受講者7000人超!木下あおいさんの「体の中からキレイになれる」料理教室が人気なワケ

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「体の中から美しく」をテーマに、人気の料理教室を主宰している木下あおいさん。受講者は7000名を超え、現在は国内のみならず海外でもご活躍です。しかし自分のことが嫌いで苦しかった過去があるのだとか。インタビュー前編では、自分に自信のなかったあおいさんが現在に至るまでの道のりを伺いました。

◎木下あおい

(社)日本インナービューティーダイエット協会理事長
インナービューティープランナー、管理栄養士として、女性が内側から美しくなるための食事を発信している。インナービューティーダイエット専門料理教室では「美腸」をキーワードに野菜中心・発酵調味料を用いたレシピを伝え、3 ヵ月で-5kg、-10kg 綺麗に痩せる生徒が続出している。インナービューティーダイエット専門クッキングサロン bijou(本店) ruby(東京 2 号店) jewel(大阪)opal(愛知)を主宰。書籍は累計27万部を突破。

協会HP:http://inner-beauty-diet.org/
サロンHP:http://diet-cooking-salon.com/
木下あおいblog:http://ameblo.jp/aoi-kinoshita/
IBD公式キュレーションサイト:http://equal-love.net/

自分のことが嫌いだった過去

―あおいさんは昔から料理が好きだったんですか?

昔は全く料理をしていませんでした。だから管理栄養士になれたのも奇跡(笑)

学生時代は可愛い友達がうらやましくて、とにかく痩せてキレイになりたいって思いが強かったので、ずっと食べないダイエットをしていたんですね。毎日食べるのは、ノンカロリーの人工甘味料の食べ物ばかり。でもお菓子は大好きで止められなかったので、朝お菓子を食べたら、昼と夜はノンカロリーの炭酸飲料で済ますような食生活でした。
また、気持ちのアップダウンが激しくて、理由のないイライラが多かったんですよ。人前では明るくいい顔をしているけれど、家族などの身内には酷い態度をとってしまう。そんな裏表が激しい自分が嫌いで、その頃は人生で一番、自分のことを醜いと思っていました。

そんな中、管理栄養士の資格を取得し、もっと自分のことが嫌いになっちゃったんですよね。管理栄養士って食の専門家なのに、自分は料理を作ることができないなんて、プロとして全く実力がないなって。そこで変わりたいと思って、マクロビオティックや自然食のお料理教室に通い始めました。すると、人生観がガラっと変わりました。食事の大切さや、美しい女性は調和がとれているということを学び、すごく感動して。私もそういう女性になりたいと思ったタイミングが、就職のタイミングと重なりました。

新卒入社した会社を3カ月で退職

就職した会社は、サプリメントなどを販売する会社。入社する頃は、体にいいものが好きな自分になっていたので、添加物が入った商品を売るということに対して、自分の中ですごく葛藤がありました。新入社員研修の時もずっと考えていて、「私はこのまま月曜日から金曜日まで自分が好きではない物を売って、土日のために働く人生は絶対満足できない。自分が一生かけて情熱を注げることをして、1分1秒価値のある人生を送りたい」と思い、退職を決意しました。

実は結構情深いので、上司ができたらその人のために一生懸命働くタイプだと思ったので、本配属になる前の入社3カ月ぐらいで辞めてしまいました。

料理教室を始めたのは、全くもって見切り発射

会社を辞めてからは、派遣で管理栄養士の仕事をしながら、「キラキラ会」という体に優しい食事を食べる女子会を月に1回開催していました。その女子会にはダイエットの悩みが深い方が参加していて、「もっと詳しく知りたい」と言ってくださりました。そこで、月に1回では人を変えることができないと思い、自宅で料理教室を始めました。

料理教室を始めたのは、ものすごく見切り発射ですね。自分の能力ができあがってから始めた訳じゃなくて、必要最低限の料理のスキルを身につけたし、もう始めようって。「今やらねばならぬ!」と、想いが先行しました。

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できない所ではなく、できる所をフォーカス

―経験が全くない中、どうして見切り発車できたんですか?

