「ソロになって見つけた夢、自分だけの生き方」自由気ままな旅好きフリーランスの座談会 in タイ・チェンマイ

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こんにちは! 恋する旅ライターかおりです。今回は、日本を離れて微笑みの国・タイにチェックイン!!

実は今回の旅は、旅するフリーランス・古性のちさんが企画した「旅、ときどき仕事」によって実現しました。一言でいえば「チェンマイで一緒に旅、ときどき仕事しませんか?」という、のちさんの誘いに乗ったというわけです。

「海外で自分らしく生きている人にインタビューをする」、これは私が2017年に掲げていた目標の1つ。それを実行するために、タイ・チェンマイがマッチしたんですよね。チェンマイは物価が安く治安が良いうえに、Wi-Fi環境も整っていてノマドにやさしい。だから移り住む日本人も多く、インタビュー候補が探しやすいというわけなのです。

旅に魅了された自由気ままなフリーランス女子4名で決行された「旅、ときどき仕事inチェンマイ」。せっかくなので、それぞれの人生ストーリーや叶えたい夢を熱く語り合いました。時間や場所に捉われず、働き方を自分でデザインしたい人にとって、ヒントになる要素が満載です!

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〜プロフィール〜

恋する旅ライターかおり/小林香織
2014年ライターデビュー。約15年間の会社員生活を経て、フリーランスに転身。ライターを選んだのは、地球上にあふれている心ときめくストーリーを伝えたかったから。働き方を含めたライフスタイル、人生ストーリー、旅、恋愛、体験記など、幅広く執筆。 誰もが個性を生かし、自由にライフスタイルを選びとれる世界を創りたい。「ワクワク」と「好き」を一番大切にしています♡
https://www.facebook.com/everlasting.k.k
古性のち(こしょう のち)
日本・世界を旅するフリーランス。1989年横浜生まれ。17ヵ国回って日本に帰ってきました。元美容師→デザイナー→ライター。「日常をときめきに」世界中の可愛いを切り取り届けるひとになる。
https://twitter.com/nocci_84
舘そらみ(だて そらみ)
脚本家兼ライター。神奈川県生まれ、トルコ・コスタリカ育ち。劇団「ガレキの太鼓」にて脚本家としての活動を開始し、映画「私たちのハァハァ」はゆうばり国際ファンタスティック映画祭2冠を受賞。コラム連載や海外取材も多く、セブ島と東京を行き来する生活を送っている。1人旅経験は約35ヵ国。全国の小中高生への体験型WSも多数実施中。知らない人に突然話しかけるのが趣味。
https://twitter.com/_sorami?lang=ja
てるやしおり
1986年沖縄生まれ。現在東京と沖縄の2拠点で活動するスタイリスト / トータルデザイナー。広告の制作・企画から空間デザインまで幅広く活動を広げる。物事のボーダーはシンプルに「ウキウキするのか / しないのか」
http://www.shiori-teruya.me/

「生きやすさ」を求めて、辿り着いたフリーランスの道

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かおり
私、実はみんなのこと、ほとんど知らないんだよね(笑)。ただ、のちさんから「個性派ぞろい」とは聞いてた。
のち
自由人ばっかり(笑)。
かおり
類は友を呼ぶだね。まずは、この旅の発起人ののちさんから、フリーランスになった経緯を聞かせてー!
のち
私は経歴でいうと、美容師(1年半)→制作会社のWEBデザイナー(3年)→ライター(1年3ヵ月)です。フリーランスになったのは、2016年8月からで、今ちょうど10ヵ月。今は過去の経験を生かして、ライター、デザイナー、編集、美容室のコンサルなど、幅広く請け負ってます。でも、私はフリーランスになりたかったわけじゃないんだよね。
かおり
え? のちさんは、自由に旅をするためにフリーランスを選んだのかと思ってた!
のち
幼い頃から学校が大嫌いで、泣き叫びながら通ったり、拒絶反応で病気になったりしていて。どうやら「決まった時間に同じ場所に通いつづけることがダメ」みたい。結局、高校入学後にドロップアウトして引きこもりになったの(笑)。みんなが当たり前にできていることができない自分に絶望したけど、16歳のとき、自由人・高橋歩さんの本を読んで、「こんな生き方をしていいんだ」って衝撃を受けた。そこから世界一周という目標ができて、それを叶えるには世界のどこでも働ける仕事を見つけなきゃと思って、それを基準に仕事を選んだんだよね。
「チェンマイの代官山」と言われるニマンヘミン地区にあるWaan Cafe。森がテーマのかわいすぎる内装に悶絶!

