仲間、お金、時間……働き方を自分らしく「DIY」するのに必要なものとは?【 #ワーケーションラボ Vol.3 】

みなさんは、自分の理想の「働き方」を考えたことはありますか?

働き方改革が進む今、会社員であってもフリーランスであっても、自分らしい生き方や豊かな生活を実現するためにも注目を集めているテーマですよね。

さらには、「休み方」もセットで考えると、自分らしいスタイルが見えてくるのでは……。

ということで、話題のキーワードでもあるワーケーション(ワークとバケーションを組み合わせた造語)をテーマにしたイベントが半蔵門のLIFULLHUBで開催されました。

主催は、都内からのアクセスの良いワーケーションスポットとしてコワーキングスペースや交流の場を立上げ運営市営している静岡県小山町。そんな小山町と、働き方についての実験と検証を続けるメディア「Solopro」がコラボし、今回のイベントが実現しました。

登壇したのは、働き方と休み方を自らデザインし、実践し続けているこちらの3名です。

【ゲスト】

湯浅 章太郎(ゆあさ しょうたろう)
Localist Tokyo共同代表。東京で働く人たちが「地域の仕事」を考えるコミュニティの必要性を強く感じ、2018年6月にLocalist Tokyoを立ち上げる。半年間で24回以上のイベントや地域訪問ツアーを実施し、地域に興味がある方150人以上がメンバー登録する。
LO活プロジェクト(厚生労働省委託 地方人材還流促進事業)では、地方就職に役立つセミナーやイベントの企画運営を担当。就活生を中心に、年間約3,000人に地方就職の支援や情報提供を行う。
田代 周子(たしろ ちかこ)
静岡県小山町出身。ファッション雑貨などの卸業「合同会社 creative closet」代表。管理栄養士。新卒で大手メーカーにて新規事業立ち上げを経験した後、自分のやりたいことがわからなくなり、1年で500人近くの人に会い多くの人生・仕事に触れる。そこで「仕事は人生を”楽しむ”為のものであり、自分らしくあるべき」と確信をもち、自分らしい働き方へとシフト。現在は「好きを、わくわくと、クリエイティブに」をテーマに幅広い業態への展開を目指している。

【ファシリテーター】

松田然(もゆる)
ライターカンパニー「合同会社スゴモン」代表。”働き方実験家”という肩書きで活動しており、働き方をアップデートするメディア「SoloPro」編集長や、キャリアコーチング、自転車旅ライター(仕事をしながら47都道府県走破)など、いろいろな働き方を実験している。現在のテーマは移動しながら働く「移働」。

みんなが考える、自分らしい「理想の働き方」「理想の休み方」とは……?

松田:今回のイベントの目的は、理想の働き方と休み方を自分らしくDIYしてみようです。って、DIYと言う言葉に馴染みがない方もいると思いますが、湯浅さんわかります?

湯浅:Do It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語で、何かを自分でつくったり修繕することですね。

松田:そうです。何の略だったか忘れいたので、先ほどwikipediaで調べました(笑)

 

では、いきなり本題!  働き方や休み方を自分らしくDIYする上でまずは「失敗しないとしたら!」と言う前提で働き方の理想を掲げてみましょう。

湯浅:それはもう、欲望をさらけ出すことですね(笑)。

松田:というと?

湯浅:わたしの現在の働き方は会社員として働きながら複業で地域活性化のコミュニティ「Localist Tokyo」の共同代表を務め活動をしています。理想としては、会社から任された仕事をこなすだけではなく、自分自身がやりたいと思った仕事をつくりだす働き方をしていきたいですね。やりたいことをやるという意味で欲望が叶えられる働き方。

松田:それは今後も会社に属しながら? それとも、起業してやっていくんですか?

湯浅:正直、手段にはこだわっていないです。ですが、今すぐやりたいことだけで食べていけるほど複業の地域活性化コミュニティが事業化できていないのも現状です。今現在の手段としては、まずは会社員と両立をしながら徐々に理想の働き方を実現させていくのが一番良いかなと思っています。

松田:今回のイベントでは、「もし失敗しないとしたら」という問いも大事にしたいのですが、それで言うと「こんな場所でこんな人と働きたい!」 など理想はありますか? 事業として成り立つかは一旦置いておいて。

湯浅:地域活性化コミュニティの活動を始めてから地方に行く機会が増えて、温泉の魅力にはまっています! 疲れがとれて良いんですよ。だから、朝起きたらまず温泉に入って、昼は仕事をして、夜も疲れを癒しに温泉に入る。この働き方が理想ですね(笑)。

松田:田代さんは、どのような働き方が理想ですか?

