The post 奥多摩の「里の物語」をつむぐレストラン・サウナ・ホテル。『Satologue(さとローグ)』で過ごす、特別な一日 first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
]]>忙しい日々に、潤いを。
自然と対話する非日常を通じて、豊かさの循環を体験できる場所が、都心からわずか1時間半のところにあります。
東京都奥多摩、青梅線沿いの多摩川上流エリアにある『Satologue(さとローグ)』。
地域の歴史・文化・自然や、 そこに住まう人々のいとなみといった「里の物語」を感じられる体験を通じて、心も体も“ぽっかぽか”になる場所でした。
今回は、旅とサウナ好きなSoloPro編集長の松田然が現地の体験をレポートします。
皆さんは東京の奥多摩にどんなイメージがありますか?
私自身、生まれが西東京エリアだったので、学生時代はキャンプやバイクツーリングなどでよく遊びに行った場所でした。
その時に感じていた魅力は、自然が広がるエリアへのアクセスの良さ。都会の喧騒を忘れる静けさがあり、聞こえるのは鳥の声や川のせせらぎといった自然の音。渓谷沿いを縫うように走る青梅線や、山間にひっそりと佇む集落、有名観光地ではないからこその素朴な雰囲気がとても素敵です。
この地に、2024年5月にオープンしたのが『Satologue(さとローグ)』。
里山のいとなみと自然の恵みを大切にしながら、訪れる人々とともに新たな物語をつむいでいくというコンセプトのもと、レストラン、サウナ、そしてホテル(2025年春オープン予定)を営んでいます。
館内は、古民家を改修したモダンな創り。エントランスには、林業の要所であった当時の写真が置いてありました。
青梅・奥多摩の歴史を紐解くと、江戸時代は木材を多摩川に流して街へ運ぶ林業が里山のくらしを支えてきたそうです。Satologueでは、お食事前に実施している「フィールド散歩」の際にも、スタッフからこの地の歴史や奥多摩の自然について案内があります。地域の背景を知ると、好奇心が刺激されて、サービスへのこだわりをより感じられます。
フィールド散歩は、養魚場跡地を再生したビオトープや自家農園、きのこの菌床培地やワサビ田などを周りながら、土地と対話しているような気分になれる素敵なツアーでした。
ーー では、早速お目当てのランチへ。
「地域の食文化や課題を発掘し、新しい価値を吹き込み、創造する場であること。」
そのコンセプトを体現しているレストラン「時帰路 TOKIRO」にて、奥多摩の地元食材を使った沿線ガストロノミー(※1)を提供しています。
※1 沿線ガストロノミー(「ローカルガストロノミー」が、地域の風土、歴史、文化を料理で表現 することであるのにもとづき、沿線地域の風土、歴史、文化を料理で表現する意味の造語)
自家農園で育てられる野菜や、地域の生産者から届く食材が五感を喜ばせる一皿に。東京の奥多摩でいただく地産地消のグルメは、都会では味わえない贅沢なひとときになりました。
「タルトに使っている山栗は、シェフ自ら山に入って採ってきたもので」
「このいちじくの葉っぱは、お隣の住んでいるおばあちゃんにいただいて……」
スタッフの方々が、1つひとつのメニューのこだわりや、食材に込められた里山の物語を伝えてくれたので、目で耳で舌で味わえたのが印象的でした。
地域のつくり手たちから届く旬な食材を使ったフレンチベースのコースをぜひ体感してみてください。
良いサウナの条件を1つ上げるとしたら、水風呂の水質、自然を感じる外気浴、薪サウナ……
やっぱり1つに絞るのは難しいのが正直なところですが、Satologueのサウナ「風木水 FUKISUI」には、この全てが揃っていました。
先ほどのレストランと、こちらのサウナを設計を担当したのは、瀬戸内海に浮かぶ移動式ホテル「guntû(ガンツウ)」などを手掛ける堀部安嗣氏。敷地内にあった倉庫を改築して薪サウナとして甦らせ、水風呂には清らかな川の水を引き込むなど、こだわりに溢れていました。
林業で栄えた奥多摩の木材を薪として使用する檜のサウナ小屋。薬草やハーブを使ったロウリュ水で、心地よい香りを楽しみながら汗を流せます。
外気浴スペースでリフレッシュしたら……もう帰りたくない(笑)
貸切で利用できる特別な体験。ぜひ、ご自身の身体と心が自然に溶け込んでいく感覚を味わってみてください。
サウナでととのった後に、マネージャーの秋山拓実さんと話す機会がありました。
「サウナはいかがでしたか? 建築家の堀部さんは、全国のサウナを渡り歩いて、ご自身が作りたいサウナをここで表現されました。奥多摩は林業で栄えた町なので、地元で採れた薪で火を起こし、敷地内に流れてくる川の水を使った水風呂に入る。そして、この山々の自然に抱かれた外気浴。JR青梅線の電車が約40分に1本通るのですが、目をつぶっていると音が段々と近づいてきて、また離れていく風情のある”ととのい”も体験できます。
また、サウナで使った木材の灰は畑に巻いて肥料にし、育ったお野菜をレストランで提供したり、本日のメニューにあった東京和牛の炭火焼きは、地元のおじいちゃんからいただいた炭で香り付けした一皿だったり、Satologueを通じて良い循環が生まれています。
あと、私が個人的におすすめしたいのは奥多摩の朝の雰囲気です。山に霧がかかり、そこに朝日が差し込む光景などはとても神秘的なんです。都心から電車ですぐ来ていただける場所ですし、普段はこの場所に住んでいる人しか味わえない風景を、宿泊いただくことで楽しめます。ぜひ、今春オープンするホテルに泊まって体験して欲しいですね」
奥多摩に移住し、Satologueの魅力やこの土地の豊かさを伝える「語りべ」として活動している秋山さん。ぜひ、お会いする機会があれば声をかけてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した「Satologue」は、JR 青梅線 古里駅・鳩ノ巣駅の間に位置しています。都心から電車を乗り継いで辿り着く小旅行は楽しい時間でした。
| 所在地:東京都西多摩郡奥多摩町棚澤 1 交通手段:JR 青梅線「古里」駅 徒歩15分 / JR 青梅線「鳩ノ巣」駅 徒歩20分 ※鳩ノ巣駅には電動アシスト自転車 (HELLO CYCLING)、電動トゥクトゥク(Emobi)を設置(冬季休業の場合もございます。詳しくは各サービスHPをご覧下さい)) |
心と体を温める新しい選択肢。
ただのリフレッシュではなく、忙しい日常をちょっとだけ離れて自分と向き合える。地域の人と人のつながりや、その土地の風や木、水などに触れ、すべてが循環している自然のいとなみを知ることで、自分にとって心地よい生き方や働き方に気づける場所。
国内外いろいろな観光地がありますが、大都市東京の自然が色濃く残る奥多摩エリアにできた『Satologue』には、そんな魅力がありました。
少し羽を休めたい日に、あなたも新しい物語をつむぎに出かけてみませんか?
Satologue公式HP:https://satologue.com/
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]]>The post 1か月バリ島、親子ワーケーション。子どもは現地の幼稚園へ。大人は余白のある時間で仕事とリフレッシュタイム first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
]]>初めて海外でワーケーションをしてみたい。
外国に行くなら、現地に長く滞在したい。
そんな方におすすめなエリアが、東南アジア。
温暖な気候、美しい自然環境、物価の安さ、日本との時差が小さいため業務に支障が出にくい……など、仕事をしながら旅(バケーション)をするのにはぴったりな国が多くあります。
私自身、自転車で国内47都道府県全てを回りながら仕事をしたり、いろいろな国へ一人旅をしながら働いたりとワーケーション経験は豊富にある方かもしれませんが、今回はちょっと勇気のいる挑戦をしてきました。1歳半の息子を連れて1か月、インドネシアのバリへ。
結論、最高に良い経験ができたのですが、仕事はどうする? 子育て環境は? お金はどのくらいかかる?といった課題はあったので、それも踏まえながらバリ島ワーケーションの魅力を紹介します。
以前インドネシアに伺ったのは、コロナ禍になる前。1か月でアジア5カ国を旅した際の、最終目的地がバリ島でした。
その時の印象は……
| ・世界中からデジタルノマドが集まるエリアがありコミュニティが充実していたこと ・美しいビーチや山々、棚田など豊かな自然が広がっていたこと ・料理が美味しく、物価もとても安かったので満足度が高かったこと ・独自の文化や伝統的な祭りが多く、文化体験が充実していたこと ・人が優しかったこと |
短い滞在ながら、とても良い場所だなぁと感じました。
また機会があれば行きたいなと思っていたところ、友人からお誘いがあり、育休中の妻がまずは行きたいと手を挙げました。しかも、現地に短期滞在者も入れる幼稚園があるから、1か月行ってくると。
せっかく行くなら私もそのくらい行きたいのが本音でしたが、当然、仕事や費用の不安は頭をよぎりました。でも、もし行けない場合は息子と離れ離れになるのも寂しいし(笑)。
ということで、まずは仕事の調整と、現地で暮らすように旅するための情報収集からスタートすると、1か月、一緒に行っても支障がないことがわかりました。
インドネシア全体の人口は、約2億7,000万人(2020年、インドネシア政府統計)。中国、インド、アメリカ合衆国に次ぐ世界第4位の規模となり、2050年には約3億1,700万人に達するという予測もあります。若い人も多く、国としての勢いを感じます。
まずは最低限、以下のような情報収集をすれば予算や持ち物などの準備ができると思います。