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かおり
紆余曲折があったんだね。世界を自由に旅するために、一番マッチしていたのがフリーランスという働き方だったと。そらみさんは?
そらみ
私は、大学時代から演劇を始めて、フリーランス歴は約8年。一番の肩書きは脚本家にしてるけど、果たして脚本家とは名乗れないくらい、今はいろんなことをやってるかも。特に脚本家やライターを始めて6年間くらいは笑っちゃうほどお金はなかったけど時間はあったから、「知らない世界を知りたい!」って気持ちで、政治家秘書とか風俗店経営とか葬式運営とか、いろいろやってた。

今は脚本家、演出、ライター、教育関係を生業としてます。教育だけ異色だけど、全国の小中学校で「コミュニケーション能力向上を目的とした演劇のワークショップ」を担当してて。目の前で子供たちが、自分の殻を破って変わっていく姿を見られるから、すごくやりがいを感じてる。

かおり
そらみさんの過去が気になりすぎるけど、ここではグッとこらえて割愛するね。いつかインタビューさせて!笑。小中学校で演劇のワークショップが開催されているなんて初耳! 自分の得意分野を生かして未来を担う子供たちに好影響を与えられるなんて、最高に幸せな仕事だね。そらみさんがフリーランスを選んだ背景は?
そらみ
社会貢献がしたくて、イラクに病院を建設する医療コンサルに入社したけど、「作品を生み出したい」欲求に耐えられなくてすぐ1年で退社したんだよね。だからほぼ社会人期間=フリーランス。その後はさっき言ったいろいろで生計を立てつつ、それ以外の時間は作品づくりに没頭して。感受性が強すぎて、世界のどこかに苦しんでいる人がいると思ったら普通に生活するのが苦しくて、その気持ちを作品にぶつけていたのかもしれない。

「作品を生み出したい」って思いできちゃったから、お金の稼ぎ方にはかなり疎くて。小さい頃から「どこかに自分と同じ気持ちを持つ人が生きるユートピアがあるはず」って信じて住む場所や出会う人を変えて生きてきて、いつの間にかそんな生き方が職業に変わっていった感じかな。

ニマンヘミン地区にあるカフェ「Rustic&Blue」。緑で埋め尽くされたテラスにはハンモックも。電源&Wi-Fiも完備で言うことなし!

ニマンヘミン地区にあるカフェ「Rustic&Blue」。緑で埋め尽くされたテラスにはハンモックも。電源&Wi-Fiも完備で言うことなし!

かおり
そらみさんのストーリーも深いなぁ。しおりさんはどうだった?
しおり
私は地元の沖縄でデザイン系の専門を出て、そのまま沖縄で飲食店経営会社の企画デザイン室に入社して、デザイナーとして3年働いたのね。そのあと、フリーランスになって東京に出てきました。沖縄時代にも友達の結婚式の映像制作とかフリーの仕事を請負っていたし、前職の仕事も継続してもらえていたから、割と順調なスタートだったよ。東京に来てからスタイリスト事務所でスタイリストの修行を積んで、今はデザイナー兼スタイリストっていう肩書きです。
かおり
スタイリスト? それはスキルを広げて収入を増やすために?
しおり
収入というよりクライアント(ブランド)の世界観をより表現するための手段としてかな。デザインだけじゃなく、デザインに使う写真や素材も自分でつくり出せたほうがいいと思ってつくり始めたら、世界観を表現しやすくなって、自然と収入も増えていったよ。あとは、パソコンばっかり触っていて物に触りたくなったから(笑)。
かおり
うんうん、適度な刺激は必要だよね。私は15年近く会社員で6回にわたって転職したけど、どうしても組織では活躍する社員になれなくて……。素直に「これはおかしいと思うので、こうしたいです」と意見すると疎ましがられたりして、全然受け入れてもらえなかった。「結局、社会は長いものに巻かれろタイプしか受け入れてくれないのか」って絶望して。

私ものちさんと同じで、場所や時間に捉われない働き方がしたくて、そのうえメッセージを届けることもできるライターに惹かれたんだよね。会社員と並行して副業でライターを始めたら、案外仕事がもらえるようになって、ほとんど勢いで独立してしまった。みんな「生きやすさを求めたらフリーランスに行き着いた」って感じなんだね。

ワクワクする、努力できる、可能性を信じられる。それが「得意なこと」

チェンマイで宿泊したゲストハウス「Fundee Story Guesthouse」。非日常感たっぷりのバンガローが最高!

