位を明確にし、事業戦略やワークスタイルを少しずつシフトしていったグランド。まず意識したことは、事務所のある横浜エリアのお客様の声を大切にすることでした。

「僕たちは、ステッカーやキーホルダーの制作など物理的なモノを商材としているため、事務所や現場にて直接コミュニケーションができる距離感で、実際に会って相談したいというお客様の気持ちに応える体制を構築していきました。

というのも、個人商店として事業を展開する他の印刷所は、お客様から問い合わせがあっても作業中はなかなか連絡が繋がらなかったり、デザインの打ち合わせには乗れないという職人気質の会社も少なくありません。

僕たちの場合、コミュニケーションスキルを活かすことを強みに掲げ、お客様から要望を直接聴くことを重視していきました。そのために変えたことは、印刷のオペレーション作業は機械を導入することで生産性を上げ、今まで一人で行っていた請求事務やデザイン作業を家族と役割分担し、現地調査や看板の取付などはプロの業者に外注することでクオリティを保ちつつ新たな時間を生み出したこと。結果、さらに自身の強みに注力することができました」

制作物のデザイン調整などの柔軟な対応、速さ、丁寧さといったところもさらに伸ばしたことで、マーケティングや情報発信にかける時間が増えたり、価格競争や相見積もりにはならないリピートのお客様も増え、経営の安定に繋がったといいます。

「小学校6年生の時の卒業文集で、未来の夢は親父の跡を継ぐこと、と書いていました。一方、職人気質でバブル時代の苦労も知っている父は、僕に事業を継がせる気はなかったと思います。でも、結果的に父親もまだ現場で汗を流していますし、経営は私が引き継ぐことで役割分担ができました。小さい頃の目標も、時代や地域のニーズに応える形で叶えることができたと思います」

働くをかっこよく、遊ぶをまじめに

自己中心的利他という言葉がある。利他とは、他人の利益となるように考え行動することであり、仕事やビジネスも基本はそれで成り立っている。

しかし時代の流れとともに、自分らしく生きることで、結果的に仕事がうまくいき、自分も周りも幸せにするという価値観が芽生え、そういった生き方をする人も増えてきた。

鷺巣さんも、今までがむしゃらに働くことで成果を出し、事業を仕組み化した次のフェーズとして、自分らしい生き方を追求している。それは、会社の規模感にあった事業成長や、家族の幸せを目指すという、時代にマッチした考え方でもあり、結果的にお客様や地域社会にとってもより良いものを還元できる会社になる。

コンセプトは、“働くをかっこよく、遊ぶをまじめに”

「今はお客様からの問い合わせに対応できるだけのキャパがまだあり、もっと仕事を増やすことはできます。しかし、家族経営であるため、忙しくしすぎて、妻や子供との時間がなくなってしまっては本末転倒です。地元のお客様や、リピーターの方々を大切にすることで、『伝わる、頼れる、相談できる』というグランドらしさを意識した経営を今後も志していきたい。

さらには、今までは自分のやりたいことをする時間は傍に置いて仕事をしてきましたが、学生時代からの趣味であるサーフィンも再開したので、例えば海(波)のある地域に滞在しながら仕事をすることで、場所に囚われない働き方をもっと実験してみたい。そのためには、会社に自分がいなくても、事業が回る仕組みを作ることも大切だと思っています」

例えば、先日は伊豆下田のコワーキングスペース兼ゲストハウスに短期滞在し、仕事をしながら合間合間にサーフィンやサウナをしたり、沖縄の久米島で1週間の親子ワーケーションプログラムに参加したりと新たなライフスタイルにも取り組んでみた。そして今後も同様の実験は続けていきたいと鷺巣さんは語る。

「家族から『パパ、かっこいい!』と思ってもらえるよう、会社の経営を今以上に安定させながらも、自分自身の心身の健康も意識し、今後もいろいろなことに挑戦したいと思っています」

人生の紆余曲折を経て、理想の生き方を志すことにシフトした鷺巣さん。今後のさらなる活躍が楽しみだ。

看板・印刷工房グランドはこちら

https://grand-1.com/

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時代に消費されない「ドア型人材」へ!?新プロジェクト #INOU 決起会レポート https://solopro.biz/inou20230224/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=inou20230224 https://solopro.biz/inou20230224/#respond Thu, 30 Mar 2023 00:43:27 +0000 https://solopro.biz/?p=6338 その昔、全国を歩いて測量したことで知られる、伊能忠敬。 当時の江戸、門前仲町を拠点に日本全国を行脚し地図を完成させた。 そして今、伊能の現代版を生み出すようなプロジェクトが、東京・門前仲町で始動。 プロジェクト名は、「I...

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その昔、全国を歩いて測量したことで知られる、伊能忠敬。

当時の江戸、門前仲町を拠点に日本全国を行脚し地図を完成させた。

そして今、伊能の現代版を生み出すようなプロジェクトが、東京・門前仲町で始動。

プロジェクト名は、「INOU(イノウ)」


手がけるのは、70seeds株式会社 × 合同会社スゴモン × 株式会社はじまり商店街。異なる強みを持つ3社が集結し、「各社の強みを活かし、何ができるのか?」と幾度もの会議を重ねた結果、“動くパワースポット”のような人材を育む拠点を作ろうと……話しているところです。

そこで今回の記事は、2023年2月24日のプロジェクト決起会であり、“公開会議”でもあるイベントの模様をお届けします。

「INOUとは何か?」

「このプロジェクトはどんな内容?」

少しでも興味が沸いた人に向けて、(雑談しながら)1つひとつ解説します。

INOUさん、門前仲町へいらっしゃい!

くまがい

まずは、この3社で「INOU」を始めるきっかけを教えてください。

岡山

今日、このイベントをオンライン配信している場所が、私が代表を務める70seedsの門前仲町のオフィスです。実は、私自身は富山に移住し、社員も多拠点で活動しているので、コロナ禍以降このオフィスをあまり使っていなかったのです。

何かいい活用方法はないかと、スゴモンのもゆるさんに相談したところ、はじまり商店街の柴田さんとくまがいさんも興味を持ってくれて、この3社が集まったという感じです。



■岡山史興
1984年長崎県生まれ。高校生時代にNPOを立ち上げ、大学生時代の愛・地球博市民プロジェクトリーダー、PR会社勤務などを経て独立。2017年に「次の70年に何をのこす?」を掲げる70seeds株式会社を設立。ウェブメディア『70seeds』運営、企業・地域のブランド戦略立案、PR支援、新規事業開発等を手掛ける。2018年から富山県舟橋村に移住、富山県成長戦略会議ブランディング策定WG委員、総務省地域力創造アドバイザーなどを務める。現在舟橋村では保育料負担ゼロの学童保育施設「fork」も運営。
くまがい

3社で何か面白いことをしようと想い始めたプロジェクトですね。ところで、「INOU」の名前の由来はなんでしょうか?


