時代に消費されない「ドア型人材」へ!?新プロジェクト #INOU 決起会レポート

その昔、全国を歩いて測量したことで知られる、伊能忠敬。

当時の江戸、門前仲町を拠点に日本全国を行脚し地図を完成させた。

そして今、伊能の現代版を生み出すようなプロジェクトが、東京・門前仲町で始動。

プロジェクト名は、「INOU(イノウ)」


手がけるのは、70seeds株式会社 × 合同会社スゴモン × 株式会社はじまり商店街。異なる強みを持つ3社が集結し、「各社の強みを活かし、何ができるのか?」と幾度もの会議を重ねた結果、“動くパワースポット”のような人材を育む拠点を作ろうと……話しているところです。

そこで今回の記事は、2023年2月24日のプロジェクト決起会であり、“公開会議”でもあるイベントの模様をお届けします。

「INOUとは何か?」

「このプロジェクトはどんな内容?」

少しでも興味が沸いた人に向けて、(雑談しながら)1つひとつ解説します。

Contents

INOUさん、門前仲町へいらっしゃい!

くまがい

まずは、この3社で「INOU」を始めるきっかけを教えてください。

岡山

今日、このイベントをオンライン配信している場所が、私が代表を務める70seedsの門前仲町のオフィスです。実は、私自身は富山に移住し、社員も多拠点で活動しているので、コロナ禍以降このオフィスをあまり使っていなかったのです。

何かいい活用方法はないかと、スゴモンのもゆるさんに相談したところ、はじまり商店街の柴田さんとくまがいさんも興味を持ってくれて、この3社が集まったという感じです。



■岡山史興
1984年長崎県生まれ。高校生時代にNPOを立ち上げ、大学生時代の愛・地球博市民プロジェクトリーダー、PR会社勤務などを経て独立。2017年に「次の70年に何をのこす?」を掲げる70seeds株式会社を設立。ウェブメディア『70seeds』運営、企業・地域のブランド戦略立案、PR支援、新規事業開発等を手掛ける。2018年から富山県舟橋村に移住、富山県成長戦略会議ブランディング策定WG委員、総務省地域力創造アドバイザーなどを務める。現在舟橋村では保育料負担ゼロの学童保育施設「fork」も運営。
くまがい

3社で何か面白いことをしようと想い始めたプロジェクトですね。ところで、「INOU」の名前の由来はなんでしょうか?


■くまがい けんすけ
株式会社はじまり商店街共同代表取締役 CEOサウス横浜出身。YADOKARI株式会社と共に日本橋エリアにおいてBETTARA STAND 日本橋 運営に参画/運営。その後、株式会社はじまり商店街を創業し、現在は会社のビジョナリー担当。Vision「はじまりを、はじめる」 / Mission「わかちあうコミュニティの再創造」/ 7Value「傾聴・継続・越境・発信・問い・万物流転・遊ぼう」。ソーシャルロマンティックカンパニーとして人間の情緒を信じながら、チームメンバーと共に資本主義に立ち向かう。
岡山

これからアフターコロナの世の中で地域と都市との交流もまた広がってくるという会話の中から生まれました。

江戸時代、地域を回って地図を作った伊能忠敬さんが、実は門前仲町を拠点に活動していたことから、現代の伊能を産み出そうという話で盛り上がり、この名前「INOU」になりました。

柴田

「INOU」には、異なった能力の「異能」という意味も含まれています。僕たち3社も様々な形で地域や企業に関わるお仕事をしているんですけど、このプロジェクトを通して、全国の地域で活躍するINOUを育て、共に活動していきたいという意味も含まれています。


■柴田大輔
株式会社はじまり商店街共同代表取締役/コミュニティビルダー1988年生まれ、秋田県出身。東京の家具メーカーで働くも、暮らしに違和感を感じ、鎌倉に移住。鎌倉を拠点にシェアハウスやゲストハウスを運営。他にもカフェ・バル・家具屋に関わりながら、街のコミュニティづくりに参画。 現在は、株式会社はじまり商店街の代表として「はじまりを、はじめる」をコンセプトに、まちづくり・場の賑わいづくり・コミュニティ支援などを行う。
もゆる

各社それぞれに強み(異能)があるので、その能力を活かして何かやろうという話からステップアップしてのプロジェクトが発足しました。今は、3社の持つ経験・スキル・マインドを届ける場として「塾」みたいな学びの場を作ろうと企画しています。

例えば、70seedsさんは地域・企業の魅力を発信・PRすること、はじまり商店街さんは場づくり・場を盛り上げること、スゴモンはライティングを軸に地域や企業のブランディングをサポートするなど、それぞれが異なる分野で活動しながら、共通した想いもある。

くまがい

その想いとは?