| ・日本からのアクセス バリ島は、東京(成田・羽田)、大阪(関西国際空港)からガルーダ・インドネシア航空、全日空(ANA)、日本航空(JAL)などが直行便を就航しています。所要時間は約7〜8時間です。 また、費用を抑えたい方や、時間に余裕があり他の国にも寄ってみたい方はシンガポール、クアラルンプール、バンコク、香港などでの乗り継ぎも一般的です。 今回は1歳半の子供が一緒だったので、直行便を選択しました。費用は季節や予約時期、航空会社によって大きく変動しますが、エコノミークラス:約7万円〜15万円程度が一般的です(今回は一人13万円ほどでした。国際便は子供は2歳まで無料) ・気候 バリ島は赤道に近いため、高温多湿の熱帯モンスーン気候です。気温は年間を通じて約26℃から30℃と、極端な温度変化はありませんが、ベストシーズンの乾季(4月〜10月)は、カラッと晴れた日が多く、実際に今回滞在した7月から8月にかけては日本より格段に過ごしやすかったです。 私は東京に住んでいますが、近年の夏は、酷暑、台風、ゲリラ豪雨などが話題になりますよね。バリ滞在中はほとんど雨にあたることもなく快適でした。また、内陸部は標高が高く山岳地帯の観光地では、気温が低く、夜間は涼しくなるので長袖がいるほど。 また、静かに過ごしたい方は雨季(11月〜3月)もおすすめ。雨季といっても、雨は短時間で止むことが多く、観光客が少なく、宿泊料金が安くなるシーズンでもあります。 ・人口・民族 インドネシアは世界最大のムスリム人口を有していますが、イスラム教は国教ではなく、憲法によって宗教の自由が認められているそうです(ただしイスラム教、キリスト教、ヒンドゥー今日、仏教、儒教のどれか)。一方で、無宗教であることも認められていないため、何かしらの宗教を信仰しているのが特徴です。 そんなインドネシアの中でも、バリ島は特異な宗教的特徴を持ち、多くの島民がバリ・ヒンドゥー教を信仰しています。島の文化、芸術、社会生活の基盤となっており、これらの宗教的な習慣や行事を理解することで、バリ島の文化をより深く体験することができます。 ・言語 公用語はインドネシア語です。ほかにも、ほとんどのインドネシア人は独自の民族言語(ジャワ語やスンダ語など)を持っています。観光で行く、レストランやお店はほとんど英語が通じますし、タクシーの運転手なども英語で気軽に話しかけてきます。 スマホの翻訳アプリを使いながらなら、英語はもちろん、インドネシア語でも簡単なコミュニケーションはできるのでアプリを事前にダウンロードしておきましょう。 ・リモートワーク環境 バリ島の主要な地域では高速なインターネットが利用可能。チャングーやウブドなど、世界中からリモートワーカーが集まるエリアがあり、コワーキングスペースやデジタルノマドのコミュニティが充実しています。 |
初めての子連れ海外フライト。
普段から出張に付いてくる(連れていく!?)ことも多く、0歳で10回以上フライトを経験している息子。それなりに練習を重ねた後の本番だったこともあり、搭乗後、早速爆睡していました(笑)
バリは時差が日本と1時間しかないので、身体の負担も少なく現地に到着しました。
事前にオンラインで到着ビザ(VoA:Visa on Arrival、e-VoA)を購入しており、海外旅行に慣れていればかなりスムーズに入国できると思います。
| ※以前は日本国籍保持者がインドネシアへ入国する際は、観光目的で30日間の滞在であればノービザで可能でした、2020年3月より査証免除措置が停止しており、2024年の夏時点では5000円前後でしたが、今後料金が変動したり廃止されたりする可能性があります。在インドネシア日本国大使館のHPをチェックしていきましょう。 |
次の日は、さっそく現地の幼稚園(RUMAH KECIL Kids Learning Center)へ預けました。短期滞在者でも入園できるインターで、初日は……「なんでボクちんをおいていくの?ピエンピエン」と、泣き叫びましたが、慣れるのには3日かかるという先生の言葉通り、翌々日からは元気に通園。
バリの先生は、英語やインドネシア語で子どもたちに話しかけるのですが、1歳半の息子は、どんな言語でも関係なし!先生が優しく接してくれるので楽しく過ごせたようです。
バリ島では、一棟貸しのヴィラの部屋を1か月借りて滞在しました。
友人夫婦含め、何人かの日本人でシェアする形だったのですが、備え付けのキッチンで調理をしたり、庭にあるプールで子どもたちと遊んだり、家にマッサージ師を呼んだり(1回1500円ほど)、中長期の滞在にはこのスタイルがすごく良いと感じました。
オーナーさんが親切で、バリのおすすめスポットやマナーなども教えてくれて、滞在中不安なく過ごせて……観光とはまた違った、海外で暮らすような気分を味わえる滞在でした。
なお、拠点にしたのはバリの東海岸に位置するサヌール。
静かで落ち着いた雰囲気が特徴の場所ですが、海岸線には飲食店やホテルが立ち並びリゾートの雰囲気が満点。息子を預けた幼稚園もあり、カフェやスーパーなども充実しているので過ごしやすかったです。
イメージを伝えるために、サヌールで過ごす1日の例をご紹介します。
7:00 起床。朝ごはんには新鮮なフルーツを
8:00 ヴィラから徒歩5分の幼稚園に息子を預ける
8:30 ビーチまでお散歩し、海沿いにあるヨガ施設「Power Of Now Oasis」へ
海からの心地よい風と、波の音でディープリラックス。さまざまな国の参加者で満員でした
10:30 ヴィラに戻って、記事制作やメール返信などのデスクワーク
12:30 近所のカフェに移動 ランチ&仕事
一番通った近所のカフェ。ランチは500円くらいでした。
16:00 息子のお迎えに行き、ヴィラのプールで遊ぶ
17:00 タクシーを呼び(片道300円くらい)、ショッピングモール「ICON BALI」へショッピングへ
2024年にできたばかりのショッピングモール。日本のブランドやレストランも多く、滞在中はよく利用しました。毎日ショーが行われており、子どもも大興奮。
18:30 レストランで友人夫婦とディナー
20:30 浜辺を散歩してからタクシーで帰宅
21:00 子どもは就寝。大人はお酒か仕事タイム。
バリは風が気持ちよくて、真夏でも暑さはあまり感じませんでした。その分、日本よりも活動的になれたと思います。
次は、休日の観光モードの過ごし方を紹介します。
「神々が棲まう島」として知られるバリ島は、エリアによって様々な顔があります。
基本、平日は仕事をして、幼稚園が休みの休日は子どもと一緒に小旅行に出かけました。中でも、また行きたいと感じたおすすめスポットはこちら。
・キンタマーニ高原(バトゥール湖、バトゥール山)
世界遺産であり、バリ・ヒンドゥー教では天国の入り口といわれる場所。最近はおしゃれなカフェやホテルもたくさんできている注目スポットです。
避暑地で夏でも涼しく、絶景を見ながら「これからどう生きるか」みたいなテーマを内省していました。
注意点としては、僻地なのでタクシーがなかなか捕まらないこと。夜はお店がほとんどしまってしまうこと。ツアーを組んだり、レンタカーを借りるなり、交通手段の確保がマストなので気をつけましょう。私はタクシーが捕まらなすぎて、久しぶりにヒッチハイクをしましたが、現地の人の優しさに触れて思い出がたくさんできました。
・ギリ島
警察がいない。車もバイクも走っていない。浮かれている人は、いる。パーティーアイランドとも呼ばれているギリ島(他にもいくつかの島があり、私が行ったのはギリのトラワンガン島)。
日中は波と海風の音色に癒され。夜は至るところでクラブミュージックが響き渡っている非日常感がとてもある場所でした。
以前から、「ギリ島はええぞ」と何人かに言われていましたが、実際に行くと、とにかく島時間が良すぎて、予定を変更して連泊してしまうくらいでした。
※パソコンなどを持っていかなかったので仕事はあまりできませんでしたが、心も頭もととのい、進めていたブランディング構築のプロジェクトがかなり進みました(メモ帳の中で)。時にはデジタルと離れるのも大事ですね。
・Bali ZOO 、Bali Safari
親子ワーケーションなら、子どもとどのように過ごすかはとても重要なポイント。バリにはキッズカフェやプールなど遊び場がたくさんあります。まだ1歳半の息子は遊ぶ範囲が限られていますが、中でも大興奮だったのはBali ZOO とBali Safari。
どちらも動物との距離がとても近く、南国の生き物がたくさんいました(心なしか日本より快適に過ごしている印象。1年中暖かい気候だと動物も元気なのかな!?)
息子は「ベビーっ!」という言葉が、最近のお気に入りだったので、動物に興奮して叫びまくりでした。英語圏の人からは「あんたがベビーやで」と、笑顔でつっこまれていました。
私も、小さい頃に父ちゃんが動物園によく連れていってくれたのを思い出しました。親子の時間は記録より記憶に残ります。
・寺院巡り
バリには、至るところにバリ・ヒンドゥー教の寺院があります。神秘的な文化と自然美を同時に楽しめる魅力的な体験なので、訪れるエリアにある寺院はチェックしてみましょう。どこも見応えがありましたが、中でも「バリ・ヒンドゥー教の母寺」と称されるブサキ寺院(写真)は、その建築美の規模感に圧倒されました。
今回のバリ島ワーケーションでは、いろいろな場所を訪れ、素敵な景色を眺め、たくさんの人に出会いました。
その中で感じたのは、良いエネルギーが循環している場所に行くことは、とても大事だということ。
ワーケーションは現地で仕事も行うスタイルですが、自分がどんな時にどんな場所でパフォーマンスが高くなるのか知ることができたり、リフレッシュして感性が豊かになったり、働きながらも心に余白を持てたりと、とても良い経験ができたからです。
また、他にも意識の変化もありました。
バリ島の「バリ」という言葉は、サンスクリット語の「供物」「いけにえ」を意味する「Bali」に由来すると言われています。つまり、バリ島そのものが神様に捧げられた供物でもあるのです。
相手が喜ぶことを先に捧げる。
今回の滞在で、その気持ちを、バリの人からも、現地の日本人の方々からも受け取りました。もちろん観光客相手への優しさもあると思いますが、数日だけの観光滞在ではないからこそ感じられることがたくさんあり、日本に戻っても自ら優しさを届けられる人になりたいと思いました。
日本人のパスポートの旅券保有率17.0%(2023年外務省の旅券統計)。コロナ禍の影響で海外に行くという選択肢自体が減った中、私も4年ぶりの海外旅行でした。
いざ行ってみると、とても楽しく学び多き日々が待っていました。特に親子で暮らすように旅する“実験”を通じて、子どもにとって豊かな経験ができるよう働き方や暮らし方を考えるきっかけとして、最高でした。1か月のバリ滞在中、息子も自然の中でたくさん遊んだことで顔つきがたくましくなった気がします。
日常からちょっと離れると見えてくるものがたくさんある。旅(ワーケーション)はやっぱりいいですね。
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]]>The post 地球視点で「働く」「暮らす」を内省する、屋久島リトリート。1000年先に想いを馳せて、今を生きる。 first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
]]>「屋久島にいると、自然を無視できない」
「この島は、私たちが地球の中に住んでいることを実感させてくれる」
この言葉を聞いたのは、島に降り立ったその日の夜のことでした。
旅の拠点、宮之浦地区にある素泊まり民宿「晴耕雨読」には、全国から旅人が集まり、夜な夜な愉快な会話が育まれています。今回はビジネスリトリートの体験と取材でこの地にやってきた私も、すぐにその場の雰囲気に打ち解けることができました。

