複業が当たり前の時代へ。課題が山積みなコロナ禍だからこそ、やれることがたくさんある。【オンライン×複業】 #はたサバ

記事のポイント

✅複業をすることで、本業の成果も上がる(スキルを活かす循環ができると、複業でも本業でも価値提供ができる)
✅複業のきっかけはご縁から。まずは経験・人脈を広げることを目的にアクションしてみる
✅With/Afterコロナ時代は、複業が当たり前な時代へ。内省や発信を行いながら仲間とチャレンジしてみよう!

新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン上での仕事が増える中、自分のスキルとIT・テクノロジーを掛け合わせてどんなことができるのか ──。これからの働き方について想いを巡らす方もいるのではないでしょうか?

そこで働き方メディア「SoloPro」では、毎週月曜日21時〜「オンライン×働き方・スキル」をキーワードに、いろいろな業界の第一人者やチャレンジャーに、公開インタビューを実施。

「After/Withコロナ時代の働き方サバイバル戦略」略して、#はたサバ

7/27(月)21時〜のテーマは「オンライン×複業力」

1つの企業で終身雇用という時代も終わりつつある中で、さらにはコロナ禍の影響により働き方に対する価値観が大きく変わった方もいるのではないでしょうか?

今回は、複業やパラレルキャリアなどのキーワードを軸に、実際に複業に取り組んでいる会社員の方や、複業関連の知識が深い方をゲストにお呼びしました。

これからの働き方や実際に複業を行うメリット・デメリット、そしてこれから先の働き方サバイバル戦略をお聞きしていきたいと思います。

【ゲスト】
■太谷 成秀(おおたに なるひで)さん
大手通信企業ビジネスコンサルタント/ONE X 地域創生ディレクター/O-Den副代表/S1


2014年大手通信会社に入社。新潟支店に配属され、入社3年目に最年少で「コンサル営業全国1位/2000人中」になる。現在は都内の私立大学と協力しより質の高い学びの実現に向けて、AIビジネスコンサルタントとして従事している。
社外活動としては、2018年に全社グループ横断の有志団体O-Den20sを立ち上げる。2019年2月にONEJAPANに所属する若手を中心としたONEXを立ち上げ、NPO法人Gnet(ふるさと兼業)や大学、自治体と連携した「共創×実行により、地域の課題解決を実現するプラットフォームづくり」に奔走している。
■新井 結衣 (あらい ゆい)さん
LIFE STYLE株式会社 社長室/人事採用広報担当


一部上場人材企業に新卒入社。B2B、toCセールスに従事し、2年目から事業部のギネス記録を更新、年間MVPを受賞する。現在は、ITベンチャー企業に勤めながら、スタートアップ2社の立ち上げ、コーチングオンラインスクールの運営に参画。LXDESIGNでは、”複業先生”を活用した大企業の複業推進を支援。
2020年11月国家資格キャリアコンサルタント資格、受験予定。「パラレルキャリア」が当たり前になる社会を目指し、働く人の価値創造開発に寄与しながら活動中。
【インタビュアー】
■小林千夏(こばやし ちなつ)さん
大手通信企業 人事(採用・育成)/ 問話デザイン/ S1グランプリ イベントデザイナー/グローバル人事塾 企画責任者/SoloLabコミュニティマネージャー


2012年大手通信企業に入社。法人向けのコンサルティング営業にて新人賞、MVP賞などを取得した後、営業の育成を担い、人事へキャリアチェンジ。複業として、イベントの企画運営、プロファシリテーター、企業研修講師など、口コミのみで活動を広げ、パラレルワークを実践中。
働き方、生き方を自分で自由に選べる力を身につけ、かかわる人にもそのキッカケとなる“場”を提供することをミッションとして活動している。
【解説員・盛り上げ担当(ガヤ)】
■金谷 智(かなたに さとし)さん
株式会社LX DESIGN 代表取締役社長


1990年、富山県高岡市生まれ、高岡高校、東京学芸大学 教育学部を卒業後、アメリカ・サンフランシスコのスタートアップ企業、公立小学校学級担任、(株)リクルートAI領域を経て、(株)LXDESIGNを設立。
神戸市、神戸大学との連携協定、経産省の起業家教育への協力など、産官学を横断して教育事業を運営する、今注目のEdTechスタートアップ。”複業先生”の他には、AIソーシャル進路相談プラットフォーム”imAdokI”などを全国展開中。
■松田然(もゆる)
働き方実験家・SoloPro編集長 