もゆる

好奇心を持って行動・移動することを大事にしていたり、人が集まる場を作ること。そして、大前提として、なんでも楽しみたいという想いがあることなどです。


■松田 然(もゆる)
合同会社スゴモン代表働くがととのうインタビューライターとして、今まで1000社、3700人以上を取材。「らしさ」を紡ぎ、伝わる言葉で組織や個人の「はたらく」をととのえている。プロのはたらき方発信サイトSoloPro編集長。採用と組織活性のブランド構築支援totonou.work代表。サウナではたらく人の半歩を創るtotot共同代表なども務める。自転車旅人として、仕事をしながら日本の47都道府県を全てを走破。サウナーとして週日以上サウナでととのっている人(サウナ・スパプロフェッショナル資格、ブランド・マネージャー認定協会1級資格取得)
くまがい

なるほど。各社の異能が集まることでもっと面白いことができるのではないかと考えているわけですね。今までの話の中でキーワードとして、「地域」が何度か出てきたのですが、なぜ「地域」なのでしょうか?

岡山

現在、私自身が富山県に住んでいるのですが、東京にいるだけでは見えなかったことがいろいろな地域を訪れると見えてくると感じることがあって。逆に、地域に対して東京の立場からできることがあることにも気づきました。「地方創生」だとか、最近移住する方も世の中的に増えていますし、良くも悪くもある種のトレンドだと感じています。

地域に対する誤解だったり、地域で働くことに対する幻想みたいなものによって地域側も都市側もあまりハッピーにならないこともあるので、うまくマッチングできれば、お互いに幸せになれるはずなんですよ。

この3社は、お互いが幸せになれる組み合わせを身をもって経験してきているので、同じように地域に関わっているけど壁にぶつかっている人や、地域と仕事をするにあたってやり方が分からないという人たちと一緒にチームになれたらいいなと思っています。

柴田

はじまり商店街は、仕事の内容として東京側から地域に関わるシーンが多いんです。ここ数年この仕事をやっていて、首都圏から地域に関わる仕事は山ほどあるなと感じています。弊社だけでも、地域でフィールドワークをするなどの仕事が年7〜8本動いていますね。

僕たちは東京から出向いているので、その地域のことをよく知っているわけではありません。なので、よそ者として関わるのではなく、地域の方と連携しながら「地域に入らせていただく視点」が大事だと考えています。

もゆる

僕は東京生まれ東京育ちなので、昔は地域に行くとなると旅や観光が多かったですね。でも、「観光は、光を観る」という漢字を書くように、その街や地域の“よく見せたいところ”しか見えていなかったんですよね。

30代になってから、自転車で日本の47都道府県を全て走ったのですが、ただ電車や車で通り過ぎるだけではなく、ゆっくりその地域に伺い、取材しながらもう少し深く関わってみたのです。当時は、仕事でその活動を行うという感じではなく、ただ地域を知りたいという思いから動いていたのですが、取材を通じてたくさんの課題が見つかり、それを解決していくことも仕事になりました。


表現が難しいのですが、スキルだけだと、表面的な関わり方しかできないと感じる場面も多くあったので、地域と関わる時は泥臭さも必要だなと感じました。そこはINOUのプロジェクトにも通じるところだと思います。

柴田

僕らも、地域の方と一緒に課題を共有するというか、「どんな街にしたい?」「どんなプロジェクトにしたい?」という話をしながら一緒に考えていくという感じでやっていますね。それは観光では届かない視点ですよね。

くまがい

僕たちはじまり商店街でも、都心と地域のミスマッチがあると感じることが多かったんですよね。それはなぜなのでしょう?地域と都会の人との繋がり方として、移住や観光はもう時代遅れになっているんですかね?

もゆる

もちろん、観光で遊びに来る人も大事です。ただ、お客様的に関わってしまうと、観光の枠を越えて深く関わることができないと感じます。お互いの本音を聞けるような関係性を築くことが大切だと思います。

くまがい

岡山さんは地域側の目線として東京側から来られるのを、どう感じています?

