週休5日、実働10時間!ゆるふわキャリアは「本当にしたいこと」をするため。宮本佳実さんに学ぶ仕事論【インタビュー後編】

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「好きなことを、好きなときに、好きな場所で、好きなだけ」をコンセプトに、女性の新しい働き方・生き方(ワークライフスタイル)を発信されている宮本佳実さん。2015年には「可愛いままで年収1000万円」というインパクトあるタイトルの本を出版し、ベストセラー作家の仲間入りを果たしました。インタビュー後編では“好き”を仕事にする極意について伺ってきました。

インタビュー前編
可愛いままで年収1000万!宮本佳実さん流「好き」を仕事にする方法

◎宮本佳実
愛知県出身。高校卒業後、アパレル販売員、一般企業で人事・受付を経験し、25歳で司会者の道へ。その後28歳で起業し、パーソナルスタイリストとして名古屋駅近くに「女性のためのスタイリングサロン ビューティリア」をオープン。現在はワークライフスタイリストとして全国各地でセミナーや講演会を開催し、女性の新しい働き方・生き方を伝えている。
公式HP:http://yoshimimiyamoto.com/hp/
ブログ:http://ameblo.jp/beauteria/

儲けるを基準にしない!

― お仕事をする上で、意識していることはありますか?
好きなことをやる、好きじゃないことはやらない。あとは儲けるを基準にしないことですね。

もちろん利益が出ないとか、生産性のないことは好きではありません。でも儲かるけれどやりたくないことは、やらない。逆に儲からなくてもやりたければ、やります。

例えばブログを書くことは収入にはなりませんが、それは私にとってお金を払ってでもやりたい好きなこと。また本の出版って実はそこまで儲からないけれど(笑)、私は文章を書くことが好きだからやっているんです。

メリットがあっても、やりたくなければやらない!

―例えその他のメリットがあったとしても、好きなこと以外はやらないんですか?
実はここ最近まで、イベントの司会をしていたんです。キッカケは友人がベストセラー作家・浅見帆帆子さんの講演会を主催するということで、司会をお願いされたのが始まりでした。私は20歳ぐらいの頃から帆帆子さんのファンで、当時ノートに「帆帆子さんに会う!」って書くぐらい好きだったんです。だから「10年ごしに夢って叶うんだ」って感動し、司会のお仕事をさせていただきました。帆帆子さんの講演会は名古屋で初開催でしたし、新聞広告を出したりチラシを配ったりして集客を頑張ったので、800名参加する一大イベントとなりました。

もともとは帆帆子さんが好きで引き受けたお仕事だったけれど、実際にやってみて司会をやることによって800名に自分を知ってもらう機会ができることに気づきました。こんなに効率のいいPR方法はないと思って、それからしばらくは安部昭恵さんやエリカ・アンギャルさんなど著名人のトークショーを主催していたんですよね。

でも次第に、私は主催をすることはあまり好きではなく、主催されたいタイプだと気付きました(笑)。だから今はイベント主催の仕事は辞めて、ゲストとして呼ばれて登壇することしかしていません。例え他に色々なメリットがあったとしても、やりたくないことはもうしないですね。

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▲講演会を開催した時の1枚

大変なことも失敗も、すべていい経験。

― 起業をして大変だったことはありますか?
たくさんありますよ(笑)。例えばイベントを主催したけれど、集客できなくて赤字になってしまったこともあります。そういう時はゲストにも申し訳ないし、集客できない自分がダメなんだって落ち込みます。でもやってよかったなって思うんですよね。すべていい経験だから。

例えば、ある有名人をゲストに呼んでイベントをしたことがあるんですが、実はテレビで見れるような有名人だと、お客さんがお金を払って講演会に来てくれないんです。理由はテレビで無料で見れちゃうから。逆に有名ではないけれど、コアなファンがいるゲストの方がお客さんが集まるんです。それまで私は有名なゲストだったら、それだけでたくさんお客さんが来てくれると思っていたけれど、実際にやってみてそうじゃないとわかりました。

また、集客ができなかった時に、その理由はなんだろうと考えた結果、イベント告知が遅かったとわかれば、次回から告知は何日前までにすればいいか見えてくる。そうやって、やってみてわかることがたくさんある。大変なことや失敗も、すべていい経験になると思います。

週の実働10時間!ゆるふわキャリアは、「本当にやりたいこと」をするため!

