フリーランスは「稼ぐ」だけでなく「増やす」視点を持て〜パワートラベラー阪口ユウキが実践する将来の不安との向き合い方

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テーマ:個人事業主は安定しない収入や将来の不安とどう向き合っていけばいい?
アンサー:目の前の仕事だけではなく、常に収入源を増やすことを意識すれば、心のゆとりにつながる。

阪口ユウキ
1987年生まれ。横浜市出身。世界中を自由に旅しながら資金を稼ぐ、自称「パワートラベラー」。23歳で世界中どこでもできる仕事としてアフィリエイトを始め、大阪・あいりん地区を拠点にWebマーケティングやサイト制作の技術を学ぶ。現在はWebサイトやオンラインスクール運営を行いながら、夫婦で旅をする生活を実践中

Contents

将来を見据えて”複数の収入源”と自分の”居場所”を作るリスクヘッジを

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松田 然
個人事業主の多くは将来の不安を抱えていると思います。「パワートラベラー」を自称して自由な働き方を実践されている阪口さんも不安を感じることがありますか?
阪口ユウキ
もちろん不安がないと言ったら嘘になりますよ。

僕が主戦場としているアフィリエイトは、しっかりとした収益が出るのが半年から1年先という世界です。しかも、成約に結びついたところで、実際にお金が入ってくるのは2ヶ月後。貯金で何ヶ月生き延びられるかを計算し、そのデッドラインに合わせて行動をするようなことをしていました。

今はサイトの収入も安定していますが、以前は作成したガラケーのサイトがスマホの到来によって全滅した経験もありますからね(笑)

それに、Googleが検索のアルゴリズムを頻繁に変えるので、その都度”正解”が変わる水物商売。最近では若い人が検索自体をあまりしなくなっているというのもあります。

松田 然
では、その不安とどう向き合っていますか?
阪口ユウキ
まずは、収入源を増やすことを意識しています。アフィリエイトサイトであれば、サイトを増やすこと。

アフィリエイトをしていない方には専門的な話になってしまいますが、収入アップとともにリスクヘッジも兼ねて、ジャンルやASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を分散させておくことや、アフィリエイトサイト以外にも、Googleアドセンスサイトも作成。あとは今まで培ってきたWebサイト運営のノウハウをマニュアル化し、販売したり、企業へのサイトアドバイスなども行っています。

また、それとは別軸で、10年先、20年先を見据えた自分の居場所を作ることを意識しています。

例えば今力を入れている旅行サイトの運営は、その一つです。旅行は市場規模が24兆円ほどあり、この先もおそらくなくなることのない分野。半年から1年先を見据えて、今からいくつかの施策を打っています。

松田 然
ついつい目の前の仕事に追われがちですが、将来を見据えて手を打っておくことが大切ということですね。

阪口ユウキ
ほとんどの方は分かっていることだと思いますが、個人事業主は、例えば病気で倒れたらいくらスキルがあっても仕事ができなくなってしまうというリスクを抱えています。だから、複数の収入源を持つなど、常にリスクヘッジすることは心掛けていますね。

松田 然
そうした意識はいつからお持ちなんですか? ご結婚されてから?
阪口ユウキ
いえ、それよりずっと以前からです。僕のキャリアのスタートはガラケーのアフィリエイトだったのですが、スマホが主流になったことで、全てダメになるという経験をしたことも大きいですね。

それに、Webメディアも結局のところは資金力のある会社が強い。そのことに気付いてからは、インターネット以外にも収入の柱を持とうと思うようになりました。

本業以外にも注力すれば稼げる種を持っておくことは将来に対する不安を減らし、その心のゆとりが、現在のライフスタイルに選択肢を与えてくれると思ってます。

自分の人生の目的に合った方法にフォーカスできているか

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松田 然
阪口さんが目指すライフスタイルとは何でしょうか?

阪口ユウキ
僕は仕事より家族とのライフスタイルを重視しています。大切なのは、家族と一緒に好きな時に好きな場所へと行ける生き方を実現すること(そんなスタイルを実現できる人を「パワートラベラー」と呼んでいる)。仕事はその手段にすぎないというスタンスです。

松田 然
ずいぶんと割り切っていますね。そんな阪口さんにも課題はありますか?

阪口ユウキ
自分の考えやアイデアに頼りすぎるところですかね。アフィリエイト業界の仲間はいますけど、似たような仕事をしている人との付き合いは視野が狭くなりがちです。

ただ、先ほども言ったように、僕にとっての目的はあくまで世界を自由に旅することなので、一人で仕事をするスタイルが自分には合っている。だからある程度は仕方がないと思っているんです

松田 然
そうやって必要な要素を絞り込んでいくには、自分の人生の目的やキャラクターを分かっていることがとても重要になりますね。
阪口ユウキ
そう思います。例えばフリーライターの方であれば、書くことそのものが好きでやっている人もいれば、何か叶えたいことがあり、その手段として書くことを選んでいる人もいるでしょう。

どれがいい悪いではなく、自分に合ったやり方にフォーカスできているかどうか、そういうことを考えた上で行動できているかどうかが大事なのではないかなと思います。

 

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