「島のことを記事に書いて欲しいな」
お酒を飲みながら、こんなリクエストまでいただいて。自然の循環と共生をこの島で体感し、そこから得た「豊かに働くとは、暮らすとは?」を、自分なりにまとめてみたいと思います。

私自身、インタビューライターとして5000人以上を取材し、自転車で47都道府県を全てを仕事をしながら走ったり、自然が大好きなので大小さまざまな島にも旅や出張で訪れました。
そんな“風”のように日本を縦横無尽に駆け回ってきた人ですが、屋久島には「いつか行きたい」と、想いだけが募るばかりできっかけがなかなか訪れず。
ここは呼ばれるタイミングで呼ばれる島なのかもしれません。
今回、たまたまご縁があって、屋久島でリトリート(※1)を主宰しているスーさんからお誘いがあり、出張も兼ねて伺うことに。

| ※1 リトリートとは 数日の間、日常から離れた環境に身を置き、いつもと違った体験を楽しむことを指します。 心身の回復を図るため、旅先の観光地を楽しむというよりは、自分自身に意識を向け、ゆったりとした時間を過ごすのが一般的です。 今回の屋久島リトリートについての詳細はこちらでも詳しく紹介しています。 |
時期は、9月末。秋晴れの空へのフライトです。
プロペラ機の窓から噴煙をあげる桜島を見下ろしながら、鹿児島空港から屋久島空港まで約40分ほどで到着しました。
1993年、日本ではじめて世界自然遺産に登録された屋久島。(秋田県北西部と青森県南西部にまたがる白神山地とともに)
周囲約130kmの中に、1000m級の山が40座以上連なる「洋上のアルプス」とも称され、樹齢1000年以上の巨大な杉が多く生育していることでも有名です。
念願が叶った5日間程の滞在中は、推定樹齢7200年ともいわれる縄文杉も、ジブリ映画のモチーフになったとも言われる白谷雲水峡も、落差88mの迫力がある大川の滝にも……立ち寄ってはいません。
それでも想像通り、いや想像以上に魅力的な場所で、観光だけではない島のめぐみをたくさんいただきました。
現地到着2日目に訪れたのが、”心に自然を宿す”をコンセプトにした宿泊体験ができる「モスオーシャンハウス(moss ocean house )」。
海に面した高台にあり、気持ちの良い風を浴びると、海と空に優しく抱かれるような感覚に浸れる場所でした。
事前に写真で見ていた素晴らしい風景も……
視覚だけではなく、土や草の匂い波の音などから聴覚や嗅覚も刺激されます。
芝生にゴロンと横たわったり流木を拾ったときの触覚も、朝と夜のとっておきのご飯で味覚も刺激されて、まさに五感が喜んでいるのがわかる体験。
森川海が手を伸ばせば届くところにある屋久島は、「山10日、海10日、里10日」と形容されています。あるときは海で漁師をしたり、あるときは山師として森に入る、あるときは里で畑を耕すような生活の営みがあると同時に、旅人にとっても島全体が遊びと学びの場であることも、ここの魅力ではないでしょうか。
moss ocean houseのオーナーである今村さんから、山と海と里の関係性を豊かにする「流域プロジェクト」の取り組みをお聞きし、自然と人が住む場所のより良い関係性に想いを馳せながら過ごすことができました。
今回のリトリートで滞在した「モスオーシャンハウス」や、実験的宿泊施設「Sumu Yakushima」の運営、自然ガイド業などを通じて、流域コミュニティの再生から地球を再生することを目的に活動している今村さん。
実験的宿泊施設「Sumu Yakushima」のコンセプトを聞いてから、見学もさせていただく機会をいただき、とても知的好奇心が刺激されました。
【Sumu Yakushimaの3つのコンセプト】
“人と自然の調和に基づく、森のように呼吸する場所”がテーマの、この場所。
| 以下、HPより: サイト内の建物は、生態系に配慮し、人と自然の調和を模索して設計されています。基礎構造は日本で古くから伝わる土木工法を採用し、周囲の植生に働きかけ、土中環境が成熟することで地盤を安定・強化させる方式です。また、建物は最新のテクノロジーにより、オフグリット、高気密、高断熱の省エネ設計を基本としています。地元材を使用することで土地の風景を育み、その場の環境と呼応し続けます。こうして建物が森のように呼吸することで、サイト全体が循環しやすい空間となり、流域一帯の一部として正しく機能します。 旅先での自然やコミュニティへのエンゲージメントがイノベーションに繋がる新しい時代、小さな種がいつの日か大きな木になる可能性がSumuにはあります。 |
ここで、これからの生き方を考えたり、新しいビジネスのアイデアの種を育てたいと感じるような素敵な施設でした。
崖の上に立つモスオーシャンハウス 。下まで降りると、大きな大きな海が広がっています。
「この海を真っ直ぐ進むと南米大陸に着きます。途中、何もないんですよ」
そんな話を聞いて海を眺めると、地球の大きさを感じずにはいられない場所でした。
大きな岩がゴロンゴロンと転がる場所は、川と海との交差点。きっと、山奥の川上から海までたどり着いた岩は、角がとれてまん丸でかわいい形でした。
海が温められてできた雲が、森に雨を降らせ、土を通じて流れ出た養分が川を通って海に注がれ、豊かな生態系を育む海を作る……そんなサイクルが生まれる営みを想像し、人間社会にどのように応用できるか内省するとっておきの時間も味わえました。
個人的な問いとして、利己ではなく利他の目標を考えていたタイミングだったので、とても大切なヒントを自然の循環の仕組みからいただきました。
そんな気持ちに満たされているときのご飯も格別。
屋久島滞在中はたくさんの地元の食材をいただきましたが、モスオーシャンハウス 料理人、齊藤 拓蔵さんの手がける料理は全てにストーリーを感じることができとても印象的でした。この島で採れるもの、旬なものを活かして作っていることと、作り手のひと工夫がそう感じさせるのだろう。
拓蔵さんも、埼玉からこの地に移住した人。「理科の授業で習ったことは、全てこの島でおこる」と話すように、風や雨などの様々な自然現象と向き合う中で、働くことは暮らすことだという価値観へ変わったと語っていたのが印象的でした。
屋久島滞在中は、何回か森へ。
最初はリトリートのプログラムとして。
「足音を立てないように歩いてみる」足の裏で土や落ち葉を感じながら、そっと歩いてみたり、多様な生態系が生きられる森の土は発酵しているという話を聞いたり、苔がびっしりつき木がまとわりつく岩を見て長い時間をかけて今があることを感じたり……。
”ありがとうございます”
印象に残ったのは、まず森に敬意を持って挨拶してから入ること。もちろん、出るときにも感謝を伝えてから。こういった姿勢からも、自然と共に生きる島なんだなと感じます。
「人が森に入ることは、森の中に空気(風)を届ける役割を与えてくれる」という言葉を聞いて、人が関わることで多様な生態系が息づく森が育まれていくことも教えていただきました。
次の日は、初日に泊まった民宿「晴耕雨読」で出会った山下大明さん、今村さん、そしてスーさんと一緒にさらに深い森に入りました。
山下さんは、屋久島の森を独自の視点で撮影し続けてきた写真家で、若い頃はわずかな食料を持って何日も山にこもり撮影をしていたこともあるそうです。何冊か写真集も出されていて、1992年に出版した初の単独写真集『樹よ。』(小学館)を拝読させていただき、とても感銘を受けました。
「多様な生物のいる森は10年や20年では作れない。150年以上かけて育んでいくもの」「世界自然遺産に指定されている地域は、屋久島全土の20%程度。このエリアを拡大し、次世代にこの森を残すのが目標」と、優しい口調で話す山下さん。
危機感を覚えながら今できることに向き合うと同時に、屋久島の自然への愛を感じることができました。
また、森の中を歩くだけではなく、1時間ほど同じ場所で観察を続け、ときには地面にはいつくばって、ルーペを持ち出さないと見えない小さな植物の営みを見つめていました。
光合成せずに菌類から栄養を得て生活する「菌従属栄養植物」の説明をたくさんしていただきましたが、あまりにも未知な世界ですぐに理解ができたわけではありません。それでも。新たな自然の営みに触れ、感動を覚えましたし、夜は光る森になるという話にも興奮しました。
今回の屋久島旅では、自然の中に浸っていたので、あまり町を観光する時間を作っていませんでした。
そんな中でも、とても素敵だなと思ったのが、島の人々の雰囲気。島内に24ある集落は独特の歴史や文化が形成されているそうで、南部と北部を行ったり来たりした中で少し立ち寄っただけでも、それぞれの個性を感じました。
今回、屋久島リトリートを主宰しているスーさんのご紹介で会った島の人々は、「ただいま」と言えば、「おかえり」と返ってくる。そんな人ばかりだったので、今度はゆっくり訪れて、一人ひとりとの時間を味わいたいなと感じました。
最後に……とても印象に残ったのが、島のいたる所で出会った【屋久島憲章】。
これは、屋久島が世界自然遺産として登録された1993年に、当時の上屋久町と屋久町の町議会によって、貴重な自然を生かした地域づくりとそれを保全することを目標として制定されたものとのこと。
帰りの空港でも、この言葉が書かれたポスターを見て、少しだけこの島の価値観が身体に染み込んだ自分がいることに気づきました。
短い滞在だったので、もちろんほんの少しだけですが、これからも島と関わり続けることで、より想いに共鳴共振していくんだろうなと感じる言葉でした。いつでもどこでもおいしい水が飲める島に、また、来ます。
| 【屋久島憲章】 1.わたくしたちは、島づくりの指標として、いつでもどこでもおいしい水が飲め、人々が感動を得られるような、水環境の保全と創造につとめ、そのことによって屋久島の価値を問いつづけます。 2.わたくしたちは、自然とのかかわりかたを身につけた子供たちが、夢と希望を抱き世界の子供たちにとって憧れであるような豊かな地域社会をつくります。 3.わたくしたちは、歴史と伝統を大切にし、自然資源と環境の恵みを活かし、その価値を損なうことのない、永続できる島づくりを進めます。 4.わたくしたちは、自然と人間が共生する豊かで個性的な情報を提供し、全世界の人々と交流を深めます。 |
働くと、暮らす。
その距離が離れていると感じることが、都会では時々あります。
忙しく働きすぎて暮らしが雑になったり、生活と仕事に重なりあうような豊かな人間関係を築くのが難しかったり。
集落で困っている人がいれば助け合ったり、海に出て魚をとり畑の野菜と交換したり、台風が来たら力を合わせて備えたりといった、島での生活でおこるようなことはあまりありません。
もちろん、都会との対比で良い悪いではなく、想いを持って生きていれば、どこであろうと自分にあった働くと暮らすが見つかるはずです。今回は、その距離をととのえるきっかけを得ることができました。
私自身の、これから。
旅を好む人として、地方と都会、自然とテクノロジー、大人と子どもなど、対比構造となりがちなエリアや分野を風のように移動し、つなぎ、関係をととのえるハブのような役割を担っていきたい。関わる人の心が発酵し、動き出す起点になるような。
屋久島は何千年と続く地球の営みを感じる場所です。一度視野を大きく広げ「1000年先に何を残す?」という問いを心に投げかけながら、今日という日を生きたいと思いました。
この記事も、皆さんが屋久島を知るきっかけにしていただきたいのと同時に、自身の生き方に自然から得る学びを循環させていくヒントになれば嬉しいなと思い書いてみました。
おわり。
The post 地球視点で「働く」「暮らす」を内省する、屋久島リトリート。1000年先に想いを馳せて、今を生きる。 first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
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]]>100日挑戦すれば人生が変わる。
その掛け声のもとスタートした100チャレ。第1回となる前回の参加者はクラウドファンディングで呼びかけ、100人以上の仲間が挑戦した(クラファン達成率394%!)。
今回の記事は、第2回目となるプログラムが7月9日から開始するにあたり、100チャレをプロデュースしている泉 健治郎さんにインタビューを行い、この企画を立ち上げた背景や魅力を聞いた。
「環境で人は変わる」と話す泉さん。その理由や、今後のビジョンなどの想いをお届けします。
※このメディアSoloPro編集長の松田も実際に第1回100チャレに自腹で参加し、おすすめのプログラムだと感じたので自らインタビューして記事を書いています。宣伝広告ではありません(笑)
—— まず、泉さんがなぜ100チャレに取り組んでいるのか、その背景から教えてください。
自分が作りたいサービスを模索していた2021年6月頃、人生観に一致するテーマが見つかったのです。具体的には、応用行動分析を用いて「人がいかにチャレンジし続けられる環境を作れるか」というテーマです。その後、1年くらいかけて構想をまとめたものが、今の100チャレにつながっています。
—— 「チャレンジし続けられる環境」そのテーマが見つかるまでの過程も気になります。
私の前職の株式会社LITALICOは、創業メンバーとして立ち上げた会社で、0からはじめて退職時には社員数1,600名規模の組織になっていました。東証1部にも上場し、やり切った感があったのですが、それと同時に「人がもっと気持ちよく動けるようになるには?」と模索する日々を当時は送っていました。実際、私は人へのアプローチがあまり得意ではなく失敗も多く経験していたからです。
退職してからは、さらに自分自身が行動できていないことに対してモヤモヤした時期を過ごし、どうすればいいのかと自問自答していたタイミングで出てきた答えが、先ほどのテーマです。
人ではなく環境にアプローチすることで、「自分の人生に納得する状態」を作ること、同時に自分自身もそうあれる環境を作ろうと思ったのです。
—— 自分の人生に納得する状態……素敵なキーワードですね。
この言葉は私の実体験からできた言葉です。
会社は事業として成功しましたが、自分自身には納得していなかった……そこからわかったことは、達成よりも納得が重要だということでした。LITALICOの事業内容は、福祉業界における障害者の方たちやそのご家族の支援です。関わる方々は日常において多くの葛藤や不便、困難を感じていらっしゃいます。そのような状況においても少しずつ自分を受け入れて行動し、自分の人生に納得して歩まれていた。その姿を近くで見ていて、自分の人生に納得しているかどうかで大きな差が生まれる、と感じたのです。
—— そういった想いから100チャレが生まれ、今に至るんですね。
100チャレも、思いついてからすんなり誕生したわけではありません。まず、基となるサービスができたときに、これは誰が必要としているものなのかわからない状態でした。
経営者なのか、社員なのか、個人事業主なのか……1つだけ言えるのは、チャレンジしたい人だということ。
そこで、挑戦を応援し合うコミュニティ活動である「応援サロン」を主宰している高田さんに声をかけて、モニターを募集し、その後2022年の年度末にクラウドファンディングを実施。無事、参加者も集まり第1回の100チャレを開催することができたのです。
—— クラファンは394%達成(支援総額3,947,111円)し、とても盛り上がりましたね。私も習慣化コースを支援して参加した1人なので100チャレがどんなプロジェクトなのか理解していますが、わからない方もいるので次の章で教えてください。

—— チャレンジし続ける上で、習慣が大事だとわかっている人は多いと思います。しかし、なぜ人は行動をはじめられないのでしょうか?
人の行動が続かない原因の一つとして、決意を新たにしたり、モチベーションを高めたりと、どうにかして自分を変えようとすることがあります。うまくいく場合もありますが、自分を変えようとしてうまくいかないと自己否定して、落ち込んで……という悪いパターンに陥りがちです。
新年に決めたことが全く実行されてない……そんなご経験がある方も多いのでは?!
その理由はモチベーションは波だからです!
波のように上がったり下がったりするので、モチベーションが高いときは行動できる一方で下がると行動できなくなります。そして上がったモチベーションは必ず下がるのです。
では、どうすれば望む行動、必要な行動をし続けることができるのか。その大事なポイントは応用行動分析学をベースに考えると明確に結果が出ています。
100チャレは、この3つが補えるように組んでいます。
そもそもやりたいことがない、行動したいことがない場合は、はじめることが難しいのですが、やりたいことがあるけど目標が明確になっていないという方はこの3つを意識すれば行動できるようになるはずです。
—— 行動ができても、習慣として続けるのは、これまた難しい。3日坊主になってしまう方が多くいますよね。私もその1人です。習慣にしようと思った時に、何が難しくさせているのでしょうか?
習慣への移行を難しくしているのは、行動を阻む5つのコスト(頭脳・時間・心理・身体・金銭)があるからです。5つの中でも仕事における最も高いコストは頭脳コストです。例えば、企画を考える時、この行動を習慣化するためには、誰かと壁打ちセッションをして質問してもらったり、マインドマップで可視化してアクションリストを作成したり、頭脳コストとなる障壁を下げて迷わず行動できる環境を作ることが大切です。
100チャレでも、一人で黙々と頑張れる人のためのライトコースと、仲間と応援し合いながら頑張るベーシックコース、コーチと頑張るスペシャル伴走コースの3つを用意しています。