■くまがい けんすけ
株式会社はじまり商店街共同代表取締役 CEOサウス横浜出身。YADOKARI株式会社と共に日本橋エリアにおいてBETTARA STAND 日本橋 運営に参画/運営。その後、株式会社はじまり商店街を創業し、現在は会社のビジョナリー担当。Vision「はじまりを、はじめる」 / Mission「わかちあうコミュニティの再創造」/ 7Value「傾聴・継続・越境・発信・問い・万物流転・遊ぼう」。ソーシャルロマンティックカンパニーとして人間の情緒を信じながら、チームメンバーと共に資本主義に立ち向かう。
岡山

これからアフターコロナの世の中で地域と都市との交流もまた広がってくるという会話の中から生まれました。

江戸時代、地域を回って地図を作った伊能忠敬さんが、実は門前仲町を拠点に活動していたことから、現代の伊能を産み出そうという話で盛り上がり、この名前「INOU」になりました。

柴田

「INOU」には、異なった能力の「異能」という意味も含まれています。僕たち3社も様々な形で地域や企業に関わるお仕事をしているんですけど、このプロジェクトを通して、全国の地域で活躍するINOUを育て、共に活動していきたいという意味も含まれています。


■柴田大輔
株式会社はじまり商店街共同代表取締役/コミュニティビルダー1988年生まれ、秋田県出身。東京の家具メーカーで働くも、暮らしに違和感を感じ、鎌倉に移住。鎌倉を拠点にシェアハウスやゲストハウスを運営。他にもカフェ・バル・家具屋に関わりながら、街のコミュニティづくりに参画。 現在は、株式会社はじまり商店街の代表として「はじまりを、はじめる」をコンセプトに、まちづくり・場の賑わいづくり・コミュニティ支援などを行う。
もゆる

各社それぞれに強み(異能)があるので、その能力を活かして何かやろうという話からステップアップしてのプロジェクトが発足しました。今は、3社の持つ経験・スキル・マインドを届ける場として「塾」みたいな学びの場を作ろうと企画しています。

例えば、70seedsさんは地域・企業の魅力を発信・PRすること、はじまり商店街さんは場づくり・場を盛り上げること、スゴモンはライティングを軸に地域や企業のブランディングをサポートするなど、それぞれが異なる分野で活動しながら、共通した想いもある。

くまがい

その想いとは?

もゆる

好奇心を持って行動・移動することを大事にしていたり、人が集まる場を作ること。そして、大前提として、なんでも楽しみたいという想いがあることなどです。


■松田 然(もゆる)
合同会社スゴモン代表働くがととのうインタビューライターとして、今まで1000社、3700人以上を取材。「らしさ」を紡ぎ、伝わる言葉で組織や個人の「はたらく」をととのえている。プロのはたらき方発信サイトSoloPro編集長。採用と組織活性のブランド構築支援totonou.work代表。サウナではたらく人の半歩を創るtotot共同代表なども務める。自転車旅人として、仕事をしながら日本の47都道府県を全てを走破。サウナーとして週日以上サウナでととのっている人(サウナ・スパプロフェッショナル資格、ブランド・マネージャー認定協会1級資格取得)
くまがい

なるほど。各社の異能が集まることでもっと面白いことができるのではないかと考えているわけですね。今までの話の中でキーワードとして、「地域」が何度か出てきたのですが、なぜ「地域」なのでしょうか?

岡山

現在、私自身が富山県に住んでいるのですが、東京にいるだけでは見えなかったことがいろいろな地域を訪れると見えてくると感じることがあって。逆に、地域に対して東京の立場からできることがあることにも気づきました。「地方創生」だとか、最近移住する方も世の中的に増えていますし、良くも悪くもある種のトレンドだと感じています。

地域に対する誤解だったり、地域で働くことに対する幻想みたいなものによって地域側も都市側もあまりハッピーにならないこともあるので、うまくマッチングできれば、お互いに幸せになれるはずなんですよ。

この3社は、お互いが幸せになれる組み合わせを身をもって経験してきているので、同じように地域に関わっているけど壁にぶつかっている人や、地域と仕事をするにあたってやり方が分からないという人たちと一緒にチームになれたらいいなと思っています。

柴田

はじまり商店街は、仕事の内容として東京側から地域に関わるシーンが多いんです。ここ数年この仕事をやっていて、首都圏から地域に関わる仕事は山ほどあるなと感じています。弊社だけでも、地域でフィールドワークをするなどの仕事が年7〜8本動いていますね。

僕たちは東京から出向いているので、その地域のことをよく知っているわけではありません。なので、よそ者として関わるのではなく、地域の方と連携しながら「地域に入らせていただく視点」が大事だと考えています。

もゆる

僕は東京生まれ東京育ちなので、昔は地域に行くとなると旅や観光が多かったですね。でも、「観光は、光を観る」という漢字を書くように、その街や地域の“よく見せたいところ”しか見えていなかったんですよね。

30代になってから、自転車で日本の47都道府県を全て走ったのですが、ただ電車や車で通り過ぎるだけではなく、ゆっくりその地域に伺い、取材しながらもう少し深く関わってみたのです。当時は、仕事でその活動を行うという感じではなく、ただ地域を知りたいという思いから動いていたのですが、取材を通じてたくさんの課題が見つかり、それを解決していくことも仕事になりました。


表現が難しいのですが、スキルだけだと、表面的な関わり方しかできないと感じる場面も多くあったので、地域と関わる時は泥臭さも必要だなと感じました。そこはINOUのプロジェクトにも通じるところだと思います。

柴田

僕らも、地域の方と一緒に課題を共有するというか、「どんな街にしたい?」「どんなプロジェクトにしたい?」という話をしながら一緒に考えていくという感じでやっていますね。それは観光では届かない視点ですよね。

くまがい

僕たちはじまり商店街でも、都心と地域のミスマッチがあると感じることが多かったんですよね。それはなぜなのでしょう?地域と都会の人との繋がり方として、移住や観光はもう時代遅れになっているんですかね?

もゆる

もちろん、観光で遊びに来る人も大事です。ただ、お客様的に関わってしまうと、観光の枠を越えて深く関わることができないと感じます。お互いの本音を聞けるような関係性を築くことが大切だと思います。

くまがい

岡山さんは地域側の目線として東京側から来られるのを、どう感じています?