2007年に未経験からライターとなる。その後すぐに、リーマンショックが訪れ不眠不休の激務を通じてココロの体力を付け、2010年に独立・起業。2013年に2社目となるライターカンパニー「合同会社スゴモン」を立ち上げ代表を務めると同時に、ライターになってから現在に至るまで13年で4000人以上を取材しているインタビューライター。
いろいろな人の働き方や生き方に触れたことで、自分の旗を立てる、働き方のサードプレイス「SoloPro」を運営し、メディアやコミュニティ作り、キャリアコーチングなども行っている。
趣味では、自転車旅人としてリモートワークをしながら47都道府県全てを走破したりトライアスロンに挑戦したり……その際に出会った全国の仲間と一緒にプロジェクトを動かし、地方の働き方支援(行政と連携した地方創生の取り組み)や、各種メディアでの情報発信や場づくりなども行う。総じて、いろいろな働き方を実験している人なので、肩書きは「働き方実験家」。

どんな複業をしているの? 変化したこと・メリットについて

小林さん

まずは、自己紹介と、どんな活動をされているのか教えてください!

太谷さん

大手通信会社に勤め、中小企業のコンサルティング営業・大学営業をする傍ら、社外活動として報酬なしで複業をしています。本業を含め、4つの分野で活動しています。

教育分野では、学生向けのキャリア相談会などを開催。営業分野では、営業で悩んでいる若手の育成や、S1グランプリの運営を。あとは、ふるさと兼業という地域を盛り上げる活動にも携わっており、業地方企業と複業したい人のマッチングをしています。本業でも、自分の業務だけでなく、新入社員向け相談会や会社グループ27万人をつなぐ有志団体の副代表を勤めています。

もゆる

4足のわらじを履いているんですね! すごい……!

太谷さん

どの活動にも共有していることは「悩んでいる人をワクワク楽しくさせること」ですね。

小林さん

そもそも、複業を始めたきっかけは何だったのでしょう?

太谷さん

社会人になりたての頃、憧れる先輩方が社外活動をされていたんですよ。自分もこうなりたい! と、背中を追いかけ始めたのが始まりですね。そしたらどんどん外の世界と繋がるようになって。今に至ります。

新井さん

私は、LIFE STYLE株式会社という新規事業やSaaSを支援する会社で人事採用広報を担当しています。社外では、複業先生の営業・人事関係に携わり、Copaness(コパネス)オンラインコーチングスクールという目標達成に向けた習慣形成をペアコーチングで叶える場を提供するコミュティ運営をしています。

新井さん

複業を始めたのは、つい3ヶ月ほど前。新型コロナウィルスを機に、zoomでいろんな人とつながったことがきっかけで、複業に足を踏み出すことになりました。

小林さん

ファシリテーターを務める私も、複業をしている一人として自己紹介をさせてください! 大手通信会社で人事として採用育成に従事する傍ら、複業でイベントのファシリテーションや企画・コミュニティ運営などを行っています。

小林さん

「問話(といわ)デザイン」を肩書きに活動しています。「問」を置いて「話しあえる場」を提供することで、働き方・生き方を自分で自由に選べる力を身につけるためのキッカケづくりや後押しをしたい。そんな軸を持ちながら、活動をしています!

金谷さん

株式会社LX DESIGN・代表取締役社長の金谷です! “複業”で教育に関わりたい個人と学校を繋ぐ“複業先生”を中心に教育業界のアップデートに力を注いでいます。

金谷さん

今日はガヤとして盛り上げたいと思います〜!よろしくお願いします。

小林さん

ありがとうございます。ではさっそく、トークへ入っていきましょう! みなさん、複業をして変わったことはありますか?

太谷さん

やりたいことが見つかったことでマインドに変化が生まれ、本業での成果が上がったことですかね。入社当初はやりたいことがなかったので、会社に与えられたノルマ達成をすることだけに集中していたんです。営業も競争だと捉え、人に勝つことがやりがいでした。

小林さん

なるほど。よくビジネスでは「Will(やりたいこと)・Can(できること)・Must(やるべきこと)」の話しが出ますが、Mustを達成しながらCanを増やし続けいったイメージですかね?

太谷さん

そうですね。でも複業をすることで外の世界を知り、Willができたんです。仕事をする目的をWillの達成に定めると、勝ち負けも気にならなくなり、自分のナレッジを社内へ積極的にシェアしようというマインドに変わりました。結果的に、本業での成果も上がりましたね。

金谷さん

素敵ですねー。本業と複業、それぞれで得たナレッジやスキルを、それぞれの場で活かす循環ができると、何をやっても価値提供ができる。太谷さんのようなループに入れると、仕事が楽しくなるよね。

小林さん

複数の場を持つだけで、生産性がグッと上がる実感は私もありますね。まずは会社内で求められていることに120%応えようとする中で、価値提供のベースとなるスキルが磨かれることも共感します。ただ私は、本業で成果が出ずに悩んでいたことがきっかけで、複業を始めました。

金谷さん

え〜! そうだったんですね。本業で成果が出せないと、複業で価値提供するのは難しいイメージを持たれる方も多いと思うので、意外です!