― 佳実さんは見た目も話し方も柔らかくて女性らしい。それに週休5日、実働10時間というワークスタイルから”ゆるふわ女子”と思われがちですが、これまでのお話を聞いていても、実は芯があって頭の回転が速いスマートな女性という印象を受けました。ご自身ではどのように考えていますか?

確かに皆さんに「ゆるふわ」って言っていただくことが多いのですが、やっていることとか考えていることは実はゆるふわじゃないですよね。その辺の男性よりビジネスライクだし(笑)

じゃあ何がゆるふわかと言えば、自分のペースを守りたいっていう所なのだと思います。週休5日、実働10時間というマイペースに仕事を寄せたことで、余白の時間ができて、そこで本当にやりたいことに集中できるんです。私の場合、それが文章を書くこと、本を書くことです。

また先日ブログで、「これからの目標は、世界基準でダラダラすること」って書いたんですけれど(笑)、私は元々ワーカホリックなタイプで、気づくともっとやらなくちゃって焦ってしまう所があるんです。人間ってそんなに強くなくて、誰かに存在価値を認めて欲しいから、実はダラダラすることって難しい。何もしなくても自分は価値があると思えるようになりたいし、何もしなくても心が安定するレベルになりたい。

もしその域までいけたら、もっともっと時間をかけて文章を書いたり、いい本が作れるんじゃないかなと思います。

目の前にある「好きなこと」を、一歩一歩着実にやっていくだけ

― 佳実さんのように、”好き”を仕事にしたいという女性は多いと思います。最後にそんな方達にアドバイスをお願いします。

私は自分の好きに正直に、直感や感性を大切にして仕事をしていますが、実は着実なタイプ。これまでパーソナルスタイリストになる際も、司会を続けながら徐々に移行していきましたし、ワークライフスタイリストの仕事を始める際も、私がパーソナルスタイリストのサロンを抜けてもビジネスが回るように、時間をかけて少しずつスタッフに引き継いだり……と実はとても慎重なんです(笑)目の前にある好きなこと、やりたいことを一歩一歩着実にやっていく、それが私のやり方なんです。

例えば、目の前にすごく高い山とその向こうに湖があったとして、多くの人はすぐに「向こう側にある湖に行きたい、湖に行かなければ幸せになれない」と言うんですよね。でも私は湖のことを言う前に、「とりあえず山を登ろうよ」って言いたい。

湖に行くことを決めて、山を登る。そして目の前のことを一つ一つ着実にやる。でも山を登ることも楽しむ。そこにある自然をちゃんと見ながら、満たされながら進んでいく。そうしていったらいつの間にか、ずっと行きたかった湖に辿りつけるのだと思います。

これまで私もこの仕事を辞めようと思ったことは何度もあります。でもただ辞めなかっただけです。「辞めなかった理由は何ですか?」と聞かれたら、やっぱり好きなことだったからだと思います。

もちろん好きなことでも嫌なことはあります。でも好きだから戻れた。好きなことを選ぶと、辛いことがあってもまた戻って来れるんです。

だから”できる”から選ぶんじゃなくて”好きなこと”とか”情熱を注げること”を仕事に選ぶのがポイントだと私は思います。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

鮫川佳那子(さめこ)

【NY在住ライター/ニューヨーク女子部♡主催】 青山学院大学卒業後、サイバーエージェントに入社し広告制作・メディア編集に携わる。現在はニューヨークの新聞をはじめ様々な媒体でコラムの連載や、海外で活躍する日本人のインタビュー記事を執筆。またNY在住の20~30代女性が500名以上所属するコミュニティ「ニューヨーク女子部♡」を主催し、イベント企画運営も行っている。