岡山

移住して5年、ようやく馴染んできた感じです。30年住んでいても、「よそ者はよそ者」という文化がいろいろなところにありますね。移住の場合、そのあたりは気にしても仕方がないかなって。

ただ、最近は人材交流という話もありますが、都会から地域にやってきた時に「本当に役に立てるのか?」という目線は大事だなと思います。

以前、富山県の経営者の方と話していた時に言われたことなんですけど、「東京から企業の窓際人材が地方で第二の人生的にあてがわれることがあるが、地方はゴミ捨て場じゃない」という話がありました。結局、マッチしない人がいくら地域に来ても、場所を変えたからといって花を咲かせられるわけではない。でも、力はあるのに環境が合っていなくて悔しい思いをしている人は、環境が変わるだけで活躍できる場合もあるだろうし。

INOUでは、そういう視点もそうですし、スキルもそうですし、「地域側に求められていることをリアルに知ってほしい」と都市と地域を経験している身として思いますね。

くまがい

両方を経験しているからこそ感じることですね。その都市と地域のすれ違いを埋められるのが、INOUさんなのかもしれませんね。

魂があるか、ビジョンがあるか、マインドがあるか

柴田

はじまり商店街は東京でイベントをすることが多いんですけど、イベントの参加者は地方出身者が多いですね。自分が生まれ育った田舎を持っていて、いつか田舎で何かをしたいと自分の実家や地元を思っている人がゼミに参加してくれることが多いです。他の地域の事例を見て、自分の地元にはどう活かせるかを考えていたり。なので、そういった方々は「INOUさん」になる可能性を持っているかもしれないですね。

でもその反面、まだまだみんなマインドが足りないんですよね。妄想で止まっていて、地域の課題までは抽出できていない。地域との対話をする必要がある。人口が少ないとかそんな大きな問題ではなく、地域側で本当に求められている課題にまで入っていけるとINOUになっていくのかなと思います。僕らは、そういったことも伝えていけたらいいですね。そこまでやらないといけないなって思います。

もゆる

このメンバーの間でも、「魂があるか、ビジョンがあるか、マインドがあるか」などよく話しますよね。魂は、やりたいこと・熱量があるか、ビジョンは取り組みたいフィールドがあるかと定義していて、生まれ故郷で何かをしたいというのは、まさしくマインドの部分ですね。

柴田

マインドもそうだし、地域側の声をよく聞くのが大事ですね。

くまがい

実家や地域を愛している人はいいと思うんですけど、自分に縁のない地域の人にはどうアプローチするといいのでしょうか?

もゆる

自らの経験でお話しすると、僕が起業したての頃に東日本大震災が起こり、自分にも何かできないかと東北に行きました。特にスキルがあるわけではないし、未来を描くビジョンもない。でも、何かこの地域のために力になりたいというマインドだけはあり、東京から自転車を漕いで福島、宮城、岩手、青森の沿岸部を走り、現地の“今”を発信しました。


実際、何も役に立たなかったかもしれませんが、現地の人と対話して現状を伝えるだけでも、出会った方々に喜んでいただけて、改めて人と関わる大切さを学びました。「もっと地域で起こっていることを知りたい」そんな好奇心から、その後も47都道府県全てを自転車で旅しました。

東京生まれの僕には地方に故郷があるわけではないのですが、様々な地域を知っていることで、よそ者だからこその地域の関わり方も模索してきました。例えば「ずっと住んでいると自分の地域の良さが分からなくなってしまう……」というのはよくあることなので、いろいろな地域を知っている第三者として外から関わることで、良さを引き出して、東京や都会へ発信していくことも価値があると実感しています。

くまがい

それって愛せる場所を作れる(増やせる)ってことですよね?

もゆる

そうですね。増やすために、まずは地域に何度も足を運んでみて、地域のいろんな人とお話しして、情報発信して……。そうしていくうちに、地域から呼ばれるようになり、また東京の人を繋いで広がっていくというようなことができるようになっていく。それって、地域にとってのHUBのような存在になることでもあると思います。

時代に左右されない「ドア型人材」という生き方

くまがい

我々が「INOUって何なの?」という部分でひとつ参考にしている人物像があるんですよね。


「ドア型人材」という、ある著名な思想家が4〜5年前に書いたnoteの内容なんですけど、まさにドア型人材がINOUという人材のロールモデル・概念だと共通認識を持っています。


とてもわかりやすい内容で、今もなお読みやすく、はじまり商店街としてもメンバーにはドア型人材を目指してほしいと伝えています。ま、それを書いた著名人は岡山さんなんですけどね。


岡山さん、改めてドア型人材について説明をお願いします!

岡山

「ドア型人材」というのは、僕が4年前にnoteに書いたんですけど、著名な思想家がnoteを使うってシュールですね(笑)

個の時代に消費されない「ドア型人材」という生き方

当時は自分ブランディングがものすごく流行っていて、SNSでは承認欲求に振り回されている人がすごく多かった時期でした。

そういった中で、人から必要とされている人は、「いいね」稼ぎをしている人ではなく、いろいろな人と流れを作っていくような「ドア」みたいな人だと考えていました。


この人に相談したらなんとかなりそうだとか、あの人はこういう人と繋げてくれそうという安心感があり、物事の価値が流れていく中にいる人を「ドア型人材」と名付け、こういう人になれるといいよね、というようなことをnoteに書きましたね。

くまがい

私自身、岡山さんのnoteを読んでとても影響を受けました。いろいろなコンテンツが多数消費されている中で、自分というドアさえあれば、時代に合ったコンテンツを自分で組み合わせて新しいものを作り続けることができる、そういう人こそがドア型人材なのだと他の人にも話をしています。

ドアという表現を用いていることは秀逸だと感じましたし、「時代に左右されない」というのは刺さりましたね。

もゆる

くまちゃんは数年前から岡山さんのファンだったもんね。

くまがい

このnoteを読んで、「これはすごいぞ!」って昔から柴田と話してたんですよ。

柴田

勝手に岡山さんに会いたいと思ってましたもん。なんて素敵なことを書く人がいるんだと、僕らはいちファンでした。

くまがい

頭の中で考えていたことを言語化してくれた! という感じがしましたね。

岡山

「消費されないドア型人材」とnoteには書いているのですが、ドアになぞらえて、人のフェーズにはPULL・PUSH・ドアの3つがあると考えています。


・PUSH型人材は自分を売り込んで何者かになろうとしている人

・PULL 型人材は何者かになって引き合いがくる人

PUSHとかPULLって結局、時代に合わせてアップデートし続けないといけないのでとても大変だし、しかも、PULLになると消費されるのが早いですよね。時代はどんどん変わっていくし、何らかの価値で自分を縛ってしまうことはもったいない。それよりも、いろいろな流れの中に自分の身を置き、自らより良い方向に持っていけるような人がドアですね。そういう人が世の中に増えるといいですよね。

くまがい

まさに地域と都心をうまくコネクトするようなドアになるのかなと思いますね。まさに、これがINOUの求める形です。

愛する場所や人・ものがある状態を作って、広げていく


70seedsの田中と、スゴモンの土井もこのプロジェクトに参加中!
くまがい

今までINOUについて語ってきましたが、これから始める「INOU-JUKU」について教えてもらえますか?なんでやるの?どこを目指すの?