小林さん

営業では成果が出ていたんですが、自分以上に売れる営業を多数輩出するミッションへと求められることが変わった途端、全く成果が出なくなってしまって……。

新井さん

なるほど。

小林さん

自分の存在価値はあるのか? と考えてしまい、負のスパイラルからなかなか抜け出せずにいました。どうすることもできず、場を変えようと社外でコーチングを学び、自らも悩んでいる方へコーチングを実践したところ、自分のアクションで誰かに喜んでもらう楽しさを再認識できたんです。

それを機に、自らワークショップを開催したり、イベントの開催運営を手伝う中で、自分の価値を提供できる役割が見つかっていき、気づけば複業となっていました。結果として、本業で求められるミッションも、自分の価値が最も提供できる役割で取り組めるようになり、成果を出しやすくなったんですよ!

金谷さん

素敵だ〜! ぜひ2人に、複業先生に来て欲しい!ね! 新井さん?

新井さん

はい!もう、是非お待ちしてます〜! まずはぜひYouTube(”複業先生”特集 2020年7月15日)をご覧ください!

太谷さん

複業している人だと、こういう場のご縁から、さまざまな活動につながるから面白いですよね。

小林さん

会社だと稟議を通さないと……と実践するまでに時間がかかるけど、複業なら気が合うメンバーとすぐやりたいことが実現できる。まさに複業のメリットですね!

複業の仕事を作り出すために必要な力とは?

新井さん

私は、ご縁から複業につながっています。複業先生に携わるようになったのも、zoom飲みに誘われ、メンバーの一人に金谷さんがいらっしゃったことがきっかけです。友人に紹介したい人がいると、誘われるがまま出席したら……。

金谷さん

新井さんに出会いました!(笑)

新井さん

本当にたまたま! でもそこから、複業につながったんです。

小林さん

まさに、ご縁ですね〜! コロナを機に複業を始めた、ということはここ3ヶ月くらいの出来事ですよね? ぜひ、そのスピード感の秘訣を聞きたいです。

新井さん

自分の「想い」を言葉にして、人に伝え、発信し続けたからだと思います。想いの部分は、昔から持っていて。母から、私を生むことに苦労をした生い立ちを聞いて育ったので、自分の価値を高め家族に恩返しをしたい気持ちが強かったんです。

将来は、産休育休後の女性のキャリア支援がしたいと思っています。そのためのスキルを20代のうちに伸ばしつつ同世代も巻き込みながら、まずは自分が女性としてイキイキ働くことを体現したいと思っています。

小林さん

素敵な想いですね……。感動しちゃいました。今のように、普段から積極的に自分の想いを周りに発信し続けていたんですね!

新井さん

自分がどんな人として覚えられたいのか? を意識して、自分をラベリングできると複業につながりやすいのかなと思います。

太谷さん

私もご縁がきっかけになることが多いですね。既にあるコミュニティ・有志団体に参加したのがファーストステップでした。あと、初めから報酬ありで複業をするのは難しいのでボランティアから始めましたね。

新井さん

報酬目当てだと、ご縁がつながらなかったり、疲弊してしまったりする人も見かけますね。

太谷さん

得たい経験・人脈を目的に経験を積んだ後、自分でもコミュニティをつくり活動の幅を広げていきました。

金谷さん

複業であれば、儲けを気にせず小さなことを面白がれる能力も大事だと思います。最近『複業先生珈琲店』を始めたり、廃校をリノベーションしてコワーキング施設を作ったりしているんですよ。

もゆる

面白そう!

金谷さん

最初は、それ儲かるの? 大丈夫? って声も聞こえました。だけどプロジェクトが進むうち、面白がってやっている「余裕」にこそ人は興味を示してくれるんだな、と感じますね。

太谷さん

面白がってやってみる・行ってみるっていう、一歩踏み出す力は大事ですよね。その繰り返しが、いろんなチャンスにつながると思うので。

金谷さん

僕も、思い出したくない失敗をたくさん経験してきましたし、「基本は失敗が当たり前」だと思ってチャレンジして欲しいですね!