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かおり
私、フリーライターを始めて「私って文章を書くのが、人よりちょっとだけ得意なのかも」って気づいたの。唯一無二の表現ができるわけではないけど、読みやすくてリズム感のある文章は最初からすんなり書けた。私の場合は、人から褒められたり、喜ばれたり、記事がヒットしたりして、自信がついたことで得意を見極められたんだけど、みんなは「得意なこと」をどうやって見つけた?
そらみ
私のバロメーターは、「自然に努力をし続けちゃうかどうか」かな。そんな状態になれば、得意につながっていくと思う。
のち
やってみてワクワクするかどうか! 私の場合は苦手なことは体が拒絶反応を起こすから、すごくわかりやすい(笑)。あとは、素直に周りの人に聞いてみるのもアリだよね。
しおり
5年後、10年後、なりたい自分になるために必要なことならがんばれるし、それは得意なことにしていけると思う。
そらみ
私、自分が過去に書いた脚本を読んで「私、天才だな」って思ったことがあるんだけど(笑)。そうやって自分の可能性を信じられることも、得意なことになるんじゃないかな。
かおり
わかるー! 私も自分の文章を読み返して「最高!」って思ったことある(笑)。じゃあ、得意なことをより伸ばすためにどんな努力をしてきた?
のち
私は自分がやりたいことを応援してくれるクライアントさんができたことで、すごく得意分野のスキルが伸びたと思う。能力だけ見れば私よりも上の人はいるけど、それでも私を選んでくれるから「もっと応えたい」って思える。
かおり
やりたいことを応援してくれるクライアントさんは、どうやって見つけたの?
のち
自分さえ良ければいいって仕事のスタンスから、「一番にクライアントさんの願いを叶えよう」っていうスタンスに変えてから、ものすごく応援してもらえるようになったの。
そらみ
私は自分と向き合う時間を取ることかな。アーティストデートという日を 1日つくって、その日はパソコンや携帯を見ず、極力情報を入れず、散歩するとかアートに触れるとか、自分を活性化するためだけの時間を取る。
かおり
さすが脚本家! 私は文章を書くという得意分野のなかでも「よりワクワクして、熱量高く書けるテーマに注力する」ことで、スキルが伸びている気がしてる。

「実際フリーランスってどうなの?」4者4様の課題と解決策

開放的な雰囲気で本音が飛び出す。実は2時間しゃべり倒しました。

開放的な雰囲気で本音が飛び出す。実は2時間しゃべり倒しました。

かおり
フリーランスになってみて、正直どうだった? 課題は人それぞれ違うと思うから、気になるところで。
しおり
しばらくはスケジュール管理に悩むことが多かったなぁ。依頼された仕事は全部やりたいって思って受けたけど、あるとき締切日に体調不良になって、どうしても体が動かなくなったことがあって。こういうとき、誰も頼る人がいないんだなって痛感した。そこから適度に余白をつくって、スケジュールを管理するようになったよ。
そらみ
自分をいい状態に保つことが一番難しい。価値のある作品を生み出すためには、心身ともに健康じゃないとキツいよね。そのために整体やヨガ、瞑想なんかにお金と時間を費やしているな。あとは、モチベーションが下がることは委託するといいと思う。実は2年前から芸能事務所にお世話になっていて、脚本家や演出、取材等の仕事は事務所経由で受けているの。請求書・契約書のやり取りやギャラ交渉みたいな、やりたくない仕事をお任せできるようになって、すごくモチベーションが保ちやすくなった。ギャラも上がったよ。
かおり
芸能事務所にお世話になれるなんて、かなりうらやましい。確かにどこかのタイミングで不得意なことはアウトソースしていくと、成果をあげやすくなると私も思う。
のち
私はお金が稼げないことが悩みだった。どれくらいなら妥当なのかっていうことを考えずに仕事を請けていたら、すごく安い報酬で請け負ってしまっていて。だから、自分のSNSのフォロワー数、執筆時間、デザインまで請け負えるなどの付加価値を考慮して料金表をつくったの。私が安い価格で仕事を請けることでこれからライターになる人たちの報酬も安くなるんだって思ったら、自分が良ければいいわけじゃないなって。
かおり
ライターの報酬問題は切実だよね。私もデビューしたての頃の報酬は、とても生活していける額じゃなかった。でもインタビュー記事の実績を積むにつれて確実に報酬は上がるし、「自分が貢献できること」をしっかり見極めれば交渉もできるようになるよね。私は今の一番の課題は不安定さかな。これはフリーランスなら誰しも持っている課題だと思うけど、仕事が詰まるときとポッカリ空くときがある。やりたい仕事だけに絞っているからということもあるけど、もう少しうまく調整できるワークスタイルを模索してる。