岡山

移住して5年、ようやく馴染んできた感じです。30年住んでいても、「よそ者はよそ者」という文化がいろいろなところにありますね。移住の場合、そのあたりは気にしても仕方がないかなって。

ただ、最近は人材交流という話もありますが、都会から地域にやってきた時に「本当に役に立てるのか?」という目線は大事だなと思います。

以前、富山県の経営者の方と話していた時に言われたことなんですけど、「東京から企業の窓際人材が地方で第二の人生的にあてがわれることがあるが、地方はゴミ捨て場じゃない」という話がありました。結局、マッチしない人がいくら地域に来ても、場所を変えたからといって花を咲かせられるわけではない。でも、力はあるのに環境が合っていなくて悔しい思いをしている人は、環境が変わるだけで活躍できる場合もあるだろうし。

INOUでは、そういう視点もそうですし、スキルもそうですし、「地域側に求められていることをリアルに知ってほしい」と都市と地域を経験している身として思いますね。

くまがい

両方を経験しているからこそ感じることですね。その都市と地域のすれ違いを埋められるのが、INOUさんなのかもしれませんね。

魂があるか、ビジョンがあるか、マインドがあるか

柴田

はじまり商店街は東京でイベントをすることが多いんですけど、イベントの参加者は地方出身者が多いですね。自分が生まれ育った田舎を持っていて、いつか田舎で何かをしたいと自分の実家や地元を思っている人がゼミに参加してくれることが多いです。他の地域の事例を見て、自分の地元にはどう活かせるかを考えていたり。なので、そういった方々は「INOUさん」になる可能性を持っているかもしれないですね。

でもその反面、まだまだみんなマインドが足りないんですよね。妄想で止まっていて、地域の課題までは抽出できていない。地域との対話をする必要がある。人口が少ないとかそんな大きな問題ではなく、地域側で本当に求められている課題にまで入っていけるとINOUになっていくのかなと思います。僕らは、そういったことも伝えていけたらいいですね。そこまでやらないといけないなって思います。

もゆる

このメンバーの間でも、「魂があるか、ビジョンがあるか、マインドがあるか」などよく話しますよね。魂は、やりたいこと・熱量があるか、ビジョンは取り組みたいフィールドがあるかと定義していて、生まれ故郷で何かをしたいというのは、まさしくマインドの部分ですね。

柴田

マインドもそうだし、地域側の声をよく聞くのが大事ですね。

くまがい

実家や地域を愛している人はいいと思うんですけど、自分に縁のない地域の人にはどうアプローチするといいのでしょうか?

もゆる

自らの経験でお話しすると、僕が起業したての頃に東日本大震災が起こり、自分にも何かできないかと東北に行きました。特にスキルがあるわけではないし、未来を描くビジョンもない。でも、何かこの地域のために力になりたいというマインドだけはあり、東京から自転車を漕いで福島、宮城、岩手、青森の沿岸部を走り、現地の“今”を発信しました。


実際、何も役に立たなかったかもしれませんが、現地の人と対話して現状を伝えるだけでも、出会った方々に喜んでいただけて、改めて人と関わる大切さを学びました。「もっと地域で起こっていることを知りたい」そんな好奇心から、その後も47都道府県全てを自転車で旅しました。

東京生まれの僕には地方に故郷があるわけではないのですが、様々な地域を知っていることで、よそ者だからこその地域の関わり方も模索してきました。例えば「ずっと住んでいると自分の地域の良さが分からなくなってしまう……」というのはよくあることなので、いろいろな地域を知っている第三者として外から関わることで、良さを引き出して、東京や都会へ発信していくことも価値があると実感しています。

くまがい

それって愛せる場所を作れる(増やせる)ってことですよね?

もゆる

そうですね。増やすために、まずは地域に何度も足を運んでみて、地域のいろんな人とお話しして、情報発信して……。そうしていくうちに、地域から呼ばれるようになり、また東京の人を繋いで広がっていくというようなことができるようになっていく。それって、地域にとってのHUBのような存在になることでもあると思います。

時代に左右されない「ドア型人材」という生き方

くまがい

我々が「INOUって何なの?」という部分でひとつ参考にしている人物像があるんですよね。


「ドア型人材」という、ある著名な思想家が4〜5年前に書いたnoteの内容なんですけど、まさにドア型人材がINOUという人材のロールモデル・概念だと共通認識を持っています。


とてもわかりやすい内容で、今もなお読みやすく、はじまり商店街としてもメンバーにはドア型人材を目指してほしいと伝えています。ま、それを書いた著名人は岡山さんなんですけどね。


岡山さん、改めてドア型人材について説明をお願いします!