—— そういったコストを事前に知り、それぞれにあった対策をしていくことが大事なんですね。他に、100チャレで取り入れている仕組みがあれば教えてください。
習慣が続かないというのは、すでに習慣になっているものと組み合わせることでクリアできることも多くあります。
そこで100チャレでは、「私は今日はこの行動にフォーカスします」と毎朝宣言するアクション宣言という習慣を取り入れています。毎日1つ宣言するというきっかけを与えて、それとセットでやりたい行動を実践することで習慣化していく流れです。
参加者にとって、はじめは宣言をすること自体も新しい習慣になりますが、100日という期限があることや、宣言できない日があってもいいから続けてみるという低いハードルを設定しています。
また、宣言すれば周りから反応を得られたり(行動後の報酬)、次回の100チャレからは行動連動型寄付制度を導入し、1宣言ごとに「子ども食堂」へ運営側が寄付をする仕組みにしています。例えば、1万円で100チャレに参加し、100日宣言すれば1万円がそのまま寄付に回ります。自分の(アクション宣言の)習慣が誰かを助けることに繋がるというのは、これがどういう結果になるか分かりませんが、個人的に楽しみでもあります。
—— 私も前回の100チャレに参加し、毎朝1つフォーカスすることの宣言とセットで行動することを意識しました。正直、何度か宣言をサボった日もありますが(笑)、今はフォーカスして取り組むタスクを決めないで1日をスタートすること自体にモヤモヤするので、個人的にも朝の習慣の1つなったと感じています。
このプログラムが終わっても続いているんですね。どんなきっかけがあれば続けられるのか、または続けられないのかを考える自己理解の1つに100チャレを使って欲しいと思っています。宣言することが大事なのではなく、行動を続けることが大事だからです。
—— 100チャレは、どんな方が参加すると成果が出ると感じますか?
私は成果よりも継続することに着目しているので、100チャレは今まで挑戦が継続できなかった人にこそ、ぜひ活用して欲しいと思っています。
私自身、LITALICO時代の障害者支援の経験から、人ととことん関わりを濃くすれば、どんな人でも成果が出ると思っていました。
100チャレは、参加者のモチベーションも目標も違うので、どのような温度感で関わるかは試行錯誤している最中ですが、第1回目でも、想像以上に変化を感じている人が多くいました。40年間できなかったことができるようになった、売り上げが6倍に増えたなど、例を挙げればいくつもあります。同時に、100チャレに参加してみて目標としているところが実は違ったとわかった人もいます。それで行動が止まることは、むしろ良いことです。
—— 私も、せっかく100チャレに参加するからには高い目標を掲げて頑張ろうと気合いを入れてはじめましたが、早々に自分の目標がハードルが高すぎたと気づき(笑)目標をピボットしました。
気づくことが大事です。100チャレは、100日やるからこそ本当の目標に辿り着けることもあるからです。
何度も言いますが、大事なのは成果でなく行動。行動できる自分になるために、何が行動を妨げているのかを知り、どんな環境であれば続くのかを考えるのです。
例えば、ダイエットしたいと思った時に、おやつに囲まれた部屋と、山奥にあるお寺、どちらの環境で取り組んだ方が効果が出るかは明らかですよね。
これは極端な例かもしれませんが、環境を整えられれば、続けることができ、習慣化にも繋がるのです。その環境が100チャレだと感じられる人は、ぜひ仲間に加わって欲しいですね。
—— 100チャレを通じて、泉さんはどんな世界を目指しているのですか?
人の人生の変容(metamorphose)を応援し、自己否定、他者否定が起き辛い状況を作ることです。
噛み砕くと、成果が出ないことを自分のせいにするのは、自己否定。成果が出ないことを他人のせいにするのは他者否定。環境に着目すれば、自分を否定する必要がないし、他者を否定する必要もありません。
100チャレという環境は、そういった状況=「自分の人生に納得する状態」を作るための、選択肢の1つとして提供したいんです。
—— 全ては「自分の人生に納得する状態」を作るための仕掛けなんですね。
実は100チャレは、私の構想の中のまだ第一段階です。例えると、動き出した「いもむし」のフェーズで、次は自分に立ち返る「さなぎ」の状態へ、最後に自己発揮する「蝶」の状態へと続く3部作の1部目です。
—— そのようなビジョンがあるんですね!これから、ますます楽しみです。泉さんご自身の今後のビジョンも教えてください。
LITALICOを辞めた後、チャレンジできない、失敗すらできない、動けない時期がありました。今は、自分の経験を発揮できる状態に幸せを感じているので、これからもチャレンジをし続けたいと思っています。その上で、100チャレでは毎日モーニングフォーカス(朝30分FacebookLiveで配信)や個別サポート会を行うなど、皆さんと一緒にチャレンジしていきたい。それが私自身の幸せにもつながるからです。
—— 主催者の皆さんも習慣を続けているので、とても心強く感じられるプログラムです。最後にここまで読んでくれた読者や、100チャレに興味をもった方に伝えたいことがあればお願いします。
環境で人は変わります。動ける自分になっていきます。環境作りが自分でできない場合は100チャレをぜひ覗いてみてほしいですね。
第2回の100チャレは7月9日~10月16日の100日間。
※参加受付は7月3日まで(終了)
次回は、2024年1月開始予定みたいです。
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]]>The post 幸せなリモートワーク環境成立に必要な要素とは? エンジニア集団 bluecode x 全国定額住み放題 ADDress 連携発表会レポ first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
]]>「好きなこと、得意なことを活かして、自分らしく働きたい」
そのような想いがある方、いますよね。私もそうでした。
しかし、仕事は一人で完結できるものではなく、お客様、プロジェクトメンバー、外部パートナーなど、多くのステークホルダーがおり、働き方を自由にコントールするのが難しい場合もあります。特に会社員など組織の一員であれば、自分らしく働くハードルは高い……というのが常識でした。今までは。
コロナ禍でオンライン化が進み、場所に囚われない働き方が進んだ結果、制度やカルチャーが柔軟で自由な会社には、優秀な人材が集まったり、社員エンゲージメントが高い組織になる傾向が出てきたからです。
私自身、2007年ごろから1000社以上の企業の働き方を取材し、自身も旅をしながらオンラインで仕事をするなど働き方の工夫をしてきましたが、今回のイベントレポートで紹介するエンジニア集団 bluecodeは、その中でもかなり先進的な取り組みをされている企業だと感じました。
今回は、全国定額住み放題サービスを展開するADDressとの連携発表会の中から、働き方をシフトしていきたい組織や個人の参考になりそうな内容をご紹介します。
仕事をしながら、好きなときに釣りに行ったり、サーフィンをしたり……
もし、そんなスタイルが会社のサポートのもとでできるとしたら!?
「新しいライフ(ワーク)スタイルを創出する」という企業理念を掲げ、ITコンサルティング事業を展開しているbluecode。
鎌倉市と横浜市金沢区にオフィスを構え、社内メンバーは全員フリーランス。横浜ベイサイドマリーナに停泊している社用艇の提供や、湘南移住支援(上限100万円までを会社が負担)、船舶免許取得費の補助など、ユニークな取り組みを行っている同社。まさに理想のライフ(ワーク)スタイルをサポートしてくれる会社でした。
そして、今回、定額制(月額4万円〜)で全国どこでも住み放題の多拠点シェアハウス「ADDress」とも連携していくといいます。
その狙いは、どんなところにあるのでしょうか?
「リモートワークは、幸せな働き方なのか?」
まず、そんな問いを投げかけたのは、luecode創業者の玉木 栄三郎さん。
実際に、同社の事業領域であるIT業界のエンジニアの多くがリモートワークを希望しており、かつ、仕事選びで重視しているという実態はいろいろな調査からも数字が出ており、感覚知的にもそうだろうと感じます。
そして、コロナ禍の体験を機に、地域移住への関心も高まり、リモートワーク熱を高めている要因になっています。
しかし、企業側の意識は「コミュニケーションの円滑化」を目的としたオフィスで働くスタイルがまだ根強く、働く社員もリモートワークを重視しながらも75%以上が週1回以上の出社を希望するデータもあると、玉木氏は話します。
そこで、同社はリモートかどうかではなく、各個人のワーク・ライフスタイルに対する承認・共感がある環境でないと幸福感を得られないと考えました。
「リモートワーク・移住環境の整備や、ワーケーション補助などはbluecode単体でも可能でしたが、自分らしく幸せに働く人を応援したり、応援する企業を増やすには、ADDressと協力してその環境づくりをしていくことがいいのではと思い、今回の提携につながりました」
玉木さんがそのように話す通り、今回の連携ではbluecodeで働く人でADDress利用を希望される方には、会員費用を全額負担するという内容です。
「ADDressは、基本サービスの魅力はもちろん、コミュニティーに注力されているのが魅力です」玉木氏はまた、ADDressの魅力をそのように語ります。
実際に、ADDressでは会員同士や家守の交流が盛んで、趣味で繋がる部活動などもあり、多拠点の住まいだけでなく、全国に広がるコミュニティの仲間入りができるということが価値になっているそうです。アンケートでは、80%の会員がADDressで仲良くなった人がいると回答しているのも素敵ですよね。
今回のイベントではADDress代表の佐別当氏も登壇されていました。
「bluecodeのアセットをADDressの会員にも開放してくださったことが衝撃的。会社として持っているものを私たちのコミュニティと接続することで、新しいライフスタイルを実現する人が増えていくのは楽しみですね」とコメントしていました。
bluecode代表取締役社長の伊賀麗佳さんは「自分が実現したいライフスタイルをどうすれば実現できるか考えると、それを実現できる仕事が生まれます。何より、そういうStyleで過ごすことで良いひらめきが生まれてくると思います」と語っていたのも印象的でした。
「リモートワークやフリーランスが全ていいというわけではありません。自分のワークやライフを考えるきっかけにしてもらえればいいなと思っています」と最後に玉木さんはおっしゃっていたことが、今回の取り組みの背景にあることをより強く感じました。
後半の部では、実際にbluecodeで働く輿石衣里さん(WEBディレクター)、ADDress 会員で釣り部部長の高田 浩気さん(エンジニア)。ADDress 家守でサーファーの宮本 涼輔さん(エンジニア)、三人のトークセッションが開催されました。
—— 皆さんが今の働き方を選んだ理由とは
輿石さん:私がbluecodeを選んだ理由は、自由な働き方をしている人たちが「かっこいいな」と思ったのが正直なところです。私は海外旅行が好きで、海が綺麗なアメリカ・サンディエゴにいたときの現地のワークライフスタイルが理想に感じていました。自分の時間を大切にしながら仕事をしている雰囲気など、憧れに近い形で将来は海外で過ごしたいという思いが生まれました。そんな夢を実現するために、帰国後にジョインしたのが働き方が柔軟なbluecodeだったのです。そこで新しい趣味として釣りに出会い、今は暇があれば釣りに行くようなライフスタイルになりました。
高田さん:私は、いろいろな職業を転々として、現在はアプリエンジニアとして活動しています。ADDress 会員として釣り部の活動をしているのは、神奈川県・小田原の拠点に住んでいて、海のそばでもあり、釣りをするのにとても都合が良い場所だからです。遠方から来るととても混んでいる釣りスポットなんですが、私は歩いて行けるので、趣味と仕事の両立ができています。
宮本さん:私は、千葉県外房でADDressの家守を行っています。家守になった理由は、子供をいろいろな人に触れさせたいと思っていたからです。airbnbなどでも運用していましたが、実際に子供が生まれたら忙しくて難しかったのですが、ADDressの家守になったらその生活ができるようになりました。サーフィンも趣味としてやっていて、会員さんでサーフィン初心者の人を海に連れて行ったりしています。
—— 理想の働き方や生き方のデザインができていると感じますが、皆さんは実現できている実感はありますか?
高田さん:釣り人とエンジニアの両立はできていると思います。でも、車があるともっといいですね。今、一番ほしいのはハイエースで、キャンピングカーにできたらいいですね。
宮本さん:私の場合、前職の会社がリモートワークだったことが大きいですね。bluecodeさんみたいに、好きなところに行ってきていいよという文化がなければ今の生活はできていないと思います。前職は仕事さえしていれば海にも行けましたからね。だからこそ、周りの人の理解が重要だと思います。世間は、自由な働き方を注目するけど常識ではないので、発信していくことも大事です。
輿石さん:そうですね。周りの人や会社の理解は重要ですね。その点、bluecodeは会議が終わったら、隣接する横浜ベイサイドマリーナから自社クルーザーを出して釣りに行ったり、オフィスに釣り竿やルアーなどもおいてあるので、会社が趣味を後押ししてくれていますよね。私もbluecodeで釣りに出会ったので、会社の制度を存分に活用しています。
業種業態により、リモートワークがしづらかったり、充実した福利厚生や制度を用意できないケースがあるのも事実かもしれません。
しかし、今回話を聞いていて、経営者や会社視点ではなく、ともに働くメンバーがいかに自分らしく働き・暮らすかに視点を置いて環境を作っていることがとても印象的でした。良い仕事・質の高いチームを作るために、人間関係やコミュニケーションの質の向上に寄与する環境を作っていく……そんな姿勢こそがこれからの時代に生き残る組織・個人に大切な姿勢かもしれませんね。
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]]>The post 「長崎から、新しい働き方を」地域メディア運営やICT(情報通信技術)人材育成を担う、株式会社コミュニティメディア 米田利己 社長の想い first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
]]>韓国との国境の島、長崎県対馬。江戸時代の鎖国政策時にも海外との交易拠点になっていた長崎県出島。
この2つの場所に拠点を構え、ケーブルテレビ(CATV)の運営や、Webデザイナーに必要なスキル・ノウハウを習得する専門スクール「デジタルハリウッドSTUDIO」を開設している、株式会社コミュニティメディア代表の米田利己さん。
「放送や通信で地域を活性化し、さらには人材育成や、様々な分野のプロフェッショナルが交流できる場を提供していきたい」と話す米田社長の言葉からは、これからの時代に求められる地域や企業のあり方、そして一人ひとりが自分らしく働くためのヒントがたくさん詰まっていました。
今回は、プロの働き方発信サイト「SoloPro」編集長の松田然(もゆる)が両拠点を実際に訪れた際に感じたことや、米田社長にお聞きした“想い”をご紹介します。
ということで……こんにちは、もゆるです。長崎県長崎市に2021年新しくできた「デジタルハリウッドSTUDIO出島」に来ています。
“自然と一体となり、新しい働き方を!”をコンセプトにした、「コワーキングスペースAGORA出島」と一緒に運営されており、室内には……
16Kの解像度をほこる大型モニター、高い天井にモダンな椅子に快適なソファ、VRなどの最新のデジタルデバイス
Attic coffeeの淹れたてのスペシャルティコーヒーや、対馬の大石農園直送の和紅茶もいただけて
海の目の前だからこその、この贅沢な景色!
ICT産業の振興に力を入れている長崎県の、関連人材の育成や起業支援を行う拠点としてオープンしたそうです。長崎の出島と言えば、日本史の教科書に必ず出てくる場所ですよね。鎖国政策時にも海外に開いた国際交流拠点になっていた、当時に想いを馳せながら世界に通用する人材を育てていくなんて夢があります。
首都圏などから長崎へワーケーション(Work& Vacation)をする際の拠点としても活用できそうなところでした。
この場所を手がけた株式会社コミュニティメディア代表の米田利己さんとの出会いは、同じく長崎県にありながら、なかなか行く機会がなかった対馬にて。佐渡、奄美大島に次ぐ大きさの島であり、日本本土より韓国の方が近いこの場所にも、「デジタルハリウッドSTUDIO対馬」や「コワーキングスペースAGORA対馬」を運営しています。
ここでも、地域にICTやクリエイティブの教育を行い、そこで育った方々に仕事も提供することで、地域を盛り上げる活動をされています。実際に、デジタルハリウッドSTUDIO対馬の受講生や卒業生を何人かインタビューしましたが、学びや出会いで人生が変わっていく姿に感銘を受けました。
そして、優しい人柄がそのまま顔に現れたような米田さんですが、お話を聞くと、長崎にかける想いや社員を大切にする気持ち、そしてさまざまなプロフェッショナル人材とのコラボレーションで新たな価値を生み出していく気概をとても感じる方です。
少し前置きが長くなりましたが、早速インビューにうつっていきましょう!