田代:私は、予定を詰めて忙しく働くこともあれば、のんびりゆっくり過ごす日もあるので、理想の働き方にはいくつかパターンがあるなと思っています。1つは、世界を転々としながら働くスタイルです。好奇心が強いので、まだ見たことないものを見たり、知らない世界を経験できる働き方は憧れますね。あとは、田舎でゆっくり過ごす働き方も良いですね。出身が静岡県の小山町なのですが、ゆくゆくは生まれ育った故郷でのんびり暮らしたいと思っています。どちらにしろ、周りの目を気にしないで自分のやりたいように働くスタイルをつくっていきたいですね。

松田:世界を転々とする働き方、良いですね。僕も旅をしたい、でも仕事を辞めたいわけではない。なら、両立できる働き方を実現したいという思いで、趣味である自転車旅をしながらライターの仕事をしていたら47都道府県全てを回って面白い人を取材するような仕事になりました。

田代さんは、「この国で働いてみたい! 」という想いはありますか?

田代:ヨーロッパが好きなので、ヨーロッパ諸国を転々としながら働いてみたいですね。国や地域によって雰囲気は違いますし。日本とは違うファンタジーの世界に入ったような世界観が好きなので、自分が好きな場所で働けることは理想ですね。

松田:では続いて、二人の理想の「休み方」はいかがですか?

湯浅:一人で過ごすのもいいですけど、友達と飲みに行きたいなと思うときもあるじゃないですか。そういうときに気軽に声をかけられる仲間がいる環境で休むのが理想です。

松田:「仕事のことを全く考えない休み方」と「仕事の学びもある休み方」があると思うのですが、湯浅さんはどちらの過ごし方をすることが多いですか?

湯浅:休みながらも仕事に活かせる学びがある方がいいですね。最近は地域に行くことが多いので、せっかく行ったなら地域の人と交流できるイベントを開催したり仕事に活かせるヒントを得たいです。あとは地域で人脈ができると「今度行ってみたいなぁ」と思う場所が増えるんです。人との出会いがきっかけで休む場所を決めるのも良いなと思ってます。

田代:わたしは、通ったことのない道や小さな通路を歩くことが好きなんです。散歩している犬と戯れてみたり(笑)。何も考えずにぼーっとしたり。地元の小山町はかなり田舎なのでちょっと歩くと森があるんです。静かな落ち着いた木々の中を散歩するって気持ちいいんですよね~! 週に一度、半日だけでもできればリフレッシュする時間を主体的に作れるのが理想の休み方です。

自ら理想を考え、グループでシェアしよう!

今回は、参加者の皆さんにも、理想の「働き方」「休み方」について考えていただきました。 まずは個人ワーク。シートに思い浮かぶ単語をどんどん書き出していきます。その後、グループ内でシェアをしていきました。参加者同士で意見交換することで新たなアイディアが生まれたり刺激的な時間でしたよ~!!

「信号のない道をロードバイクで走る休日なんて理想」

「地方や海外など多拠点で生活をしながら働きたい……!」

「半年働いて、半年休む! なんて働き方もいいですね」

「海を見に行ったり、友達とフォトウォークするのも楽しそう」

などなど、いろいろな意見が飛び交いました。

 

「理想」を「実現」させるために、わたしに必要なこと。

理想の働き方と休み方を実現させるために必要なこととは……?

グループでシェアをした内容を踏まえ、みなさんに発表していただきました!

<主な意見>
・どこでも仕事をつくれる力
・継続力
・スケジュール管理
・自然豊かな土地
・身体のリズムを把握する
・ Wi-Fi 環境
・一緒に想いを実現させていく仲間
・人との出会い
・健康
・お金
・やる気
etc…

やっぱりお金だろうという現実的な意見から、そのお金をどこでも作り出せるスキルだろうという意見。はたまたWi-Fiがあれば何とかなるという意見まで、一人ひとりが想いを発表していきました。

やってみないとわからないことも多いので、経験者の言葉を聞いて「そうなんだ!」といった気づきもある時間でした。

都内からたったの1時間半。静岡県小山町がワーケーションにぴったりな理由!

松田:今、みなさんに挙げていただいた理想の働き方と休み方を実現させるにあたって、いくつかご紹介したいことがあります。

1つ目が「ワーケーション」というスタイル。ご存知の方はいますか?

アメリカの企業が採用し、近年は日本の大企業も取り入れ始めたワーク(働く)とバケーション(休日)を合わせた造語です。昼間はビーチでバカンスを楽しんだり自然豊かな場所でリフレッシュしたり、その反面、ネットでオンラインミーティングに参加したり普段はできない仕事や作業をするなど、仕事と休日を組み合わせた過ごし方です。

では、実際にワーケーションをするメリットとデメリットはどこにあるのでしょうか?