もゆる

INOU-JUKUは、先ほどお話があったドア型人材のようなスキル・マインドを身につける塾であり、仲間・同志と出会う「宿(じゅく)」ですね。

柴田

これから「INOU-JUKU」に来る人たちを想像した時に、まだPUSH・PULL・ドアのどれでもないかもしれないし、もうすでにHUB的な力を持っている人なのかもしれない。フェーズが異なる人たちがここに集って、互いにINOU性を高め合っていけたらいいなと思います。

3社は得意領域が違うので、それぞれの得意領域で活きるスキルがINOU-JUKUで必ず学べると思うんですよね。伝えていく力や人を巻き込む力など。それぞれを学んで伸ばしていける場になります。

あとは、継続できることが大事ですよね。やらされINOUは辛すぎるので。(笑)

くまがい

「今日も地図作るのかー」って愚痴言ってたら嫌ですよね(笑)伊能忠敬さんはどんなモチベーションでやってたんでしょうね。今日も地図作るぞー!ってやる気に満ちてたんですかね。

マインドの部分でINOUの先に愛する場所や愛する人・ものがいる状態を作って広げていけるような、INOU-JUKUはそういう場でありたいですね。

岡山

愛すべきものがあるかどうかはめちゃくちゃ重要ですよね。調べてみたら、実は、伊能忠敬は日本地図が作りたかったわけではないらしいんですよ。緯度・経度の概念を知って、緯度一つ分の距離って実際どんなものなんだろうと疑問を持ち、それを実際に測ってみたくて移動していたらしいです。

柴田

えげつない好奇心ですね!

岡山

自分の中でついつい動かざるを得ないような偏愛があり、その結果としてみんなの役に立つ地図ができあがったわけなんですね。

極論、地域に行く時も役に立とうなんて思わなくてよくて、この人が好きだからこの地域で何かをやりたいだとか、この風景が好きだからここで暮らしながら何かをやりたいというような、そんな出会いが実は一番大事なんじゃないかと思います。

好きでもないのに使命感で地域を盛り上げていくのはやっぱり続かないし、誰のためにもなっていない結果になってしまうことがありますね。そうじゃなくて、仕事はその地域が好きだから行くための口実だよねくらいのノリの方が楽しいんです。

くまがい

元祖INOUは仕事をしていたというよりは遊んでたという感覚の方が近いかもしれないですよね。現代の考えにすごくあっていますよね。

岡山

本当にそうですよね。タレントの「サカナくん」みたいじゃないですか。大好きな魚の魅力を、想いを曲げずに伝え続けたら仕事になったという感じで。

くまがい

自分の内なるモチベーションから生まれる好奇心に従っていきたいですよね。岡山さんの今の好奇心はどんなことに向いてますか?

岡山

僕は子育てのために富山県に移住して、子供の好奇心が育つ場所を作りたいなと思っているので、自分の好奇心というよりは子供の好奇心を育てていきたいですね。今は、周りに面白い大人がいる状態を作りたいと、富山県で学童保育を作っています。

柴田

ありがたいことに、はじまり商店街は年々新事業をやっていて、春ごろになると新しいお題がやってくるので、いつも好奇心を持って取り組んでいますね。今、ある県で携わっている案件は、その地域で地域活性をやっていただく方を育てるということをやっていますね。まさにINOU-JUKUでやろうとしていることに近いんですけど。


今後は47都道府県にコミュニティビルダーがいる体制を目指していきたいですね。地域のローカルキーマンになってもらってもいいし、ローカルキーマンと協業しながら活躍する人を増やしていきたいです。コミュニティビルダーがいる世の中というのは、僕らの仮説でいうとめちゃくちゃ役に立つと思っているので、今推進していくための好奇心がめちゃくちゃありますね。あと、毎日食べ物のことばかり考えています。大好きなので。

もゆる

僕はライターの仕事をはじめて15年目なんですけど、職業柄、人の話を聴くことに好奇心がありますね。

実は、人見知りだったので、人とコミュニケーションを取らなくてもパソコンに向かっていればいいんだと思って始めた仕事だったんですが、ライターになった初日からインタビューに連れて行かれて驚きました。とても人と話す仕事だと(笑)

思い込みが外れてからは、人の話を聴くことって面白いと思うようになりましたね。特に、昔から「働き方」に対して興味があり、いろんな人の働き方について話が聞けるのはすごく好奇心がかき立てられます。


今サウナにもはまっているのですが、サウナで内省したり対話することを通じて働き方をよくすることに興味が沸いていたり、地域に関わるのも根源的には人の話を聴いて働き方を良くしたい、なんなら自分の働き方も良くしたいというところに、魂を注いでいます。

くまがい

地域と東京のドア型人材になって、日本を良くしていくという壮大な目標がありながらも、参加いただく塾生の方々がご自身の好奇心に気づいて、生き方や働き方を変化し前を向いて人生を歩いていけるようなものにINOU-JUKUがなっていったらいいなと、ここでまとめさせていただきます。

柴田

最後に、どんな方がINOU-JUKUの対象になるか(向いているか)というところなんですけど。INOUやドア型人材を初めて聞いた方ばかりだと思いますが、いきなりINOUにはなれないと思いますし、ドア型人材にもなれないと思います。

今回3社でやっていく上で「働き方」「地域」が大きなキーワードであり、ミッションになっていくので

●今の働き方からプロジェクトを推進することを人軸・モノ軸・コト軸でもっと深めていきたい


●自分の好きな地域を何か起こしていきたいんだけど、仲間がいないし、どう行動に移せば良いかよく分からない


●もっと言えば、この変わった働き方の側面度を高めていきたい

というような人と一緒に学んでいきたいですね。

いろいろな方面でINOUになっていけるプロジェクトなので一緒に楽しんでやっていける方からのご応募をお待ちしております。



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時代に消費されない「場の編集者」を育む塾【INOU-JUKU】が、第1期生の募集!

https://peatix.com/event/3706296/view


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新卒フリーランスという茨の道を進んだライターが、著書を出版できた理由 https://solopro.biz/hayatosaito-column-2/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=hayatosaito-column-2 https://solopro.biz/hayatosaito-column-2/#respond Tue, 14 Feb 2023 09:05:59 +0000 https://solopro.biz/?p=6324 こんにちは、ライター/編集者の齊藤颯人です。 2年ほど前、SoloProにて「新卒カードや安定を捨ててでも、新卒フリーランスライターという茨の道を進んだ理由」という記事を書きました。 あれから時がたち、私は2023年2月...