ソロになってハッキリ見えた「人生で果たしたい夢」

メンバーと仕事の合間に撮影大会。恋する旅ライターをポーズで表してみました(笑)

メンバーと仕事の合間に撮影大会。恋する旅ライターをポーズで表してみました(笑)

かおり
ソロになって、それぞれやりがいを見つけて邁進しているみんなが、これから果たしたい夢を聞きたいです!
そらみ
私は100年、200年後の世界に残る作品を生み出したいな。そして、好きなことをして一生懸命生きる姿を、子供たちに見せていけたらなって。そういう一生懸命生きる人を描いた作品を1本でも多くつくりたいと思ってる。
のち
今、私は行きたいところに行って仕事をしているけど、これからは私が行くことでその場所に仕事が生まれるような仕組みをつくりたい。たとえば、失われつつある日本の伝統文化を復活させるプロジェクトとか。これって、まさに身軽なフリーランスだからできることだと思ってて。クリエイターからプロデューサー側に回って、私のように旅をしながら仕事をしたいっていう人たちに、仕事を提供できるようになりたい
しおり
場所に捉われない働き方をもっと安定させて、それをファミリーで実践していけたらいいな。よく「子供ができたら、そんな働き方はできなくなるよ」って言われるけど、選択肢を広げていくことで叶えられるはずだから、選べる自分でいたい。これからは旅で出会った人が抱えている課題をデザインやPRの力で一緒に解決に導くとか、新しい取り組みをどんどん増やしていきたいと思う。
今回の滞在中に出会ったNo.1フォトジェニックスポットがココ。ピン川沿いの「Woo - Cafe . Art Gallery 」。内装が好きすぎて写真を撮りまくった(笑)

今回の滞在中に出会ったNo.1フォトジェニックスポットがココ。ピン川沿いの「Woo – Cafe . Art Gallery 」。内装が好きすぎて写真を撮りまくった(笑)

かおり
私はフリーランスになって、その身軽さにすごく大きな可能性を感じた。行きたい場所に行けて、会いたい人に会えて、言葉で価値を生み出すことができて。フリーライターになったからこそ出会えた人たちとの縁を生かして、世の中にもっとメッセージを届けていきたい。人生ストーリーをもとに生き方のヒントを伝えることで、「ほしい未来を自分でつかみとれる人」を増やしたい。国内外問わず地球上を旅して、そこに住む人たちのストーリーを届けることは、これからも続けていきたいなと思ってるよ。またみんなで旅もしたいな♡

自由人ぞろいのフリーランス4名の女子旅は、とてもエキサイティングで夢のような日々でした。私は旅の後半、現地での取材三昧でメンバーとは宿も別々になり、その後、一度も会うことなく帰国。短い期間だったけど、この出会いもまた次の活動に生かしていけたらと密かに思っています。

働き方を含めたライフスタイルをデザインしやすいのが、フリーランスの最大の魅力。とはいえ、それぞれが抱える悩みや課題は少なくありません。だからこそ、みんなで手を取り合ってお互いを応援できたら、もっともっとフリーランスが働きやすい世の中になるのではと感じました。ソロプロ、またはソロプロを目指すみなさんとも、いつか一緒に旅ができたらいいな♪

 

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