私はお客様のダイエットの悩みに対して、人一番理解できると思ったんです。私のお料理教室は料理を教えるだけじゃなくて、食事のカウンセリングも大事にしています。だから親身になってその人と向き合って、解決策を一緒に考えていくことは、私は絶対できるって思ったんです。

また、料理って難しいと実践できないから、自宅でできるような簡単なものさえ自分で把握していればいい。だったら一刻も早くダイエットに悩んでいる人を支えてあげなくてはと、誰に言われた訳でもないのに勝手に使命感を感じて始めました。そうやって、自分ができる所に意識をフォーカスしたんですよね。

今でもそうなんですが「できないことなんてない」って思うんですよね。だって、私は何に対しても本気で取り組んでいます。だから全力投球をしていったら、絶対分かってもらえるし、絶対いいものが提供できるっていう根拠のない自信があったんです。

また、それだけ自信があったのは、やっぱり食事を変えて人生観が変わったという私自身の実体験があるからだと思います。あんなに自分のことが嫌いで自信がなかった私が、食事を整えることによって気持ちまで前向きになったから。それが挑戦することへの後押しになっているのかなって思います。

目に見えないものに意識を向けると、人は強くなる

―過去のあおいさんのように、自信がない人にアドバイスをするとしたら、どんな言葉をかけますか?

目に見えるものって、自分より上とか下って判断できてしまうんですよ。例えばモデルさんと自分を見比べて、どっちが可愛いかって分かるじゃないですか。でも、それは遺伝子レベルで決まっているから越えられない。目で見える価値だけ見ていたら、苦しくなるんですよ。

だからこそ、私が主催するお料理教室では、血液レベルの美しさを目指しているんです。食事を大切にすることで、こんなに自分をいたわっているんだ、内側からキレイになっているんだと感じることができる。

目に見えないものに意識を向けると、人は強くなる。目に見えなかったら比較対象ってないから、自分の想い次第なんです。

当たり前のことに感謝できるようになると、本質に気づく

また、食事を大切にすると自信に繋がるだけでなく、感謝できるようになるんですよね。農家さんが手間暇かけて一生懸命育ててくれた野菜を、自分の体の中に取り入れていくんだって思うと感謝しかなくなる。

自分に自信がない人は「与えてほしい」というマインドになっている気がするんですよ。「なんで私はこんなに不幸なの?」って不満先行になってしまっている。だけどまずは今自分が与えてもらっているものを感じる。そうすると、みんな与えられた恩恵によって生きていると気づく。当たり前のことに感謝するってマインドに変わっていくと、今生きているだけで素晴らしいという本質に気づけるようになると思います。

何でもやってみよう精神で、思いつく限りのことは全部した

―お料理教室を始めた当初は、どのように集客をしたんですか?

お金もなかったので、広告を出すことなんてできない。だから最初はmixiでオーガニックとか玄米菜食の掲示板に「今度こういうお料理教室をします」と書き込みをしたり、アメブロで1日何回も更新したり、グーグルで「イベント集客アップのコツ」などを検索して参考にしたりと、何でもやってみよう精神で、思いつく限りのことは全部しましたね。

そうやって集客して、初めて開催した料理教室に参加してくれた生徒様は1人でした。

―1人からスタートし、現在受講者は7000名ですよね!こんなにたくさん方に愛される料理教室になるまで、どんな風にお仕事をされていったんですか?

それからは、とにかく目の前の生徒様を絶対に幸せにするという想いで走ってきました。私が生徒様の目的を叶えることに常に向き合っていくと、彼女達も真剣に向き合ってくださり、ダイエットに成功するなど結果を出してくださるんです。その結果をブログで紹介していくと、それを見てまた生徒様が来てくださり、結果を出してくださる。

そうやって続けていくと、私は常にブログを更新していたし結果も出していたので、悩みがある方は検索をして私のブログを見つけてくださるんですよね。やっぱりSNSの力って大きいです。

またリアルなクチコミの力も大きい。友人同士で「最近キレイになったね。何をしたの?」「この料理教室に行ったんだ」という話になったら、興味をもってもらえますし。今の時代はクチコミだと思います。

目の前の人を幸せにしたいと一生懸命向き合うと、生徒様達の結果も出てSNSやリアルでのクチコミが生まれ、どんどん広がっていく。そうやって徐々に人が集まっていきました。