もゆる

僕もいくつか複業をしていたことがあるのですが、まずは何でも面白がって挑戦してみて、その中で自分に合うもの・合わないものを感じとることが大事だと思います。その上で、次のフェーズとして断る力をつけることも大切。「何のためにやるのか?」 という軸ができると断るスキルも磨けるので、本当に意義ある活動に注力できるようになります。

小林さん

私も「働き方・生き方を自分で自由に選べる力を身につけるためのキッカケづくりや後押しをしたい」という軸を持つことで、断る基準ができました。もしまだ軸が具体化できていない場合は、その仕事を請けたとき自分がどんな気持ちかを観察するのがおすすめです。

・前向きで軽やかな気持ち(いい予感・楽しそう!)

・重くマイナスな気持ち(〜しなきゃ・リターンを求め打算的)

私は後者の気持ちのまま仕事を引き受けると、疲弊しがちでしたね。感覚的ですが、自分の気持ちに従うことは一つの基準になると思います。

Withコロナ になってから本業、複業に変化はありましたか?

太谷さん

オンラインでの打ち合わせも当たり前になってきましたね。移動時間がない分、残業も減り自由な時間を有効活用できて良いなと感じます。

小林さん

正直私は、仕事への支障が大きくて最初は混乱だらけだったのですが。太谷さんはポジティブに捉えられたんですね!

太谷さん

もちろん、混乱もありました。でも整理をしたら、やるべきことにフォーカスできましたね。ある方が、「課題の数だけビジネスチャンスがある」とおっしゃっていて。課題が山積みなWithコロナ時代は、やれることがたくさんあると、前向きに動き出せました。

新井さん

新型コロナウィルスを機に複業のチャンスが生まれたので、変化はすごくありました。主催するコミュニティCopanessも、基本オンラインなので全国各地からご参加いただいています。

小林さん

みなさんそれぞれ、良い方向へ変化を生めているんですね!私も、全ての仕事が一旦ストップしたことで「そもそもなんで複業していたんだっけ? 」と改めて考える時間がつくれました。「働き方を自分で選べる力を作りたい、そこに向けて行動するキッカケを提供したい」と原点に立ち返り、そのための場を提供するなら、リアルな場にこだわる必要はないと、立て直すことができました。

新井さん

考える間もなく走る期間も必要ですが、自分自身と会話する「内省」をすることも大事ですよね。

小林さん

あとは、仲間がいたことが大きいです。1000人規模のオンラインイベントをつくっていたのですが、そんな大規模なオンラインイベントでファシリテーションを務めた経験はありませんでした。もし一人だったら怖くなり、くじけていたかもしれないです。仲間と一緒にやらざるを得ない環境に身を置けたことが、前を向いて走り続ける大きな支えとなりました。

太谷さん

モチベーションを上げるのも一人だと難しいですし、自分で限界を決めつけがちですもんね。

金谷さん

複業ではなくても、ご縁を大切にしてコミュニティを持つことは大事だね!

コロナ禍によってオンラインや在宅ワークが主流になり、複業はどう変化すると思いますか?

小林さん

では最後に、視聴者(読者)へのメッセージを含め、With/Afterコロナ時代、自分はどうありたいか? また複業はどのように変化していくのかを、聞いていきたいと思います!

太谷さん

最近は大手企業も、複業人材を募集し始めている時代です。近い将来、本業の傍ら複業することが当たり前になるかもしれません。そこに向けた準備として、まずは「今までどんなときが嬉しかったっけ? ワクワクを感じたっけ? 」と感情や経験の棚卸しをしてみてください。焦らず、変化の時代に備えていけたらいいな、と思います。

金谷さん

太谷さんのおっしゃる通り、複業が当たり前な時代になるのではないか? と感じますね。複業先生でも、大手企業の社員が一斉登録する動きが出ています。まさかこんなふうになるとは、予想もしていませんでした。みんなで専門性をシェアして盛り上げていこうぜ! という世界になってきたんだと実感しますね。

もゆる

内省して見つけた自分自身の軸を、発信していくことも大事だと思います。オンライン上だと偶発的な出会いはなかなか生み出せませんから。SNSを活用した情報発信などを通じて、誰かに自分を見つけてもらう、思い出してもらう環境をつくること。そこから、仕事や社外活動につなげていってもらいたいですね。

新井さん

もし今、複業をやりたい・興味があるという方は、その気持ちをアクションに変えてみてください。変化が著しい時代だからこそ、自分自身の”やってみたい”という気持ちに素直になって動いた人が、その波に乗れる気がします。そして、やりがいを持てる様々なプロジェクトに、どんどん参加していってほしいですね。

小林さん

私からみなさんへお伝えしたいのは、仲間と楽しんでやってみる! です。まずは、同じ志を持つ人や、出会ってピンとくる人と一緒に活動してみること。失敗してもいいと思うんです。そんな機会を、もっともっとみなさんに提供していきたいと思っています。

 

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