独立したのは、私が45歳の時でした。それまでは大手電機メーカーの防衛庁(現防衛省)担当部署で情報通信に携わる仕事をしていて、ここで得た経験をもとに生まれ故郷の長崎で地域の情報化に役立つ事業をしたいと思い起業したのです。
創業当時は、長崎市の出島に小さなオフィスを構え、翌年に生まれ故郷の対馬市にてCATVの指定管理者の公募があったのを機に、2009年10月より対馬メディアセンターを開設しました。人口3万人の島で、今でこそほぼ全世帯にCATVが導入されていますが、当時は契約者はおろか、配信するコンテンツもない状態からのスタートだったので大変でしたね。

起業してすぐにCATV事業の立ち上げは苦労も多かったと思いますが、どういった放送をされてきたのでしょうか?

テレビの自主放送では30分の情報番組を毎日配信しています。島には大小130の神社や、風光明媚な自然の風景、貴重な史跡などたくさんの見所があり、そういったスポットを取材し番組を作っています。

2011年6月には日本ケーブルテレビ連盟の番組アワードでグランプリ(総務大臣賞)を受賞するなど、コンテンツづくりに力を入れているのですね。

CATV事業は放送の役割だけではなく、通信の高速化やリスク対策なども担っています。例えば、「漁村カメラ」。島内31箇所の漁港に24時間稼働の監視カメラを設置し、気象情報や防犯確認などを、自宅のデバイスやスマホなどで確認できる「地域見守り支援サービス」として展開したり、島の全戸(約1万6000世帯)を光ファイバー網でつなぐことで医療や福祉などのサービスも提供しています。また、そういった情報通信技術に携わる人を島内で育てることで雇用の創出にもつながっているのです。

放送・通信を整備することで地域が安全に、そして豊かになっていますね。私が2020年に島を訪れた際は、貴社が運営する「デジタルハリウッドSTUDIO対馬」にも伺いました。ITやクリエイティブ人材の教育を行い、卒業生がコミュニティメディアの社員として活躍することも多く、とても素敵な循環ができているなと感じました。何より、学んでいる生徒さんの顔がみんなイキイキしているのが印象的でした。

「デジタルハリウッドSTUDIO対馬」は、2018年12月に厳原にオープンし、地元の社会人や若い世代を対象にしたWebデザイナー講座を行っています。コロナ禍前は、国内外のアーティストを対馬に呼び作品制作に打ち込んでもらうアーティスト・イン・レジデンスを手がけ、「対馬アートファンタジア」という芸術祭も行うなど、クリエイティブな人材の教育や交流などの機会も作っていました。

米田社長がそこまで地域や人のために動ける原動力はどこにあるのでしょうか?

私が生まれた対馬は島だったので、限られた経済圏で、本土と比べて情報も十分には享受できない環境でした。ただ、アマチュア無線が趣味だった私は、対馬にいながらBBCやラジオオーストリア、南米の放送を聴いたり、世界6大陸の人々や南極の昭和基地とも交信したりと、通信の面白さを知る原体験がありました。そして、今は場所を問わずインターネットがつながれば公平な情報を得られます。さらに、地方でも通信やコンテンツを学べる環境を整えれば、首都圏に人材流出することなく、地元で人を育てていくことも可能なのです。

実際に、デジタルハリウッドSTUDIOが対馬にあったからUターン・Iターンしたという生徒さんも多くいますよね。地域だからこその教育や人材育成のあり方を貴社からはとても感じます。
そして、コミュニティメディアの社員の働き方の柔軟性も特質すべきものだと感じます。長崎だけではなく、金沢や東京にも拠点を設けたのは、パートナーの転勤などに伴って退職ではなく、その先でも働く機会を作るためだったともお聞きしました。
また、デジタルハリウッドSTUDIOでWebデザインを学んだ主婦の皆さんを社員にして、個々のライフスタイルにあった働く場を提供したりもしていますよね。そんな皆さんの声も聞きましたが、とても貴社に感謝していたのが印象的でした。

ありがとうございます。これからも、ICTを学ぶ機会と場を提供し、仕事を創る力を育むことで、大切になものを大切にしながら、自分らしくイキイキと働く人を増やしていきたいと思っています。

そして今回、長崎市にも大きな拠点を開設しました。

ここ「長崎出島ワーフ」は観光客も地元の方も多く訪れる場所です。コロナ禍中の開設でしたが、落ち着いたら全国各地、海外からも人が集まる拠点にしていきたいですね。

その魅力がここにはあると感じます。他にはどんなことを実現していきたいですか?

現在、地元の大学のサッカー部と連携した取り組みを行っています。デザインやHP制作、映像制作の技術でチームをサポートし、試合の映像配信やチームのチラシやグッズを手がけるスキルを選手自らも身につけたり、選手引退後のキャリアにも役立てるように支援しています。
また、長崎の出島はとても素晴らしいロケーションなので、ワーケーションの拠点にも使えるようにコワーキングスペースとしても開放しています。

私も旅ライターという仕事柄、全国いろいろなコワーキングスペースを利用しました。でも、ここまで快適に過ごせて、仕事風景も“映える”場所はあまり記憶にないのが正直なところです。長崎に来たら、長期滞在しながらここで仕事したいなと思いました。

もゆるさんみたいに自転車に乗る人におすすめの場所も開拓しています。ここから車で45分くらいの野母崎で「コミュニティスペース・リップル」も運営しています。自転車だとちょっと遠いのですが、コワーキングスペースにもなっているのでぜひ活用して欲しいですね。

それはいいですね! ※後日、サイクリングで行ってきました。すごい素敵な場所でした!

米田さんのお話を聞いていると、どの地域もまずは“人”だと強く感じます。想いが強い人がいれば、そこに人が集まるし、育っていく。このサイクルを自ら体現し、場所も作り、ICTなどの技術も積極的に取り入れていく姿勢にはとても刺激を受けました。