岡山

「ドア型人材」というのは、僕が4年前にnoteに書いたんですけど、著名な思想家がnoteを使うってシュールですね(笑)

個の時代に消費されない「ドア型人材」という生き方

当時は自分ブランディングがものすごく流行っていて、SNSでは承認欲求に振り回されている人がすごく多かった時期でした。

そういった中で、人から必要とされている人は、「いいね」稼ぎをしている人ではなく、いろいろな人と流れを作っていくような「ドア」みたいな人だと考えていました。


この人に相談したらなんとかなりそうだとか、あの人はこういう人と繋げてくれそうという安心感があり、物事の価値が流れていく中にいる人を「ドア型人材」と名付け、こういう人になれるといいよね、というようなことをnoteに書きましたね。

くまがい

私自身、岡山さんのnoteを読んでとても影響を受けました。いろいろなコンテンツが多数消費されている中で、自分というドアさえあれば、時代に合ったコンテンツを自分で組み合わせて新しいものを作り続けることができる、そういう人こそがドア型人材なのだと他の人にも話をしています。

ドアという表現を用いていることは秀逸だと感じましたし、「時代に左右されない」というのは刺さりましたね。

もゆる

くまちゃんは数年前から岡山さんのファンだったもんね。

くまがい

このnoteを読んで、「これはすごいぞ!」って昔から柴田と話してたんですよ。

柴田

勝手に岡山さんに会いたいと思ってましたもん。なんて素敵なことを書く人がいるんだと、僕らはいちファンでした。

くまがい

頭の中で考えていたことを言語化してくれた! という感じがしましたね。

岡山

「消費されないドア型人材」とnoteには書いているのですが、ドアになぞらえて、人のフェーズにはPULL・PUSH・ドアの3つがあると考えています。


・PUSH型人材は自分を売り込んで何者かになろうとしている人

・PULL 型人材は何者かになって引き合いがくる人

PUSHとかPULLって結局、時代に合わせてアップデートし続けないといけないのでとても大変だし、しかも、PULLになると消費されるのが早いですよね。時代はどんどん変わっていくし、何らかの価値で自分を縛ってしまうことはもったいない。それよりも、いろいろな流れの中に自分の身を置き、自らより良い方向に持っていけるような人がドアですね。そういう人が世の中に増えるといいですよね。

くまがい

まさに地域と都心をうまくコネクトするようなドアになるのかなと思いますね。まさに、これがINOUの求める形です。

愛する場所や人・ものがある状態を作って、広げていく


70seedsの田中と、スゴモンの土井もこのプロジェクトに参加中!
くまがい

今までINOUについて語ってきましたが、これから始める「INOU-JUKU」について教えてもらえますか?なんでやるの?どこを目指すの?

もゆる

INOU-JUKUは、先ほどお話があったドア型人材のようなスキル・マインドを身につける塾であり、仲間・同志と出会う「宿(じゅく)」ですね。

柴田

これから「INOU-JUKU」に来る人たちを想像した時に、まだPUSH・PULL・ドアのどれでもないかもしれないし、もうすでにHUB的な力を持っている人なのかもしれない。フェーズが異なる人たちがここに集って、互いにINOU性を高め合っていけたらいいなと思います。

3社は得意領域が違うので、それぞれの得意領域で活きるスキルがINOU-JUKUで必ず学べると思うんですよね。伝えていく力や人を巻き込む力など。それぞれを学んで伸ばしていける場になります。

あとは、継続できることが大事ですよね。やらされINOUは辛すぎるので。(笑)

くまがい

「今日も地図作るのかー」って愚痴言ってたら嫌ですよね(笑)伊能忠敬さんはどんなモチベーションでやってたんでしょうね。今日も地図作るぞー!ってやる気に満ちてたんですかね。

マインドの部分でINOUの先に愛する場所や愛する人・ものがいる状態を作って広げていけるような、INOU-JUKUはそういう場でありたいですね。

岡山

愛すべきものがあるかどうかはめちゃくちゃ重要ですよね。調べてみたら、実は、伊能忠敬は日本地図が作りたかったわけではないらしいんですよ。緯度・経度の概念を知って、緯度一つ分の距離って実際どんなものなんだろうと疑問を持ち、それを実際に測ってみたくて移動していたらしいです。

柴田

えげつない好奇心ですね!