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こんにちは、ライター/編集者の齊藤颯人です。

2年ほど前、SoloProにて「新卒カードや安定を捨ててでも、新卒フリーランスライターという茨の道を進んだ理由」という記事を書きました。

あれから時がたち、私は2023年2月8日に『胸アツ戦略図鑑 逆転の戦いに学ぶビジネス教養』という書籍を出版できるまでになりました。

新卒フリーランスという茨の道を進んだライターが、なぜ著書を出版できたのか。今回の記事では、出版前後の働き方や出版のきっかけ、出版を経験しての感想などをまとめていきます。

ブックライティングを経験し、出版への思いが強まる

前回の記事を読んでいない方のために、内容を簡単に整理します。私は学生時代に就職の選択肢を捨て、新卒フリーランスを前提に独立。予定通り新卒でフリーライターとなり、有名メディアなどでも記事を書けるようになっていました。

しかし、前回の記事を書いた時期はちょうど「ひとりで働き、ひとりで学ぶこと」の限界に悩んでいたタイミングで、最終的に業務委託の編集者として東京のITベンチャー企業にジョイン。そこから現在に至るまで、週2,3日はオウンドメディアなどの編集者として活動を続けています。

一方、フリーライターの活動も並行し、時間的な制約があるなかでも得意分野の「歴史」に関する記事を書く機会は増えました。2021年の春には、歴史書のブックライティング依頼も届きます。これは2021年10月26日に『一冊でわかる江戸時代』という形で出版され、書籍の出版も経験しました。

もちろん出版を経験できたのは嬉しかったですが、一方で「著書」と「ブックライティング」に大きな壁があることを感じたのも事実です。ブックライティングを経験したからこそ、「自分の著書を出したい」という思いは強くなりました。

出版のきっかけはブログへの問い合わせから

著書への思いを強めていた2021年の秋ごろ。私のブログを見た書籍の編集者から、「著書を書いてみないか」というお誘いをいただきました。もちろん私としては願ってもない話で、即決でOKを出しました。

しかし、当時は別の本のブックライティングも抱えていたほか、新婚旅行の予定も組んでしまっており、スケジューリングがとにかく大変だったことを覚えています。結局、業務委託先でのお仕事はいったん休職同然にさせてもらい、2021年の秋~冬は執筆に明け暮れていました。

ところが、翌2022年には私の力不足もあって内容のほぼフルリライトが決まり、またもや1か月ほど休職状態に。もちろん、フリーライターとしての他の案件も原則ストップさせ、執筆に集中する日々を送りました。

2回目の提出で原稿にはOKが出て、夏の間は一息つくことができました。この時期には業務委託先での勤務を再開させ、従来より勤務数を増やして社業に専念しています。

ですが、この後に執筆で大変なのは「書き上げた後の確認作業」だと痛感させられることになりました。紙の書籍なのでリリース日が決まっており、そこに向けての確認作業は苦労しました。

今回は歴史を扱うという性質上、「歴史的事実が本当に正しいのか」「歴史解説やたとえ話は適切か」「図表に誤りはないか」などをチェックしていったのですが、何度修正してもミスが見つかり、編集の皆さんにはご迷惑をおかけしてしまいました。

2022年の冬から2023年2月8日という発売日に向けての追い込み作業が続き、業務委託先で完全休業こそしなかったものの、稼働日を減らし、状況によって急にお休みをいただくなどの対応でなんとか業務を両立させていました。

そして年明けにはギリギリの作業も無事に完了し、こうして発売にこぎつけることができたのです。

出版できた要因は「専門特化」と「ブランディング」

書店などを見てみると、有名人や経営者などの本を除けば、インフルエンサーやYouTuberなどの「強い素人」の本が多いことに気づくでしょう。理由は、出版不況の影響により著者の影響力を重視し、フォロワーやファンの購買力を見込んで著者選定が行われるためといわれています。

その文脈で言えば、インフルエンサーであれば出版には近づきそうです。しかし、私が出版オファーをいただいた段階では、SNSフォロワーは数百人。YouTuber活動をしているわけでもなく、単なる歴史ライターに過ぎませんでした。

では、業界での影響力が皆無といっていい私は、なぜ出版オファーをもらうことができたのか。その要因を分析すると、「専門分野」と「ブランディング」が大きかったです。

まず、私は「史学科出身の歴史ライター」として、専門分野をもって活動してきました。歴史ライターは意外と少なく、この肩書きで多くのお仕事をいただいていました。おかげさまで実績が積み上がり、過去の実績も著者選びの決め手になったと聞いています。

一方、「出版」という目標だけで言えば、ただ専門分野をもつだけでは不十分かもしれません。なぜなら、昨今は情報媒体の多様化により、書籍として出版されやすいジャンルと、そうでないジャンルがハッキリわかれているから。

仕事術や生き方、勉強などに関する本は出版数が多い傾向にあり、歴史も比較的出版との相性が良いジャンルです。出版を狙うなら、こういった分野に特化してみるのは一つの戦略かもしれません。

もう1つの「ブランディング」について言うと、私は影響力の低さをSEOによって補っていました。具体的には、「歴史ライター」と検索した際に私の記事がなるべく上位に表示されるよう、自分の書いた記事のリライトを繰り返しています。

▲2月10日時点のGoogle検索結果。紫字が筆者の記事

このあたりの技術は、ITベンチャー企業で編集者としてSEOを修行している成果が出たといってもいいかもしれません。インフルエンサーになるのは難しいですが、「歴史ライター」のようなニッチなキーワードで記事を上位表示する難易度はそこまで高くないのです。

まとめると、「専門分野」に特化して実績を積み重ねつつ、「ブランディング」を行って著者を探している編集者に情報を届ける。以上が、私が思う「出版オファーを待つ戦略」です。

出版オファーをもらった後が勝負

著書を出した経験がない段階だと、出版オファーをもらうこと、あるいは出版社への営業で精一杯になってしまうかもしれません。実際、過去の私もそうでした。

しかし、言うまでもなく出版はオファーをもらってからが勝負です。先ほども書いたように執筆や確認にはかなりの時間がかかり、本業を休まなければならない場面は多々ありました。自分で執筆を経験すると、世の中で「ブックライティング」がなぜこれほど普及したかがよく分かります。

出版オファーをもらった後、著書を書き切るためには、専業ライターでない限り「本業やプライベートとの両立」が最大の課題になるでしょう。急に仕事を休んだり、プライベートの予定を突然変更したりといった対応が必要になるケースもあり、執筆に対する周囲の理解は欠かせません。

また、今回の本に限らず、相場として出版で得られる原稿料や印税は皆さんのイメージするほどではないことも事実です。ハッキリ言って、重版でもかからない限り原稿料で大もうけしたり、印税生活を満喫したりはできず、時給換算すると目も当てられない数字になってしまう可能性すらあります。

こう書くと、出版へのイメージが悪くなってしまったかもしれません。しかし、出版を経験して改めて実感したことは、「出版経験はかけがえのないものである」ということです。

先のことを考えても非常に大きな実績になりますし、周囲からも大きな反響がありました。何より、自分の文章が本になって書店に並んでいる光景を見たときは、「この道を選んでよかった」と心から思いました。

出版は大変ですが、オファーをもらった際はぜひ前向きに検討してみてください。

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幸せなリモートワーク環境成立に必要な要素とは? エンジニア集団 bluecode x 全国定額住み放題 ADDress 連携発表会レポ https://solopro.biz/bluecode-x-address/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=bluecode-x-address https://solopro.biz/bluecode-x-address/#respond Wed, 16 Mar 2022 05:03:56 +0000 https://solopro.biz/?p=6296 「好きなこと、得意なことを活かして、自分らしく働きたい」 そのような想いがある方、いますよね。私もそうでした。 しかし、仕事は一人で完結できるものではなく、お客様、プロジェクトメンバー、外部パートナーなど、多くのステーク...