長崎は昔から文化の交流拠点でした。そして、今はデジタル技術があれば、どこでも学べて、働ける時代です。過去の歴史や、今ある最先端を学び、未来につなげていくことで、長崎から日本を盛り上げていきたいですね。私もこれからが楽しみです。
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]]>The post スモールビジネスを元気にする「セルフブランディング」とは:株式会社smallweb 佐野彰彦 first appeared on ソロプレナー(一人起業家)のウェルビーイングをととのえるメディア:SoloPro.biz (ソロプロ)」.
]]>これまで2万人以上のスモールビジネスオーナーに利用されてきた、ホームページ作成ツール「とりあえずHP」。
以前、SoloProでも同サービスを運営する株式会社 それからデザイン 代表の佐野彰彦さんのインタビュー記事を取り上げました。
2021年4月。それからデザインが分社化し、新しく立ち上げた株式会社smallwebに運営母体が移り、その発表会がありました。(両社の代表は引き続き佐野さん)
スモールビジネスを応援する「小さくて無名な価値が、正しく必要とされる世の中をつくる」をミッションに掲げ、スタートした同社。今回の記事では、発表会の中から新会社設立の背景や「セルフブランディングの重要性」についてご紹介します。
| 佐野彰彦 株式会社それからデザイン代表取締役、株式会社smallweb代表取締役。神奈川県出身、1974年生まれ。「ビジネスとデザインの統合」をテーマに活動。デザイナーであり、事業家であり、経営者。 |
2004年個人事業として創業し、2007年に株式会社それからデザインへと法人化。現在14期目になります。
今までの経緯や、今回新しく株式会社smallwebを立ち上げた背景はnoteにまとめているのでぜひ読んでみてください。
https://note.com/sanoakihiko/n/n057ba7772168
その中から抜粋する形になりますが、僕が考える理想の会社像は以下のようなものです。
①社員全員がやりたいことをやっている
②事業やサービスを信頼してくれるお客様がいる
③ノルマなどがなくてもみんなが自走して成果を出している
④新しい挑戦に割く時間やパワーがある
しかしあるとき気づいたのです。僕自身=商品となっていて、事業=商品になっていないことを。それだと、なかなか理想には近づかないと想い、自社サービスの開発運営にも力を入れるようになったのです。それが“気軽につくれる、素敵なホームページ”をコンセプトに掲げるホームページ作成ツール「とりあえずHP」です。
今回、株式会社smallwebを新たに立ち上げた理由は、このビジネスモデルを単独の会社にして再出発することにあります。スモールビジネスオーナーがDIYで(自分の手で)、ホームページを作成でき、DIYで自分のビジネスを育てていくことを支援するWebサービスの開発運営を軸に、事業を展開していきます。
僕は、今までデザインやビジネスの側面からいろいろな企業の成長を支援してきました。同時に、「とりあえずHP」の運営を通じて、多くのスモールビジネスを見てきました。
そんな背景もあり、成功しているスモールビジネスには共通の要素がありそうだなと思ったのです。具体的には、以下の4つがあること。
1.想い・情熱
まずは経営者の想い。なぜ、そのビジネスをしているのか、何を実現したいのかといったマインドの部分がビジネスにはとても大事です。
2.商品の魅力
実際に販売している商品に魅力があることは言わずもがなですが、商品力を磨けていない会社もあります。
3.情報発信の継続
良いものを作れば勝手に売れるわけではありません。情報を発信し、それを継続していることが大事です。
4.Webリテラシー
SNSを起点にお客まとコミュニケーションをとるなど、今の時代、やっぱりインターネットの知識があるか否かでビジネスの成長が大きく違います。
スモールビジネスの要点を意識した上で、これからはより「ブランディング」が大事になってくると僕は思います。
そこで、まずは混同しがちな広告とブランディングの違いを整理したいと思います。
例えば、広告とは「うちのお店はおいしいんです」と、飲食店が自らこれからお客様になりうる方に情報発信すること。対して、ブランディングは「このお店は美味しいですね」とお客様になりうる方に言ってもらうようなイメージがわかりやすいかもしれません。
つまり、「ブランディングとは」を僕が定義すると以下のようになります。
ーーファンを増やすことで「売る」のではなく、「自然に売れる」状態をつくる。
スモールビジネスでも「ブランディング」はできるのでしょうか?
この問いに、「もちろんできます」と僕は答えます。
むしろ大手企業が取り組むより有利とも言えるのではないでしょうか。
それは小規模事業ほど、スモールビジネスオーナーが自分の商品に想いを乗せることができたり、チームで一致団結して想いを届けることができるからです。時間がかかる社内の合意形成や調整などは必要ありません。
では次に、どのようなものを情報発信して届ければいいのか。僕は以下の6つのカテゴリーに分けられると考えています。
商品の良さや想いを発信するのはもちろん、それだけではなく日々の些細な出来事や、イベントのレポートなど、こういった魅力的な発信ができる人のもとにはファンが増えていきますよね
そのアクションの積み重ねがブランディングに繋がるのです。
僕は、これからビジネスもDIY(ドゥ イット ユアセルフ=自分の手で作る)の時代になっていくと思っています。
そんな時代にスモールビジネスの成功を支援する会社として株式会社smallwebを立ち上げました。
企業理念は、「小さくて無名の価値が、正しく必要とされる世の中をつくる」
「とりあえずHP」を運営事業の軸に、新たな取り組みもいろいろと行っていく予定です。楽しみにしていてください。
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コロナ禍になり、働き方が変わった方も多いのではないでしょうか?
オンラインで仕事ができる企業や職種が増えたことで、コロナ収束後も在宅勤務を中心に週1~2日だけのオフィスワークを望む声が上がっていたり、移住や多拠点生活を検討している人も増えていると聞きます。
そのような背景もあり、これからの時代の働き方の1つのスタイルとして今、ワーケーションが注目されています。
| ◎ワーケーション(Workation)とは… 「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語で、主に観光地やリゾート地などでテレワーク(リモートワーク)を活用しながら、働きながら休暇をとる過ごし方。在宅勤務やレンタルオフィスでのテレワークとは区別される。2020年7月に菅官房長官(当時)が「ワーケーションを推進していく」といった発言を行ったことからも注目されている。 |
そこで、今回はおすすめワーケーションスポットとして静岡県小山町をご紹介します。富士山の麓に位置し、多くのレジャースポットや絶景エリアを有しているにも関わらず、首都圏から約90分と通いやすい距離。個人旅行はもちろん、企業研修や合宿も兼ねたワーケーションスポットを探している法人やコミュニティのニーズにも応えらる場所です。
首都圏で高い家賃を払ってまで家やオフィスを維持するのではなく、地方に拠点を移す企業や、移住して首都圏の会社に通うことを検討している方にも最適……今回はそんな小山町を見ていきましょう。
↑ココです。ココ!
静岡県の最北東、富士山の裾野に位置する町です。車や電車で移動する際のアクセスが良く、まるでとなり町に行くような感覚で行けることから #となりのワーケーション というハッシュタグをつけ、2019年ごろからご紹介していました。
というのも、ぼく自身約2年間にわたり地域の働き方を支援するプロジェクトの委託事業で、週1ペースで通っていたからです。正直な感想として、「静岡って東京からも意外と通いやすいんだなぁ」と、いつも思っていました。
東京オリンピックの自転車競技のゴール地点(富士スピードウェイ)がある街で、ぼく自身も東京から自転車で行ったり、街中をサイクリングして楽しんでいたので、今回はそんなスポットもご紹介していきます。
今回は「駿河小山駅」まで電車で向かいます。
新宿駅を朝8時半に出発し、新松田駅で御殿場線に乗り換え約1時間50分で到着します。
※実は新宿駅からは箱根桃源台行きのバスに乗ればもっと早く(約90分)、しかも乗り換えなしで快適に到着するのですが、バス停からの移動が不便なのと、車の場合は東名高速道路が事故で渋滞がおこると時間が読めないので今回は電車にて
※新宿駅からはロマンスカーなら乗り換えなしの1本で行くことができます。本数が少ないので事前に要確認
では、まず最初に訪れたのが、駿河小山駅の目の前にある……
ここは別名「フジサイクルゲート」と呼ばれ、観光客や地元の方はもちろん、自転車乗りの拠点にもなっています。軽食をいただけたり、自転車を借りられたり、施設が新しく綺麗なので快適に仕事もできます。Wi-Fiも飛んでいるので、ここで軽作業をしてから街に繰り出しましょう!

| 【駿河小山駅前交流センター・フジサイクルゲート】 ■URL:https://fuji-cyclegate.com/ ■住所:〒410-1311 小山町小山599-5 ■開館時間:8:00~17:00 ■開館日:年中無休(年末年始を除く) ■設備 ・Wi-Fi:あり (通信速度:快適) ・電源:あり ・机・椅子:あり ・駐車場:あり(駅前ロータリー) ・その他:レンタサイクルあり ■Wi-Fi |
フジサイクルゲートでレンタサイクルを借りたら、いきなり坂登りチャレンジ!?(小山町はアップダウンが多いのですが、電動アシスト付き自転車も借りられるので健脚に自信がない方は迷わずe-bikeを)
さて、フジサイクルゲートから自転車で約10分ほどで着いたのがここ。※車なら5分もかかりません。
豊門公園は、小山町における近代化の礎を築いた富士紡績(株)が大正15年(1926年)に整備した場所です。
公園敷地内には6箇所の登録有形文化財があり、中でも豊門会館は明治40年頃に東京(向島)にあった建物を移築し、現在はリノベーションされたもの。和館と洋館を合わせもち、どちらも大正時代にタイムスリップしたような感覚を味わえます。

館内は常時開設ではありませんが、イベントがある際は利用できるのと、公園内を散策しながら美味しい空気を吸うだけでも非日常感を感じられそうですね。この公園は四季折々の景色も素晴らしいんです。

| 【豊門公園】 ■住所:〒410-1304 静岡県駿東郡小山町藤曲142-7 ■休園日:なし ■設備 Wi-Fi:なし 電源:あり 机・椅子:あり 駐車場:あり その他:公園あり |
次に訪れたいのが、このカフェ。個人的にもお気に入りで小山町訪問時はヘビーユースしているのですが、場所がちょっとわかりずらいところにあるので、県外の人にとっては知るひとぞ知る隠れ家カフェです。
店主の世界観が素敵で、異世界にタイムスリップしたような感覚になれるはず。
Wi-Fiはありませんが、打ち合わせや読書、企画作りなど、パソコンを閉じて作業したい空間です。
料理も美味しいのでランチ時や、アフタヌーンティーをいただきに、ぜひ立ち寄ってみてください。
| 【ひとやすみの庭】 ■住所:〒410-1312 静岡県駿東郡小山町菅沼855-2 ■営業時間:11:00~17:00 ■定休日:水,木曜日 ■設備 ・Wi-Fi:なし ・電源:あり ・机・椅子:あり ・駐車場:あり ・その他:庭園あり |
JR御殿場線「足柄駅」に2020年6月下旬にオープンした「足柄駅交流センター」。
新国立競技場をデザインした建築家隈研吾さんの事務所が設計し、富士山に向かって屋根が突き出たような独創的な形状が目を引く建物です。
晴れていれば、窓の先には富士山の頭がちょこっと出てきます。
施設が新しく、斬新なデザインなので、リモートワークをする際も気分が上がります。
| 【足柄駅交流センター】 ■住所:駿東郡小山町竹之下 1311-7 ■設備 ・Wi-Fi:あり(通信速度:普通) ・電源:あり ・机・椅子:あり ・駐車場:あり ・その他:ロッカー、シャワーあり ■Wi-Fi |
もちろん、ワーケーションの楽しみは“仕事だけ”ではありません。次からは小山町のおすすめアクテビティや、レジャースポットもおすすめします。
世界最高峰を誇るメインストレートを持つ国際格式のサーキット「富士スピードウェイ」があるのも小山町。国内トップカテゴリーのレース開催の他、2021年には東京オリンピックの自転車競技会にも使用される施設です。
うまくスケジュールがあえば、仕事の息抜きに爆音を聴きながら脳に刺激を与えてみませんか?常に爆音が鳴っているわけではなく、遠くの方からだんだん聞こえてきて、一瞬で車体が過ぎ去っていく普段感じない感覚、まさに非日常感を味わえます。
滞在時は改装中だったレストラン。こんな迫力のある場所で打ち合わせしたい!
日帰りではなく、近隣ホテルとの連携してテレワークやワーケーションをすれば、帰りの高速道路の渋滞に巻き込まれることもないですね。
| 【富士スピードウェイ】 ■住所:静岡県駿東郡小山町中日向694 ■設備 ・Wi-Fi:なし ・電源:あり ・机・椅子:あり ・駐車場:あり ・その他:レストラン・カフェ・VIPルームあり ※利用には入場料がかかります。 https://fsw.tv/guide/etc/charge.html |
ゴルフ好きなら、こんなところでワーケーションも!
健康意識の高い方は、半日だけラウンドして、あとはホテルで仕事など……できるのかな?
小山町は富士山を見ながらラウンドできるゴルフ場がたくさんあるので、チェックしてみてください。
http://www.fuji-oyama.jp/kankoubunka_golf.html
日帰りもできる距離にある小山町。ただ1日のみに滞在だと、仕事か観光か、いずれかで終わってしまうかも。両方を堪能するなら、2-3日滞在したいもの。
富士山周辺観光の拠点として多くの宿泊施設がある他、オリンピックの影響で大型リゾートホテルなども建設中なので、いろいろチェツクしてみてください。
主な宿(コロナ禍により運営状況も変わっているかもしれないので公式サイトで要チェック
http://www.fuji-oyama.jp/kankoubunka_stay.html
「ホテルジャストワン富士小山」の温泉からは、富士山を一望できます。
富士美華リゾートの屋上は小山町内から、富士山まで360度ビュー。レストランなどもあるので打ち合わせなどでも使いたい。
なんといっても、小山町まで来たら世界遺産の「富士山」を眺めたいもの。
残念ながら雲の中に隠れていることも多いのですが、日帰りで帰るより、何日か滞在すれば時間帯によって見られることが多く、これもワーケーションで滞在する魅力です。
道路を走っていても

自転車で走っていても

ホテルからも(こちらは富士ざくらホテルの部屋の窓から)