岡山

自分の中でついつい動かざるを得ないような偏愛があり、その結果としてみんなの役に立つ地図ができあがったわけなんですね。

極論、地域に行く時も役に立とうなんて思わなくてよくて、この人が好きだからこの地域で何かをやりたいだとか、この風景が好きだからここで暮らしながら何かをやりたいというような、そんな出会いが実は一番大事なんじゃないかと思います。

好きでもないのに使命感で地域を盛り上げていくのはやっぱり続かないし、誰のためにもなっていない結果になってしまうことがありますね。そうじゃなくて、仕事はその地域が好きだから行くための口実だよねくらいのノリの方が楽しいんです。

くまがい

元祖INOUは仕事をしていたというよりは遊んでたという感覚の方が近いかもしれないですよね。現代の考えにすごくあっていますよね。

岡山

本当にそうですよね。タレントの「サカナくん」みたいじゃないですか。大好きな魚の魅力を、想いを曲げずに伝え続けたら仕事になったという感じで。

くまがい

自分の内なるモチベーションから生まれる好奇心に従っていきたいですよね。岡山さんの今の好奇心はどんなことに向いてますか?

岡山

僕は子育てのために富山県に移住して、子供の好奇心が育つ場所を作りたいなと思っているので、自分の好奇心というよりは子供の好奇心を育てていきたいですね。今は、周りに面白い大人がいる状態を作りたいと、富山県で学童保育を作っています。

柴田

ありがたいことに、はじまり商店街は年々新事業をやっていて、春ごろになると新しいお題がやってくるので、いつも好奇心を持って取り組んでいますね。今、ある県で携わっている案件は、その地域で地域活性をやっていただく方を育てるということをやっていますね。まさにINOU-JUKUでやろうとしていることに近いんですけど。


今後は47都道府県にコミュニティビルダーがいる体制を目指していきたいですね。地域のローカルキーマンになってもらってもいいし、ローカルキーマンと協業しながら活躍する人を増やしていきたいです。コミュニティビルダーがいる世の中というのは、僕らの仮説でいうとめちゃくちゃ役に立つと思っているので、今推進していくための好奇心がめちゃくちゃありますね。あと、毎日食べ物のことばかり考えています。大好きなので。

もゆる

僕はライターの仕事をはじめて15年目なんですけど、職業柄、人の話を聴くことに好奇心がありますね。

実は、人見知りだったので、人とコミュニケーションを取らなくてもパソコンに向かっていればいいんだと思って始めた仕事だったんですが、ライターになった初日からインタビューに連れて行かれて驚きました。とても人と話す仕事だと(笑)

思い込みが外れてからは、人の話を聴くことって面白いと思うようになりましたね。特に、昔から「働き方」に対して興味があり、いろんな人の働き方について話が聞けるのはすごく好奇心がかき立てられます。


今サウナにもはまっているのですが、サウナで内省したり対話することを通じて働き方をよくすることに興味が沸いていたり、地域に関わるのも根源的には人の話を聴いて働き方を良くしたい、なんなら自分の働き方も良くしたいというところに、魂を注いでいます。

くまがい

地域と東京のドア型人材になって、日本を良くしていくという壮大な目標がありながらも、参加いただく塾生の方々がご自身の好奇心に気づいて、生き方や働き方を変化し前を向いて人生を歩いていけるようなものにINOU-JUKUがなっていったらいいなと、ここでまとめさせていただきます。

柴田

最後に、どんな方がINOU-JUKUの対象になるか(向いているか)というところなんですけど。INOUやドア型人材を初めて聞いた方ばかりだと思いますが、いきなりINOUにはなれないと思いますし、ドア型人材にもなれないと思います。

今回3社でやっていく上で「働き方」「地域」が大きなキーワードであり、ミッションになっていくので

●今の働き方からプロジェクトを推進することを人軸・モノ軸・コト軸でもっと深めていきたい


●自分の好きな地域を何か起こしていきたいんだけど、仲間がいないし、どう行動に移せば良いかよく分からない


●もっと言えば、この変わった働き方の側面度を高めていきたい

というような人と一緒に学んでいきたいですね。

いろいろな方面でINOUになっていけるプロジェクトなので一緒に楽しんでやっていける方からのご応募をお待ちしております。



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時代に消費されない「場の編集者」を育む塾【INOU-JUKU】が、第1期生の募集!

https://peatix.com/event/3706296/view


 

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