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一気に拡大することは、逆によくない

だから本当に誠実にお客様に向き合うべきだと思います。私の経験からすると、一気に拡大することって逆によくない。一気に拡大するとすべての生徒様を幸せにしきれず、不満を感じる方がでてしまう。

だから初めて何かイベントを企画しても、人が来ないって悩む人って多いと思うんですけど、最初は人が少ない方がいいと思います。本当に。

少ない一人一人をいかに幸せにして、来てくださった方を一人残らず全員幸せにし続けることの方が大事。結局、早いか遅いかの違いだけなので。

確実にやっている人には、必ず成果がついてくるし、拡がりも絶対約束されている。だけど「お金儲けをしたいから」など目先の利益を優先していくと、1年とか数年で終わってしまうと思うんですよ。なぜならそういう気持ちって絶対お客様に伝わるから。だからとにかくお客様に真摯に対応して、その人を幸せにしていくんだっていう想いでやり続けると、形になると思います。

講師を育成し始めドライブがかかった

次第に料理教室を受講したいというお客様が増えていったんですが、1回のレッスンに参加いただけるのは最大12名が限界。これは次のステップだと思い、講師を育成しようと思いました。

講師を育成してからまた一気に広がったのですが、同時に葛藤が増えました。私にとって一番の幸せって、目の前の生徒様の笑顔を見ること。自分が生徒様の悩みを一番理解できるという自負があるので、最初の頃は他の人に任せることにジレンマがありました。

生徒様は最後のダイエットにしよう、人生を変えようと思ってこのサロンに通ってくださるのに、それで変われなかったら自分はもっと価値がないと思ってしまう。だから絶対にその生徒様を変えないといけないんですよ。そこまでの情熱をもって他の講師も1回1回ちゃんと向き合ってくれるかなって、最初は不安がありました。

でも今、この体の中からキレイになれる料理をお伝えする、インナービューティプランナーになりたい人が増えているということは、講師達が真剣に生徒様と向き合っているという証拠。みんな頑張ってくれているんだなと感じることは、私も嬉しいことなのでジレンマは解消してきました。

そして今では国内だけでなく、シンガポールなど世界でもインナービュティープランナーを育成しています。これからは日本国内はもちろん、海外でも広げていきたいと考えています。

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「食事を整えることで幸せになる」という文化を創りたい

―今後の目標や挑戦していきたいことがあれば、教えてください。

まずは日本の伝統的な食文化を継承していきたいと思っています。私たちの世代って、人工的な顆粒だしで作ったお味噌汁を食べ、市販のぬか漬けを食べている。発酵食品などの伝統食をちゃんと継承していない世代なんですね。でも、2020年のオリンピックで海外からたくさんの方が日本に来て、「日本の魅力って何ですか?日本食って何ですか?」と聞かれても答えられなかったら悲しいですよね。だから日本の伝統食を通じて、自分の国の魅力を伝えるということに、より力を入れていきたいです。

また、日本には年間3万人の自殺者がいて、先進国で最も多いと言われています。こんなに豊かな国なのに、自ら命を絶とうする人がいる。でも食事を整えると幸せになるって、ちょっとでも気づけたら、絶対死ぬって選択肢ではなくなると思うんです。

だから「食事を整えることで幸せになる」という文化を創っていきたい。各県にインナービューティサロンを作って、病院に行って病気を治すのではなく、食事で健康をつくれる世の中にしたい。その夢を実現するために、この想いに共感し一緒にそのビジョンを創ってくれる仲間を増やしていきたいです。

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インタビュー後編では、次々に夢を叶えて輝きを増しているあおいさんに、その秘訣を教えていただきました。

インタビュー後編はこちら

 

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ABOUTこの記事をかいた人

鮫川佳那子(さめこ)

【NY在住ライター/ニューヨーク女子部♡主催】 青山学院大学卒業後、サイバーエージェントに入社し広告制作・メディア編集に携わる。現在はニューヨークの新聞をはじめ様々な媒体でコラムの連載や、海外で活躍する日本人のインタビュー記事を執筆。またNY在住の20~30代女性が500名以上所属するコミュニティ「ニューヨーク女子部♡」を主催し、イベント企画運営も行っている。