「誓いの丘」からも

小山町に滞在するなら、ぜひ最高の富士山を探してみてください。もし登るなら、須走口登山道も小山町です。
その土地を100%満喫すると考えると観光の時間が足りないので、「また来る」と思って、腹7〜8分目くらいにしておくこともご検討を。小山町の場合、今回紹介したところを回りきれなくても、首都圏の方ならまたすぐ来れる距離なので、無理せず楽しむのもポイントです。
特に法人が企画するワーケーションは予め予定がしっかり組んである場合も多いと思いますが、大事なのは余白。ワーケーションと休暇の違いは、仕事も忘れて遊ぶだけではなく、仕事の時間も組んだ上で、もし想定外の面白そうなことに出会った時にはそれに対応できる余裕あるスケジューリングができるといいですね。
締め切り業務が多い職種の方は、現地で作業しようと思っても新しい出会いや観光などの予定を心から楽しめない、もしくは締め切りがあることがココロに引っ掛かりストレスになるので要注意。その期間を避けるか、デザイナーや企画職などクリエイティブ系の方は、ワーケーションではなく合宿スタイルでひたすら宿に籠って作業すると、いつもより集中できたりクリエイティブになれたりします。
また、滞在先にネット環境はあるか、通信速度が速いか、電源があるかなどを事前に調べておくのも重要なポイントです。もしインターネット環境がない場合でも、アナログでできる仕事を考えておきましょう。
現地での体験は、積極的に情報発信するといいことがあるかもしれません。その土地を知っている人が有益な情報をくれたり、組織にとっては企業ブランディングや社員の発信力の強化などにも役立ったたり。もし、発信する際は、ハッシュタグ #となりのワーケーションも忘れずに笑。
では、この辺で。何かわからないことがあれば気軽に聞いてください!(注:ちなみにぼくは小山町在住の人ではなく、通りすがりの旅人です)
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人生100年時代。そう言われても、何からはじめていいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
働き方情報サイト「SoloPro」では、いろいろな業界の第一人者やチャレンジャーにインタビューを通じて、みなさんの”働く”を元気にする情報を発信しています。今回のテーマは、人生100年時代に”働きがいのあるキャリア”を歩むコツとは?
今、まさにそんなモヤモヤを抱えている方や、キャリアの分岐点にいる方にも、そのヒントを得ていただきたいと思い、あたらしいキャリア論『ライブピボット』著者 黒田 悠介 さんにお話を聞きました。
| 黒田悠介さん 2004年東京大学理科一類で入学するも、心理学に関心を持ち文学部に転籍。2008年東京大学文学部卒業。その後2社のベンチャー企業を経て2011年に起業、2年弱で代表を交代し2012年にスローガン株式会社にジョイン。キャリアカウンセラーとして2年間で数百人の就活生とキャリアについて対話するなかで、思考を言語化する面白さや課題解決への効果を実感。2015年8月にフリーランスとして独立し、ディスカッションパートナーという職業を名乗り支援した企業は約100社。その後、2月にフリーランスコミュニティのFreelanceNowを、11月には議論でつながるコミュニティの議論メシを立ち上げる。議論メシのメンバー数は200人。様々なテーマと参加者で、毎月20回ほどの議論イベントを開催している。これまで開催されたイベントは300回以上で延べ参加者数は6000人以上。コラボレーションの相手はスタートアップ、大手企業、行政、コミュニティなど多岐にわたり、約120団体に及ぶ。 |

黒田さんとは4年くらい前に初めてお会いしましたね。その時の肩書きは「フリーランス研究家」だったと覚えていますが、今は「議論メシ」などのコミュニティ文脈で活動されていることが多い印象です。

そうですね。独立して経営者の壁打ち相手(ディスカッションパートナー)として活動すると同時にフリーランスのあり方も研究していました。しかし、行き過ぎた「個の時代」の反動として「コミュニティの時代」を直感し、フリーランスコミュニティの「FreelanceNow」や、問いで繋がる「議論メシ」という場を主宰し、月に15回くらいイベントなどを開催している”議論大好きおじさん”になっています。

議論大好きおじさん! わかりやすい(笑)そういえば、黒田さんはフリーランスになる前は経営者もされていましたよね。

はい。会社員から起業家になり、会社を売却してまた会社員になり、独立してフリーランスになりと、前後左右に柔軟にキャリアを変えています。

そして、今回は書籍「ライフピボット」の著者としても活動することに。

もともと本を書く予定はありませんでした。話が来たときに最初はお断りしようと考えたくらいですが、本を出すことでワークショップなどが開催しやすいと感じたことや、私自身が2年くらいで活動範囲を変えているので、そんな自分自身のキャリア観の要素も入れた本として『ライフピボット 縦横無尽に未来を描く 人生100年時代の転身術』をまとめました。

タイトルだけ見ると、今の時代に必要そうなキャリアの処方箋になりそうだと感じますが、実際に何かをやりたくても、新しく一歩を踏み出したり、ガラッと変えるのが苦手な人も多いと思います。黒田さん自身が心掛けていることはありますか?

やりたいと思ったことは1回やってみるというルールにしています。具体的には、1ヶ月迷っていたら、それはもうやりたいことなのでやってみます。それでうまくいかないとしたら、この方法だとうまくいかないのかと理解できますし、うまくいったらそのまま続ければいいだけなので。
ただ、そのときに意識しているのが、AからBへいきなりバーンと変わるのではなく、AをやりながらBをしてみて、Bもいけそうだと感じたら、二足の草鞋(わらじ)として活動し、その後はBがメインになっていくイメージでしょうか。

会社員でいうと本業と同時に複業をしながらキャリアにグラデーションをつけていくイメージですね。今回、書籍では「ピボット」という言葉を使っていますが、それもいきなり変わるのではなく軸足を持って変化していく感じですか?

ピボットはジャンプではなく、軸足を残しながら少し変えてみるといったイメージに近いですね。例えば、私が会社員のキャリアコンサルタントから、フリーランスのディスカッションパートナーになったときも、肩書きや雇用形態は変わっていますが、活動内容はそこまで大きく変わっていないのです。キャリアコンサルタントは、学生向けに対話を通じて将来の選択をお手伝いする仕事で、ディスカッションパートナーは対話を通じて経営者のキャリアや事業の方向性を一緒に決めるお手伝いをする仕事です。対話する相手が変わっただけなので、自分の中では少し向きを変えただけといった感覚でした。

ぼくもバスケをしていたのでピボットはわかりやすいですね。ボールを持ちながらあっちに行こうか、こっちに行こうかと考え動きますが、軸足を動かすとトラベリング(反則)になってしまいます。それと同じで、キャリアも軸があった上で方向性を決めていくことが大事なんですね。

まさにそうですね。実はピボットってそれほど難しくはないんです。ジャンプするわけでもないですし。


バスケの軸足だとわかりやすいんですけど、人生の軸を持つとなると途端に難しく感じる方も多いと思います。黒田さんはどうやって自分の生き方の軸を見つけていったのでしょうか?

生き方の軸を見つける上では、「3つの蓄積」が大事、と本書では伝えています。

3つの蓄積!って、それ何ですか? そこは本を読んでくださいと繋げたいところかもしれませんが……。

大丈夫ですよ。むしろ、今日は聞かれたことは何でもオープンに話したいと思っています。(「事前にネタバレしている方が本を買いたくなる説」も急浮上しています笑)
3つの蓄積は、具体的には以下になります。

なるほど!まずはスキルセットですが、これは得意なスキルの棚卸しみたいなイメージですか?

私は3つのスキルに分解しています。
1つ目が、「テクニカルスキル」。これは主にプログラミングやライティングなど、一般的には職種名になりやすいスキルですね、業務を遂行したり、課題を解決するスキルなどもこれにあたります。
2つ目が「ヒューマンスキル」です。人といい関係性を築いたり、人に何かをお願いしたりする際に使うスキルで、一般的にはコミュニケーションやヒアリング、プレゼンテーションなどのスキルがこれにあたります。
3つ目は「コンセプチュアルスキル」です。抽象化したものを扱うときの論理的思考や知的好奇心、チャレンジ精神などもこれにあたります。
そして、この3つの組み合わせが経験で溜まっていくことで価値を提供できるスキルセットができます。私の場合で言うと、ディスカッションやITのスキルや抽象的なものを概念化する能力などがこれにあたりますね。


人から求められる能力にあたりそうですね。ただ、こういったスキルがあるというのは自分でも気づかないことも多いですよね。黒田さんはどうやってスキルセットを意識しているのでしょうか?

仕事の場面で人から感謝されたときを思い出すのはやりやすい方法です。他にも、私のおすすめは、職種経歴書を毎月更新して書いていくことです。言語化していくのはとても大事なことなので、常に更新を続けるのが大事。転職活動のときなどに3年間分を振り返るなどは記憶が曖昧になってしまうので、あえて毎月することをおすすめしています。

いいですね! 私はコツコツ振り返り続けるのは苦手ですが、旅に出た際に一人内省時間を作って振り返ることはよくやっています。

それもいいですね。自分にあったやり方で蓄積スキルを振り返り、把握していくことが重要です。

次に人的ネットワークですが、これは人脈……のことでしょうか?

私は人脈という言葉は好きではないんですよね。名刺をもらっただけだったり、人を利用するイメージがあります。ここで言う人的ネットワークは、信用や信頼関係で新しい情報や機会をもたらしてくれる多様な繋がりのことと定義してみます。
例えば、クラウドファンディングを使い「新しくお店を始めます!」と発信すれば、応援してくれたり、ときには応援されない場合もあります。この反応は自分が今まで培ってきた信用の貯金残高にもよると思うんですよね。そして、信用や信頼があれば、ライフピボットする際に必要な力になります。

わかります。すごく。

また、自分のことを自分自身がわかっていないこともあるので、人的ネットワークがあれば意外な方から良いアドバイスをいただけたりすることも。例えば、私は理系の研究肌でしたが、黒田さんは起業が向いているよと言ってくれた方がいて、今まで予想もしないアドバイスだったので受け入れてみたことがキャリアの転換期になりました。

自分のことは自分でもわからない。だからこそ、ちょっと離れた他人からのアドバイスが意外と良い方向にいく場合もありますよね。そして、最後の3番目に挙げたのが、自己理解です。これは、言葉そのままに自分を知ることでしょうか?

ここでは自分の価値観や思考性を知る重要性を伝えたいです。例えば、商いは飽きないとも言いますが、何事も続けることがとても大事で、ピボットしたけどハマらずフラフラして続かないといったことを避けるためにも、自分の感情や思考を観察する必要があるのです。
そして、自分の感情を観察する際は、社会課題などを考えると熱中できるのか、身近な人を助けるときにやる気が出るのかなど、自分の価値観を分析して記録しておくことで、誰に向けて仕事をするのかなどもわかってきます。

自分自身と対話することで、価値提供したい相手がわかりますし、ピボットする際の軸作りになるのですね。

そうですね。そのためには、感度を上げていくことも必要です。私の場合、都会だと感度が鈍りがちになるので、誰も知り合いがいない地方に1週間くらい行って、誰にも連絡しないで3つの蓄積を考えるThinkWeekといった取り組みも実施しています。

SNSなどで、「これから1週間連絡取れません」と宣言していますよね。それで言うと、ぼくもライターの仕事をしていると常に締め切りに追われたり、「次はあのクライアント」「次はあの案件」と頭が予定で埋まり、自分のことを考える余裕がない時期がありました。
そこで自転車旅をライフスタイルの中に入れたんですよね。走っている間はスマホもパソコンも触れないので、自分の心と向き合う時間が取れて、その時の感情などをメモとして書いておくことで軸ができてきたと感じます。

いいですね。スキルセットも人的ネットワークも全部振り返り、言語化しておくことが大事なんですよね。

軸を作るために3つの蓄積が大事なのはわかってきたのですが、キャリアの転換は軸があるだけでうまくいくわけではないと思うんですよね。

そうですね、ピボットフットが定まっていて、尚且つ ”良い方の偶然” を選べるかどうかが大事になってきます。

良い方の偶然!……それはどうやって選べるんですか?

黒田:例えば、いろいろな選択肢がある中から選択しようと思うと、そこに優先順位をつけないといけませんよね。ピボットするからといって何でも選んでいたらリソースがいくらあっても足りません。
そこで、本書の中では「Will」「Can」「Need」のベン図を活用しています。
計画的偶然性なる言葉がありますが、キャリアの8割が偶然でできていて、2割しか自分でコントロールできないと言われています。「Will」「Can」「Need」の重なりにあった行動をとるのは、船でいうと大きな帆を張っていて風が来たときに掴める準備をしておくこととイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。今は計画より準備が大事なんです。

なるほど、わかりやすい!でも、ぼくも何回かワークショップをしてベン図にまとめてみたことはあるのですが、3つの円の重なったところを見つけるってなかなか難しいですよね。

そうですね。例えば、できるし、やりたいけど、誰からも求められいないのは趣味ですからね。でも、好きで続けていると、それがいつの間にか誰かから求められて仕事になることもあります。運動が趣味で、フィットネスインストラクターとして活躍されている方とか。

それでいうと、ぼくも自転車旅が好きで47都道府県全てを回ったのですが、その間も場所を問わずリモートワークができるライターとして、旅先で仕事をすることを10年前くらいからしていたんです。それは、好きだし、できることでしたが、別に誰かに求められていることでもなかったんですよね。
ただ、コロナ禍になって、旅先でリモートワーク(ワーケーションや多拠点生活)することや、密にならない移動手段として自転車が注目され、それに関連する仕事がとても増えました。

趣味が仕事になる素敵な事例ですね。

中学2年生から自転車旅をしていますが、実際に仕事になったのは25年以上後なんで、どこでベン図が合致するかわかりませんよね。

好きなことなら、続けていればいつかは風を掴むことができるかもしれませんよね。

あと、好きなことを続けたり、新しいことにチャレンジする際に、お金になるかならないかで踏み出せない人もいます。やっぱり、キャリアにはグラデーションをつけていくのがいいんですかね。

まずは趣味の時間1割、仕事の時間9割くらいでやってみて、趣味の部分でお金を得られるようになったら3割、4割と時間を増やしてピボットしていくのがいいと思いますね。


今回は「働きがいのあるキャリアを歩むコツ」も、聞きたかったテーマなのですが、黒田さんにとって、そもそも”働きがい”とは何ですか?