【メリット】
・リフレッシュができる
・場所を変えることで新しいアイディアや考えが生まれるかもしれない
・自分が好きな場所で仕事をすることでエネルギーをもらえる

【デメリット】
・嫌な仕事を旅行先でやることはより憂鬱
・バカンスが楽しすぎて仕事が進まない
・ITリテラシーがないとパフォーマンスが上がらない(Wi-Fiが繋がらないなど)

より詳しく知りたい方はこちらの記事も

【ワーケーション完全ガイド】東京から約90分でリフレッシュ! 静岡県小山町で働き方をアップデートする方法

2019.01.29

松田:あと、もう1つ大切なのが場所選び。実際にワーケーションをするときにおすすめな場所として、東京から車で1時間半で着く静岡県の小山町を紹介します。

ゲストのお二人は、この街に住んでいたり、旅行した経験があると伺っていますが、小山町はワーケーションスポットとしてどんな魅力があると思いますか?

田代:私は実家が小山町なので、こちらを拠点にしつつ東京に働きにでるようなスタイルができる街だと思っています。

小山町は都内から近いのが一番の働きやすさですね。車で1時間半の距離なので、平日は東京で働き週末は小山町で過ごすなどの働き方も十分できます。ただ難点としては、電車が30分に1本もしくは1時間に1本しか走っていないので車が無いとかなり不便な点ですね。

湯浅:僕は東京から小山町まではバスで移動するのですが、バスの中でも仕事ができるのはありがたいですね。僕の場合、広い机の上より、むしろ狭いスペースで他にやることもないシチュエーションの方がPC作業がはかどるんです(笑)。道路が空いていれば1時間半で着くとはいえ、移動時間も有効活用できるのは良いですよね。

松田:そういえば、先日湯浅さんと一緒に小山町に伺った際、道を歩いてると子供が挨拶をしてくれましたよね。それが、すごくいいなと思って。

田代:挨拶しますね(笑)それが当たり前だと思って育ってました。

湯浅:そうそう。あと、タクシーが捕まらなくてどうやって移動しようってなってたら地元のおばちゃんが車に乗せて送ってくれて。それだけで小山町良い場所だな~! と思いましたよ。

松田:今日は、小山町の役場(おやまで暮らそう課)にお勤めされている石田さんにもお越しいただいているので少しお話を聞いてみたいと思います。

石田:住みやすさでいうと、小山町は少し標高が高いので、東京の熱帯夜に比べたら朝晩はかなり涼しくていいですよ。未だにクーラーのない家もあります。先ほど子どもが挨拶をしてくれる話がありましたが、横断歩道を渡ったあと車に向かって「ありがとうございました!」とお礼を言うのも小山町の子どもたちの良いところですね。小山町を車で走るときはぜひ止まってあげてください。子どもたちの気持ちのいい姿が見れますよ(笑)。

松田:移住するとなるとハードルが高いのかなとも思うのですが、助成金などは手厚いんですか?

石田:そうですね。東京で仕事をされてる方で小山町に移住をして起業する場合は、最高100万円の助成金が出ます。さらに来年は国からの支援金も加えて支給されます。起業をしなくても、土地や家を買った場合の助成金額は最高で50万円。こちらは住んでいただければどんな働き方をしていただいても大丈夫です。

松田:いろいろな制度を利用すると、より移住や2拠点生活で働くことも身近になるかもしれませんね。とはいえ、全く知らない土地に行くのにはきっかけも必要。最後に、僕からも小山町に作っているコワーキングスペース「小山CF」について紹介させてください。

小山町自体が映画のロケ地によく使われるのですが、このコワーキングスペースも映画スタジオ(フィルムファクトリー)としてロケ地として使われている建物です。2019年1月にオープンし、地元と首都圏の人とのコミュニケーションが生まれる場所(コミュニケーションファクトリー=CF)として運営しています。

ワーケーションをする際に、拠点となる場所があるといいですよね。そんな場所を作りました。

まだ毎週木曜日かイベントのある日のみ空けていますが、ぜひ活用してみてください。

詳しくは小山CFのHP

最後に……

ワーケーションラボVol.3では、小山町にゆかりのある登壇者のトークと参加者同士のワークを交えて「理想の働き方と休み方」について考えていきました。

ワークが進むにつれどんどん前のめりになって意見をシェアする参加者のみなさんの姿がとても素敵でした。

都内から車でたったの1時間半で着く静岡県小山町。綺麗な富士山が見れ、温泉にも入れるなんて……! ワーケーションをするのにぴったりなコワーキングスペースもできたので、普段できない仕事もここならできそうですね。

 

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