起業家やフリーランス必見!ヒットメーカー美崎栄一郎さんに学ぶ「結果を出す人」がしている仕事術

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会社員時代は花王のプロジェクトリーダーとして、ヒット商品を次々と世に送り出し、現在は商品開発コンサルタント・ビジネス書作家・講演家として活躍中の美崎栄一郎さん。インタビュー後編では、アイディアの生み出し方やブランドの作り方、手帳の使い方など、目からウロコが落ちる美崎さん流・仕事術を伺ってきました。

インタビュー前編はこちら
「会社に不満はなかった」手がけた商品はヒット続出!凄腕プロデューサー美崎栄一郎さんが、サラリーマンを辞めて独立した理由

◎美崎栄一郎
1971年、横浜で生まれ大阪で育つ。大阪府立大学大学院工学研究科を卒業後、花王株式会社で約15年勤務し、アタックやニュービーズなどの日用品からレイシャスなどの化粧品まで幅広く携わり、数々のヒット商品を生み出す。現在は独立し、全国各地で商品開発コンサルタント、ビジネス書作家、講演家として活動中。
公式HP:http://note272.net
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twitter:https://twitter.com/a16misaki
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アイディアは0から作らない

― 美崎さんは数多くの商品をプロデュースされていますが、なぜ次々とアイディアが思い浮かぶのですか?

世の中には面白いことってたくさんあるので、実はそれをカスタマイズしているだけです。例えばですが、最近、もう使われていない古い飛行機の中で、レストラン経営をするアイディアがふと浮かびました。お客さんが飛行機の中で食事をしながら、フライトアテンダントの格好ができたり、フライトシュミレーターの体験もできたら楽しいだろうなって。

でも、そのアイディアは0から思いついたものではありません。以前キッザニアに行って、息子に色々な職業の衣装を着せられて私自身が楽しかった経験をカスタマイズして思いついたんです。0からアイディアを考えるのではなく、面白い事例をたくさん頭の中でストックして、それらを応用していったら、アイディアは作れるんです。

ネタを出す前に、ネタを出しやすいジャンルを選ぶ

― さらに美崎さんはビジネス書を40冊近く出版されていますよね。どうやって本にできるほどの量のネタを出しているんですか?
楽に出せるネタと出せないネタがあるんですよ。例えば、僕はiPhoneやiPadの本を書いていますが、これらは楽に書けるんです。
なぜかというと、僕が頑張らなくてもAppleやアプリメーカーが頑張るから。そうするとそこに一定以上のナレッジの山ができる。その中からイケてるもの、今の時代に必要なものだけピックアップして「これをこう使うんですよ」と発信するだけで、一つのメディアとして成り立つんです。だからiPhoneネタは、新機種が発売される度に書けるネタなんです。また僕は文房具の本もよく出しているんですが、文房具も毎月新しいものが発売されるので書けるんです。

でも、著者デビュー作「結果を出す人はノートに何を書いているのか」はノート術の本で、実はそれ以後ノート術の本って一冊も書いてないんですよ。あれは何十年もやってきた僕のノウハウで、数年でそう変わることがないから書けないんです。

ブランド作りは、みんなが知っているものを流用すると早い

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―商品をプロデュースする際に意識していることはありますか?
商品をプロデュースするということは、ブランドを作るということ。では、ブランドは何かというと、「覚えられている」ということなんです。だからすでに覚えられているものを流用するのが、ブランドを作るのに一番早いし、お金もかからない。

例えば私が経営している株式会社戦国では、観光客向けに忍者タイツというものを販売しています(笑)。忍者はみんな知っている。且つ、それらの戦国時代のものは人気はあるけれど、商品がないのですぐにブランドになるんです。しかも、パブリックなものだから、著作権などのお金もかからないのがいい。もしこれがミッキーのタイツだったら、ディズニーにものすごくお金を払わないといけないですよね。

― 美崎さんはサラリーマンから独立されたということで、起業してから意識されていることはありますか?

(1)自分が覚えられたいポジションを決め、数をこなす

やりたい仕事をするためには、「その仕事ならあの人!」と選ばれる存在になる必要があります。そのためにまずは自分がどういうジャンルで覚えられたいか決め、やるべき行動とその量を決める。そして継続的に数をこなす。そうやってある一定のレベルを超えると価値に変わり、「この仕事を頼むなら美崎さんがふさわしい」って思ってもらえるようになるんです。
でも、継続して数をこなさないと価値にならないから、それができる仕組み作りも大事です。例えば僕は2016年、映画をたくさん見るという目標を立てました。でも最初なかなか継続することができなかった。なんでできないのか考えてみたら、映画が詳しくないと毎回何を見るか選ぶのが大変だから。実は選択することって、労力を使うんです。居酒屋で「とりあえずビール」と言うのが楽なのは、選択しなくていいからなんですよね。

じゃあ作品を毎回選ばなくてもいいように、僕が何をしたかというと気になる女優さんの作品を全部見ること。例えば真木よう子さんが出演された映画を全部見る。見ている最中に有村架純ちゃんが気になったら、今度は有村架純ちゃんが出演している映画を全部見るというようにしていったら、継続して数を積むことができました。