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「好きなこと、得意なことを活かして、自分らしく働きたい」

そのような想いがある方、いますよね。私もそうでした。

しかし、仕事は一人で完結できるものではなく、お客様、プロジェクトメンバー、外部パートナーなど、多くのステークホルダーがおり、働き方を自由にコントールするのが難しい場合もあります。特に会社員など組織の一員であれば、自分らしく働くハードルは高い……というのが常識でした。今までは。

コロナ禍でオンライン化が進み、場所に囚われない働き方が進んだ結果、制度やカルチャーが柔軟で自由な会社には、優秀な人材が集まったり、社員エンゲージメントが高い組織になる傾向が出てきたからです。

私自身、2007年ごろから1000社以上の企業の働き方を取材し、自身も旅をしながらオンラインで仕事をするなど働き方の工夫をしてきましたが、今回のイベントレポートで紹介するエンジニア集団 bluecodeは、その中でもかなり先進的な取り組みをされている企業だと感じました。

今回は、全国定額住み放題サービスを展開するADDressとの連携発表会の中から、働き方をシフトしていきたい組織や個人の参考になりそうな内容をご紹介します。

ライフスタイルDX “新しい働き方と暮らし方”

仕事をしながら、好きなときに釣りに行ったり、サーフィンをしたり……

もし、そんなスタイルが会社のサポートのもとでできるとしたら!?

「新しいライフ(ワーク)スタイルを創出する」という企業理念を掲げ、ITコンサルティング事業を展開しているbluecode。

鎌倉市と横浜市金沢区にオフィスを構え、社内メンバーは全員フリーランス。横浜ベイサイドマリーナに停泊している社用艇の提供や、湘南移住支援(上限100万円までを会社が負担)、船舶免許取得費の補助など、ユニークな取り組みを行っている同社。まさに理想のライフ(ワーク)スタイルをサポートしてくれる会社でした。

そして、今回、定額制(月額4万円〜)で全国どこでも住み放題の多拠点シェアハウス「ADDress」とも連携していくといいます。

その狙いは、どんなところにあるのでしょうか?

リモートワーク = 幸せな働き方なのか —— 。提携の背景・目的

「リモートワークは、幸せな働き方なのか?」

まず、そんな問いを投げかけたのは、luecode創業者の玉木 栄三郎さん。

実際に、同社の事業領域であるIT業界のエンジニアの多くがリモートワークを希望しており、かつ、仕事選びで重視しているという実態はいろいろな調査からも数字が出ており、感覚知的にもそうだろうと感じます。

そして、コロナ禍の体験を機に、地域移住への関心も高まり、リモートワーク熱を高めている要因になっています。

しかし、企業側の意識は「コミュニケーションの円滑化」を目的としたオフィスで働くスタイルがまだ根強く、働く社員もリモートワークを重視しながらも75%以上が週1回以上の出社を希望するデータもあると、玉木氏は話します。

そこで、同社はリモートかどうかではなく、各個人のワーク・ライフスタイルに対する承認・共感がある環境でないと幸福感を得られないと考えました。

「リモートワーク・移住環境の整備や、ワーケーション補助などはbluecode単体でも可能でしたが、自分らしく幸せに働く人を応援したり、応援する企業を増やすには、ADDressと協力してその環境づくりをしていくことがいいのではと思い、今回の提携につながりました」

玉木さんがそのように話す通り、今回の連携ではbluecodeで働く人でADDress利用を希望される方には、会員費用を全額負担するという内容です。

「ADDressは、基本サービスの魅力はもちろん、コミュニティーに注力されているのが魅力です」玉木氏はまた、ADDressの魅力をそのように語ります。

実際に、ADDressでは会員同士や家守の交流が盛んで、趣味で繋がる部活動などもあり、多拠点の住まいだけでなく、全国に広がるコミュニティの仲間入りができるということが価値になっているそうです。アンケートでは、80%の会員がADDressで仲良くなった人がいると回答しているのも素敵ですよね。

今回のイベントではADDress代表の佐別当氏も登壇されていました。

「bluecodeのアセットをADDressの会員にも開放してくださったことが衝撃的。会社として持っているものを私たちのコミュニティと接続することで、新しいライフスタイルを実現する人が増えていくのは楽しみですね」とコメントしていました。

bluecode代表取締役社長の伊賀麗佳さんは「自分が実現したいライフスタイルをどうすれば実現できるか考えると、それを実現できる仕事が生まれます。何より、そういうStyleで過ごすことで良いひらめきが生まれてくると思います」と語っていたのも印象的でした。

「リモートワークやフリーランスが全ていいというわけではありません。自分のワークやライフを考えるきっかけにしてもらえればいいなと思っています」と最後に玉木さんはおっしゃっていたことが、今回の取り組みの背景にあることをより強く感じました。

本当に、理想の働き方や生き方のデザインができているのか対談

後半の部では、実際にbluecodeで働く輿石衣里さん(WEBディレクター)、ADDress 会員で釣り部部長の高田 浩気さん(エンジニア)。ADDress 家守でサーファーの宮本 涼輔さん(エンジニア)、三人のトークセッションが開催されました。

—— 皆さんが今の働き方を選んだ理由とは

輿石さん:私がbluecodeを選んだ理由は、自由な働き方をしている人たちが「かっこいいな」と思ったのが正直なところです。私は海外旅行が好きで、海が綺麗なアメリカ・サンディエゴにいたときの現地のワークライフスタイルが理想に感じていました。自分の時間を大切にしながら仕事をしている雰囲気など、憧れに近い形で将来は海外で過ごしたいという思いが生まれました。そんな夢を実現するために、帰国後にジョインしたのが働き方が柔軟なbluecodeだったのです。そこで新しい趣味として釣りに出会い、今は暇があれば釣りに行くようなライフスタイルになりました。

高田さん:私は、いろいろな職業を転々として、現在はアプリエンジニアとして活動しています。ADDress 会員として釣り部の活動をしているのは、神奈川県・小田原の拠点に住んでいて、海のそばでもあり、釣りをするのにとても都合が良い場所だからです。遠方から来るととても混んでいる釣りスポットなんですが、私は歩いて行けるので、趣味と仕事の両立ができています。

宮本さん:私は、千葉県外房でADDressの家守を行っています。家守になった理由は、子供をいろいろな人に触れさせたいと思っていたからです。airbnbなどでも運用していましたが、実際に子供が生まれたら忙しくて難しかったのですが、ADDressの家守になったらその生活ができるようになりました。サーフィンも趣味としてやっていて、会員さんでサーフィン初心者の人を海に連れて行ったりしています。

—— 理想の働き方や生き方のデザインができていると感じますが、皆さんは実現できている実感はありますか?