誰かの役に立つことです。私は稼ぎはあまり気にしていなくて、誰かの役に立っていると感じらることが自分にとっての報酬ですね。
報酬とは、誰もがわかりやすい「金銭」だけではなく、3つの蓄積である「スキルセット」「人的ネットワーク」「自己理解」を得られることや、他にも「ポジティブ感情」「達成」「没頭」「意味」などがあり、金銭と合わせて8つあります。
最初、フリーランスとして活動していたとき、今の時代は一人で戦うやり方は万人には向かないと気づき、それよりコミュニティなどでできることを交換しながら、贈与しながら自己実現をサポートしていくことの方が報酬を得られるし、大事だと感じたのです。

なるほど、たしかに報酬は金銭だけではないですね。変化の激しい時代に働きがいを得るためにピボットするポイントなどはありますか?

コロナ禍の影響もあり、働き方を変えざるをえない時代になりましたよね。今から、事前に50年分のキャリア計画を立てても意味がありません。
キャリアドリフトという言葉を聞いたことがありますか? ドリフトは漂流するという意味でも使いますが、キャリアも漂流しながら、不確実性を受け入れていくことで、3つの蓄積をうまく活かしピボットしていくのがこれから大事になってくると思います。

黒田さんの本でも「蓄積+偶然=転換」の方程式が出ていました。黒田さんにとっても、今回の出版はピボットになりそうですね。

そうですね。2年先に何をしているかなんて未来を読んでいないので、今ある手札で何ができるかを考えています。そのため、私の将来のビジョンはこうですとはあえて言わないようにしていて、ビジョンより嗅覚を大事に偶然に身を任せています。私のベースは理系なんですが、いくらロジカルに考えても偶然を受け入れないと後退を意味するので、変化の激しい時代は特に偶然を受け入れることは意識しています。

本当に大事ですね。最後に、初めての著書『ライフピボット 縦横無尽に未来を描く 人生100年時代の転身術』は、どんな人に届けたいのか教えてください。

ピボットするのが初めて、もしくは人生で1回くらいしかキャリアの転換をしたことがない方に一番届けたいですね。もちろん、すでに人生で5回、10回とピボットしている方もいると思いますし、そんな方々にも新しい発見はあると思いますよ。

ぼくも何回もピボットしていますが、黒田さんと話していていろいろ発見がありましたし、より方向性が見えてきた感じがします。続きは本も読んでみますね!ありがとうございました。
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都内の狭い部屋で、パソコンを1日中眺めながら在宅ワーク。
たまに外出する際も、常にスマホとにらめっこ。
コロナ禍の影響でデジタルシフトした日常は、効率と引き換えに大切なものがぽっかりと抜け落ちた感覚を覚えた方もいるのではないでしょうか。
例えば、それは自然との触れ合いだったり、はじめて会う人との対面での交流だったり……そして、自分のココロが喜ぶ働き方をすることも。
今回の記事では、岡山県真庭市に6日間ほど滞在し、ワーケーションを実験した結果、自分サイズのちょうどいい豊かさを市内の”ところどころ”で発見できたので、そのレポートです。
同時に、みなさんが自分ごととしてwith/afterコロナ時代におけるワークスタイルのヒントを見つけてほしいと思います。
まずは、岡山県真庭市について。西の軽井沢とも日本のスイスとも言われているそうですが、皆さんはどんなところか知っていましたか?
ぼくはほとんど知りませんでした。正直、名前を聞いたことがあるくらいで、場所もなんとなく把握していた程度です。
真庭観光局の公式サイトから地図をお借りすると、岡山県の北中部に位置し、市内は大きく5つのエリアからなります。
山・川・高原・温泉・歴史地区などそれぞれの地域に特色があり、景色や人の魅力も違っていたのがとても印象的でした。(今回は6日間で5エリア全てを回ったのでかなり早足です)。
これ、ぼくが直近5年で、ワーケーションした場所をGoogleマップでマッピングした地図です。
これ以前にも47都道府県全てを自転車旅しながらリモートワークしたり、アフリカ以外の4大陸全てで旅×リモートワークをした経験があるので、何が言いたいかと言うとワーケーションが割と得意です。
そんなぼくが真庭で感じたワーケーションの良さはこちら。
仕事とリフレッシュする環境のバランスがとてもいい点。
日本全国、その場所その場所で魅力はあるのですが、真庭は本当に素敵なスポットが多かったなぁと感じました。
例えば……
自分で言うのもなんですが、絵になりますね(笑)※ほとんどパソコン広げてSNS見ているだけなのに。
真庭にはコワーキングスペースがないのが残念なところですが(取材時2020年11月時点)、宿のWi-Fiはどこも快適だったのと、ロケーションが最高なので気分転換しながらの作業や合宿には最適なスポットがたくさんありました。
蒜山高原をサイクリングし、勝山の街並み保存地区を散策し、西の横綱と呼ばれている湯原温泉郷で汗を流す。もう観光地としては100点満点なので、仕事と合わせて楽しめるかをぜひ工夫してみてください。
ちなみに、秘湯ショットは、無料の天然露天風呂「砂湯」です。気持ちよかったーー!
※写真については湯原観光協会に了承を得ております。
ぼくは、自分にとっての豊かさを確認する作業、内省が大好きな部類の人間ですが、先ほども触れた通り真庭にはリフレッシュしながら内省するスポットがたくさんありました。
そして、もう1つ大事にしているのが対話。つまり人と会って話すことです。真庭では「人」との出逢いに豊かに生きるヒントに触れることができました。
まず最初に現地でお会いしたのが、真庭市役所に勤めている平澤 洋輔さん。
もともと東京の大手広告代理店に勤めていて、東日本大震災をきっかけに働き方を見直し、都会から岡山県の西粟倉村に移住。優秀な人が山ほどいる東京に必死にしがみついて何者かになることを目指すより、地方に目を向けてみたいと思い、人口約1500人の村に家族で移住したのだとか。
その後、地元のローカルベンチャーで働いていた際の当時のクライアントの1つ、真庭市に拠点を移す。その際に真庭市役所が自己PR型で職員を募集していたのをきっかけに、手を挙げ、今は公務員にというキャリアを歩んでいます。
これはあくまでぼく個人の感想ですが、面白いと思う地域には、都会でバリバリ働いていた人がいて、そういった方はご自身の体験の広さが、思考の振り幅の広さにも繋がり、何でも話せそうな心理的安全性が生まれる。結果、そんな人に関わる人たちもまた挑戦しやすくなり、この地に外から訪れたよそ者にとっても良い雰囲気に感じることが多いのです。
そんな平澤さんの言葉がとても印象に残っているのですが、真庭には地域ごとに独自の文化やコミュニティがあり、平澤さん自身はあえてどこかに肩入れすることなくフラットに関わっているのが印象的でした。
写真の人物は、勝山でレストラン「ろまん亭」を営むと同時に、真庭市交流定住センターの立ち上げや、一般社団法人コミュニティデザイン代表理事など様々な事業を手掛けている松尾 敏正さん。
いかにも美味しい料理を作りそうな方ですが、メインの仕事は事業家でありプロデューサー的な立場の人。
「ぼくも勝山に戻るまでは、大阪と東京は毎週行き来するような多忙な人でした。今は家族と田舎ライフを満喫しています。と言いつつ、やっぱりこちらでもいろいろやっています(笑)」と、お子さんたちの方に目をやりながらも充実した笑みがこぼれていたのが印象的でした。
ご出身地の真庭市にUターンしてからも精力的に動いていることが伝わると同時に、こういった方がいると、地域の中で自立した人が育ったり、他から来た人も地域に入っていきやすくなりますよね。
松尾さんのような方がいるから移住してきた、だったり、また違う方ですが、あの人がいるから出て行かないという声を聞けたのも印象的です。盛り上がっている地域の特徴の1つであり、重要なポイントなのですが、「人」に引力がある場所だと、ワーケーションや多拠点生活が楽しくなります。
こちらは、蒜山耕藝の高谷 裕治さん。もともとは神奈川県で社会福祉士として働いており、東日本大震災を機に理想の暮らしを求めてこの地に移住してきたそうです。
高谷さんがいるのは、蒜山の中心エリアから車で30分ほど走ったところにある中和(ちゅうか)地区。蒜山のリゾート感とは打って変わって山々が広がる神秘的な雰囲気の場所です。
人口700人程度の自然に囲まれた中和には、陶芸家に豆腐屋、蕎麦屋、うなぎ屋……手に職がある個性豊かな移住者が増え続けているそうです。このエリアで活動している人は、都市追求型社会から豊かな自然資源を生かした持続可能な暮らしへシフトしているのが印象的でした。
最後にご紹介するのは、東京からお母様と一緒に移住してきた関まさゆきさん。
東京柴又にて生まれ育ち、この地に来る以前の仕事は、家族経営で営む町工場。海外にも工場があり、従業員は外国人労働者も合わせ80人規模だったといいます。
しかし、時代の流れで年々ビジネスは縮小し、同時に会社の借金も膨らみ、ついには工場を手放すことに。その間はお金がないと生きられない”The資本主義”を都会で経験し、趣味だった飲み歩きの影響からも心身ともに疲弊していた時期もあったそうです。
家族で移住した先は岡山県の海辺、瀬戸内エリア。そこから、真庭の中和地区で開催されていた「なりわい塾」に定期的に通ったのち、美甘地区にお母様と二人で移住し、真庭市地域おこし協力隊としても活動していたとのこと。
この言葉の通り、もともと知り合いがいたわけでもない美甘地区にご自宅を構え、ときどき山から街に降りて仕事をしたり、草木創作作家として藁によるホタルかご制作なども行っています。
「いつかは、東京で草木創作の個展を開きたいですね」そう語る関さんの笑顔や、まだ自分が何にも染まっていない場所を1から開拓していく生き方も、魅力的に映りました。
滞在中はもっと多くの方にお会いしたのですが、なかなか1週間だけでは深くインタビューもできず、またゆっくりワーケーションしたいと想っています。
真庭市が運営するMBJ(MANIWA BUSINESS JOURNAL)でも、記事にしているので、興味のある方はチェックしてみてください。こういうデザインのメディアを行政主導で運営できるのも、またすごい!
>あなたの庭(=自分らしい豊かな暮らしや働き方)が見つかる街、真庭
そして、改めて感想を2つ。
まずは場所について。
最初に訪れた際は、西の軽井沢というキーワードで興味を持ったのですが、実際に行ってみたら、それはごく一部で、他のエリアも魅力に満ちていました。
これは、ぜひ行って確かめてみてくださいとしか言えないのですが、ぼくの中では想像以上でした。
岡山県真庭市の玄関口、久世で開催された夕食会で聞いた一言。
「あっ、この街は合いそう」と、すぐに思いました。
今、流行りのワーケーションなどはただ仕事をするだけなら、Wi-Fiが整った南国のリゾートホテルが快適かもしれません。
しかし、「人」との出会いに魅力を感じられれば、自分にとってのホームタウンのような場所になるし、自宅や会社でもないココロが豊かになるサードプレイスとして、また行きたくなるとっておきの場所にもなります。真庭はまさにそんなところでした。
もし、あなたがこの地を訪れる際は、ぜひ「人」からも何かを感じ取って帰ってきてほしいと思います。
ぼくは、ここで自分サイズの豊かさを見つられた気がします。
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米田社長が代表を務める株式会社コミュニティメディアは2007年に創業されています。最初はどういった事業をされていたのでしょうか?