そう数をこなしていくと、その女優さんがなぜブレイクしたか分かったり、さらには人間はどんな状況の時にブレイクするのかということまで見えてくる。最近は映画をみて、興行収入も当てられるようになったので、商品開発コンサルをする際にその経験が活きています。
でも、映画をたくさん見ている人ってこれまたいっぱいいるんですよ。だから映画をたくさん見る人になるんじゃなく、特定のジャンルに詳しい人にならなければダメ。なんでも浅く広くやっちゃうと、その人じゃなくてもよくなりますから。

例えば有村架純ちゃんのインタビューの仕事があったとして、幅広く映画を見ている人と、彼女の作品を全部見ている僕だったら、僕が選ばれると思うんですよね(笑)。

(2)稼げる市場を選び、1年以内に結果が出なければ辞める

独立する上で大事なのは、自分のビジネスの市場が稼げる市場なのか、ということ。例えば映画は凄まじく大きな産業だから、そこに関係するビジネスはなくならないんですよ。また僕が文房具のプロデュースをしたり、文房具に関する書籍をたくさん出版しているのも同じ理由。だって文房具って古代エジプト時代からパピルスなどの筆記用具があって、今だに続いている大きな市場ですから。

また、どんな仕事を選んだとしても1年以内に結果が出なければその仕事を辞めると決めています。それは1年である程度の結果がでないと、続けるのが辛くなるから。だから1年で結果を出すために、毎月何をどれぐらいの量をやるか決めて動いています。

(3)好きなことに注力する

独立したら自分の好きなことに注力するのがいいと思います。そうじゃないとドライブできないですから。僕は会社員時代、化粧品を作っていたけれど、独立したら好きじゃないのに化粧品なんか作れない。自分の想いがなかったら続けられない。続けられないと価値になる前に折れてしまうんですよ。

そのためには好きじゃない仕事や、やりたくない仕事は断らなくちゃいけない。サラリーマンは断るってことができないけれど、独立して同じように全て請け負っていたら、全部こなせず「広く浅く」になってしまいますから。

「結果を出す人」の手帳術

― 最後に2017年の年始ということで、新しい手帳で心機一転色々なことにチャレンジしたい方も多いと思います。美崎さんは「結果を出す人のビジネス手帳」という手帳を毎年プロデュースされている”手帳のプロ”ということで、普段どんな風に手帳を活用されているか教えてください。

私は紙の手帳とデジタルの両方を使っています。予定を入れる時は、紙の手帳に書いて一元管理しています。なぜかというと、仕事の依頼はメールでくることが多いので、その度にスケジュール画面に切り替えて記入するのは面倒くさいし、記載ミスが発生しやすいからです。

では、デジタルはどう使うかというと、前日に次の日の予定を移動手段を含めてGoogle カレンダーのスケジュール表に記載するんです。そうすると移動中にスマホを見ればいいので、手帳を出したり閉まったりする必要がありませんし、乗り換え案内の検索結果をGoogle カレンダーに登録できるので、経費精算の時に楽なんです。僕の経費精算は別の方にお願いしているのですが、その方は僕のGoogle カレンダーを見て対応してくれるのでお互いに便利です。

手帳は、自分の時間をコントロールできる、人生の台本のようなもの。この機会に、自分に合った使い方を見つけて活用してみてください。

まとめ

インタビュー前編では美崎さんのサラリーマン時代から独立するまでの道のり、後編では様々な仕事術について伺いましたが、次から次へと出てくる斬新な発想に「仕事がデキる人ってこういう風に考えて行動しているんだ!」と発見の多い取材となりました。

そんな天才肌の美崎さんですが、数々のエピソードを聞いて、ある一貫した考え方が根底にあるのではないかと感じました。それは「ゴールを決め、逆算して考え行動するコト」と「既にうまくいっている事例を見つけてカスタマイズするコト」。ゴールを決めて逆算してものごとを進めているから、既にうまくいっている事例を見つけて自分用にカスタマイズしているから、誰よりもスピーディに、周りがあっと驚く斬新なアイディアや方法で、結果を出せるんだと納得しました。

皆さんも仕事をする上で、ぜひこの2つの考え方を取り入れてみてください。

 

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2 件のコメント

    • ご丁寧にコメントをくださり、ありがとうございます!美崎さんの魅力が最大限伝わるインタビュー記事になっていたら、書き手としてもとっても嬉しいです! 鮫川

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    ABOUTこの記事をかいた人

    鮫川佳那子(さめこ)

    【NY在住ライター/ニューヨーク女子部♡主催】 青山学院大学卒業後、サイバーエージェントに入社し広告制作・メディア編集に携わる。現在はニューヨークの新聞をはじめ様々な媒体でコラムの連載や、海外で活躍する日本人のインタビュー記事を執筆。またNY在住の20~30代女性が300名以上所属するコミュニティ「ニューヨーク女子部♡」を主催し、イベント企画運営も行っている。