高田さん:釣り人とエンジニアの両立はできていると思います。でも、車があるともっといいですね。今、一番ほしいのはハイエースで、キャンピングカーにできたらいいですね。 

宮本さん:私の場合、前職の会社がリモートワークだったことが大きいですね。bluecodeさんみたいに、好きなところに行ってきていいよという文化がなければ今の生活はできていないと思います。前職は仕事さえしていれば海にも行けましたからね。だからこそ、周りの人の理解が重要だと思います。世間は、自由な働き方を注目するけど常識ではないので、発信していくことも大事です。

輿石さん:そうですね。周りの人や会社の理解は重要ですね。その点、bluecodeは会議が終わったら、隣接する横浜ベイサイドマリーナから自社クルーザーを出して釣りに行ったり、オフィスに釣り竿やルアーなどもおいてあるので、会社が趣味を後押ししてくれていますよね。私もbluecodeで釣りに出会ったので、会社の制度を存分に活用しています。

良い仕事・質の高いチームを作るために

業種業態により、リモートワークがしづらかったり、充実した福利厚生や制度を用意できないケースがあるのも事実かもしれません。

しかし、今回話を聞いていて、経営者や会社視点ではなく、ともに働くメンバーがいかに自分らしく働き・暮らすかに視点を置いて環境を作っていることがとても印象的でした。良い仕事・質の高いチームを作るために、人間関係やコミュニケーションの質の向上に寄与する環境を作っていく……そんな姿勢こそがこれからの時代に生き残る組織・個人に大切な姿勢かもしれませんね。

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コテージもWi-Fi付き!スキーやサウナを満喫しながら仕事ができる、ニセコ町のワーケーションは家族連れに最高だった https://solopro.biz/mikawa-niseko/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=mikawa-niseko https://solopro.biz/mikawa-niseko/#respond Tue, 01 Feb 2022 01:29:52 +0000 https://solopro.biz/?p=6289 昨今注目を集めているワーケーション。私もこれまで国内外を問わず、全国各地を訪れてレジャーを楽しみつつ仕事をしてきました。会社経営、メディア編集、ライターなどいくつかの顔を持って働いていますが、ほとんどはパソコン1台とイン...

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昨今注目を集めているワーケーション。私もこれまで国内外を問わず、全国各地を訪れてレジャーを楽しみつつ仕事をしてきました。会社経営、メディア編集、ライターなどいくつかの顔を持って働いていますが、ほとんどはパソコン1台とインターネット回線さえあれば完結可能。また、趣味は走ること(指導者としても活動中)ですが、いつもランニング用品を持参して見知らぬ場所を走るのも楽しみの一つ。ときには現地でランニングイベントを開催させて頂くこともあります。

しかし1つだけ、ワーケーションに課題意識がありました。それが、4人の子どもがいるということ。たまに誰か1人を連れての“子連れ出張”は行ってきたものの、そうすると家のことは妻に任せなくてはいけません。とはいえ6人家族となると…移動だけでも大変。まして旅先で仕事も両立させるとなると、結局は妻に子ども達を任せるなどハードルが一気に上がります。

そんな中、私のような子持ちの方におすすめのワーケーションスポットに出会いました。それが、北海道ニセコ町です。どんなワーケーションが実現できたのか、ぜひご覧ください。

三河賢文
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心にライティング・編集など行っています。2010年に独立し、4児の父親として育児と仕事の両立中の“大家族”フリーランス。自分なりの“自由な働き方”を実践しています。ナレッジ・リンクス(株)代表やNPO法人HASHIRU 理事、ランニングコーチなど、複数の顔を持つパラレルワーカーです。

ニセコ町ってどんな場所?

ニセコ町はワーケーションのモデル事業に取り組まれており、これを支援するワンストップビジネスセンター社からのお声がけでニセコ町に伺うこととなりました。同社はバーチャルオフィス事業等を展開しており、今後さらに“働き方のバリエーション”を増やすうえで、魅力ある自治体との出会いを作るため、ワーケーション支援を始めたとのこと。そしてニセコ町では二拠点生活や将来的な移住促進なども視野に入れつつ、より広くニセコ町の魅力を知ってもらうための方法として、ワーケーションに着目したそうです。

そんなニセコ町は人口約5,000人。“パウダースノー”で知られる人気のスキースポットであり、国内外から大勢の観光客が集まります。また、人口も増加傾向にあり、住民は国際色が豊か。今回ワーケーションで現地アテンドを担当してくださったニセコ中央倉庫群の奥田啓太さんも、札幌から移住して起業された方の一人です。

羊蹄山をはじめ自然に恵まれたニセコ町は、夏場でも登山などアクティビティが豊富。今回は成田空港から新千歳空港へ向かい、さらに3時間ほど高速バスでニセコ町に伺いました。しかし新幹線の整備が進んでいるようで、いずれは札幌から30分ほどに着くようになるそうです。そうなれば、さらにニセコ町でのワーケーションは身近なものになるでしょう。

スキー×仕事

2日間はスキー三昧で楽しみました。冬のニセコ町といえばスキー!ワーケーションでもメインのアクティビティです。子どもたちは初めて、私も20年以上ぶりのスキー。「滑れるのか?」と不安だったのですが、なんと今回は特別に豪華なインストラクター付きでビックリ。利用したのはモイワスキー場ですが、数あるニセコ町のスキー場の中でも初心者向けとのこと。しかし、初心者なら大満足できます。

子ども達は元気いっぱい!なので、やはりスポーツが一番でしょう。特に初めてのことへのチャレンジは、人生においても大切な経験になります。初心者だからこそ成長も早く、短時間でもできることが増えるので嬉しそうに取り組んでいました。年の離れた三兄弟、みんな一緒にスポーツする機会はなかなかありません。そういう意味で、日常では難しい家族交流の時間になったのかなとも思います。

ちなみに、娘は妻と雪遊び。すぐ近くに休憩所があったので、そちらを行き来しながら過ごしたそうです。休憩所はリフト乗り場すぐなので、何かあればすぐに駆け付けられるのもポイントの一つ。呼び出されることはなかったですが、ランチは一緒に取るなど合流しやすい環境でした。

しかし楽しいアクティビティ中も、ワーケーションでは仕事が舞い込みます。私も滑っている最中に連絡が入り、何度か子ども達をインストラクターに任せて仕事しました。そんな中、データ容量の大きなファイルをアップロードする必要があり、テザリングでは時間が掛かり過ぎて困る…という事態が。しかし「食堂ならWi-Fi使えますよ」と教えてもらい、リフトから徒歩すぐの食堂へ。ほんの数分で作業が完了し、その後もたびたび食事ついでなど仕事に利用させてもらいました。まさかスキー場で仕事するとは思いませんでしたが、いざとなれば働けると分かっていれば思い切りスキーを楽しめます。

宿泊×仕事

宿泊先がコテージだったので、事前に「インターネットは使えないかも」と伺っていました。しかし実際のところ、宿でネット環境がないと困る人は多いでしょう。特に悪天候で外に出られない際などは、かなりマイナスな要素と言えます。

しかし、いざ伺ってみるとWi-Fi完備。さらに宿の方が気を利かせてくださり、ストーブ横に電源付きのワークスペースを作っておいてくださったのです。ホテルであればWi-Fi完備はもはや基本となっていますが、コテージではなかなか珍しいのではないでしょうか。

朝起きて仕事を済ませ、家族が起きたらアクティビティや買い物へ。そして帰宅したら、妻が夕食を用意してくれている間に仕事する。子ども達の賑やかな笑い声が聞こえる中ではありますが、十分に仕事がはかどります。私は独立以来ずっと10年以上も在宅ワークを基本にしているので、宿がもっとも仕事しやすい環境だったかもしれません。

子どもを遊ばせながら働けるスポットがたくさん

雪が激しく降っていると、さすがにスキーなど屋外でのアクティビティは難しくなります。そんなときは、室内遊びできる場所へ。今回は3カ所で、子ども達を室内で遊ばせながら仕事ができました。

滞在中の業務拠点として利用できるのが、ニセコ駅からすぐの場所にあるニセコ中央倉庫群。旧でんぷん工場はコワーキングスペースのような環境で、もちろん電源&Wi-Fiは完備です。また、今回は利用せずに終わりましたが、スタッフの方に声を掛ければプリンターも使えるとのこと。月末の請求書発送が…なんていう場合でも安心です。

室内の一画にはキッズスペースが設けられていて、絵本やおもちゃもあります。一緒にテーブルで宿題させて、終わったら仕事が終わるまで遊ばせる。目の届く場所にいてくれますし、1~2時間ほどは飽きずに遊んでくれました。飲食もできるので、そのまま食事して再び遊び&ワークなんていうのも良いでしょう。

同じニセコ中央倉庫群には、多目的に利用できる広い倉庫もあります。なんとこちらもWi-Fi完備で電源も利用可能。室内にはトランポリンや滑り台などの遊具を設置いただいていたほか、大きなロールスクリーンで映画まで観られるようになっていました。

これだけ広いと、室内でも思いっきり声を出したり、身体を動かしたりして遊べます。動きたがりの小さなお子さんがいるご家庭なら、最高のスペースでしょう。うちの子ども達も室内を駆け回ったり、用意されていたスケボーに挑戦したりして遊んでいました。

気分を変えて仕事するなら役場がおすすめ。高気密高断熱で快適に造られた新しい役場で、テーブル席とカウンター席が用意されています。私が訪れた際は、他にも数名がこちらで仕事していました。

さらに1階には、木で遊んだり本を読んだりできるキッズスペースも。今回は妻が子ども達を見てくれていましたが、このキッズスペース横にもデスクスペースがあるので、様子を見ながら仕事できます。

町長が目指すのは子どもが安心して暮らせる町づくり

実は今回、なんと片山健也町長にお話を伺う機会が。そこで印象的だったのが、「子ども達が安心して暮らし続けられる街づくり」という言葉。そしてその際に見せる町長の笑顔でした。この思いがあるからこそ、さまざまな場所に子ども達の遊べる場がたくさん設けられているのでしょう。子育て世帯としては、ワーケーションにおいても非常に恵まれた環境だと感じます。

ニセコ町では地域全体でWi-Fiなどの環境整備が進んでおり、ワーケーション時にも働きやすくなっています。万が一に備えてテザリングやモバイルルーターを用意しておくことは大切かもしれませんが、少なくとも今回の滞在中、電源&Wi-Fi難民になって仕事に支障が生じることはありませんでした。

ニセコ町はランニング&サウナ好きにも最高!

最後に個人的な趣味である、ランニングとサウナとの相性についてもご紹介しておきます。私は毎日のようにランニングしており、「仕事に疲れたら走る」のが日常です。また、長男は陸上競技部で長距離に取り組んでおり、ニセコ町でも一緒に2回ランニングを楽しみました。

滑らないよう、シューズに簡易的なスパイクを装着。最初は「寒いから」と乗り気じゃなかった長男も、1kmほど走れば身体も温まり楽しそうに走ります。フカフカの雪、あるいは滑る路面を走る機会なんて日常ではほとんどないので、貴重な経験になったことでしょう。何より雪上ランは、自然と体幹が鍛えられて効率的なランニングフォームが身につきやすいので、トレーニングにおすすめです。

走っていれば、目の前には絶景が広がります。この景色を見るだけで、寒さや疲れなんて吹っ飛んでしまうほど。ランニング中ですが、つい足を止めて写真撮影してしまいました。季節によって景色も違うので、ぜひ夏などにもニセコ町を走りに行きたいものです。

そして運動で汗をかき、冷えた身体は温泉で癒す。ニセコ町には数多くの温泉が点在しており、好みの温泉を探すのも1つの楽しみになるでしょう。私たちも滞在中、5カ所の温泉を巡りました。いずれも泉質など異なり甲乙つけがたいのですが、個人的に気に入ったのは、ニセコ駅すぐにある「ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯」。なぜならこちら、訪れた中で唯一、サウナで“ロウリュウ”(サウナストーンに水を掛けて温度を上げる)できるのです。

好みのサウナ温度は人によって異なりますが、熱いの好きな方だと、いずれの温泉でも物足りなく感じるかもしれません。しかしロウリュウできれば、この問題は一発で解消されます。もちろん、他の方がいると気を遣わなければいけません。でも露天風呂に入りながらタイミングを伺い、誰もいなくなったタイミングでサウナへ。肌が焼けそうに感じるくらい、ロウリュウで熱々になったサウナを堪能できました。屋外にあるので水風呂も非常に冷たく、そのまま外気に当たれるのもおすすめのポイントです。

もちろん食事も美味しく、お陰さまで最高に楽しい1週間を過ごさせてもらったニセコ町でのワーケーション。これまで訪れたことのある地域の中では、特に家族連れワーケーションという面でとても優れた環境でした。単身や1~2名の子を連れての親子出張はたくさん経験してきましたが、これからは家族ワーケーションも積極的に行いたいなと思います。その中で「ここだ!」という場所が見つかれば、二拠点生活も視野に入れるかもしれません。これからワーケーションをお考えの方は、ぜひ候補の一つとしてニセコ町を検討してみてはいかがでしょうか。

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